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さわこさんと、忘年会の夜 その2
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かなり早くからはじまったドルーさん達の忘年会ですが、それを皮切りにいつしか店内は多くのお客様で満席になっていました。
バテアさんの魔法道具のお店のスペースを解放していただいて、特別に設置させていただいている忘年会用のスペースも、予約のお客様が全員お見えになっておられます。
「じゃ、みんな今年もお疲れ様でした」
「「「お疲れ様でした!」」」
ヒーロさんの乾杯の音頭ではじまったのは、ここ辺境都市トツノコンベの役場の皆さんの忘年会です。
ヒーロさんの元で働いておられるシウアさん達がグラスを掲げておられます。
皆さん、居酒屋さわこさんの常連客でもありますので、すっかりお馴染みのメンバーですね。
ヒーロさん達は「居酒屋さわこさんのお勧め宴会鍋コース」を選んでくださっています。
今日のお鍋は、トツノコンベの秋から冬にかけての名物料理としてすっかり定着したジャッケを使った石狩鍋がメイン料理になっています。
ジャッケの切り身に、私の世界で仕入れて来たお豆腐、それにアミリアさんの農場で収穫されたハルクサイとシュルンギク、これにカゲタケをたっぷりと投入したお鍋です。
ハルクサイとシュルンギクは、私の世界の白菜と春菊によく似たお野菜です。
これを、植物学者でもあるアミリアさんが、私の世界で購入してきた白菜と春菊の種を使って品種改良した物なんです。
ハルクサイとシュルンギクは、本来かなり小振りな野菜でして、私の世界の白菜と春菊に比べてどちらも半分くらいの大きさしかなかったのですが、アミリアさんが品種改良したハルクサイとシュルンギクはといいますと、どちらも白菜と春菊とほぼ同じ……いえ、2,3割くらい大きくなっておりまして、それでいて美味しさは白菜と春菊に負けていないんです。
「いやぁ、しかしこの店のハルクサイとシュルンギクは本当に美味しいですね。以前はちょっと苦みがあって苦手だったんですけど、このお店のを食べたら大好きになってしまいました」
取り皿に山盛りになっているハルクサイを頬張りながら笑顔のシウアさん。
「それに、このカゲタケ! 入手が難しいのに、こんなにたくさん入っているなんて……もう、感激ですよ!」
ツチーナさんは、椎茸の代わりに入っているカゲタケを口に運びながら、嬉しそうに尻尾を左右に振っておられます。
人種族の方や、亜人種族の方々が和気藹々とお鍋を囲んでおられます。
「亜人種族の差別が激しい王都じゃ、こんな光景は見られないでしょうねぇ」
厨房の脇で、ヒーロさん達のお座敷の様子を見つめていたバテアさんが楽しそうに笑っておられます。
「そうなのですか? でも、トツノコンベではそういった差別みたいなことを見かけた記憶があまりないのですが……」
「まぁね、ここトツノコンベは王都からかなり離れているしね。亜人種族の方がたくさん暮らしているトツノコンベで、そんな差別を露骨にやってたらえらい目に遭いかねないわ」
「はぁ……ちょっとよくわかりませんけど……私としましては、お客様には仲良く美味しいお酒と美味しい料理を味わって頂きたいと思うのですが」
にっこり微笑む私。
そんな私を見つめながら、バテアさんもクスクス笑っておられます。
「そんなさわこだからこそ、こうしてお客も寄ってくるんでしょうね」
そう言うと、バテアさんは右手の人差し指をついっと一振りしました。
すると、バテアさんの周囲に一升瓶が10本近く浮き上がりました。
「さって、それじゃあアタシも、美味しいお酒でお客達を満足させてこようかしら」
「はい、よろしくお願いします」
「えぇ、お願いされたわよ」
