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第一章
召喚された少女と魔法使いの国(1)
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"わたし"はずっと暗い世界にいた。
その暗い世界をその金色の魔獣は巨大な尻尾と鋭い爪で壊した。
「ひいっ!魔獣だ!」
「神様!どうか私達に加護を!」
魔獣の鋭い爪がその場にいた人々を襲った。
「……」
"わたし"は声を発する事も出来ず、口をぱくぱくとさせていた。
わたしの前に色とりどりの不定形な姿形の魔獣たちが現れる。
その瞬間、"わたし"は光に包まれた。
ザシュッ!
光の中で、柔らかな黒髪を靡かせ、神秘的な紫水晶のような瞳のその人は、真っ二つに不定形のその魔獣を斬り伏せ、"わたし"に手を差し伸べた。
「大丈夫か?」
「うっ、ふっ、…うわあぁぁん!」
"わたし"はその温かい手を握り、泣き出していた。
「生きていたのはこの子だけみたいだね」
「はい。他に召喚されたのは新種の魔獣だけで他の生存者は絶望的かと……」
「そんな事は召喚した僕自身が分かっているよ」
「失礼しました! 魔王様!」
黒い鎧を見に纏った騎士の男は魔王に深々と頭を下げた。
「それにしてもこの世界にスライムがいるなんて! 僕は今、感動している!」
「はぁ、スライム?」
ぽかんとした顔で騎士は魔王を見つめた。
「君! スライムだよ! あのスライムだよ! RPGゲームなどでお馴染みの! あのスライムなんだよ⁉︎」
「はぁ、アールピージー?」
興奮ぎみに話す魔王に対し、騎士には全く魔王の言っている事が理解できていない様子だった。
「父上。異世界での話をしても魔法騎士たちが困るだけです。それよりこの"少女"の事を気にかけてください!」
泣いている"少女"と年齢はそう違わないのに、紫水晶の瞳の少年は魔王に冷静に意見を述べた。
「分かったよ。ゼノン」
魔王がそう言って"少女"に近寄ろうとすると、紫水晶の瞳の少年ゼノンが斬り伏せ、散り散りになったはずの不定形の色とりどりのスライムが魔王と"少女"の間にひとつに塊、まるで壁のように立ち塞がった。
「僕は魔王ジュン・クロウドだ。スライムくん。その"少女"は君のご主人様なのかい?」
魔王ジュン・クロウドがそう話しかけるとそのスライムは威嚇するかのようにその体積を大きくした。
「僕は君のご主人様を傷付ける気はないよ。ただ話をしたいんだ」
魔王ジュン・クロウドが真摯にそう告げると、ぷるんと大きな壁のようなスライムが揺れて、急に縮んで、地面から飛び上がるようにして、魔王ジュン・クロウドの両手に収まるサイズに変化した。
「ははっ、ボールみたいだ」
魔王ジュン・クロウドはそう言ってスライムを揉んで触感を愉しんでいると、くすぐったいのか、丸い形状に変化したスライムがもにゅもにゅと動いた。
「父上。何をやっているんですか?」
ゼノンには呆れた目で見られる。
「君。大丈夫かい? 僕はジュン・クロウド。今はこの国で善い魔王をやっているんだ」
魔王ジュン・クロウドは"少女"に笑顔で語りかけた。
「……ま、お……?」
"少女"の小さな口が動いて音を発した。
「君の名前は?」
「……ま、え?」
"少女"は無垢な瞳で魔王ジュン・クロウドを見上げ、意味を成さない音を発した。
「俺の名前はゼノンだ。君の名前は?」
「ゼ、ノ? ……イケニエ」
ゼノンは"少女"に名前を訊ねただけだったのだが、聞き取れた言葉に思わず、握っていた彼女の手をぎゅっと握り締めた。
「イケニエ」
"少女"は言葉の意味も知らないようで無邪気に微笑んでいる。
「父上……」
「イケニエか。それが君の名前なのかな? だとしたら、僕は君をそう呼んだ者たちを捕まえなければならない」
魔王ジュン・クロウドは顔だけ笑顔のままで全身を怒りのオーラで包んでいた。
「イケニエなんて名前なんかじゃない。十年前に勇者だった僕と魔王だったカエラが結んだ平和条約をまだ知らない者がこのユートピアにいるなんて!」
「父上。落ち着いてください!」
"少女"は不思議そうに魔王ジュン・クロウドとゼノンを見上げた。
