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寿退社
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「申し訳ありません、総裁。この度、一身上の都合で退職させていただきます」
「うむ、残念だが仕方あるまい。で、その相手の男性は普通の方なのかね」
「はい、私が悪の組織の幹部であるということも知ったうえで、求婚されまして、それで・・・」
「ほぉ、知ってて求婚してくるとは、うちの組織にスカウトしたいくらいの人物じゃの。つぎの出陣で最後とは、ちとさびしくなるの」
「最後の戦い、とくとご覧あれ」
「うむ、期待しておるぞ」
女幹部最後の戦いということで、他の幹部や怪人、戦闘員たちも奮戦し、これまでで一番、敵の戦隊を追い詰めたが、「この戦いが終わったら、彼と結婚するんだ」と、ふと女幹部が感傷的になった瞬間、心に隙ができ、敵の反撃にあい、いつも通りの敗走を余儀なくされたが、女幹部は、戦いには負けたが幸せな結婚はできた。ちなみに敵の戦隊の女ヒロインが結婚できたという噂は誰も聞かなかった。
「うむ、残念だが仕方あるまい。で、その相手の男性は普通の方なのかね」
「はい、私が悪の組織の幹部であるということも知ったうえで、求婚されまして、それで・・・」
「ほぉ、知ってて求婚してくるとは、うちの組織にスカウトしたいくらいの人物じゃの。つぎの出陣で最後とは、ちとさびしくなるの」
「最後の戦い、とくとご覧あれ」
「うむ、期待しておるぞ」
女幹部最後の戦いということで、他の幹部や怪人、戦闘員たちも奮戦し、これまでで一番、敵の戦隊を追い詰めたが、「この戦いが終わったら、彼と結婚するんだ」と、ふと女幹部が感傷的になった瞬間、心に隙ができ、敵の反撃にあい、いつも通りの敗走を余儀なくされたが、女幹部は、戦いには負けたが幸せな結婚はできた。ちなみに敵の戦隊の女ヒロインが結婚できたという噂は誰も聞かなかった。
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