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17.囚われの世界
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まるで玩具のように扱われた自分の身体を、両手でぎゅっと抱き締めた。
でもこの瞳から溢れてくる涙は怒りではなくて、安堵によるものだと分かっている。
ただただ虐げられるだけの行為に、恐怖しか感じなかった。
感情のない行為でも、馴らされてしまったこの身体は容易にあの男を受け入れてしまう。
それもまたある種の恐怖に他ならない。
清丸とは反対を向いて、布団を頭まで被った。
ズキズキと痛む身体と虐げられ傷付いた心が、カタカタと震えてまるで無言の悲鳴を上げているようだった。
無性に辛くて悲しくて、涙が止めどなく溢れてくる。
ひっくひっくと漏れる嗚咽を堪えて、顔を両手で覆ったままひたすら泣いていると不意に布団を取り上げられた。
「いつまで泣いてる?目障りな上に耳障りだ」
一人で泣くことさえも許されないのかと絶望に振り返ろうとした瞬間、ふわりと温かい清丸の腕に後ろから抱き竦められて、驚き思わず身体が強張った。
柔らかい布団の中で私を抱く清丸の腕は、その言葉とは裏腹にとても優しくて、とてもさっきまでこの身を好き放題弄んでいた同じものとは思えない。
「少しは懲りたか」
頭上で響いた静かな声に、涙がまた溢れた。
もうそこにさっきまでの冷たい戦慄は微塵も感じられず、悔しくもホッとしてしまったのだと心の中で思った。
自分でしたくせに。
そんな形ばかりの慰めなんかいらない!
そう思うのにそれでもこの胸に縋ってしまうのは、どうしても孤独で寂しくて哀しくて、そんな弱い心の拠り所を私が何よりも欲しているからだ。
逃げ出したって私には帰る場所なんかなかったのだと、逃げ込んだ路地裏で彼に抱きかかえられた時から本当は気付いていた。
孤独に私がどれほど強くても、こんな底の見えない真っ暗な境遇はさすがに一人ではもう抱えきれない。
矛盾した想いだと分かっていながらこの腕を払ってしまえないのは、この男が私に憎しみと安らぎを同時に与えてくれる唯一の大きな光だからだと思う。
いずれはこの腕の中からも、去らなければならないことは分かっている。
夫となる是匡という人物が、どれほど高尚な存在なのか私は知らないし、これから私にとってどれほどの存在になり得るのかも分からない。
彼に嫁ぐその日まで、もう少しだけこの腕の中の不器用な温もりに、縋っても悪くはないのかもしれないと、そう思った。
ゆっくり瞼を開けると、綺麗な金色の髪が視界に入り込んできた。
昨夜私に凌辱の限りを尽くそうとした男が、私を抱いたまま静かに眠っている。
例えば今私を抱き締め隣で寝息を立てているのが、大好きな彼氏や夫であったならば、目覚めたらまず朝のキスを交わすかもしれない。
それから額にも頬にも優しく唇を落としてから、おはようと微笑み掛けてくれるかもしれない。
一緒にシャワーを浴びたり、休日なら温かい腕の中で映画を観たり、ゆったりブランチをしたりするものなのかもしれない。
そんな他愛もない甘い時間、女子なら誰でも夢見るはずである。
だけど今目を開けて、この眼前に広がっている世界は囚われの城。
あんな酷い仕打ちをしてもこれだけは変わらないんだな…
一つ分かったことがある。
男はコトが終わると、必ず私をそっと抱き締めながら眠る。
それがどういう意図でなのかは分からないけど、無理やり初めてを奪われた日からそれはずっと変わらない。
ずっと。
男が目を開けた。
深い漆黒の瞳と目が合うと、男が静かに口を開いた。
「死にたければ、刀使っていいぞ」
「死にません」
さすがに身体中が怠くて、強がりを吐く気力さえも起きない。
「そうか」
それでも少々棘のある私の返しを聞いて、男がなぜか可笑しそうにそっと鼻で笑った。
「もう逃げ出したりもしない」
「そう願いたい。これ以上の面倒は困る」
「分かってます」
「いつになく素直だな。そんなに昨夜のあれで懲りたか」
男がまた嫌味を含んだ笑みを称えながら鼻を鳴らした。
「確かにあんな目にはもう二度と遭いたくないです」
ふんと男が満足げに笑った側で私は言葉を続けた。
「だって私には逃げても帰る場所なんかなかったって、気付いたんだもん…」
男の顔からフッと笑みが消えた。
「この五条院家に嫁がせるためだけに育ててきた私が、その五条院家から逃げ出して帰って来たってきっと誰も喜ばない」
少しだけ口を尖らせて俯いた。
男は黙ってその様子を見つめているが、構わず話を続けた。
「娘なのに迎え入れてくれるどころか、もしかしたら自宅で門前払いされるかもしれない。そう思うと悲しいを通り越して恐くなってきて…。私にはもう本当に親も身内も友達も彼氏も…頼れる人なんか誰一人いないんだって、行く宛すらないんだってそう思ったら、なんかっ…」
自分で言いながら思わず声が詰まった。
男は意外にも、真剣な面持ちで黙って私の話を聞いていた。
「挙句の果てに、逃げ出す前から監視されていることにも気付かないで、呆気なく捕まって連れ戻されて…あんな目に遭ってやっと…」
途中からまるで自分自身に語り掛けているようだった。
そう。
あんな目に遭ってやっと初めて、私の立たされている絶望的なこの状況をちゃんと把握した。
ここで、知りもしない男の妻という飾りになるために生きる。
私に与えられた道はもうそれしかない。
男が虚しさに打ちひしがれている私を、不意に引き寄せそっと抱き締めた。
驚いて顔を上げた時にはもう、男の瞳はまた閉じられていて静かに寝息を立てている。
あ…れ?
