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さわこさんと、オレンジのカーテン その2
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お試しでお出ししてみた干カルキの酒粕巻きですが、思いのほか好評でした。
お通しでお出ししたのですが、
「さわこさん、これ追加でもらえないかな」
「あ、僕もお願いしたいです」
ヒーロさん達がそう申し出てこられたのを皮切りにですね、その後ご来店くださったナベアタマさんやスーガさんまで、
「さわこさん、これもう少しほしいな」
「あ、僕もお願いしたいです」
そう申し出てこられまして……この日準備していた分はあっという間になくなってしまいました。
早々になくなってしまったため、あまり多くの方には味わって頂けなかったのですが……それもでなんだか嬉しかったです。
このレシピは、私が亡き父から……その父は、その母から受け継いだものなんです。
そういう……私の家庭の味とでも言うべき料理がこの世界の皆様にも受け入れて頂けたというのが、なんだかとても嬉しかったといいますか……
そんなことを考えながら厨房で料理をしておりましたところ、
「さわこ、どうしたの?」
不意に、バテアさんが私にそんな声をかけてこられました。
「え? 私どうかしていますか?」
「なんだか、すごく嬉しそうな顔してるじゃない」
「そうですか?……そうですね、そうかもしれません」
「ふ~ん、よかったら夜にでも理由を教えてちょうだいな」
「はい、よろこんで」
そんな会話を交わしまして、バテアさんはお客様の元へお酌しに、私は料理を作っていった次第でございます。
この日は、いつもより気持ちよく厨房に立てた気がいたします。
◇◇
その夜……
お店の片付けを終え、お風呂をすませた私達は、いつものようにリビングに集まって晩酌をはじめました。
少し前まではテーブルを囲んで椅子に座って行っていたこの晩酌ですが、今はコタツに入って行われております。
何しろ、コタツを出すために、テーブルも椅子も片付けてしまっておりますので。
私が座っている横では、人型のベルが布団から頭だけ出して寝息を立てています。
ベルはすっかりコタツがお気に入りになってしまっておりまして、最近はうどんをふみふみする時と、ご飯の時以外はずっとコタツで丸くなっています。
あ、丸くなっているといいましても、本当に丸くなっているのは牙猫の姿の時だけなんですよ。
人型に変化してコタツに入っている際は、今のようにコタツの布団から顔だけだして、体はコタツの中でまっすぐ延ばしているんです。
そのため、私達はベルがまっすぐ体を伸ばしている側を避けて、残りの三方にそれぞれ座っている次第です。
そんな中で、私・バテアさん・リンシンさんの3人は、日本酒で晩酌を行っております。
今夜飲んでいるのは岡山のお酒、鬼ノ城です。
昔ながらの製法で精製された辛口のお酒なのですが、とても喉越しがいいんです。
肴は、少しだけ残っていた干カルキの酒粕巻きです。
お客様にお出し出来ない端っこの部分のみですが、それでもプライベートで食べる分には問題ございません。
「……へぇ、じゃあこれはさわこの家に代々伝わってきた味ってことなのね」
私の説明を聞いてくださったバテアさんは、そう言いながら酒粕巻きを口に運んでおられます。
「はい……ですので、この時期の思い出の味なんですよね」
そんなバテアさんに、私は笑顔でお答えしました。
「……お酒も美味しいけど、酒粕巻きもおいし」
リンシンさんは、いつものようにお酒の入っているグラスを両手で抱えて、舌でそれをすくうようにしながらチビチビ飲まれているのですが、時折口を離しては酒粕巻きを少し口に含み、そしてまたお酒のグラスに口をつけておられます。
「リンシンさんも、ありがとうございます」
私は、リンシンさんにも笑顔で頭をさげました。
すると、そんな机上にエンジェさんがふわりと舞い降りました。
