304 / 387
実証実験
しおりを挟む
それは、実験だった。すべては、世界中の誰もが知っていて誰も説明できない事象をはっきり解明するための実験だった。親しい友人を地下室に監禁して食べ物も水も与えず、飢えて死ぬまで放置した。飢え死が最も苦しいと聞いていたからだ。実際、一ヶ月近く放置して地下室を開けると。もう、友人は腐り始めていた。しかも、ドアや壁には、逃げ道を求めて爪で引っ搔いた跡が無数に残っていた。間違いなく私を恨んで死んだだろう。だから、遺体を片付けて、その地下室にカメラを設置して、私はその地下室に一晩泊まることにした。
もし、幽霊が実在し、呪いや怨霊が実在するなら、私を呪って化けて出てくるはずだったが、三泊ほどしてもその部屋では何も起きなかった。
つまり、幽霊や呪いなどいうものは存在しないと。私は、それをパソコンにレポートとしてまとめてネットに公表しようとした。が、それはネットに公表されることなく、行方不明の友人を探していた警察が、不審死した私の自宅を捜査して、そのレポートを発見した。
だから、そのレポートが完成した後に、私が殺された友人に呪い殺されたという噂が広がった。
もし、幽霊が実在し、呪いや怨霊が実在するなら、私を呪って化けて出てくるはずだったが、三泊ほどしてもその部屋では何も起きなかった。
つまり、幽霊や呪いなどいうものは存在しないと。私は、それをパソコンにレポートとしてまとめてネットに公表しようとした。が、それはネットに公表されることなく、行方不明の友人を探していた警察が、不審死した私の自宅を捜査して、そのレポートを発見した。
だから、そのレポートが完成した後に、私が殺された友人に呪い殺されたという噂が広がった。
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
本当にあった怖い話
邪神 白猫
ホラー
リスナーさんや読者の方から聞いた体験談【本当にあった怖い話】を基にして書いたオムニバスになります。
完結としますが、体験談が追加され次第更新します。
LINEオプチャにて、体験談募集中✨
あなたの体験談、投稿してみませんか?
投稿された体験談は、YouTubeにて朗読させて頂く場合があります。
【邪神白猫】で検索してみてね🐱
↓YouTubeにて、朗読中(コピペで飛んでください)
https://youtube.com/@yuachanRio
※登場する施設名や人物名などは全て架空です。
【短編】怖い話のけいじばん【体験談】
松本うみ(意味怖ちゃん)
ホラー
1分で読める、様々な怖い体験談が書き込まれていく掲示板です。全て1話で完結するように書き込むので、どこから読み始めても大丈夫。
スキマ時間にも読める、シンプルなプチホラーとしてどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる