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どうして今さら、諦めた恋が追いかけてくるのか
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「どうぞ。散らかってるけど上がって?」
「いや、ちっとも散らかってねぇよ……俺の部屋は見せられねぇな」
話を聞いてほしいと尋ねてきたハイゼル。
再会してからいつも何か言いたそうにしているのが気になっていたアユリカは、彼を自分の住まいへと連れて来た。
少し逡巡してハイゼルが言う。
「……頼むから、話があると言われて自分の家へと男を上げるなよ」
のこのこと付いてきた自分を棚に上げてハイゼルが心配そうに言う。
アユリカはエプロンを外しながら彼に答えた。
「普通は絶対に部屋に入れないわ。相手がハイゼルだからよ」
「そ、そうか。俺だからか」
「だってハイゼルはただの幼馴染だし家族だし」
「うぐっ」
なぜかほんのり嬉しそうにしたハイゼルだったがその次のアユリカの言葉を聞いて小さく呻き声を上げた。
アユリカが彼に尋ねる。
「夕食は?」
「……もう食べてきた」
「そう。じゃあ今日は冷えるから……」
アユリカはそう言って日当たりの良い窓辺に置いてある“魔女の林檎の木”から林檎を一つ捥いだ。
「ポミエ、ポム小母さんから譲り受けたんだってな」
ハイゼルが懐かしそうに林檎の木を見て言う。
彼もこの林檎を食べて育った仲間だ。
同じ釜の飯ならぬ、同じ木の林檎だなと思いながら、アユリカは頷いた。
そして「適当に座ってて」と言ってキッチンへ向かう。
戸棚から赤ワインを取り出し、小鍋の中へと注ぐ。
そこに皮ごとスライスした林檎とオレンジ、シナモンとグローブとスターアニスと蜂蜜を入れて火にかけた。
果実とスパイスの香りが赤ワインに移るまでコトコトと弱火で煮込む。
もう互いに成人しているのでアルコールを飛ばす必要はないだろう。
「このくらいでいいわね」
アユリカはそうひとり言ちる。
古の魔女秘伝、ホットワインの完成だ。
アユリカは林檎の木で出来たカップを二つ、食器棚から取り出した。
ポム小母さんは必ずホットワインを林檎の木のカップに入れていた。
レシピを教わったアユリカも、それに倣って林檎の木のカップに注いだ。
それを持って若干所在無さげにテーブルの椅子に座るハイゼルに渡すと、カップの中身を見てつぶやく。
「ホットワインだ……懐かしいな」
「昔からよく、寒い日にポム小母さんが作ってくれたわよね。うんと幼い頃はワインと同じ葡萄で作った葡萄ジュースで。そして少し大きくなってからは煮立ててアルコールをしっかり飛ばして」
「あぁ……どちらも最高に美味い」
二人でテーブルを挟みながら、ここには居ない互いの大切な人を思う。
そしてゆっくりと思い出ごと味わうかのようにホットワインを呑んだ。
「それで話ってなぁに?」
ホットワインを呑んでひと心地ついた頃にアユリカはハイゼルに尋ねた。
アユリカのその言葉を受け、ハイゼルが意を決したように立ち上がる。
そして勢いよく美しい直角九十度に腰を折り、アユリカに向かって頭を下げた。
いきなり目の前に突き出された旋毛に驚きながらアユリカが言う。
「ちょっ、何?いきなりどうしたのっ?」
「アユっ……!ごめん!俺がっ、俺が本当にバカだった!」
「な、何に対して謝ってるの?」
「お前を傷つけたこと、お前の気持ちに素直になれなかったこと、お前に悲しい思いをさせたこと、俺がガキでバカだったこと全てだっ」
「どうして?ハイゼルは何も悪くないわ。勝手に気持ちを押し付け続けた私が悪かったのよ。あの時は迷惑をかけて……本当にごめんなさい……」
逆にアユリカがそう謝ると、ハイゼルはがばりと顔を上げて頭を振った。
