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遊女の箸置き
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※生々しい性的描写有り。
語り人・仙 岳美
それは、満足せず、なおも人を狩り続けるかの様に、シツコク留まっていた残暑もようやくと過ぎ去り、猛夏の気配が、完全に消失した数年前の休日。
その日も、いつもの散歩道である土手道を、夏を生き残った私は歩いていると、何気なく土手下の河原で涼みたい心持ちになり、向かう。
土手を下り、いつ頃に敷かれたか知りえない石道を少し歩き、子供の頃には、まだ古い舟着き場が存在した、少し半月に広けた岸の辺りへと出る、既に舟付き場は残骸として水面下に知る者のみが気付くほどに朽ちて残るのみで、その岸の周囲は、地形的に吹き溜まりなのか、滞留したゴミが溜まっていたが、あまり気にはならなかった、何故なら、昨今の異常気象、流行り風邪、海洋汚染、そしてトドメの戦争と、何か絶滅の予感をうかがわせる世の中で、どこか、精神の均衡を保つ為、その頃の私は、もう、『行く何処まで行ってしまえ、やけのやんぱち日焼けのなすび』的なそんな心持ちのせいなのか、ある意味で時の経過の末路で滅びでもあるゴミにすら、侘び寂びと、消え行く淡い美を私は感じていた。
それに思わく通り、水辺を吹き抜ける涼しい風は吹いており、それだけで満足だった。
その風の中、人差し指みを宙に立て、その手に留まってくれた赤蜻蛉などをながめながら……
『蜻蛉は可愛い……でも肉食で、その大型種はスズメバチも普通に襲うと言う』
そんな事を考えながら涼んでいると……その爽やかな風は、干物を焼く匂いから、生臭さへと急速に時が経つ様に置き変わり、『何?』と思っていると不意に「ふふん」と女性の笑い声が聞こえると同時に後ろ髪を引かれ、仰天し、辺りをキョロキョロと見渡すけれども、誰もいない……不安になった私はすぐに気持ちの整理を初める。
髪を引っ張ったものは、きっと無駄に伸び、空にそそり立つヤラシイ芒が風に揺れ一瞬絡まっただけと考え。
一方の笑い声の方は空耳と片づけ、納得し……しても、足元から首筋にかけてゾワゾワと絡み付く様な視線と気配を感じ、思わずその場から少し引きさがれど、すぐに追い討ちの様に片方の耳たぶと両乳首をキツくツネられる痛みを感じ。
「あっああん」と意識せずに自然と、自分でも引く様な色声が口から漏れ、その声を誰かに聞かれたもうかと、たまらず胸元を手で覆いながら芒の茂みが濃き場所に飛び込みしゃがみ、芒を通して見える淡い視界を再び見渡す、すると、手前の水辺と岸の境界線の辺りにキラリと光る白い物を私は見る。
『なんだろう?』と、それを爪で掻く様に土から剥がし、摘み上げると、それは手の中に収まる程の、やや歪な三角形の破片に成り果てた瀬戸物のカケラだった。
その表面には、烏帽子を被り、口を開き、目を閉じ斜め上を見上げる女性の横顔が描かれていた。
烏帽子を被っている事から男装した女性と思われる、その表情は、開いた唇の輪郭線も書き込まれ、艶に強調されている事からイッた時の様に思えた。
そして先程から感じていた視線の正体だろうと思い少し安心し、いつの時代の物だろうかと、その場でスマホを取り出し、ググると……現在河原に残留する焼き物の破片は大体の物が江戸後期から昭和初期の物との事だった。
その知り得た時の経過時間を現時点から、どんぶり勘定でゆるめに差し引き遡ってみても、この描かれた女性にモデルがいたのならば、もうとっくにこの世には、いないだろうと、少し黄昏れ気分になり、思いを馳せ、私は女性を瀬戸物に描く理由を考える……と……
