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今日から私は正義の味方だ
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「無職扱いですか」
「当然だ。ヒーローというものは基本、正義の心で動くボランティアだ。職業じゃない。警察官や自衛官のように政府に仕えているわけではない。誰にも仕えていないから、己の正義にのみに従って自由に行動できる。下手に公務員扱いになったら、あれこれ規制を受けて身動きが取れない。憲法9条に縛られて動きの取れない専守防衛の塊のような自衛隊みたいな存在になりたいのか?」
「ですが、無職というと、つまり給料とか・・・」
「そんなものあるわけないだろう。ヒーローはボランティアだから、これは当然だろ」
「だから、無職扱い・・・」
「それが嫌ならヒーローにならなくてもいいぜ、無理強いはしない。けど、君が戦わないせいで苦しむ人が出てくるそれでもいいなら、無力な一般市民という傍観者でいるといい。正義の味方にならず、今から別に仕事を探して、普通に働いて普通に生きても、俺は止めない。だが、正義の味方を体験できる機会なんて、そうはないぜ? それに戦えば、確実に誰かを助けられる」
「分かりました。つまり、正体を隠しながらバイトでもすればいいんですね」
「君なら、そう言うと思ってた。苦しんでいる人を見捨てられないその正義の心を感じたから、スカウトしたんだ。なに、無職とは言っても、大抵の悪の組織は一年くらいで潰せるから」
「は、はい・・・」
そうして、私のバイトとヒーローの掛け持ち新生活が始まった。
「当然だ。ヒーローというものは基本、正義の心で動くボランティアだ。職業じゃない。警察官や自衛官のように政府に仕えているわけではない。誰にも仕えていないから、己の正義にのみに従って自由に行動できる。下手に公務員扱いになったら、あれこれ規制を受けて身動きが取れない。憲法9条に縛られて動きの取れない専守防衛の塊のような自衛隊みたいな存在になりたいのか?」
「ですが、無職というと、つまり給料とか・・・」
「そんなものあるわけないだろう。ヒーローはボランティアだから、これは当然だろ」
「だから、無職扱い・・・」
「それが嫌ならヒーローにならなくてもいいぜ、無理強いはしない。けど、君が戦わないせいで苦しむ人が出てくるそれでもいいなら、無力な一般市民という傍観者でいるといい。正義の味方にならず、今から別に仕事を探して、普通に働いて普通に生きても、俺は止めない。だが、正義の味方を体験できる機会なんて、そうはないぜ? それに戦えば、確実に誰かを助けられる」
「分かりました。つまり、正体を隠しながらバイトでもすればいいんですね」
「君なら、そう言うと思ってた。苦しんでいる人を見捨てられないその正義の心を感じたから、スカウトしたんだ。なに、無職とは言っても、大抵の悪の組織は一年くらいで潰せるから」
「は、はい・・・」
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