始まりの星と三柱～火之国外伝～

閑話 剪定神と神子

　神子の試練が終わって創造主から剪定神せんていのかみを紹介されて固まってしまった神子たちだったが、なぜ創造主様が自分たちに剪定神せんていのかみを紹介されたか剪定神の職業さいのうを聞いて言葉を失う神子たちを見て男神らしき者と女神らしき者は特に何も思わないのか静観していた。

　（この神子子たちですか星神の分け身から産まれた神子というのは？）

　「なるほどな、神子こいつらが相手なら天翅たちも手も足も出せないわけだ！」

　「あら、何かおもしろいことにでも気付いたのかしら？」

　「なんだ見て気付かなかったのか？神子こいつらの神格が天翅たちとは比較にならない事を？」

　「そんなことはは無いわよ。ただ、別の事を少し思い出しただけよ！」

　（まあ、なにを考えてたくらいはわかるな。自分と同じ職業さいのうを持つ異性の神子だからな！）
　
　
　女性の容姿をした剪定神せんていのかみはというと神子の髪色があまりにも自分たちの色に似すぎていることに気付いてはいるものの何と説明すればいいのかわからずにいると創造主が近くに来て、困惑しおるようじゃなという。

　「創造主様いらしてたんですか？」

　「うむ、今来たとこじゃ！それでどうなっておるかの神子たちは？」

　「今、私たちと顔を合わせていたところです、創造主様！」

　「そうか、そうか、何かおもしろい事でもわかったのかの？」

　「創造主様、おもしろがらないでください！」

　神子たちは創造主と剪定神のやり取りを見て自分たちはどうしていいのかわからずに居ると男神らしき者が声をかけて来たのだった、いつものことだから気にしなくていいという。神子たちは不思議に思い男神らしき者になぜ？私たちの事を気にかけてくれるんですか？聞く！それに対して男神らしき者は神子たちに対して、自分たちと同じ職業さいのうを持つ異性の神子は珍しいからな、それをよく思わない神々もいるから気にかけていると思ってくれればいい！