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19 坂道で見た後姿
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俺は一晩で異常に色っぽく変貌したマロンに戸惑いを感じ、取り敢えず留守を頼んで逃げる様に朝靄の中、白壁が建ち並ぶ煉瓦坂を朝飯を買いにパン屋へ向かって降っている。
正直、彼女の変わり様にどう対処して良いのかわからず、あれこれ試行錯誤しながら坂を降っていた、一晩、一緒に過ごすと大抵の女性は門が開いた様に馴れ馴れしくなる。マロンもそれも変わらないと思うけどガラッと別人に見たいに雰囲気が変わった、今まで女の子の中でもダントツの変わりようだ。
……一晩中、少しイジメっぽくマロンを責めた……いやだいぶ強目にイジメその身体を痛ぶったマロンは首を激しく振り髪をバラつかせ、泣き叫びながらその裸体をほてり赤く染めていた……途中で隣り部屋に声が漏れるとヤバいと感じたのでパンティーを猿轡代わりに口に詰め込んだりもした、その状態で責められ身体をくねらせてるヤラシイ姿を思い出しては少し股間を膨らませたりニヤニヤしながら、(少し俺はSかも、それともドラゴンとの戦闘で興奮し過ぎて俺は壊れた?)そんな事を考えていたらパン屋を通り過ぎてしまった、仕事の予定もないので普通の徒歩速度で戻り、パン屋に入ろうと入り口に差し掛かった時、店からから出てきた人とすれ違った、その人に何かを感じた! 後を振り向いたらその人の後ろ姿は坂の下の方にまだ見えていた。
あのマロンの祖父に背中姿が似ている…
俺はその老人を追いかけた、が……曲がり角を曲がった所でその老人と思われる人の姿はもう見当たらなかった。
『まあ、人違いだろう、あの老人がブレスで焼かれた所は確かに見た……』
そうだ! その遺体を回収しに行った方が良いと思った。
家に戻って、少し近寄り難い雰囲気に変わってしまったマロンとの良い会話ネタができたと思い少し気が楽になった……
家に戻ったらマロンはテーブルに座っていた、戻った俺の事を見て、
「お帰りなさい、寂しかったわ」
「……そう、悪かったね、惣菜パンを適当に買ってきたから食べようか」
「お湯は沸かしときました」とお茶は入れたらマロンは対面に座らず、俺の真横に座り身体を擦り寄せてきた、しばらくその状態でパンを食べていたが俺は堪らず、
「あの~ 少し変わったよね、雰囲気」
彼女は俺を見つめ、
「あれだけの事をされれば変わるわよ誰でも」
「勝手な話しなんだけど、少し、その~ 初めてあった頃の雰囲気に戻れるかな? 少し子供っぽい感じの」
「そっちの方が良いの?」
「俺は気が楽かな、マロンが良ければだけど」
「……わかりました、貴方の言う事なら聞くわ」
と彼女は数回瞬きをしたら、あの妖艶な瞳が急に幼い目に変わった!
口元も少し緩んだ様に思える(俺はビックリした、それどうやんの? 奥義? 特殊能力?)
その後、彼女の声質も前の様にドンドン幼くなっていった……
どっちが本当のマロンなの?
何が真実なの?
少し怖く感じた、パンの味もよくわからなくなった……
マロンは祖父の遺体を取りに行く事には当然であるが問題なく承知してくれた。[20へと続く]
俺は一晩で異常に色っぽく変貌したマロンに戸惑いを感じ、取り敢えず留守を頼んで逃げる様に朝靄の中、白壁が建ち並ぶ煉瓦坂を朝飯を買いにパン屋へ向かって降っている。
正直、彼女の変わり様にどう対処して良いのかわからず、あれこれ試行錯誤しながら坂を降っていた、一晩、一緒に過ごすと大抵の女性は門が開いた様に馴れ馴れしくなる。マロンもそれも変わらないと思うけどガラッと別人に見たいに雰囲気が変わった、今まで女の子の中でもダントツの変わりようだ。
……一晩中、少しイジメっぽくマロンを責めた……いやだいぶ強目にイジメその身体を痛ぶったマロンは首を激しく振り髪をバラつかせ、泣き叫びながらその裸体をほてり赤く染めていた……途中で隣り部屋に声が漏れるとヤバいと感じたのでパンティーを猿轡代わりに口に詰め込んだりもした、その状態で責められ身体をくねらせてるヤラシイ姿を思い出しては少し股間を膨らませたりニヤニヤしながら、(少し俺はSかも、それともドラゴンとの戦闘で興奮し過ぎて俺は壊れた?)そんな事を考えていたらパン屋を通り過ぎてしまった、仕事の予定もないので普通の徒歩速度で戻り、パン屋に入ろうと入り口に差し掛かった時、店からから出てきた人とすれ違った、その人に何かを感じた! 後を振り向いたらその人の後ろ姿は坂の下の方にまだ見えていた。
あのマロンの祖父に背中姿が似ている…
俺はその老人を追いかけた、が……曲がり角を曲がった所でその老人と思われる人の姿はもう見当たらなかった。
『まあ、人違いだろう、あの老人がブレスで焼かれた所は確かに見た……』
そうだ! その遺体を回収しに行った方が良いと思った。
家に戻って、少し近寄り難い雰囲気に変わってしまったマロンとの良い会話ネタができたと思い少し気が楽になった……
家に戻ったらマロンはテーブルに座っていた、戻った俺の事を見て、
「お帰りなさい、寂しかったわ」
「……そう、悪かったね、惣菜パンを適当に買ってきたから食べようか」
「お湯は沸かしときました」とお茶は入れたらマロンは対面に座らず、俺の真横に座り身体を擦り寄せてきた、しばらくその状態でパンを食べていたが俺は堪らず、
「あの~ 少し変わったよね、雰囲気」
彼女は俺を見つめ、
「あれだけの事をされれば変わるわよ誰でも」
「勝手な話しなんだけど、少し、その~ 初めてあった頃の雰囲気に戻れるかな? 少し子供っぽい感じの」
「そっちの方が良いの?」
「俺は気が楽かな、マロンが良ければだけど」
「……わかりました、貴方の言う事なら聞くわ」
と彼女は数回瞬きをしたら、あの妖艶な瞳が急に幼い目に変わった!
口元も少し緩んだ様に思える(俺はビックリした、それどうやんの? 奥義? 特殊能力?)
その後、彼女の声質も前の様にドンドン幼くなっていった……
どっちが本当のマロンなの?
何が真実なの?
少し怖く感じた、パンの味もよくわからなくなった……
マロンは祖父の遺体を取りに行く事には当然であるが問題なく承知してくれた。[20へと続く]
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