【R18】蝉と少女

仙 岳美

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分冊⑨

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分冊⑨【分記・女帝降臨の章】
 
 私の目の前には網タイツの上に黒いエナメルのロングブーツと黒いエナメルのハイレグのパンツを履き。
上半身には白と黒の縦のストライプの中世の鎧に見えるコルセットを装着し裏地が赤色の紺のマントを羽織った女王様いや女帝が現れた!
ブーツの高さで底上げされた身長は私より明らかに高い!
私は心の中でしまったと思った、これはいきなり薬を断った反動による物だと直ぐに直感的に理解した、徐々に薬の量を減らして止めるべきだったのである
依存性が無いと聞いてた事に油断をしたのである。
人によって薬の効き方は微妙に違うように止める時の断薬症状は人それぞれが普通である
「これはな、な、怒ってんのか、帰る話は一回帰っていいて事で決着したじゃないか、片付けは?」
彼女は喋り出した
「片づけの話はウソよ君をここに連れ込むための、だけど私の心の整理と考えれば本当かしらね……私、最初から君の言うこと信じてないから。
帰らして、そのまま何処かに越されたら終わりじゃん、一緒に来いて言えばいい事じゃん、なぜ言えなかったのー帰るとか、いっちゃって冗談じゃないわ。
さんざん私の体を穿り返して恥ずかしく鳴かせて、オモチャにしたクセに。
タップリ調教して私がいなければ生きていけない身体にしてあげるわ」 

「まって、俺にも覚悟が」

「君の覚悟なんかいらないからーー」
部屋全体に絶対零度の氷の稲妻が迸った!!
私は恐怖に支配された

「わかった!一緒に行こう」

「もう信じられないわ、私が知らない土地で君が私を巻いて逃げればそこまでだし、君の家で待ち伏せしても、より戻した彼女の家に転がり込んで私が諦める迄帰ってこないかもしれないし」

「今から徹底的に身の程を思い知らせてあげるわ。君の少し曲がった性格、強めに正してあげるわ」

「や、やめろー」

「なんでー君が私にやった行為と同じじゃないー
君みたいに楽しそうに穴に入れるだけよー」
私は怖くて涙目だった

「泣いてもダメよ、駅前のホテルの時はまだ君は私の物だったから。許してあげたけど、今回は許さないから私を捨てるんでしょ?
泣き叫んでもエロ汁が出なくなっても朝まで突き続けて犯してあげるわー
オシッコ噴いて漏らしちゃうね かっこ、わ・ら・い
最後はそれをワインで割って飲ましてあげるわ。」 

私は叫んだ
「ふざけんなタダの嫉妬妄想じゃないかー」

彼女は目を閉じた再び開いた目は赤く燃えていた

「そう言う態度に出るんだ、前に言ったよね、私、怒らせるたらチョン切るって
心配ないわよ、オチンチン無くしても私が犬みたいに飼ってあげるから
それでいいじゃない 
それとも私と闘う?  
私が怖い?」

心の中でハイダントツに怖いですと思った。

目に殺気がいや部屋全体に殺気が炎の視線、地獄の業火が稲妻の様に迸った。
私は逃げるしかないとか思った、戦っても勝ち目はまず無い幸出口は私の後ろにある

「わかった言う事聞く、帰らない一生一緒にいる約束する」と言って油断させた。  

「……そうよ最初からそう言えばいいのよ、でも私は君が帰るとか言い出したお仕置きの罰として犯す事はもう決めてるから。最後にチョン切るだけは勘弁してあげるはこっちに来て! 早く!」

私は一歩足を出すと同時に後ろに飛んだ!
よし行けると、思ったらドアには鍵が掛かっていた!
後ろを振り向くとか目の前に彼女がいた、私は固まってしまった

「ザーネンでした、ここは元、古の女王が作った拷問部屋、中からは鍵がないと開けられないのよ。ウンウン今のが君の私に対しての答えね」

鍵を人差し指と親指て摘んで顔の横でブラブラさしていた、彼女は舌を出した、いつかの様なキョトンした顔になっていた!

「ヨシヨシ切るだけじゃ物足りないわ、オシャレに玉潰してあ・げ・る」

私は反撃に出た、座してなんとか待つなである!
もうやるしか無い、
[柿乃守]を取り出し目眩しの赤いレーザライトを彼女の目に放った、効かなかった部屋の照明が赤だから相殺されてしまいなんの意味もない!
なるほど地の利を利用するこれは彼女の兵法だ。
素早く[柿乃守]を手の平の中で回転させその反動を利用して刃を出し、そのまま回転切り!
彼女に余裕で避けられてしまう

「ハイ、ハズレ、ザーンネンー今の奇襲は中々良かったけど、まだまだ動作が遅い!」

彼女は後ろ髪の中に隠し持った[真打・紫アゲハ]を取り出した。
前に十字架大石の前で見せてもらった小刀である(汗)
真っ赤な異空間で紫の蝶が召喚され、彼女の手の中で舞い変化し歪な光を放つ青白い刃が現れた!
刃物を取り出した影響で彼女の髪は前に半分だけバラけた。
さらに見た目の凄みが増した!
部屋のスピーカーからはヘビーメタルが流れてきた。
彼女は髪をかきあげると低く小刀を構え
一言
「かかってきな」と言った。

赤い異空間で師弟対決の幕が切って落とされた!
小刀が擦れ合う火花と金属音がぶつかり合う音が異空間に響く!
2本の小刀がぶつかり交差し十字架の様な火花があちらコチラに飛び散って蝶の様に2人の周りに舞っていた!
彼女のスキを見つけては
突く!
「ハズレ」
突く!
「ハズレ」
完全に遊ばれてる彼女は余裕だ見切られている
「見せてあげるわよ」
彼女は目を大きく開き、見切るように素早く私の刃を人差し指と中指で挟むように抑えた!

