生き血を吸いたい私と死にたい君と

koystory_maria

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ケーキと30分

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忘れられないような夕焼けと、
初めて会った彼の笑顔が入った写真のデータを見ながら、
帰宅してから彼にLINEを送った。





私「長く付き合わせてゴメンね☺️💦

とっても素敵な時間を
ありがとう🤭💗


ドキドキして
真っ直ぐ見れなかったわ💦」





彼「いやいや!こちらこそ笑笑

3人お子さんいるとは思えんくらい美人さんでびびりました笑

色々ごちそうになってしもーたし、、
たからくんの幼稚園祝い含め今度ケーキ持ってきますわ🎂」







私「わ、

私もサヨナラのハグしたかった…」






彼「まーさちゃんたちに見せたらあかんかなーと笑笑」







私「ケーキとかそんなそんな
いいよぉ😅💓

智也くんのその優しさにひたすらときめくわ💦

次回はぜひ2人でデートしてくれないかなぁ🤭💓」






彼「ありですね✨

いやー、お子さんも喜んで食べてくれるような気がしたんでー笑笑」







優しくて、強くて、気遣いも出来て…




恋に落ちる要素しか持ってない、この状況でどうやったらこの気持ちを止められようか…。




そもそも感情を抑える事が出来ない私は、悲しみも、喜びも、出しすぎてしまうのに



好きという感情を抱く事が、いつだったかも覚えてなくて


これでも何とか我慢している方だった。








彼「明日って14.00以降何されてますー??」






…えっ。な、何だろう。


初めて会った興奮冷めやらぬ状態でまだ脳裏に彼がいる中での、
明日は何してる、の質問。









仮に用事があっても
全部すっ飛ばして何もありません!!と即答したい所だけど、




2日連続で会える程、




私は暇じゃないのよ。





私「明日はなにも予定が無いよ~😃」



予定が無かった。



えっ?!会えるの?という、
淡い期待…いや強い期待を胸に即答する。









私「明日予定なしで、
火曜は即位の儀で祝日🎌で子供休みなんだよね、
水曜も空いてて
木金は用事ありだー」







彼「ほほう.

明日一瞬いこーかなーーー説」







私「えぇぇ‼️
本当にタカの幼稚園祝いは良いよぉ😱💦
入園は来年だしー☺️✨」







彼「それはまぁ口実笑笑」








口実…?









私「いまPCで今日の写真見てたわー☺️

いい…✨

カッコイイわ💗」






彼「も~
はずかし笑笑
けしてください笑」






私「あとでLINEのアルバムに載せるね😆💗

とっても綺麗だよ✨

舐めたいわ←」






彼「えーろーーいーーー笑笑」







「自分で横顔って見れないよね、
智也くんの横顔綺麗だよ💞



好きだわ~✨🥺💗」




一日中、
昨日公園で撮った彼の写真を
まじまじと見ていた。




まだ何も知らない彼の事が
気になって
1枚1枚、
その皮を剥いでいきたいような衝動に駆られる。



そして次の日、
本当に彼は今日も会いに来るんだろうかという思いで午前中を過ごしていると

昼過ぎに彼からLINEが入った。






彼「今学校ひと段落ついたんですけど
行くのありですか??」





私「え‼️本当に?うん、うちにいるけど 本当にいいの?

イオン待ち合わせにする??

