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20 再び空へ
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朝食を済ませたら早速、遺体回収へ行く事にした、絨毯を飛ばすさいに風力を得る為に小さい竜巻が周辺に発生する。
その事から洗濯物が干し連なる住宅街、及び手入れが行き届いた花壇が目の前にあるアパート前で飛び立つのは迷惑と思い、少し考えた結果、何も飛ばされる物が置いていない、三階建てで住まいでもある、アパートの屋上へと上がった。
この時はもう今朝の妖艶なマロンから元の幼いマロンに戻っていた、女の子って俺が思っている以上に複雑な物かも……
マロンは絨毯を広げ、前回と同じように舵に成るT字型の木の枝を絨毯の穴に差し込んだ、その時俺は思った。
「この絨毯さ、俺でも操作できるかな? 少し興味湧いたかも」
「私が後ろから手を伸ばして木を掴んでさえいれば動力の魔力は絨毯に伝えられるので後はマークさんが舵を取る感じで良ければ気分は味わえると思いますよ、少しすれば私の魔力が絨毯内部に蓄魔されるので私が手を離しても絨毯はゆうに三時間くらいは自立で浮いてられます」
「おーやらして」
「……なんか言い方ヤラコイな、まあ操作は簡単です、木を前に倒すと前進加速、引くとブレーキ。右左に傾けると右左折、木を上に伸ばす様に上げると上昇、下に押し込むと下降です、伸ばす時に抜けない様に注意して下さい、抜けたら差し込めばいいだけですけど」
「ヨシ! マロン後に乗ってくれ、俺の手並みを見せてやる」
「ふふ、気を付けてくださいね」
マロンは俺に身体を後ろから密着させ手を伸ばし舵である木の下の方を掴んで呪文唱えた、フワッと絨毯が浮き、下に竜巻が発生した
「もう行けます、ゆっくりと木を伸ば
俺はマロンが説明をしている途中に焦って急に舵木を上に上げてしまいドーンと絨毯は急上昇した!
「うわー」
「きゃー」
マロンは落ちそうになり俺の腰にしがみついた、その事でマロンは手を木から離してしまい、今度は下に絨毯は急落下していた!
「落ちてるよー」
「はい!」
マロンが木を掴んだら絨毯はすぐにその場の空中に止まった。
「マークさんは加減が変です、ゆっくりって言ったでしょ、人の話もゆっくり聞いて理解してから行動してください」
「ごめんよ」
「昨夜も急に手掴まれて、ベッドに投げられた時はビックリしましたよ、その後も急な事を説明もなく色々とニヤニヤと……あーエロい」
「今度からはやる前にいちいち聞くよ」
「いちいち聞くって、それもなんか変でエロいでしょ、まあ深夜に来た私もアレでしたけど……」
「……」(今度からはマロンから色々と俺にお願いさせてやろっと♪いわゆる自爆ね♪)
と考えたら鼻血が出そうになり、見上げて見えた空はは雲一つ無く晴天だった……[21へ続く]……ぶっぶー
「!? え! マークさん、なんですか? 鼻血ですか!」
俺は鼻にハンカチを当てながら首を縦に振った。
「あー 昨夜みたいにサドニヤッてるー さては私でイケナイ変な妄想してましたね! あーもうーこのエローっ! だんだん魔法が解けて目が覚めてきました! ハッキリ言います、昨夜のは、単なる事故です! 何かの偶然的な現象で発生した誘惑魔法に操られたんです、私は本来は清純派なんですー」
(嘘はいけない……)
「ふーんマロンは清純派なんだ」
(でもやりたくて来たんでしょ)
俺はマロンの頭から足元まで舐めるように見て思わず言ってる事と昨晩の姿の矛盾差にニヤっとしてしまった。
「あー また思い出してるー 小馬鹿にしてるー だからあの時は魔法にかかってたのー 信じてよ…」