暗い世界の中で"少女"を呼ぶ声は"少女"のことをイケニエと呼んでいた。
『この子、本当に動かないし、喋れないのね。ああ、だからイケニエに選ばれたのか』
『この子は大事なイケニエよ』
『イケニエを捧げれば神様は私たちをお救いくださるわ』
そう言って、彼等は魔獣のいるあの場所に"少女"を生贄として置き去りにしようとしていた。
「そうだ! うん、それがいい。君の名前はカロン! 今日から、君は僕らの家族だ!」
何を思ったのか、魔王ジュン・クロウドは魔王城にある巨大な召喚陣の間で、そう宣言した。
「はぁ…… 行こう、カロン。俺が案内する」
ゼノンは相変わらずの父の思いつきに溜息を吐いて呆れながらも、カロンの手を握り締めて、その場にある巨大な召喚陣ではなく、一枚壁を隔てた場所にある大人四人くらいが入れるサイズの魔法陣の中へとエスコートした。
魔王ジュン・クロウドと一緒にいた黒い鎧を纏った魔法騎士も一緒だ。
しばらくすると足下の魔法陣が白く光だし、身体が宙に浮き、一気に浮上した。
初めてのことにカロンはわくわくした。
まるで透明な箱の中に入っているようだった。
周囲の景色が変わってゆく。
透けた壁の向こうに、この国の民たちが暮らす美しい街並みが見えたかと思うと、それは下のほうにどんどん小さくなって見えなくなってしまった。
雲の中を移動し、魔法陣が止まる。
「ふわぁ!」
カロンは感動して声をあげた。
そこは雲の上だった。
「おかえり。カロン。ここは魔法使いが住む国ユートピアの魔王城の最上階。今日から君の住む家だよ」
小脇に抱えたスライムを撫でながら、戯けた様子で魔王ジュン・クロウドはカロンに告げた。
スライムは魔王ジュン・クロウドに触られるのが嫌なのか、逃げ出し、更に小さなサイズになり、カロンの肩の上に乗ると安心したようにおとなしくなった。
こうして、現代の魔王ジュン・クロウドに召喚された記憶喪失の少女はカロンと名付けられ、彼の養女として迎えられたのであった。
この日は魔王ジュン・クロウドの亡き妻であり、先代魔王カエラ・シロノワールの命日であり、十年前、神を信仰する人族が治める国エーデンハルトと魔族を中心とした貴族が治める魔法使いが住む国ユートピアが正式に平和条約を結んだ日であった。
その暗い世界をその金色の魔獣は巨大な尻尾と鋭い爪で壊した。
「ひいっ!魔獣だ!」
「神様!どうか私達に加護を!」
魔獣の鋭い爪がその場にいた人々を襲った。
「……」
"わたし"は声を発する事も出来ず、口をぱくぱくとさせていた。
わたしの前に色とりどりの不定形な姿形の魔獣たちが現れる。
その瞬間、"わたし"は光に包まれた。
ザシュッ!
光の中で、柔らかな黒髪を靡かせ、神秘的な紫水晶のような瞳のその人は、真っ二つに不定形のその魔獣を斬り伏せ、"わたし"に手を差し伸べた。
「大丈夫か?」
「うっ、ふっ、…うわあぁぁん!」
"わたし"はその温かい手を握り、泣き出していた。
「生きていたのはこの子だけみたいだね」
「はい。他に召喚されたのは新種の魔獣だけで他の生存者は絶望的かと……」
「そんな事は召喚した僕自身が分かっているよ」
「失礼しました! 魔王様!」
黒い鎧を見に纏った騎士の男は魔王に深々と頭を下げた。
「それにしてもこの世界にスライムがいるなんて! 僕は今、感動している!」
「はぁ、スライム?」
ぽかんとした顔で騎士は魔王を見つめた。
「君! スライムだよ! あのスライムだよ! RPGゲームなどでお馴染みの! あのスライムなんだよ⁉︎」
「はぁ、アールピージー?」
興奮ぎみに話す魔王に対し、騎士には全く魔王の言っている事が理解できていない様子だった。
「父上。異世界での話をしても魔法騎士たちが困るだけです。それよりこの"少女"の事を気にかけてください!」
泣いている"少女"と年齢はそう違わないのに、紫水晶の瞳の少年は魔王に冷静に意見を述べた。
「分かったよ。ゼノン」
魔王がそう言って"少女"に近寄ろうとすると、紫水晶の瞳の少年ゼノンが斬り伏せ、散り散りになったはずの不定形の色とりどりのスライムが魔王と"少女"の間にひとつに塊、まるで壁のように立ち塞がった。
「僕は魔王ジュン・クロウドだ。スライムくん。その"少女"は君のご主人様なのかい?」