「これ、いつもこの時期にお店にあったね」
「そうですね……エンジェさんを飾っている頃のお通しはいつもこれでしたね」
「とっても綺麗で、好きだったのよ」
「そうですか。そう言ってもらえるととってもうれしいです」
私は、笑顔でそう言うと、エンジェさんに向かってグラスを差し出しました。
エンジェさんは、満面の笑顔でそのグラスに軽くタッチしてくれました。
すると、
「さわこ、こっちも」
そう言って、バテアさんがご自分のグラスを私に向かって差し出してくださいました。
「……私も」
そう言って、リンシンさんも、バテアさん同様に、ご自分が両手で抱えておられたグラスを私に向かって差し出してくださいました。
私は、そんなお2人笑顔を向けながら、
「では、かんぱ~い!」
そう言いながら、お2人のグラスに自分のグラスを当てていきました。
チン
チン
ガラスのふれ合う音が室内に響いていきました。
なんだか、その音が今夜はいつも以上に心地よいです。
魔法使いのバテアさん
冒険者のリンシンさん
クリスマスツリーの付喪神のエンジェさん
そして、横で眠っている牙猫族のベル
みんなと一緒にすごすこの時間……私はとっても大好きです。
◇◇
翌朝……
ベッドの中で目を覚ました私は、まず真っ先に両手で自分の体を触っていきました。
……大丈夫、今日は脱いでいませんでした。
あまりにも気持ちよくお酒を飲んだもんですから、ひょっとしたら今日は酔いに任せてパジャマを脱ぎ捨てて素っ裸で寝ているのでは……と、思ってしまったのですが、どうやらそれは免れたようです、はい。
ベッドから起き上がろうとしましたら、
「……う~……さーちゃん」
そう言いながら、私とバテアさんの間で寝ていたベルが、寝ぼけて私に抱きついてきました。
……よく見ると、ベルが素っ裸で寝ているではありませんか!?
よく見ると、コタツとベッドの間にベルのパジャマが落ちています。
ひょっとしたら、ベルってばコタツとベッドを行き来しているうちに、無意識に牙猫の姿になってしまったのかもしれませんね。
その際に、身につけていたパジャマが全部脱げてしまったのかも……
そして、寝ぼけて人型に戻ったもんですから、結果敵に素っ裸になってしまい、寒くて私に抱きついてきたといったところでしょうか。
「ベル、甘えてくれるのは嬉しいのですが、私は青空市にいかないといけませんから……」
そう言いながら、ベッドを出た私はベルのパジャマを拾いあげまして、それをベルに着せてあげました。
「はい、手をあげて」
「……にゃ」
「はい、次は逆の手をあげて」
「……にゃあ」
寝ぼけているベルは、私の言うがままに体を動かしてくれます。
少し不謹慎ですが……ちょっと楽しくなってしまいますね。
思わず微笑みながらベルに服を着せてあげた私は、
「じゃあベル、ベッドに戻って、バテアさんと一緒に寝てくださいね」
私がそう言いますと、ベルは
「……ばーちゃんは胸が邪魔だから嫌ニャ。さわこがいいニャ」
そう言って、私に抱きついてきました。
……なんでしょう……甘えてもらえて嬉しい反面、とっても悲しい気持ちになっているのですが……えぇ、確かに私はまな板ですよ……ですけど……
そんな事を考えていると、ベッドの方から、
「……だから、アタシはバーちゃんじゃない……むにゃむにゃ」
そんなバテアさんの寝言が聞こえてきました。
その寝言の内容に、私は思わず苦笑してしまった次第でございます。
◇◇
そんな事がありましたものの、どうにかベルをバテアさんのとなりで寝かしつけて、私は1階へ降りていきました。
だるまストーブを台車にのせて、そのまま外へ出て行きます。
空気が刺すように冷たいです。
しっかり厚着してきているのですが、それでも手足や顔がとても冷たいです。
ガラガラガラ……
寒さに負けずに、私は台車を押していきます。
すると、バテアさんの家の裏に、オレンジ色のカーテンが……
陰干ししている干し柿です。
ずいぶん茶色がかってきていますけれども、それがまたいい色合いでござます。