ちょうど、まあさが幼稚園から帰ってきてイオンに買い物行くのよ☺️」






彼「あら笑笑
なんか1時間はかかるみたいなので
まぁ普通にされててください笑笑」





私はない「うん!いまから出るから、
イオンでいつものようにアイス食べてゆっくりしてる(笑)」







彼「一応地図は50分で示してます
今のとこから笑笑」




まだ彼がどこに住んでいるのか
聞いたことが無かったな。


うちまで車で50分…。


うちから博多までが25分だから、その倍か。



イオンで次女と長男を連れて
よく行くお店でポテトを食べてから、
子供達を遊ばせられるキッズスペースへと向かった。






彼「あと15分くらいですーー」






私「おけー‼️今から二階の携帯ショップ横にあるキッズスペースで遊ばせよく~」







彼「つきましたー」





私「二階の無印良品と携帯ショップの間にあるスペースにいるね‼️」




2日連続で彼に会えるなんて
嬉しい。



いつも買い物に行っているお店に、
若い学生の彼が来てくれるなんて、
何て新鮮なのかしら。

ドキドキしながら
鞄の中からリップクリームを取り出しサッと唇へ塗って、
髪を手で綺麗に整えた。


やだなぁ、何だか女になってきたんじゃない私…。


そんな自分に落ち着かないのか、
彼が来るから落ち着かないのか、
とにかくソワソワしていた。





そして、近付いてくる彼が視界に入った。

彼は私の座るテーブルまで来ると、



桜坂にあるお洒落なパティスリー【オーフィルドゥジュール】というお店で購入した、ケーキという名の甘い御誘いを私に差し出してきた。







しばらくキッズスペースで遊んでいた、まあさと宝良は彼に気付くと喜んで跳ねていた。





ケーキを受け取って、ありがとう!と喜びながら、
30分ほどの時間を過ごしたけれど、





17時近くになって、
長女も帰宅している頃だろうし
帰らないと。と彼に告げ





駐車場まで見送ろうか?と言うと、彼が
いや僕が入り口まで見送ります、と言った。






ゆっくり



ゆっくりと歩きながら、




子供を誘導しつつも彼を視界に入れチラチラと顔を見た。






彼の瞳が、
昨日とは違う雰囲気だった事を私は感じ取っていた。








二階のエレベーターに乗って、一階へと降りていく時





子供達を見る私の横で、
こちらを見る視線を感じて



ゆっくりとその視線に合わせるように目をやると彼は







私の瞳の奥を見据えるような輝きを見せていて





私はその瞳に吸い込まれるような感覚になって彼の肩へと目線をずらした。





彼の広い肩幅が。




腕が。





すぐそこにあるのに
まだ触れることを許されていない。







入り口まで来たところで、
子供達と手を降りながら
彼に2日目のさよならをした。





彼の目が、




私へと真っ直ぐに注がれている気がして、その若く純粋な情熱に私は応える事が出来るのか



胸の高鳴りの奥にある不安を感じながら、長女の帰宅を気にしながら思わず先を急いだ。






晩御飯の支度の最中、
薄い大根のトン、トン、と
切れる所をボーっと見ては




さっきの彼の目をずっと
思い出していた。







わざわざ遠くから来てくれたのに、往復二時間かかるのに、




30分しか話が出来なくて、何だか申し訳なかったな…。




そんな事を考えながら、
LINEを開いた。





私「智也くんありがとう💗

遠くからわざわざ本当にありがとうね😢✨

感激過ぎるよ💦

昨日会ったのに
今日も会えて
ドキドキして仕方ない😂」





彼「ちょっと会いたみが過ぎて行っちゃいました笑笑




今日はまりあさんに会いに行ったつもりだったんですけどね」




私「もー🤭💓


でも今日凄く
私を意識して見てくれてるなって思ってた☺️✨


次はもう

2人で会って
触ってもいいかな🥺」





彼「少し意識飛びそうでぎゅーしたかった(ノ)`ω´(ヾ)


いーですよ笑笑」







私「ケーキ大好き過ぎて
帰りついて早々に
取り合いつつ食べたよ皆(笑)😂

どれもヤバかった💗🥺
子供達はやっぱりチョコ好きだった😋」






彼「やっぱチョコかーー

まりあさんも食べてくれましたー??」




 

私「梨も姉妹が美味しいって
食べてた😆

私は全てのケーキを
一口ずつ頂いたよ😋💗


私もチョコが1番大好き🤭

あ、いや
智也くんが1番大好き🥺←」







彼「僕食べられるんですねwww」





私「早く食べたいなー💓」







彼「どの部位が好きとかあるんです???」






私「Σ(Д゚;/)/

智也くん急にエロぃ‼️



あ、でも
首☺️💗

首の匂いが好き✨」







彼「首かー
首は弱いからNG🙅‍♂️笑」





私「強い男の弱点探したいやぁん☺️💗」




彼「そもそも
殴る蹴るに慣れてしまったので
ソフトタッチの方が耐え難い🙋‍♂️」





私「今まで痛かった所
全部ナデナデしてあげるね
ヾ(・∀・`*)💗」





彼「にやけそう笑笑
触られるの好きなんですけどねえ」




私「智也くんに触れたい☺️」




彼「冬場はいいですよ~
僕体温高いので
あったかいですよ~www」





私「私は冷え性だから
助かるわぁ(笑)
くっついて暖めてもらう💗」






彼「いーですよー笑笑
触り心地良くないと思うけど笑笑


まりあさんいい匂いしそうだなあ」






私「もぉ、ドキドキを
ありがとう💞
嗅いでいいよ😆💗
私も肉付き良くないから
抱き心地は良くないかなぁ(笑)」





彼「まりあさんしゅってしてそう笑笑
んでも、美人さん」



私「脱がしてみないと
分からないね
百聞は一見に如かず🤭」





彼「いいんですか脱がせちゃって」






私「肩はねぇ、張ってるから
よくバレーとか、水泳してた?って聞かれる。

体格は大きいと思うなぁ」





彼「あ、肩幅いいなあっておもってました」






私「今度抱いてみて。



たくましい肩幅だから(笑)」




彼「肩幅広いのすきです
ぎゅーしやすいから」





 私「えー‼️Σ(Д゚;/)/
そんな事言われたの初めて🥺

めっちゃ嬉しすぎる」






彼「なんか今日さびしー夜だなー」




私「ど、どうしたの🤔💦
寂しい夜だなんて🌃」




彼「疲れてるからかな
なんかあいたいなー」




私「ドキドキするやん💦
明日は早くないの?

明日は夕方に天神で
社交ダンスの振替のレッスン」



彼「あら、そーなんですね、13.00~18.00まで天神でバイトしてますわ」



私「バイト終わったら⁉️
スケジュールは⁉️(笑)」



彼「んー
特にはなにも
何か召し上がられます🤭?
ダンス何時までなんですか??」



私「17時ぐらいまで。
うちも天神だよ😅


でも、
18時から子供達
託児所に預けようかな。。🤔
三時間ぐらい…

智也くんとの時間
欲しい」





次へ続く→【彼の背中を抱く日】

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