少し何か女性を小馬鹿にした、エロい趣向の様に感じると同時に、私は前に、この土手沿いに古から商いをしている寿司屋の主人の溢れ話しから、かつてこの辺りに多数の女郎宿が存在したと、聞き得ていた事もあり、直感でこのカケラは遊宿で使われていた盃か徳利かなと感じ取ると、カケラを転がしていた手の中にチクリと痛みが不意に走り、見ると人差し指の根本に小さい赤い血玉が浮かび上がった、その血玉はみるみるうちに小豆程の大きさになり、血玉の中に写り込む自分とその背面の赤い世界を見つめていると、その映り込む瞳と瞳を通じて、私の頭の中には……
夕刻の河原で芒を手に佇み、髪は輪髷、身を包む紫色の着物の上に緑と黄色の縦縞が差した黒の羽織りを羽織った女性の後ろ姿、そのまた後ろに見える土手沿いには、戸が牙が生えた口の如くに開く様な、それは人を喰いそうな、怪しい女郎宿が岸に築城された牙城の様に煌びやかに建ち並ぶる、夜風景が浮かび上がり。
「見なんし」
と、その女性が言った気がすると、その女性は横に咥えた芒をスーと抜き取り、私に行けと言わんばかりに、その芒でその宿の方を指し示し、そのまま場面は、遊園地のアトラクションの様に戸を潜り、階段を上がり、その宿の一部屋の中に移り、手酌をする遊女の手を不意に取り、追い被さる男性宿泊客の後ろ姿、それに続き、前の肌着を剥かれ、露わになった乳房を揺らし「『あっ!あっ!」』と一点をただ見つめ続ける遊女のビジョンが広がり、やがて、映像は切り替わり、今度は、その遊女が引きの出窓の縁に片膝だけ折りかける体勢で、その縁に座らされ、下から突き上げられる様な体勢に成り、夜空を見上げながら掠れ切れる様な喘ぎ声をあげ始める……
「゛あっー゛あっー゛あっあぁぁぁぁー~ッ……! あっあっあ゛っあっああー!! 」
そんな中、男は言う。
「ほら、なんかいつもみたいに歌えや」
「ええっ! ……も、もっと小刻みに穿繰り返し貝掻きてあちき狂いし潮吹き貝しなんしーし~ああー」
気づくと、その顔には、なんの趣向なのか、鼻から下が無く、覗き穴も開けられていない、奇妙な黒い狐の半面を装着していた。
一方の男性の方も、鼻から下が無い、その面の意味を成さない、ひょっとこの面をオデコからやや斜め掛けにしていた。
その二人の周りには、天井に鼻が向けて置かれた天狗の面やら、私しなどは、見ているだけで痒くなる白濁したトロロ汁が、並々と注がれ、その汁の中に、場違いな豆急須がポックリと浮いている赤い大盃などが散乱していた。
『……』
私は、その急須の注ぎ口が、何処に当てがわれ差し込まれたのかを、考えてしまい、そんな自分に赤面し……その恥な気持ちを遊女に押し着け、解消するかの様に『なにこれヤラ酷い~』
私は、そう他人事の様に心の中で呟いた。
私は、しばらくそのエロ凄き光景に釘付けになり、やがて……心は遊女の喘ぐ声に侵蝕シンクロされ、徐々にジワリジワリと深く暗き思考に落ちて行く……
『掻く事って気持ちいい……それが性的快楽と重なり合ったら……』
「あっいい!」
『きっとたまらないわ……ああ……私も……』
「ああー」
『ああ……』
「゛あー」
『なりたい……されたい……』
「してもらいなんし」
と、その世界に引き込まれてそうになり、気づくと指を咥え、片方の乳房を自分で、いままでのセーブを外したかの様に痛いくらいに強めにネブっていた。
それは、自分の中に眠ている大いなる闇が開眼した時だった。
でもすぐに……
『現実は、そんな甘くないわ、精神的にタフと言うには少し違う、何か知り得ないセンスが重要で必要な仕事……私には無理、遊び半分でやったら壊れるわ』と思い、私は目を静に閉じ、少し硬くなり出した血玉を舐め取り、ポーチから絆創膏を取り出し、そのイナザナな血骨臓物浴び世界に封をするかの様に、その傷口に巻く。
