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誰も信じない
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「畜生、いたずら電話やめてくださいって警察に言われちまったぜ。」
「でしょうね、あたしだって目の前で見てなきゃ信じないわよ。」
「だよな。死人が生き返るなんて、映画の世界だもんな。どうなっちまうんだ、これから。」
「映画なら、世界中に死人が溢れて、主人公たちが逃げ回るのが定番だjけど、どこに逃げる?」
「やっぱり、ショッピングモールに立てこもるのが王道なんじゃないか。」
「そうね、人気のない山奥は? ショッピングモールは囲まれて逃げ道なくなりそうじゃない?」
「でも、山奥の過疎地に逃げ込んでも、戦えない爺ちゃん婆ちゃんばかりで、逆に若い俺たちが、村を守ってくれと言われて、死人と戦わされるかもよ。」
「自衛隊は?」
「警察が信じてくれなかったのに、自衛隊が信じてくれるかよ。自衛隊が動こうとしても、邪魔するバカな市民が出て来るかもな」
「じゃ、どうするの。ここに立てこもった方が、もっと詰みだと思うけど?」
「でも、映画じゃ、こういう場合、慌てず騒がなかった主人公とヒロインだけ助かるってエンドも多くないか?」
「あんた、まさか、自分がこの世界の主人公で、あたしがあんたのヒロインだと思ってる?」
「あたしからしたら、あんたが、お邪魔虫なんだけど。」
「あたし、あんたのこと好きって言った覚えないし、死ぬなら別の人と一緒に死ぬから。死ぬときは、あんたひとりで寂しく死んでね。」
「でしょうね、あたしだって目の前で見てなきゃ信じないわよ。」
「だよな。死人が生き返るなんて、映画の世界だもんな。どうなっちまうんだ、これから。」
「映画なら、世界中に死人が溢れて、主人公たちが逃げ回るのが定番だjけど、どこに逃げる?」
「やっぱり、ショッピングモールに立てこもるのが王道なんじゃないか。」
「そうね、人気のない山奥は? ショッピングモールは囲まれて逃げ道なくなりそうじゃない?」
「でも、山奥の過疎地に逃げ込んでも、戦えない爺ちゃん婆ちゃんばかりで、逆に若い俺たちが、村を守ってくれと言われて、死人と戦わされるかもよ。」
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