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罪の意識
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住民と鉢合わせをしてしまい、犯人は逃げるために、持っていた刃物で相手を刺してしまった。裁判でも、殺す気はなかった。見つかって気が動転して思わず刺してしまったという犯人の主張が認められ、実刑にはなったが、遺族が望んだ極刑ではなかった。そこで、ひとり暮らしだった娘を殺されたご両親は、犯人に、罪の意識を感じて欲しくて、殺された娘の写真を刑務所の犯人に送った。その写真を見て犯人は、毎夜、その娘さんが夢に出るようになり、刑期を待たずに頭がおかしくなってその写真を握りしめて自殺した。犯人が自殺したという報告を、当時の犯人の弁護士から聞いても、ご両親は裁判を経て時間が経っていたので、犯人に娘の写真を送っていたことさえ忘れていたので、犯人自殺の報告に何も感じなかった。
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