24 / 387
ありがとうって言いなさい
しおりを挟む
「こら、ちゃんと『おかあさん、ありがとう』って言いなさいって、いつも言ってるでしょ」
「は、はい、おかあさん、ありがとう」
「そう、それでいいのよ」
「・・・」
「なに? お母さんに、感謝するのがいやなの?」
「そうじゃなくて、もし、ありがとうって言わなかったら、どうなるの?」
「そりゃ、怖い鬼さんに連れていかれるわよ」
「鬼さんに? じゃ、おとうさんも、怖い鬼さんに連れていかれたの?」
「え、ええ、そうよ、お母さんにちゃんと感謝しない悪い子は、遠くに連れていかれるのよ」
「鬼に連れていかれたら、おとうさんみたいに帰って来なくなる?」
「そうよ。そうなりたくないでしょ」
「うん」
「じゃ、お母さんの言いつけを絶対忘れないでね」
「は、はい、おかあさん、ありがとう」
「そう、それでいいのよ」
「・・・」
「なに? お母さんに、感謝するのがいやなの?」
「そうじゃなくて、もし、ありがとうって言わなかったら、どうなるの?」
「そりゃ、怖い鬼さんに連れていかれるわよ」
「鬼さんに? じゃ、おとうさんも、怖い鬼さんに連れていかれたの?」
「え、ええ、そうよ、お母さんにちゃんと感謝しない悪い子は、遠くに連れていかれるのよ」
「鬼に連れていかれたら、おとうさんみたいに帰って来なくなる?」
「そうよ。そうなりたくないでしょ」
「うん」
「じゃ、お母さんの言いつけを絶対忘れないでね」
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
本当にあった怖い話
邪神 白猫
ホラー
リスナーさんや読者の方から聞いた体験談【本当にあった怖い話】を基にして書いたオムニバスになります。
完結としますが、体験談が追加され次第更新します。
LINEオプチャにて、体験談募集中✨
あなたの体験談、投稿してみませんか?
投稿された体験談は、YouTubeにて朗読させて頂く場合があります。
【邪神白猫】で検索してみてね🐱
↓YouTubeにて、朗読中(コピペで飛んでください)
https://youtube.com/@yuachanRio
※登場する施設名や人物名などは全て架空です。
【短編】怖い話のけいじばん【体験談】
松本うみ(意味怖ちゃん)
ホラー
1分で読める、様々な怖い体験談が書き込まれていく掲示板です。全て1話で完結するように書き込むので、どこから読み始めても大丈夫。
スキマ時間にも読める、シンプルなプチホラーとしてどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる