ホラー短編集

引き込み池

引き込み池

　ふっと思った……人は色々な世界で生きていると思う、過去世界、未来世界、現在世界、そして寝てる時に見る夢世界、今上げた世界でハッキリしてるのは過去世界である。未来も、夢も、先はどうなるかは、わからない。
また現在は常に未来にまた過去に置き換わっている世界である。この文事を書き始めた数分前はもう過去である。
また今はもう未来だ、いや現代、そして過去。
そして他人と自分では違う世界であると思う、自分の世界で自分を客観的には見えない、他人の世界では僕を客観的に見える事ができる別世界である。
一体、僕は今、いやもう未来……どこにいるんだ？
どこ居れば良いのかわからなくなる。
また今はどこに居るのかもわからなくなる……。
悩んだ末今僕は時間の川に流されていると思った。
その川は寄って一休みす出来る小島もなければ、助けに来る船も来ない、流され続ける。
その先にあるのは命の終わりである。
できるあらがうことは水中にあえて自分から潜るくらいである。
僕しゃがみんで覗いてる池に片足を入れる、その時、「君！」
肩を誰かに掴まれた振り向いたら女性警備員だった。

「今、ジュース買ったら当ったから、これあげる、そこのベンチで座って飲まない？」

と、その人は僕にジュースじゃなくて缶コーヒーを渡してくれた、ただその人は、もう一つコーヒーを持っては、いなかった、当たったと言うのは嘘と判断した、でも僕はそれで我に帰った……
振り向いたら池の中央に人らしき物が一瞬立ってるのが見えた……［終］

魔の池［題材］
　事故が絶えない池