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黒曜の魔女
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王弟が王都を去ることは都でも噂になったが、その内容は悪い女に引っ掛かり、変な病気を移されたから田舎に引っ込んだという内容で、悪魔を呼び出して王位を奪おうとしていたという真実は完全に隠蔽された。もしかしたら、真実を隠すため、そんな噂を王妃がわざと流したのかもしれない。
これで、しばらくは平穏かと思ったが、私の弟子を巡って店内は色ボケ状態となっていた。仕事を探して、私が斡旋する約束だったが、派手な女は、店によく顔を出していた娼館黒猫の娼婦と親しくなり、自分でその娼婦の勤める娼館に移って自ら娼婦になった。正気に戻った女も、あのサバトの感覚が忘れられないからと言い、私の媚薬を扱う娼館を紹介してもらい同じく娼婦として働き始めている。
ふたりの勤める娼館はうちの店から近いので、当然のように、うちの弟子目当てに、暇な昼間にちょくちょく店に顔を出していた。今日も、ふたりとも店に来て、彼のスカートをバッとめくり上げていた。要するにセクハラの最中だったが、店主である私も、女装の似合う美少年が困った顔をするのを見るのが嫌いじゃないので、店内で騒ぐ彼女たちを放置していた。
「ちょ、な、何するんですか」
めくられたスカートを慌てて抑えつつ、弟子がお客様に文句を言う。お客として来店しているから、それ以上強くは言い返せないようだ。それに、うちの弟子は腕っぷしに自信がありそうには見えない。
スカートをめくった彼女たちが、彼の怒りを軽く受け流してケタケタと笑っていた。
「せっかく女装してるんだから、もっと色っぽい下着をつけなさいよ」
「そうよ。なんなら、私の下着あげるから、今度から、女性用の下着を履きなさい。きっと似合うわよ」
「いや、遠慮します」
バッとスカートを整え直して完全に足を隠しながら、彼が拒否する。
派手女が彼の腕に絡みつつ、囁く。
「それより、うちのお店にはいつ遊びに来てくれるの? うちのお姉さんたちも、君が遊びに来てくれるのを待ち望んでいるんだけど」
娼婦になったふたりは、うちの弟子をからかいに店に来るのを完全に日課にしていた。
サバトから正気に戻ってから娼婦に堕ちた女も、彼に顔を近づけて囁いた。
「あら、それは、うちの店も同じよ、皆、君の来店を待ってる。そっちのケバイおばさんより、うちの店の方が若い子が多いわよ」
「若い? 胸が小さくて幼児体型が多いだけでしょ、うちのお店は胸が大きい子が多くて、上手い子が多いわよ」
「あら、年食って、無駄に上手くなっただけじゃないの?」
ふたりはお互いの店をけなし合いながら、うちの弟子を誘っていた。
「あ、あの、ボ、ボクは、仕事中ですから」
そう言いながら、彼が二人から離れて、店主の私の後ろに隠れた。私の背後で助けてほしそうな気配を感じたが、今の彼女たちはお店のお客様であり、それに女装の似合う男娘が困っているのを見ているのは楽しいので、後ろに隠れるのを止めはしないが、積極的に味方もしない。
が、そこに乱入する声があった。
「何してるんですか! 彼、困ってるじゃないですか」
背中に薬草の詰まった籠を抱えたあの姉妹の妹さんが、彼女たちを注意する。あの姉妹は、
私の紹介で薬草を扱う問屋で奉公をしていた。それで、うちにも薬を下しに来る。
特に妹さんは、彼女たちがうちの弟子が可愛がられていそうな時間帯を狙って薬草を下しに来ていた。
「たく、いくら、夜のお仕事だからって、こうも毎日、ここに入り浸りでいいんですか?」