まだ寝惚けて…る…?
私は男の寝顔をジッと見つめた。
それとも…少しは憐れみを感じて抱き締めてくれたのか…
この男がいつも私を抱き締めて眠るのは、もしかしたら本当に私に対する同情と、ほんの少しの優しさなのかもしれない。
変だなあ。
この男は日本屈指の本物の殺し屋のはずなのに、そんな恐ろしい男が優しく思えるだなんて
それともこんなわけの分からない状況に置かれて、私の頭がおかしくなってきてるのかな…
そう思いながらも、素直に男の胸に顔を寄せた。
真相がどうであれ、やっぱり今はこの腕の中でもう少しだけ…温もりに抱かれていたい…気もする…
ふっと気が緩んだのか、段々とまた眠気に襲われて重くなり始めた瞼を静かに閉じた。
つい昨夜、あんなに酷いことされたばかりなのに、この腕の中が一番落ち着くだなんて、やっぱり私の方がおかしくなってるんだ…きっと…
そう考えてるうちに私は意識を完全に手放した。
でもこの瞳から溢れてくる涙は怒りではなくて、安堵によるものだと分かっている。
ただただ虐げられるだけの行為に、恐怖しか感じなかった。
感情のない行為でも、馴らされてしまったこの身体は容易にあの男を受け入れてしまう。
それもまたある種の恐怖に他ならない。
清丸とは反対を向いて、布団を頭まで被った。
ズキズキと痛む身体と虐げられ傷付いた心が、カタカタと震えてまるで無言の悲鳴を上げているようだった。
無性に辛くて悲しくて、涙が止めどなく溢れてくる。
ひっくひっくと漏れる嗚咽を堪えて、顔を両手で覆ったままひたすら泣いていると不意に布団を取り上げられた。
「いつまで泣いてる?目障りな上に耳障りだ」
一人で泣くことさえも許されないのかと絶望に振り返ろうとした瞬間、ふわりと温かい清丸の腕に後ろから抱き竦められて、驚き思わず身体が強張った。
柔らかい布団の中で私を抱く清丸の腕は、その言葉とは裏腹にとても優しくて、とてもさっきまでこの身を好き放題弄んでいた同じものとは思えない。
「少しは懲りたか」
頭上で響いた静かな声に、涙がまた溢れた。
もうそこにさっきまでの冷たい戦慄は微塵も感じられず、悔しくもホッとしてしまったのだと心の中で思った。
自分でしたくせに。
そんな形ばかりの慰めなんかいらない!