……私は、この手の中のカケラは遊女の流した涙を受けとめた器の様な気がした。
その何か悔し恥ずかしな、残り念が涙と共に陶器に描かれた顔に宿り、そのままこの世に留まり、たまたま通りかかった平和な私を見て妬み、呼び寄せ少し揶揄った様に思えた。
そして不覚にも私は、少し濡れてしまった。
『そう、妄想だけなら気楽で、とても楽しい世界だと思う』
とは言え、物好きな私は、このカケラが一点物の芸術作品であり、魂の宿る物で大事にすれば、味方に成り得てくれる物と、その価値を自分の中に見出し、何かに使えないかを考え、最初はブローチとも考えたがあまり、人目に晒す物ではないと思い、元々は食器であった物なので箸を置きにしようと決め、ハンカチで包み持ち帰り、再び手を切らないように角をサンドペーパーで丸めると洗剤で洗い、念治めに塩を振り、日に干す。
その後、その箸置きは、私のその妄想話しを聞き、興味を持ってしまった父に譲り、晩酌時の宝物に……。
と、そんな感じで……まぁ喜んでくれているのなら別に良いのですが、その何か、その複雑な心境を歌にし浄化して見る……
意味含み
箸舐め切るは
父と言え
悲しヤラシキ
もののけかなと……
『少し酷いかな』
[完]
解説、あとがきに代えて🐦⬛
※輪髷
後ろに丸く円を作り結いた髪型
勝山と言う源氏名の遊女が始め、後に世に広まっていったと伝わっている。(勝山丸髷)
※ 廓(くるわ)言葉
遊廓で使われていた言葉。
見なんし(見て下さい)
あちき(私)
しなんし(して下さい)
してもらいなんし(してもらって下さい)
題材・つくも神
物に宿る魂。その正体は、必ずしも、その物の持ち主では無く、間接的に関わり、成仏していない人の魂である事もある様に作者は思える。
協力・谷底 岩男(たにそこ いわお)飲み友
蛭 千聖(ひる ちひろ)飲み友
語り人・仙 岳美
それは、満足せず、なおも人を狩り続けるかの様に、シツコク留まっていた残暑もようやくと過ぎ去り、猛夏の気配が、完全に消失した数年前の休日。
その日も、いつもの散歩道である土手道を、夏を生き残った私は歩いていると、何気なく土手下の河原で涼みたい心持ちになり、向かう。
土手を下り、いつ頃に敷かれたか知りえない石道を少し歩き、子供の頃には、まだ古い舟着き場が存在した、少し半月に広けた岸の辺りへと出る、既に舟付き場は残骸として水面下に知る者のみが気付くほどに朽ちて残るのみで、その岸の周囲は、地形的に吹き溜まりなのか、滞留したゴミが溜まっていたが、あまり気にはならなかった、何故なら、昨今の異常気象、流行り風邪、海洋汚染、そしてトドメの戦争と、何か絶滅の予感をうかがわせる世の中で、どこか、精神の均衡を保つ為、その頃の私は、もう、『行く何処まで行ってしまえ、やけのやんぱち日焼けのなすび』的なそんな心持ちのせいなのか、ある意味で時の経過の末路で滅びでもあるゴミにすら、侘び寂びと、消え行く淡い美を私は感じていた。
それに思わく通り、水辺を吹き抜ける涼しい風は吹いており、それだけで満足だった。
その風の中、人差し指みを宙に立て、その手に留まってくれた赤蜻蛉などをながめながら……
『蜻蛉は可愛い……でも肉食で、その大型種はスズメバチも普通に襲うと言う』
そんな事を考えながら涼んでいると……その爽やかな風は、干物を焼く匂いから、生臭さへと急速に時が経つ様に置き変わり、『何?』と思っていると不意に「ふふん」と女性の笑い声が聞こえると同時に後ろ髪を引かれ、仰天し、辺りをキョロキョロと見渡すけれども、誰もいない……不安になった私はすぐに気持ちの整理を初める。