「あらあら、お子様が言うじゃない。こっちは彼に恩返しをしたいだけ、前にそう言わなかった?」
「年増のおばさんが、なにを恩返しですか? ご自分の顔を鏡で見なおしたら、どうです?」
妹さんがきつく言い返す。
「年増とは言ってくれるわね。そっちは、男の喜ばせ方の何を知っているのかしら、処女臭いお嬢ちゃん」
バチバチと妹さんと彼女たちが視線をぶつけ合わせる。
「乳首もあそこも黒いおばさんより、処女臭い若さ溢れる方が価値が高いんです。知らないんですか、おばさん」
「おばさん、おばさんって、男の喜ばせ方も分からない、何も知らない青臭いガキのくせに」
「あ、あの・・・あまり店内で騒がれますと・・・本当に迷惑ですので・・・」
彼は私の後ろからおどおどしながら、彼女たちを注意する。
「そもそも君が、はっきりしないから・・・君は、巨乳と貧乳、若い処女と経験豊富なお姉さんの、どっちがいいの?」
薬問屋の仕事を得てうちに顔を見せるようになってからの妹さんは、色々とはっきり物を言うようになっていた。
「ど、どっちって、それは・・・その・・・」
ちょっと歯切れが悪い男らしくない弟子に私もつい口を挟む。
「前々からあんたに、私もタダならお店で遊んできていいわよって、言ってあるわよね。男なら、どうしたいのか、誰と一発やりたいのかビシッと言いなさい」
童貞臭い彼が、男として成長するのは、悪いことではないと思っている。媚薬を扱うのに、女を知るのはいい経験だと思う。
大人になるというやつだ。
「どっちなの!」
妹さんが私の後ろに隠れている彼にグイと迫っていた。
「そうね、ここは、はっきり聞かせて欲しいわね」
娼婦のふたりも彼に詰め寄っていた。
「ボ、ボクは・・・」
「なになに、ボクは胸の大きい色気のある年上のお姉さんがいい?」
「ちがうでしょ、小ぶりの若い子の方がいいんでしょ?」
「さぁ、どっち」
ぐいぐいと女性たちに迫られ、彼は、店の隅に追いやられていた。
ドロンと彼と彼女の間に割って入る人影があった。
王妃の女官の一人で、王妃の飼っているくノ一だった。
「あら、これは、失礼」
わざとらしく、彼女たちを邪魔するように登場して、そのくノ一は真顔で言った。
「少し店長と大事な話があるので、みなさまには席をはずしてもらえませんか」
「急用なようね」
私は察して、みなに言った。
「ごめんなさい、今日は、これで臨時閉店とするわ。みんな出てって」
「ボ、ボクも、ですか」
「外で、お姉さんたちとゆっくり話してきなさい。はい、特別にお小遣い渡してあげるから」
私は金貨を四、五枚彼に渡して店から追い出した。
「佐助は、いてもいいわね」
「ええ、構いません」
「佐助、出てきなさい」
シュタッと天井から私の忍びが降りてくる。
「なんだか、きな臭い話のようだな」
忍び頭巾で顔は隠しているが、佐助は不愉快そうな態度だった。
「王弟に、色々と吹き込んだ連中の目的が、分かりました。奴らの目的は、王都に混乱をもたらし、その隙にこの国に侵攻すること」
「つまり、王弟が王位を継いでも、すぐ国を奪い取るつもりだったと?」
「そういうことです。王弟は国を混乱させる、あるいは弱体化させる使い捨ての手ごまだったようです。しかも、その王弟に色々吹き込んだのは、黒曜の魔女だとか」
「黒曜? それってあれよね、何百年も前に活躍した魔女のことよね、そいつが絡んでいるっていうの、マジ」
「本人か、その名を継いだ者かは定かではありませんが、少なくともそう名乗っている者が動いているようです」
「なるほど、相手が魔女だから、この私にどうにかしろと?」
「あなたも、同類でしょ?」