(はいはい)
[今度こそ21へ続く]
朝食を済ませたら早速、遺体回収へ行く事にした、絨毯を飛ばすさいに風力を得る為に小さい竜巻が周辺に発生する。
その事から洗濯物が干し連なる住宅街、及び手入れが行き届いた花壇が目の前にあるアパート前で飛び立つのは迷惑と思い、少し考えた結果、何も飛ばされる物が置いていない、三階建てで住まいでもある、アパートの屋上へと上がった。
この時はもう今朝の妖艶なマロンから元の幼いマロンに戻っていた、女の子って俺が思っている以上に複雑な物かも……
マロンは絨毯を広げ、前回と同じように舵に成るT字型の木の枝を絨毯の穴に差し込んだ、その時俺は思った。
「この絨毯さ、俺でも操作できるかな? 少し興味湧いたかも」
「私が後ろから手を伸ばして木を掴んでさえいれば動力の魔力は絨毯に伝えられるので後はマークさんが舵を取る感じで良ければ気分は味わえると思いますよ、少しすれば私の魔力が絨毯内部に蓄魔されるので私が手を離しても絨毯はゆうに三時間くらいは自立で浮いてられます」
「おーやらして」
「……なんか言い方ヤラコイな、まあ操作は簡単です、木を前に倒すと前進加速、引くとブレーキ。右左に傾けると右左折、木を上に伸ばす様に上げると上昇、下に押し込むと下降です、伸ばす時に抜けない様に注意して下さい、抜けたら差し込めばいいだけですけど」
「ヨシ! マロン後に乗ってくれ、俺の手並みを見せてやる」
「ふふ、気を付けてくださいね」
マロンは俺に身体を後ろから密着させ手を伸ばし舵である木の下の方を掴んで呪文唱えた、フワッと絨毯が浮き、下に竜巻が発生した
「もう行けます、ゆっくりと木を伸ば
俺はマロンが説明をしている途中に焦って急に舵木を上に上げてしまいドーンと絨毯は急上昇した!
「うわー」
「きゃー」
マロンは落ちそうになり俺の腰にしがみついた、その事でマロンは手を木から離してしまい、今度は下に絨毯は急落下していた!
「落ちてるよー」
「はい!」
マロンが木を掴んだら絨毯はすぐにその場の空中に止まった。
「マークさんは加減が変です、ゆっくりって言ったでしょ、人の話もゆっくり聞いて理解してから行動してください」
「ごめんよ」
「昨夜も急に手掴まれて、ベッドに投げられた時はビックリしましたよ、その後も急な事を説明もなく色々とニヤニヤと……あーエロい」
「今度からはやる前にいちいち聞くよ」
「いちいち聞くって、それもなんか変でエロいでしょ、まあ深夜に来た私もアレでしたけど……」
「……」(今度からはマロンから色々と俺にお願いさせてやろっと♪いわゆる自爆ね♪)
と考えたら鼻血が出そうになり、見上げて見えた空はは雲一つ無く晴天だった……[21へ続く]……ぶっぶー
「!? え! マークさん、なんですか? 鼻血ですか!」
俺は鼻にハンカチを当てながら首を縦に振った。
「あー 昨夜みたいにサドニヤッてるー さては私でイケナイ変な妄想してましたね! あーもうーこのエローっ! だんだん魔法が解けて目が覚めてきました! ハッキリ言います、昨夜のは、単なる事故です! 何かの偶然的な現象で発生した誘惑魔法に操られたんです、私は本来は清純派なんですー」
(嘘はいけない……)
「ふーんマロンは清純派なんだ」
(でもやりたくて来たんでしょ)
俺はマロンの頭から足元まで舐めるように見て思わず言ってる事と昨晩の姿の矛盾差にニヤっとしてしまった。
「あー また思い出してるー 小馬鹿にしてるー だからあの時は魔法にかかってたのー 信じてよ…」
(はいはい)
[今度こそ21へ続く]
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