「違うっ、迷惑をかけられたなんて思ってない」
「でも困るって……あの時、ハイゼルは困るって言ったわっ……私、あなたを困らせたくなくて……だから初恋を諦めたの……」
「ごめん……!困るって言ったのは、俺自身が揺らぎそうだったからだっ……アユが好きって言ってくれる度に、いつも心を揺さぶられていた。だけど俺の親みたいに、好きだったのにいずれ憎しみあうような関係になったらどうしようって……それが怖くて俺、自分の気持ちからもお前からも逃げてたんだ……」
「自分の気持ち……?ハイゼルの気持ちって……?」
「俺だってずっと、ホントはずっとっ……アユに惚れてたんだ」
「うそ……」
「嘘じゃねぇよ。だけどその気持ちにずっと蓋をしてきたんだ。だけど……アユが居なくなって、苦しくなって、その蓋がぶち壊れた」
「……」
「そしてポム小母さんの言葉で完全に目が覚めたんだ……俺と親は違う。アユだってアユの両親とは違う。俺たちは俺たちだ。俺がお前を一生離さなければ、別れることはないんだって……」
「……」
そこまでハイゼルが話し終わると、部屋の中に沈黙が訪れる。
突然のハイゼルの告白に、アユリカは呆然として何も言えずにいた。
再び沈黙を破ったのはハイゼルであった。
「バカでごめん。今さらでごめん。簡単に許して貰えるなんて思ってない。だけど、だけどまた、アユの側に居させてほしいんだ……」
ようやく、アユリカが声を押し出すように言った。
「……側に居たいって……私を遠避けたのはハイゼルよ」
「うん、そうだな……ごめんな……アユの気持ちにどうやって向き合えばいいか解らなかった、弱虫な俺が逃げてたんだ」
「予科練学校の仲間と一緒に居る時に声を掛けるなって言われたわ」
「ごめん……チャラチャラした連中の目にアユを映したくなかったんだ」
「私のこと、妹みたいだって、でも中身はお母さんだって仲間の人たちに言っていたわ……!」
「どうしてそれをっ……」
「偶然カフェに居合わせて聞いてしまったのよ!だから私……」
「ごめんっ!アレはお前に興味を示した女誑しの仲間を諦めさせるために言ったんだ……いや、言い訳をしても仕方ないな……本当にごめん」
「どうせ私はオバサンよ!」
「オバサンなんて言ってねぇ、お母さんだって言ったんだ!でもお母さんって言った本当の意味は、優しくて温かくて一緒にいて安心できるってことなんだ」
「そんな、そんなのわからないわよっ……それに、今さらそんなこと言われって……」
それらの言葉に傷付き、自分がどんな思いで恋を諦めたのか。
この一年をかけて、ようやく心が落ち着いた頃になっていきなり現れてそんなことを言うなんて。
どうして今さら、諦めた恋が追いかけてくるのか。
アユリカには何がなんだか訳がわからなかった。
あの日、ポム小母さんの胸でわんわん泣いた自分が頬を膨らませて怒っている。
「……とにかく……ハイゼルの気持ちはわかったわ……あの言葉の数々の意味もわかった、と思う……でも、だからといって、以前のような純粋な気持ちでハイゼルと接するのは無理だと思うの」
「わかってる。お前がこの一年をかけて、俺への想いを捨てたことも……それなのに今さら、また俺のことを好きになってくれなんて言えねぇよ……でも、だからこそ側に居させてほしいんだ。お前に償いたいし、お前を守りたい……聖騎士を志した本懐を遂げさせてほしいんだ」
ハイゼルは言った。
聖騎士を目指したのはアユリカとポム小母さんを守れる男になりたかったからだと。
幼馴染としてでいい、家族としてでいい。だからせめて、アユリカを守らせてほしいと。
真剣な眼差しを向けられ、真摯な言葉でそう希われたら、アユリカはこくんと頷くしかなかった。
「いや、ちっとも散らかってねぇよ……俺の部屋は見せられねぇな」
話を聞いてほしいと尋ねてきたハイゼル。