そう思うのにそれでもこの胸に縋ってしまうのは、どうしても孤独で寂しくて哀しくて、そんな弱い心の拠り所を私が何よりも欲しているからだ。
逃げ出したって私には帰る場所なんかなかったのだと、逃げ込んだ路地裏で彼に抱きかかえられた時から本当は気付いていた。
孤独に私がどれほど強くても、こんな底の見えない真っ暗な境遇はさすがに一人ではもう抱えきれない。
矛盾した想いだと分かっていながらこの腕を払ってしまえないのは、この男が私に憎しみと安らぎを同時に与えてくれる唯一の大きな光だからだと思う。
いずれはこの腕の中からも、去らなければならないことは分かっている。
夫となる是匡という人物が、どれほど高尚な存在なのか私は知らないし、これから私にとってどれほどの存在になり得るのかも分からない。
彼に嫁ぐその日まで、もう少しだけこの腕の中の不器用な温もりに、縋っても悪くはないのかもしれないと、そう思った。
ゆっくり瞼を開けると、綺麗な金色の髪が視界に入り込んできた。
昨夜私に凌辱の限りを尽くそうとした男が、私を抱いたまま静かに眠っている。
例えば今私を抱き締め隣で寝息を立てているのが、大好きな彼氏や夫であったならば、目覚めたらまず朝のキスを交わすかもしれない。
それから額にも頬にも優しく唇を落としてから、おはようと微笑み掛けてくれるかもしれない。
一緒にシャワーを浴びたり、休日なら温かい腕の中で映画を観たり、ゆったりブランチをしたりするものなのかもしれない。
そんな他愛もない甘い時間、女子なら誰でも夢見るはずである。
だけど今目を開けて、この眼前に広がっている世界は囚われの城。
あんな酷い仕打ちをしてもこれだけは変わらないんだな…
一つ分かったことがある。
男はコトが終わると、必ず私をそっと抱き締めながら眠る。
それがどういう意図でなのかは分からないけど、無理やり初めてを奪われた日からそれはずっと変わらない。
ずっと。
男が目を開けた。
深い漆黒の瞳と目が合うと、男が静かに口を開いた。
「死にたければ、刀使っていいぞ」
「死にません」
さすがに身体中が怠くて、強がりを吐く気力さえも起きない。
「そうか」
それでも少々棘のある私の返しを聞いて、男がなぜか可笑しそうにそっと鼻で笑った。
「もう逃げ出したりもしない」
「そう願いたい。これ以上の面倒は困る」
「分かってます」
「いつになく素直だな。そんなに昨夜のあれで懲りたか」
男がまた嫌味を含んだ笑みを称えながら鼻を鳴らした。
「確かにあんな目にはもう二度と遭いたくないです」
ふんと男が満足げに笑った側で私は言葉を続けた。
「だって私には逃げても帰る場所なんかなかったって、気付いたんだもん…」
男の顔からフッと笑みが消えた。
「この五条院家に嫁がせるためだけに育ててきた私が、その五条院家から逃げ出して帰って来たってきっと誰も喜ばない」
少しだけ口を尖らせて俯いた。
男は黙ってその様子を見つめているが、構わず話を続けた。
「娘なのに迎え入れてくれるどころか、もしかしたら自宅で門前払いされるかもしれない。そう思うと悲しいを通り越して恐くなってきて…。私にはもう本当に親も身内も友達も彼氏も…頼れる人なんか誰一人いないんだって、行く宛すらないんだってそう思ったら、なんかっ…」
自分で言いながら思わず声が詰まった。
男は意外にも、真剣な面持ちで黙って私の話を聞いていた。
「挙句の果てに、逃げ出す前から監視されていることにも気付かないで、呆気なく捕まって連れ戻されて…あんな目に遭ってやっと…」
途中からまるで自分自身に語り掛けているようだった。
そう。
あんな目に遭ってやっと初めて、私の立たされている絶望的なこの状況をちゃんと把握した。
ここで、知りもしない男の妻という飾りになるために生きる。
私に与えられた道はもうそれしかない。
男が虚しさに打ちひしがれている私を、不意に引き寄せそっと抱き締めた。
驚いて顔を上げた時にはもう、男の瞳はまた閉じられていて静かに寝息を立てている。
あ…れ?
まだ寝惚けて…る…?
私は男の寝顔をジッと見つめた。
それとも…少しは憐れみを感じて抱き締めてくれたのか…
この男がいつも私を抱き締めて眠るのは、もしかしたら本当に私に対する同情と、ほんの少しの優しさなのかもしれない。
変だなあ。
この男は日本屈指の本物の殺し屋のはずなのに、そんな恐ろしい男が優しく思えるだなんて
それともこんなわけの分からない状況に置かれて、私の頭がおかしくなってきてるのかな…
そう思いながらも、素直に男の胸に顔を寄せた。
真相がどうであれ、やっぱり今はこの腕の中でもう少しだけ…温もりに抱かれていたい…気もする…
ふっと気が緩んだのか、段々とまた眠気に襲われて重くなり始めた瞼を静かに閉じた。
つい昨夜、あんなに酷いことされたばかりなのに、この腕の中が一番落ち着くだなんて、やっぱり私の方がおかしくなってるんだ…きっと…
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