髪を引っ張ったものは、きっと無駄に伸び、空にそそり立つヤラシイ芒が風に揺れ一瞬絡まっただけと考え。
一方の笑い声の方は空耳と片づけ、納得し……しても、足元から首筋にかけてゾワゾワと絡み付く様な視線と気配を感じ、思わずその場から少し引きさがれど、すぐに追い討ちの様に片方の耳たぶと両乳首をキツくツネられる痛みを感じ。
「あっああん」と意識せずに自然と、自分でも引く様な色声が口から漏れ、その声を誰かに聞かれたもうかと、たまらず胸元を手で覆いながら芒の茂みが濃き場所に飛び込みしゃがみ、芒を通して見える淡い視界を再び見渡す、すると、手前の水辺と岸の境界線の辺りにキラリと光る白い物を私は見る。
『なんだろう?』と、それを爪で掻く様に土から剥がし、摘み上げると、それは手の中に収まる程の、やや歪な三角形の破片に成り果てた瀬戸物のカケラだった。
その表面には、烏帽子を被り、口を開き、目を閉じ斜め上を見上げる女性の横顔が描かれていた。
烏帽子を被っている事から男装した女性と思われる、その表情は、開いた唇の輪郭線も書き込まれ、艶に強調されている事からイッた時の様に思えた。
そして先程から感じていた視線の正体だろうと思い少し安心し、いつの時代の物だろうかと、その場でスマホを取り出し、ググると……現在河原に残留する焼き物の破片は大体の物が江戸後期から昭和初期の物との事だった。
その知り得た時の経過時間を現時点から、どんぶり勘定でゆるめに差し引き遡ってみても、この描かれた女性にモデルがいたのならば、もうとっくにこの世には、いないだろうと、少し黄昏れ気分になり、思いを馳せ、私は女性を瀬戸物に描く理由を考える……と……
少し何か女性を小馬鹿にした、エロい趣向の様に感じると同時に、私は前に、この土手沿いに古から商いをしている寿司屋の主人の溢れ話しから、かつてこの辺りに多数の女郎宿が存在したと、聞き得ていた事もあり、直感でこのカケラは遊宿で使われていた盃か徳利かなと感じ取ると、カケラを転がしていた手の中にチクリと痛みが不意に走り、見ると人差し指の根本に小さい赤い血玉が浮かび上がった、その血玉はみるみるうちに小豆程の大きさになり、血玉の中に写り込む自分とその背面の赤い世界を見つめていると、その映り込む瞳と瞳を通じて、私の頭の中には……
夕刻の河原で芒を手に佇み、髪は輪髷、身を包む紫色の着物の上に緑と黄色の縦縞が差した黒の羽織りを羽織った女性の後ろ姿、そのまた後ろに見える土手沿いには、戸が牙が生えた口の如くに開く様な、それは人を喰いそうな、怪しい女郎宿が岸に築城された牙城の様に煌びやかに建ち並ぶる、夜風景が浮かび上がり。
「見なんし」
と、その女性が言った気がすると、その女性は横に咥えた芒をスーと抜き取り、私に行けと言わんばかりに、その芒でその宿の方を指し示し、そのまま場面は、遊園地のアトラクションの様に戸を潜り、階段を上がり、その宿の一部屋の中に移り、手酌をする遊女の手を不意に取り、追い被さる男性宿泊客の後ろ姿、それに続き、前の肌着を剥かれ、露わになった乳房を揺らし「『あっ!あっ!」』と一点をただ見つめ続ける遊女のビジョンが広がり、やがて、映像は切り替わり、今度は、その遊女が引きの出窓の縁に片膝だけ折りかける体勢で、その縁に座らされ、下から突き上げられる様な体勢に成り、夜空を見上げながら掠れ切れる様な喘ぎ声をあげ始める……
「゛あっー゛あっー゛あっあぁぁぁぁー~ッ……! あっあっあ゛っあっああー!! 」
そんな中、男は言う。
「ほら、なんかいつもみたいに歌えや」
「ええっ! ……も、もっと小刻みに穿繰り返し貝掻きてあちき狂いし潮吹き貝しなんしーし~ああー」
気づくと、その顔には、なんの趣向なのか、鼻から下が無く、覗き穴も開けられていない、奇妙な黒い狐の半面を装着していた。