肩越しに右手をひらひら振りながら、バテアさんは宴会席が設けられているバテアさんの魔法道具のお店のスペースへ向かって歩いていかれました。
両肩を剥き出しにして、胸のあたりまで着物をはだけさせているバテアさん。
その妖艶な出で立ちに、周囲のお客様達も思わず見惚れてしまっているのがわかります。
「さわこ~、ジューイさんのお座敷、串焼き20本追加だって~」
「あ、うん、わかった和音」
バテアさんの後ろ姿に思わず見惚れていた私に、お店を手伝ってくれている和音が声をかけてきました。
今日は、忘年会の予約がすごかったものですから、いつもはワオンさんの酒造工房で働いている和音にもバイトとしてお店の手伝いにきてもらっているんです。
そんな和音から追加注文を聞いた私は、炭火コンロの上に串焼きを並べていきました。
そこに、今度はツカーサさんが駆け込んできました。
「さわこ~、ザルメーキさん達のところが、ドルーさんのところに出ている肉の塊焼きを出してもらえないかって言ってるんだけど?」
「あ、さわこさん、アイヤルマさんのところからも、あのお肉の塊焼きの追加注文です」
ツカーサさんに続いて、マリーさんが厨房へ駆け寄ってこられました。
「はいわかりました。少しお時間頂きますようにお伝え願えますか?」
「うん、わかったわさわこ」
「はい、そうお伝えしてきます」
私の言葉を受けて、ツカーサさんとマリーさんは忘年会のスペースへ向かっていかれました。
先日から、あの肉の塊の匂いに釣られて、他のコース料理を食べておられたお客様が、居酒屋さわこさんのお勧め宴会肉コースのメイン料理でありますタテガミライオンのお肉の塊焼きを追加注文される方が続出しているんです。
やっぱりあれですね、お肉が焼けた香ばしい匂いは最強と申しますか、あの匂いを感じてしまうとつい注文したくなってしまうと申しますか……
そんなわけで、今夜も追加注文に備えて、下ごしらえはばっちり準備出来ています。
「さすがに一度に2つは無理ですから、まずは先に御注文いただいたザルメーキさんの方のお肉を焼きますか」
下ごしらえを終えて魔法袋の中に保存しておいたタテガミライオンのお肉の塊を魔石レンジの中に入れていきます。
「さわこ、とりあえずお酒で場をつないでおくからさ」
「あ、バテアさん、ありがとうございます」
厨房の中で忙しく手を動かしている私に、バテアさんが笑顔で手を振ってくださっています。
その手には、背後に浮かんでいる一升瓶の中から自らの手に移動させた醉心が握られています。
滑らかな辛みが舌に広がる純米吟醸でして、最近のバテアさんのお気に入りなんですよ。
バテアさんが、皆さんの相手をしてくださっている間に、料理を仕上げていきませんと。
その間にも、忘年会ではなく、お店にご来店くださっているお客様から
「さわこさん、串焼きを2皿お願い」
「さわこさん、こっちには一人鍋の寄せ鍋をお願いします」
「こっちは海鮮盛り合わせを頼むよ」
そんな声があちこちから上がっています。
そんな皆様に私は、
「はい、よろこんで!」
笑顔で言葉を返していきます。
隣のスペースで忘年会が行われているものですから、コース料理の中のメニューを単品で御注文されるお客様が少なくありません。
……そんな中
「うむ、さわこ、こっちにもいつものを頼む」
カウンター席で右手を挙げている女性……そのお姿を確認した私は笑顔を浮かべました。
「はい、ぜんざいと甘酒ですね、ゾフィナさん」
「あぁ、それだ。よろしく頼む」
なんといいますか……忘年会シーズンでも変わりないゾフィナさんを拝見していると、少しホッとしてしまいます。
そんな事を考えながら、私は切り餅を炭火コンロの上の網へのせていきました。
お店の外では雪が舞っています。
真っ暗闇の中、提灯がお店の入り口を明るく照らしています。
そんな居酒屋さわこさんの店内には、笑顔と笑い声がいっぱいです。