「ええ、まぁ、薬に詳しい魔女って言うのは否定しないけど、私はサバトには興味ないないから、今の私はあくまでもただの媚薬売り、でも、ここの暮らしは気にいってるから、この国に火の粉が降りかかるようなら、佐助、頼めるかしら」
「王妃と協力して、どうにかしろってんだろ、いいさ、今のご主人様はあんただ。で、王妃に協力する前に、お前、伊賀か、甲賀か」
佐助が王妃の飼い犬のくのいちに問う。
「なに、こんな遠くまで来て、どこの出か気にするの?」
「色々暴れて国を出たからな、お前が、俺の追手ではないというのならそれでいい」
「ああ、そういうこと。大丈夫。私は、戦火で里がなくなってこっちに流れて来ただけ。拾ってもらった王妃への恩を返したいだけ」
「俺も、今のご主人様が気に入っている。ま、よろしく」
ふたりは、そろってドロンと消えた。
その頃、黒曜の魔女は実験の最中だった。サバトは神が目を背けたくなるほど卑猥で堕落であるほどよい。そのために、サバトで使う、媚薬入りの香の新作を試していた。それは、人間だけでなく、すべての動物を狂わせる効果があった。
人間ほどの大きさの大型犬が、全裸の女に覆いかぶさっていた。女の背中には犬の前足で引っ掛かれた傷が無数にあった。その傷さえ、心地いいらしい。
「あ、ああ、あ、い、いい、いい・・・」
畜生に犯されているのに女は歓喜するように自分から挿入しやすようにお尻を後ろに突き出していた。肉棒を勃起させた大型犬がよだれを垂らしながら、一心不乱に腰を振り、女を犯している。
「ワン、ワォ、ン・・・ハァハハァ・・・」
口からダラダラとよだれを垂らしている犬の目は、赤く充血していた。
その獣姦を観察して、魔女は満足げに笑っていた。
「これを、ひとの多い街にまき散らしたら、どんな地獄になるかしら・・・」
新作の効果に満足していると、部下の黒マントの女が慌ててやってきた。
「我々の計画を邪魔した者が分かりました」
「誰、やはり、王国の女狐?」
「女狐と、もうひとり、媚薬売りという女が邪魔したと」
「媚薬売り? ならば、邪魔してくれたお礼をしなくちゃいけないわね・・・」
クスッと魔女が笑ったとき、犬が女にドビュッと射精し、女もびくびくと震えてイッていた。
これで、しばらくは平穏かと思ったが、私の弟子を巡って店内は色ボケ状態となっていた。仕事を探して、私が斡旋する約束だったが、派手な女は、店によく顔を出していた娼館黒猫の娼婦と親しくなり、自分でその娼婦の勤める娼館に移って自ら娼婦になった。正気に戻った女も、あのサバトの感覚が忘れられないからと言い、私の媚薬を扱う娼館を紹介してもらい同じく娼婦として働き始めている。
ふたりの勤める娼館はうちの店から近いので、当然のように、うちの弟子目当てに、暇な昼間にちょくちょく店に顔を出していた。今日も、ふたりとも店に来て、彼のスカートをバッとめくり上げていた。要するにセクハラの最中だったが、店主である私も、女装の似合う美少年が困った顔をするのを見るのが嫌いじゃないので、店内で騒ぐ彼女たちを放置していた。
「ちょ、な、何するんですか」
めくられたスカートを慌てて抑えつつ、弟子がお客様に文句を言う。お客として来店しているから、それ以上強くは言い返せないようだ。それに、うちの弟子は腕っぷしに自信がありそうには見えない。
スカートをめくった彼女たちが、彼の怒りを軽く受け流してケタケタと笑っていた。
「せっかく女装してるんだから、もっと色っぽい下着をつけなさいよ」
「そうよ。なんなら、私の下着あげるから、今度から、女性用の下着を履きなさい。きっと似合うわよ」
「いや、遠慮します」
バッとスカートを整え直して完全に足を隠しながら、彼が拒否する。
派手女が彼の腕に絡みつつ、囁く。
