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異星人に会いたい
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その自然ではありえない電波を観測し、その発信源である惑星を直接観測するため、有人観測船の派遣を決定した。光速を越えるのは難しく、とりあえず、光速に限りなく近い宇宙船を開発して、その惑星に派遣することにした。我々のもてる技術をすべて費やして、亜光速宇宙船を送りだした。
亜光速でも、数十年かかる距離で乗員は冷凍睡眠で目的地の惑星まで運ばれることになった。事前の観測から、その惑星には生物に必要な大気と水があり、恒星とはちょうどいいい距離にあり、惑星表面の気温も炭素系生命体が存在するのに最適だと思われて、その電波を発した知的生命体が確実にいると期待された。実際に無事到着してその惑星の観測を始めると、確かに人工的な建物や道は確認できたが、その惑星の雨や海は酸性が強く、植物も枯れた状態で生きている生物は観察できなかった。
どうやら、我々が調査に訪れる前に星としては滅亡してしまい、滅亡する前に放っていた電波を観測して、勝手に生物がいると期待して、我々はやってきてしまったようだ。
仕方なく、その滅亡した星を観測し、我々以外に、この銀河に知的生命体がいたという証拠を手に母星に帰ることになった。
だが、我々の母星も、我々が旅立ったあと、原因不明の恒星の異常活動で全滅しており、我々は帰る星をなくした放浪者となった。
亜光速でも、数十年かかる距離で乗員は冷凍睡眠で目的地の惑星まで運ばれることになった。事前の観測から、その惑星には生物に必要な大気と水があり、恒星とはちょうどいいい距離にあり、惑星表面の気温も炭素系生命体が存在するのに最適だと思われて、その電波を発した知的生命体が確実にいると期待された。実際に無事到着してその惑星の観測を始めると、確かに人工的な建物や道は確認できたが、その惑星の雨や海は酸性が強く、植物も枯れた状態で生きている生物は観察できなかった。
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