皆様、今年もお疲れ様でした。
良いお年をお迎えください。
そんな気持ちを込めながら、私は料理を続けていました。
ーつづく
バテアさんの魔法道具のお店のスペースを解放していただいて、特別に設置させていただいている忘年会用のスペースも、予約のお客様が全員お見えになっておられます。
「じゃ、みんな今年もお疲れ様でした」
「「「お疲れ様でした!」」」
ヒーロさんの乾杯の音頭ではじまったのは、ここ辺境都市トツノコンベの役場の皆さんの忘年会です。
ヒーロさんの元で働いておられるシウアさん達がグラスを掲げておられます。
皆さん、居酒屋さわこさんの常連客でもありますので、すっかりお馴染みのメンバーですね。
ヒーロさん達は「居酒屋さわこさんのお勧め宴会鍋コース」を選んでくださっています。
今日のお鍋は、トツノコンベの秋から冬にかけての名物料理としてすっかり定着したジャッケを使った石狩鍋がメイン料理になっています。
ジャッケの切り身に、私の世界で仕入れて来たお豆腐、それにアミリアさんの農場で収穫されたハルクサイとシュルンギク、これにカゲタケをたっぷりと投入したお鍋です。
ハルクサイとシュルンギクは、私の世界の白菜と春菊によく似たお野菜です。
これを、植物学者でもあるアミリアさんが、私の世界で購入してきた白菜と春菊の種を使って品種改良した物なんです。
ハルクサイとシュルンギクは、本来かなり小振りな野菜でして、私の世界の白菜と春菊に比べてどちらも半分くらいの大きさしかなかったのですが、アミリアさんが品種改良したハルクサイとシュルンギクはといいますと、どちらも白菜と春菊とほぼ同じ……いえ、2,3割くらい大きくなっておりまして、それでいて美味しさは白菜と春菊に負けていないんです。
「いやぁ、しかしこの店のハルクサイとシュルンギクは本当に美味しいですね。以前はちょっと苦みがあって苦手だったんですけど、このお店のを食べたら大好きになってしまいました」
取り皿に山盛りになっているハルクサイを頬張りながら笑顔のシウアさん。
「それに、このカゲタケ! 入手が難しいのに、こんなにたくさん入っているなんて……もう、感激ですよ!」
ツチーナさんは、椎茸の代わりに入っているカゲタケを口に運びながら、嬉しそうに尻尾を左右に振っておられます。
人種族の方や、亜人種族の方々が和気藹々とお鍋を囲んでおられます。
「亜人種族の差別が激しい王都じゃ、こんな光景は見られないでしょうねぇ」
厨房の脇で、ヒーロさん達のお座敷の様子を見つめていたバテアさんが楽しそうに笑っておられます。
「そうなのですか? でも、トツノコンベではそういった差別みたいなことを見かけた記憶があまりないのですが……」
「まぁね、ここトツノコンベは王都からかなり離れているしね。亜人種族の方がたくさん暮らしているトツノコンベで、そんな差別を露骨にやってたらえらい目に遭いかねないわ」
「はぁ……ちょっとよくわかりませんけど……私としましては、お客様には仲良く美味しいお酒と美味しい料理を味わって頂きたいと思うのですが」
にっこり微笑む私。
そんな私を見つめながら、バテアさんもクスクス笑っておられます。
「そんなさわこだからこそ、こうしてお客も寄ってくるんでしょうね」
そう言うと、バテアさんは右手の人差し指をついっと一振りしました。
すると、バテアさんの周囲に一升瓶が10本近く浮き上がりました。
「さって、それじゃあアタシも、美味しいお酒でお客達を満足させてこようかしら」
「はい、よろしくお願いします」
「えぇ、お願いされたわよ」
肩越しに右手をひらひら振りながら、バテアさんは宴会席が設けられているバテアさんの魔法道具のお店のスペースへ向かって歩いていかれました。
両肩を剥き出しにして、胸のあたりまで着物をはだけさせているバテアさん。
その妖艶な出で立ちに、周囲のお客様達も思わず見惚れてしまっているのがわかります。