一方の男性の方も、鼻から下が無い、その面の意味を成さない、ひょっとこの面をオデコからやや斜め掛けにしていた。
その二人の周りには、天井に鼻が向けて置かれた天狗の面やら、私しなどは、見ているだけで痒くなる白濁したトロロ汁が、並々と注がれ、その汁の中に、場違いな豆急須がポックリと浮いている赤い大盃などが散乱していた。
『……』
私は、その急須の注ぎ口が、何処に当てがわれ差し込まれたのかを、考えてしまい、そんな自分に赤面し……その恥な気持ちを遊女に押し着け、解消するかの様に『なにこれヤラ酷い~』
私は、そう他人事の様に心の中で呟いた。
私は、しばらくそのエロ凄き光景に釘付けになり、やがて……心は遊女の喘ぐ声に侵蝕シンクロされ、徐々にジワリジワリと深く暗き思考に落ちて行く……
『掻く事って気持ちいい……それが性的快楽と重なり合ったら……』
「あっいい!」
『きっとたまらないわ……ああ……私も……』
「ああー」
『ああ……』
「゛あー」
『なりたい……されたい……』
「してもらいなんし」
と、その世界に引き込まれてそうになり、気づくと指を咥え、片方の乳房を自分で、いままでのセーブを外したかの様に痛いくらいに強めにネブっていた。
それは、自分の中に眠ている大いなる闇が開眼した時だった。
でもすぐに……
『現実は、そんな甘くないわ、精神的にタフと言うには少し違う、何か知り得ないセンスが重要で必要な仕事……私には無理、遊び半分でやったら壊れるわ』と思い、私は目を静に閉じ、少し硬くなり出した血玉を舐め取り、ポーチから絆創膏を取り出し、そのイナザナな血骨臓物浴び世界に封をするかの様に、その傷口に巻く。
……私は、この手の中のカケラは遊女の流した涙を受けとめた器の様な気がした。
その何か悔し恥ずかしな、残り念が涙と共に陶器に描かれた顔に宿り、そのままこの世に留まり、たまたま通りかかった平和な私を見て妬み、呼び寄せ少し揶揄った様に思えた。
そして不覚にも私は、少し濡れてしまった。
『そう、妄想だけなら気楽で、とても楽しい世界だと思う』
とは言え、物好きな私は、このカケラが一点物の芸術作品であり、魂の宿る物で大事にすれば、味方に成り得てくれる物と、その価値を自分の中に見出し、何かに使えないかを考え、最初はブローチとも考えたがあまり、人目に晒す物ではないと思い、元々は食器であった物なので箸を置きにしようと決め、ハンカチで包み持ち帰り、再び手を切らないように角をサンドペーパーで丸めると洗剤で洗い、念治めに塩を振り、日に干す。
その後、その箸置きは、私のその妄想話しを聞き、興味を持ってしまった父に譲り、晩酌時の宝物に……。
と、そんな感じで……まぁ喜んでくれているのなら別に良いのですが、その何か、その複雑な心境を歌にし浄化して見る……
意味含み
箸舐め切るは
父と言え
悲しヤラシキ
もののけかなと……
『少し酷いかな』
[完]
解説、あとがきに代えて🐦⬛
※輪髷
後ろに丸く円を作り結いた髪型
勝山と言う源氏名の遊女が始め、後に世に広まっていったと伝わっている。(勝山丸髷)
※ 廓(くるわ)言葉
遊廓で使われていた言葉。
見なんし(見て下さい)
あちき(私)
しなんし(して下さい)
してもらいなんし(してもらって下さい)
題材・つくも神
物に宿る魂。その正体は、必ずしも、その物の持ち主では無く、間接的に関わり、成仏していない人の魂である事もある様に作者は思える。
協力・谷底 岩男(たにそこ いわお)飲み友
蛭 千聖(ひる ちひろ)飲み友
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