魔王ジュン・クロウドがそう話しかけるとそのスライムは威嚇するかのようにその体積を大きくした。
「僕は君のご主人様を傷付ける気はないよ。ただ話をしたいんだ」
魔王ジュン・クロウドが真摯にそう告げると、ぷるんと大きな壁のようなスライムが揺れて、急に縮んで、地面から飛び上がるようにして、魔王ジュン・クロウドの両手に収まるサイズに変化した。
「ははっ、ボールみたいだ」
魔王ジュン・クロウドはそう言ってスライムを揉んで触感を愉しんでいると、くすぐったいのか、丸い形状に変化したスライムがもにゅもにゅと動いた。
「父上。何をやっているんですか?」
ゼノンには呆れた目で見られる。
「君。大丈夫かい? 僕はジュン・クロウド。今はこの国で善い魔王をやっているんだ」
魔王ジュン・クロウドは"少女"に笑顔で語りかけた。
「……ま、お……?」
"少女"の小さな口が動いて音を発した。
「君の名前は?」
「……ま、え?」
"少女"は無垢な瞳で魔王ジュン・クロウドを見上げ、意味を成さない音を発した。
「俺の名前はゼノンだ。君の名前は?」
「ゼ、ノ? ……イケニエ」
ゼノンは"少女"に名前を訊ねただけだったのだが、聞き取れた言葉に思わず、握っていた彼女の手をぎゅっと握り締めた。
「イケニエ」
"少女"は言葉の意味も知らないようで無邪気に微笑んでいる。
「父上……」
「イケニエか。それが君の名前なのかな? だとしたら、僕は君をそう呼んだ者たちを捕まえなければならない」
魔王ジュン・クロウドは顔だけ笑顔のままで全身を怒りのオーラで包んでいた。
「イケニエなんて名前なんかじゃない。十年前に勇者だった僕と魔王だったカエラが結んだ平和条約をまだ知らない者がこのユートピアにいるなんて!」
「父上。落ち着いてください!」
"少女"は不思議そうに魔王ジュン・クロウドとゼノンを見上げた。
暗い世界の中で"少女"を呼ぶ声は"少女"のことをイケニエと呼んでいた。
『この子、本当に動かないし、喋れないのね。ああ、だからイケニエに選ばれたのか』
『この子は大事なイケニエよ』
『イケニエを捧げれば神様は私たちをお救いくださるわ』
そう言って、彼等は魔獣のいるあの場所に"少女"を生贄として置き去りにしようとしていた。
「そうだ! うん、それがいい。君の名前はカロン! 今日から、君は僕らの家族だ!」
何を思ったのか、魔王ジュン・クロウドは魔王城にある巨大な召喚陣の間で、そう宣言した。
「はぁ…… 行こう、カロン。俺が案内する」
ゼノンは相変わらずの父の思いつきに溜息を吐いて呆れながらも、カロンの手を握り締めて、その場にある巨大な召喚陣ではなく、一枚壁を隔てた場所にある大人四人くらいが入れるサイズの魔法陣の中へとエスコートした。
魔王ジュン・クロウドと一緒にいた黒い鎧を纏った魔法騎士も一緒だ。
しばらくすると足下の魔法陣が白く光だし、身体が宙に浮き、一気に浮上した。
初めてのことにカロンはわくわくした。
まるで透明な箱の中に入っているようだった。
周囲の景色が変わってゆく。
透けた壁の向こうに、この国の民たちが暮らす美しい街並みが見えたかと思うと、それは下のほうにどんどん小さくなって見えなくなってしまった。
雲の中を移動し、魔法陣が止まる。
「ふわぁ!」
カロンは感動して声をあげた。
そこは雲の上だった。
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小脇に抱えたスライムを撫でながら、戯けた様子で魔王ジュン・クロウドはカロンに告げた。
スライムは魔王ジュン・クロウドに触られるのが嫌なのか、逃げ出し、更に小さなサイズになり、カロンの肩の上に乗ると安心したようにおとなしくなった。
こうして、現代の魔王ジュン・クロウドに召喚された記憶喪失の少女はカロンと名付けられ、彼の養女として迎えられたのであった。
この日は魔王ジュン・クロウドの亡き妻であり、先代魔王カエラ・シロノワールの命日であり、十年前、神を信仰する人族が治める国エーデンハルトと魔族を中心とした貴族が治める魔法使いが住む国ユートピアが正式に平和条約を結んだ日であった。
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