「何!」

「仙身流奥義・双甲着岩」
※説明しよう、王の寝室を守る、真・朱里擧(マ・シュリア)が編み出した技である、刺客の武器2ヶ所を押さえ、そこから相手の体のバランスを操ると同時に脳波から発する微力の電気を相手の武器を媒体にし送り込み相手の脳神経を鈍らせ金縛りをかけてしまう技である。また朱里擧は王の男色の相手だったと言われている。

彼女の指に挟まれた刃が岩のように動かない!
いやそれだけでは無い、刃を伝って何か金縛りのような力が、私の体も固まった、体が動かないヤバい
「その顔、苦悩な君の顔かわいいわ」
と言って彼女は私に顔を近づけキスをしてきたそして舌をを入れてきた!
彼女の瞳に自分の瞳が写る
急に体がダルくなった瞳の中の瞳に力を吸われてるような感覚だ!
「秘技・瞳噛み」と彼女は呟いた
「とりあえず裸になろうか」と
彼女は金縛りで動けない私のズボンのベルトを片手で外し服を脱がそうとしてきた!私はたまらず彼女を蹴り放そうと重い足を上げた、その時、彼女が刃を離したので私はバランスを崩し壁に背を持たれかけた。
なんだ今のは……思い出した彼女の家で見た本に載ってた技だ、今彼女が披露した2技のコンビネーションは上級者と王族の技だ!
強化薬を使わないで技を使えるのは彼女の脳は何かしらで覚醒しているのだ。

彼女は髪をかき上げる。

「よく私の呪縛から体、動かせたわね、なにか精神を安定させる薬でも服薬してるのかしら? まぁ、何となく君が心の病を患わってるのは感じてだけど」

強すぎる。

彼女は更に話す
「短時間で君は結構、強くなった方よ、成長が早いわ、おじいちゃんが生きてたら後継者ができたって喜ぶかもね、私と結婚してこの島で暮らせば良いのよ、わざわざ帰ってキツい仕事やる事ないわ、私と一緒に墓地の管理やればいいじゃない、島長にも私が紹介してあげるわ、立派な仕事よ、2人の世界で誰にもミエ張らないで暮らせばいいじゃない、病気も治るわ、今晩、私に身を任せれば良いの気持ち良くしてあげるわ、私は今自分の欲望抑えられないのよ、今晩だけよ、明日から優しく彼女に戻るわよ」

私の心は彼女の言葉に揺らいだ、しかし私にはまだ自分でやれる努力は残ってるはずだ
「断る、俺は逃げない自分で頑張る」

「あら、良い話だと思うけどな~君は恵まれてる方よ、病気を家族に理解されないで苦しんでいる人もいるのに、自分を生かすために一回逃げるのは正しい選択よ恥じる事じゃないわ、逃げるのは究極の奥義よ、私は神様が君に与えたチャンスと希望よ」

私は再び刃を構えた。

「もうやめなさいよ、君に私は傷つけられないわ、態と隙を作ってあげても、君は躊躇してたのはわかったわ、優しいのよ、ますます好きになったわ、余計に知らない女に返すのは惜しくなったわ、君は私の物よ」

「人を物呼ばわりするな」
私は再び彼女に向かって行った

「わからずやね、ほらーしっかり狙いなさいよ」

「私の身体に穴開けてみなさいよ突くの得意でしょー、散々私の穴を付いて犯してきたじゃない!」

「そうだいい事を思いついたわ、君の目潰して正常位でさー私が常に穴の位置、腰使って微妙にズラスから君が上手く私の穴に入れられるかのゲームしない?
一回ハズレる事にミニ鞭でお尻一発叩いてあげる、そういうの好きでしょ、宿で私にケラケラ笑われながら腰を振って屈辱的なSEXで何回もイッチャッてたでしょ!
面白かったわ、君の間抜けな表情」

「黙れ!」突いた!

バッシン!

彼女のの足払いをくらい、倒れてしまった!
[柿乃守]は倒れた反動で私の手を離れ彼女の方に回りながら飛んで行ってしまった。
彼女は[柿乃守]を額の辺りでキャッチした!

「あら、おでこと手が少し切れたわ、この刀、元の持ち主に向かって失礼ね、恩を仇で返す今の持ち主に似たのかしら?付喪神にでもなったのかしら?後で君の下がの毛剃るのに使わしてもらうわ、ちょん切るん、だから毛要らないでしょ、ふふふ」

「教えた上げたでしょ重心はしっかり保てって」

「そもそも私が与えた武器で私に勝てるわけないじゃない猿なのは下半身だけにしてよね、猿!」

「そろそろ、このやり取りにも飽きてきたわね、言う事聞きそうにないし、イライラしてきたわ、そろそろ地獄のプレー開始する?」

私にはまだ最後の手が残っている。
誰もが使える最終決戦用大呪文を放つ事を決断した……

分冊⑩【分記・大呪文の章】へ続く
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