さ、朝のお仕事が終わったら、このカーテンを屋上に移さないといけませんね。
ーつづく
お通しでお出ししたのですが、
「さわこさん、これ追加でもらえないかな」
「あ、僕もお願いしたいです」
ヒーロさん達がそう申し出てこられたのを皮切りにですね、その後ご来店くださったナベアタマさんやスーガさんまで、
「さわこさん、これもう少しほしいな」
「あ、僕もお願いしたいです」
そう申し出てこられまして……この日準備していた分はあっという間になくなってしまいました。
早々になくなってしまったため、あまり多くの方には味わって頂けなかったのですが……それもでなんだか嬉しかったです。
このレシピは、私が亡き父から……その父は、その母から受け継いだものなんです。
そういう……私の家庭の味とでも言うべき料理がこの世界の皆様にも受け入れて頂けたというのが、なんだかとても嬉しかったといいますか……
そんなことを考えながら厨房で料理をしておりましたところ、
「さわこ、どうしたの?」
不意に、バテアさんが私にそんな声をかけてこられました。
「え? 私どうかしていますか?」
「なんだか、すごく嬉しそうな顔してるじゃない」
「そうですか?……そうですね、そうかもしれません」
「ふ~ん、よかったら夜にでも理由を教えてちょうだいな」
「はい、よろこんで」
そんな会話を交わしまして、バテアさんはお客様の元へお酌しに、私は料理を作っていった次第でございます。
この日は、いつもより気持ちよく厨房に立てた気がいたします。
◇◇
その夜……
お店の片付けを終え、お風呂をすませた私達は、いつものようにリビングに集まって晩酌をはじめました。
少し前まではテーブルを囲んで椅子に座って行っていたこの晩酌ですが、今はコタツに入って行われております。
何しろ、コタツを出すために、テーブルも椅子も片付けてしまっておりますので。
私が座っている横では、人型のベルが布団から頭だけ出して寝息を立てています。
ベルはすっかりコタツがお気に入りになってしまっておりまして、最近はうどんをふみふみする時と、ご飯の時以外はずっとコタツで丸くなっています。
あ、丸くなっているといいましても、本当に丸くなっているのは牙猫の姿の時だけなんですよ。
人型に変化してコタツに入っている際は、今のようにコタツの布団から顔だけだして、体はコタツの中でまっすぐ延ばしているんです。
そのため、私達はベルがまっすぐ体を伸ばしている側を避けて、残りの三方にそれぞれ座っている次第です。
そんな中で、私・バテアさん・リンシンさんの3人は、日本酒で晩酌を行っております。
今夜飲んでいるのは岡山のお酒、鬼ノ城です。
昔ながらの製法で精製された辛口のお酒なのですが、とても喉越しがいいんです。
肴は、少しだけ残っていた干カルキの酒粕巻きです。
お客様にお出し出来ない端っこの部分のみですが、それでもプライベートで食べる分には問題ございません。
「……へぇ、じゃあこれはさわこの家に代々伝わってきた味ってことなのね」
私の説明を聞いてくださったバテアさんは、そう言いながら酒粕巻きを口に運んでおられます。
「はい……ですので、この時期の思い出の味なんですよね」
そんなバテアさんに、私は笑顔でお答えしました。
「……お酒も美味しいけど、酒粕巻きもおいし」
リンシンさんは、いつものようにお酒の入っているグラスを両手で抱えて、舌でそれをすくうようにしながらチビチビ飲まれているのですが、時折口を離しては酒粕巻きを少し口に含み、そしてまたお酒のグラスに口をつけておられます。
「リンシンさんも、ありがとうございます」
私は、リンシンさんにも笑顔で頭をさげました。
すると、そんな机上にエンジェさんがふわりと舞い降りました。
「これ、いつもこの時期にお店にあったね」
「そうですね……エンジェさんを飾っている頃のお通しはいつもこれでしたね」
「とっても綺麗で、好きだったのよ」
「そうですか。そう言ってもらえるととってもうれしいです」