「それより、うちのお店にはいつ遊びに来てくれるの? うちのお姉さんたちも、君が遊びに来てくれるのを待ち望んでいるんだけど」
娼婦になったふたりは、うちの弟子をからかいに店に来るのを完全に日課にしていた。
サバトから正気に戻ってから娼婦に堕ちた女も、彼に顔を近づけて囁いた。
「あら、それは、うちの店も同じよ、皆、君の来店を待ってる。そっちのケバイおばさんより、うちの店の方が若い子が多いわよ」
「若い? 胸が小さくて幼児体型が多いだけでしょ、うちのお店は胸が大きい子が多くて、上手い子が多いわよ」
「あら、年食って、無駄に上手くなっただけじゃないの?」
ふたりはお互いの店をけなし合いながら、うちの弟子を誘っていた。
「あ、あの、ボ、ボクは、仕事中ですから」
そう言いながら、彼が二人から離れて、店主の私の後ろに隠れた。私の背後で助けてほしそうな気配を感じたが、今の彼女たちはお店のお客様であり、それに女装の似合う男娘が困っているのを見ているのは楽しいので、後ろに隠れるのを止めはしないが、積極的に味方もしない。
が、そこに乱入する声があった。
「何してるんですか! 彼、困ってるじゃないですか」
背中に薬草の詰まった籠を抱えたあの姉妹の妹さんが、彼女たちを注意する。あの姉妹は、
私の紹介で薬草を扱う問屋で奉公をしていた。それで、うちにも薬を下しに来る。
特に妹さんは、彼女たちがうちの弟子が可愛がられていそうな時間帯を狙って薬草を下しに来ていた。
「たく、いくら、夜のお仕事だからって、こうも毎日、ここに入り浸りでいいんですか?」
「あらあら、お子様が言うじゃない。こっちは彼に恩返しをしたいだけ、前にそう言わなかった?」
「年増のおばさんが、なにを恩返しですか? ご自分の顔を鏡で見なおしたら、どうです?」
妹さんがきつく言い返す。
「年増とは言ってくれるわね。そっちは、男の喜ばせ方の何を知っているのかしら、処女臭いお嬢ちゃん」
バチバチと妹さんと彼女たちが視線をぶつけ合わせる。
「乳首もあそこも黒いおばさんより、処女臭い若さ溢れる方が価値が高いんです。知らないんですか、おばさん」
「おばさん、おばさんって、男の喜ばせ方も分からない、何も知らない青臭いガキのくせに」
「あ、あの・・・あまり店内で騒がれますと・・・本当に迷惑ですので・・・」
彼は私の後ろからおどおどしながら、彼女たちを注意する。
「そもそも君が、はっきりしないから・・・君は、巨乳と貧乳、若い処女と経験豊富なお姉さんの、どっちがいいの?」
薬問屋の仕事を得てうちに顔を見せるようになってからの妹さんは、色々とはっきり物を言うようになっていた。
「ど、どっちって、それは・・・その・・・」
ちょっと歯切れが悪い男らしくない弟子に私もつい口を挟む。
「前々からあんたに、私もタダならお店で遊んできていいわよって、言ってあるわよね。男なら、どうしたいのか、誰と一発やりたいのかビシッと言いなさい」
童貞臭い彼が、男として成長するのは、悪いことではないと思っている。媚薬を扱うのに、女を知るのはいい経験だと思う。
大人になるというやつだ。
「どっちなの!」
妹さんが私の後ろに隠れている彼にグイと迫っていた。
「そうね、ここは、はっきり聞かせて欲しいわね」
娼婦のふたりも彼に詰め寄っていた。
「ボ、ボクは・・・」
「なになに、ボクは胸の大きい色気のある年上のお姉さんがいい?」
「ちがうでしょ、小ぶりの若い子の方がいいんでしょ?」
「さぁ、どっち」
ぐいぐいと女性たちに迫られ、彼は、店の隅に追いやられていた。
ドロンと彼と彼女の間に割って入る人影があった。
王妃の女官の一人で、王妃の飼っているくノ一だった。
「あら、これは、失礼」
わざとらしく、彼女たちを邪魔するように登場して、そのくノ一は真顔で言った。