「さわこ~、ジューイさんのお座敷、串焼き20本追加だって~」
「あ、うん、わかった和音」
バテアさんの後ろ姿に思わず見惚れていた私に、お店を手伝ってくれている和音が声をかけてきました。
今日は、忘年会の予約がすごかったものですから、いつもはワオンさんの酒造工房で働いている和音にもバイトとしてお店の手伝いにきてもらっているんです。
そんな和音から追加注文を聞いた私は、炭火コンロの上に串焼きを並べていきました。
そこに、今度はツカーサさんが駆け込んできました。
「さわこ~、ザルメーキさん達のところが、ドルーさんのところに出ている肉の塊焼きを出してもらえないかって言ってるんだけど?」
「あ、さわこさん、アイヤルマさんのところからも、あのお肉の塊焼きの追加注文です」
ツカーサさんに続いて、マリーさんが厨房へ駆け寄ってこられました。
「はいわかりました。少しお時間頂きますようにお伝え願えますか?」
「うん、わかったわさわこ」
「はい、そうお伝えしてきます」
私の言葉を受けて、ツカーサさんとマリーさんは忘年会のスペースへ向かっていかれました。
先日から、あの肉の塊の匂いに釣られて、他のコース料理を食べておられたお客様が、居酒屋さわこさんのお勧め宴会肉コースのメイン料理でありますタテガミライオンのお肉の塊焼きを追加注文される方が続出しているんです。
やっぱりあれですね、お肉が焼けた香ばしい匂いは最強と申しますか、あの匂いを感じてしまうとつい注文したくなってしまうと申しますか……
そんなわけで、今夜も追加注文に備えて、下ごしらえはばっちり準備出来ています。
「さすがに一度に2つは無理ですから、まずは先に御注文いただいたザルメーキさんの方のお肉を焼きますか」
下ごしらえを終えて魔法袋の中に保存しておいたタテガミライオンのお肉の塊を魔石レンジの中に入れていきます。
「さわこ、とりあえずお酒で場をつないでおくからさ」
「あ、バテアさん、ありがとうございます」
厨房の中で忙しく手を動かしている私に、バテアさんが笑顔で手を振ってくださっています。
その手には、背後に浮かんでいる一升瓶の中から自らの手に移動させた醉心が握られています。
滑らかな辛みが舌に広がる純米吟醸でして、最近のバテアさんのお気に入りなんですよ。
バテアさんが、皆さんの相手をしてくださっている間に、料理を仕上げていきませんと。
その間にも、忘年会ではなく、お店にご来店くださっているお客様から
「さわこさん、串焼きを2皿お願い」
「さわこさん、こっちには一人鍋の寄せ鍋をお願いします」
「こっちは海鮮盛り合わせを頼むよ」
そんな声があちこちから上がっています。
そんな皆様に私は、
「はい、よろこんで!」
笑顔で言葉を返していきます。
隣のスペースで忘年会が行われているものですから、コース料理の中のメニューを単品で御注文されるお客様が少なくありません。
……そんな中
「うむ、さわこ、こっちにもいつものを頼む」
カウンター席で右手を挙げている女性……そのお姿を確認した私は笑顔を浮かべました。
「はい、ぜんざいと甘酒ですね、ゾフィナさん」
「あぁ、それだ。よろしく頼む」
なんといいますか……忘年会シーズンでも変わりないゾフィナさんを拝見していると、少しホッとしてしまいます。
そんな事を考えながら、私は切り餅を炭火コンロの上の網へのせていきました。
お店の外では雪が舞っています。
真っ暗闇の中、提灯がお店の入り口を明るく照らしています。
そんな居酒屋さわこさんの店内には、笑顔と笑い声がいっぱいです。
皆様、今年もお疲れ様でした。
良いお年をお迎えください。
そんな気持ちを込めながら、私は料理を続けていました。
ーつづく
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