私は、笑顔でそう言うと、エンジェさんに向かってグラスを差し出しました。
エンジェさんは、満面の笑顔でそのグラスに軽くタッチしてくれました。
すると、
「さわこ、こっちも」
そう言って、バテアさんがご自分のグラスを私に向かって差し出してくださいました。
「……私も」
そう言って、リンシンさんも、バテアさん同様に、ご自分が両手で抱えておられたグラスを私に向かって差し出してくださいました。
私は、そんなお2人笑顔を向けながら、
「では、かんぱ~い!」
そう言いながら、お2人のグラスに自分のグラスを当てていきました。
チン
チン
ガラスのふれ合う音が室内に響いていきました。
なんだか、その音が今夜はいつも以上に心地よいです。
魔法使いのバテアさん
冒険者のリンシンさん
クリスマスツリーの付喪神のエンジェさん
そして、横で眠っている牙猫族のベル
みんなと一緒にすごすこの時間……私はとっても大好きです。
◇◇
翌朝……
ベッドの中で目を覚ました私は、まず真っ先に両手で自分の体を触っていきました。
……大丈夫、今日は脱いでいませんでした。
あまりにも気持ちよくお酒を飲んだもんですから、ひょっとしたら今日は酔いに任せてパジャマを脱ぎ捨てて素っ裸で寝ているのでは……と、思ってしまったのですが、どうやらそれは免れたようです、はい。
ベッドから起き上がろうとしましたら、
「……う~……さーちゃん」
そう言いながら、私とバテアさんの間で寝ていたベルが、寝ぼけて私に抱きついてきました。
……よく見ると、ベルが素っ裸で寝ているではありませんか!?
よく見ると、コタツとベッドの間にベルのパジャマが落ちています。
ひょっとしたら、ベルってばコタツとベッドを行き来しているうちに、無意識に牙猫の姿になってしまったのかもしれませんね。
その際に、身につけていたパジャマが全部脱げてしまったのかも……
そして、寝ぼけて人型に戻ったもんですから、結果敵に素っ裸になってしまい、寒くて私に抱きついてきたといったところでしょうか。
「ベル、甘えてくれるのは嬉しいのですが、私は青空市にいかないといけませんから……」
そう言いながら、ベッドを出た私はベルのパジャマを拾いあげまして、それをベルに着せてあげました。
「はい、手をあげて」
「……にゃ」
「はい、次は逆の手をあげて」
「……にゃあ」
寝ぼけているベルは、私の言うがままに体を動かしてくれます。
少し不謹慎ですが……ちょっと楽しくなってしまいますね。
思わず微笑みながらベルに服を着せてあげた私は、
「じゃあベル、ベッドに戻って、バテアさんと一緒に寝てくださいね」
私がそう言いますと、ベルは
「……ばーちゃんは胸が邪魔だから嫌ニャ。さわこがいいニャ」
そう言って、私に抱きついてきました。
……なんでしょう……甘えてもらえて嬉しい反面、とっても悲しい気持ちになっているのですが……えぇ、確かに私はまな板ですよ……ですけど……
そんな事を考えていると、ベッドの方から、
「……だから、アタシはバーちゃんじゃない……むにゃむにゃ」
そんなバテアさんの寝言が聞こえてきました。
その寝言の内容に、私は思わず苦笑してしまった次第でございます。
◇◇
そんな事がありましたものの、どうにかベルをバテアさんのとなりで寝かしつけて、私は1階へ降りていきました。
だるまストーブを台車にのせて、そのまま外へ出て行きます。
空気が刺すように冷たいです。
しっかり厚着してきているのですが、それでも手足や顔がとても冷たいです。
ガラガラガラ……
寒さに負けずに、私は台車を押していきます。
すると、バテアさんの家の裏に、オレンジ色のカーテンが……
陰干ししている干し柿です。
ずいぶん茶色がかってきていますけれども、それがまたいい色合いでござます。
さ、朝のお仕事が終わったら、このカーテンを屋上に移さないといけませんね。
ーつづく
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