「少し店長と大事な話があるので、みなさまには席をはずしてもらえませんか」
「急用なようね」
私は察して、みなに言った。
「ごめんなさい、今日は、これで臨時閉店とするわ。みんな出てって」
「ボ、ボクも、ですか」
「外で、お姉さんたちとゆっくり話してきなさい。はい、特別にお小遣い渡してあげるから」
私は金貨を四、五枚彼に渡して店から追い出した。
「佐助は、いてもいいわね」
「ええ、構いません」
「佐助、出てきなさい」
シュタッと天井から私の忍びが降りてくる。
「なんだか、きな臭い話のようだな」
忍び頭巾で顔は隠しているが、佐助は不愉快そうな態度だった。
「王弟に、色々と吹き込んだ連中の目的が、分かりました。奴らの目的は、王都に混乱をもたらし、その隙にこの国に侵攻すること」
「つまり、王弟が王位を継いでも、すぐ国を奪い取るつもりだったと?」
「そういうことです。王弟は国を混乱させる、あるいは弱体化させる使い捨ての手ごまだったようです。しかも、その王弟に色々吹き込んだのは、黒曜の魔女だとか」
「黒曜? それってあれよね、何百年も前に活躍した魔女のことよね、そいつが絡んでいるっていうの、マジ」
「本人か、その名を継いだ者かは定かではありませんが、少なくともそう名乗っている者が動いているようです」
「なるほど、相手が魔女だから、この私にどうにかしろと?」
「あなたも、同類でしょ?」
「ええ、まぁ、薬に詳しい魔女って言うのは否定しないけど、私はサバトには興味ないないから、今の私はあくまでもただの媚薬売り、でも、ここの暮らしは気にいってるから、この国に火の粉が降りかかるようなら、佐助、頼めるかしら」
「王妃と協力して、どうにかしろってんだろ、いいさ、今のご主人様はあんただ。で、王妃に協力する前に、お前、伊賀か、甲賀か」
佐助が王妃の飼い犬のくのいちに問う。
「なに、こんな遠くまで来て、どこの出か気にするの?」
「色々暴れて国を出たからな、お前が、俺の追手ではないというのならそれでいい」
「ああ、そういうこと。大丈夫。私は、戦火で里がなくなってこっちに流れて来ただけ。拾ってもらった王妃への恩を返したいだけ」
「俺も、今のご主人様が気に入っている。ま、よろしく」
ふたりは、そろってドロンと消えた。
その頃、黒曜の魔女は実験の最中だった。サバトは神が目を背けたくなるほど卑猥で堕落であるほどよい。そのために、サバトで使う、媚薬入りの香の新作を試していた。それは、人間だけでなく、すべての動物を狂わせる効果があった。
人間ほどの大きさの大型犬が、全裸の女に覆いかぶさっていた。女の背中には犬の前足で引っ掛かれた傷が無数にあった。その傷さえ、心地いいらしい。
「あ、ああ、あ、い、いい、いい・・・」
畜生に犯されているのに女は歓喜するように自分から挿入しやすようにお尻を後ろに突き出していた。肉棒を勃起させた大型犬がよだれを垂らしながら、一心不乱に腰を振り、女を犯している。
「ワン、ワォ、ン・・・ハァハハァ・・・」
口からダラダラとよだれを垂らしている犬の目は、赤く充血していた。
その獣姦を観察して、魔女は満足げに笑っていた。
「これを、ひとの多い街にまき散らしたら、どんな地獄になるかしら・・・」
新作の効果に満足していると、部下の黒マントの女が慌ててやってきた。
「我々の計画を邪魔した者が分かりました」
「誰、やはり、王国の女狐?」
「女狐と、もうひとり、媚薬売りという女が邪魔したと」
「媚薬売り? ならば、邪魔してくれたお礼をしなくちゃいけないわね・・・」
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