紺青の鬼

砂詠 飛来

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其のに・青鬼の面、鬼堂の大杉

登場人物

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【登場人物】

〇おうめ
 寺で奉公している十七歳の娘。両親、双子の弟を失い身内を失くす。

陽成ようぜい
 住職の息子。十七歳。近々、大掛かりな修行を控える身でありながら、お梅に懸想している。

陽光ようこう
 陽成の父。気難しい性格ながら、孤児だったお梅を気にかけている。

〇かさね
 陽光の妻。非常に穏やかで優しく、お梅をほんとうの娘のように可愛がる。

安兵衛やすべえ
 お梅の両親の知人。ひとり残されたお梅を陽光の寺に預けた。
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