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今日は厄日ですの

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はい!皆さんこんにちは可哀想な公爵令嬢ラン・ドルチェちゃんです。
あのですねぇー今ねぇーめっちゃ大怪我してますの…足から血がダラーって、ほら皆めちゃくちゃこっち見て顔青くしてますの、いやいやいやアラン、ナツ何故こっちに来てるのですか?違うクラスでしたよね?さっき窓からこっちめっちゃ見てましたよね?
あとハル…いや、ビッチこっち見てあざわらってんじゃねえですの。貴方の仕業でしょ絶対、足引っ掛けてたの見えてましたわよ?気持ちが悪くて腸が煮えくり返りそうですの。はい
トトト
「ラン大丈夫?」
うわ、話しかけてきやがったビッチ
てか、なぜ呼び捨て?なぜ呼び捨て?(大事な事なので2回言った)
「大丈夫ですの、ところでランと呼んでいいといつ言ったのですか?私達まだ会って3回目、しかも貴方私の婚約者の浮気相手ですのよ。もしかして馬鹿にしているのですか?寝度られた愚かな女と、これ以上、どれだけ私を苦しめたら気が済むのです!!ぅ、いたっー」
「ひ、ひどい 私の事そんなふぅにぃ思っていたのですかぁ?うえーん」
普段日頃から泣いているものVSいつも強気な涙を見せないもの どちらを信じるのは目に見えていますのよ?
「ラン様大丈夫ですか?」
「ラン様保健室に行った方が…」
よっしゃー勝ったぜ!!
「おーなにしてんだぁ?」
何でだよォーーーー
私ワルイコトナニモシテマセン。
「あっ、ミルぅせんせぇーー!!たすけぇ…」
「おいてめえ! け、怪我してんじゃねえか!?早くこい」
「え、はい?」
お、おおお姫様抱っこぉーー!
「は、離してっ!!離して下さいましー!?」
「おっと、暴れんな暴れんな」
「ちょーーっタバコ臭いですの!!」
バタバタ
「ちっーあの糞黒髪 僕のランをっ!!」
「待てナツ 後から行くぞ」
「うん…分かってるよ」
「キーー なんで先生あの女をっ!!キー💢」
「やっぱりミルランもいいですわ!!」
「えぇっ!!けどミルアラナツランも宜しくてよ?やはり総受け愛され最高ですの~!!」
「あそこのふしだらなお方とは違いますこと」
「なによっ!!」
「なんにもありませんわ~」
「もうもう何もかもあの女のせいでむちゃくちゃよ!!」
ー保健室ー
「ほらよ」
「いたっちょっと何を」
「何って?ナニだけど?」
「はい?ナニ?あと血がベットに付きますわ」
「おっと、そうだったな・・・」
「いっー ちょっと消毒液かけすぎで、ぃーふぐっひぐっーや、やめっ」
ゾクゾク
「おー なかなかいい声じゃねぇーか、なぁ?公爵令嬢様よぉー」
「…っだ…が」
「ん?」
「痛いっつてんだろうがぁあああああああ!!」
「は?え、」
「とりゃぁああ」
ザーーーー
「ちょ痛い痛い!?無詠唱とか馬鹿かよ!俺死んじゃうぞ?おいぃいいい!!氷って地味に痛いんだからな!!」
「も、もうしません?」
「おお、おお髪に誓ってやらぁ」
「・・・」
ガッシャーーーーン
「あ、あのありがとうございました…
じゃ、行きますので ごめんなさい((ボソッ」
「・・・おもしれぇ」
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」
変態変態変態すぎるっ!!てか、あの人ハルLOVEじゃないの?ねぇっ!!てゆうか私今令嬢にあるまべき声だしてますよね!やっべーぞ
Ahーーーオワタ\(˙◁˙)/
「ら、ラン!?」
「ちょ、ど、どいてぇええええ!!」
ドンッ!!
「い、いったぁーっ」
「いたーってお、お前ど、どど退け!?あ、当たってるんだよっ!!」
「す、すみませ…は?」
癖のある長いクリーム色の髪に猫目気味の病んだ紫色の瞳
それに、この痺れる低音ボイス
「ルミナス・リゼロッテ様…」
今日は厄日ですわ、、、
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