再会してからいつも何か言いたそうにしているのが気になっていたアユリカは、彼を自分の住まいへと連れて来た。
少し逡巡してハイゼルが言う。
「……頼むから、話があると言われて自分の家へと男を上げるなよ」
のこのこと付いてきた自分を棚に上げてハイゼルが心配そうに言う。
アユリカはエプロンを外しながら彼に答えた。
「普通は絶対に部屋に入れないわ。相手がハイゼルだからよ」
「そ、そうか。俺だからか」
「だってハイゼルはただの幼馴染だし家族だし」
「うぐっ」
なぜかほんのり嬉しそうにしたハイゼルだったがその次のアユリカの言葉を聞いて小さく呻き声を上げた。
アユリカが彼に尋ねる。
「夕食は?」
「……もう食べてきた」
「そう。じゃあ今日は冷えるから……」
アユリカはそう言って日当たりの良い窓辺に置いてある“魔女の林檎の木”から林檎を一つ捥いだ。
「ポミエ、ポム小母さんから譲り受けたんだってな」
ハイゼルが懐かしそうに林檎の木を見て言う。
彼もこの林檎を食べて育った仲間だ。
同じ釜の飯ならぬ、同じ木の林檎だなと思いながら、アユリカは頷いた。
そして「適当に座ってて」と言ってキッチンへ向かう。
戸棚から赤ワインを取り出し、小鍋の中へと注ぐ。
そこに皮ごとスライスした林檎とオレンジ、シナモンとグローブとスターアニスと蜂蜜を入れて火にかけた。
果実とスパイスの香りが赤ワインに移るまでコトコトと弱火で煮込む。
もう互いに成人しているのでアルコールを飛ばす必要はないだろう。
「このくらいでいいわね」
アユリカはそうひとり言ちる。
古の魔女秘伝、ホットワインの完成だ。
アユリカは林檎の木で出来たカップを二つ、食器棚から取り出した。
ポム小母さんは必ずホットワインを林檎の木のカップに入れていた。
レシピを教わったアユリカも、それに倣って林檎の木のカップに注いだ。
それを持って若干所在無さげにテーブルの椅子に座るハイゼルに渡すと、カップの中身を見てつぶやく。
「ホットワインだ……懐かしいな」
「昔からよく、寒い日にポム小母さんが作ってくれたわよね。うんと幼い頃はワインと同じ葡萄で作った葡萄ジュースで。そして少し大きくなってからは煮立ててアルコールをしっかり飛ばして」
「あぁ……どちらも最高に美味い」
二人でテーブルを挟みながら、ここには居ない互いの大切な人を思う。
そしてゆっくりと思い出ごと味わうかのようにホットワインを呑んだ。
「それで話ってなぁに?」
ホットワインを呑んでひと心地ついた頃にアユリカはハイゼルに尋ねた。
アユリカのその言葉を受け、ハイゼルが意を決したように立ち上がる。
そして勢いよく美しい直角九十度に腰を折り、アユリカに向かって頭を下げた。
いきなり目の前に突き出された旋毛に驚きながらアユリカが言う。
「ちょっ、何?いきなりどうしたのっ?」
「アユっ……!ごめん!俺がっ、俺が本当にバカだった!」
「な、何に対して謝ってるの?」
「お前を傷つけたこと、お前の気持ちに素直になれなかったこと、お前に悲しい思いをさせたこと、俺がガキでバカだったこと全てだっ」
「どうして?ハイゼルは何も悪くないわ。勝手に気持ちを押し付け続けた私が悪かったのよ。あの時は迷惑をかけて……本当にごめんなさい……」
逆にアユリカがそう謝ると、ハイゼルはがばりと顔を上げて頭を振った。
「違うっ、迷惑をかけられたなんて思ってない」
「でも困るって……あの時、ハイゼルは困るって言ったわっ……私、あなたを困らせたくなくて……だから初恋を諦めたの……」
「ごめん……!困るって言ったのは、俺自身が揺らぎそうだったからだっ……アユが好きって言ってくれる度に、いつも心を揺さぶられていた。だけど俺の親みたいに、好きだったのにいずれ憎しみあうような関係になったらどうしようって……それが怖くて俺、自分の気持ちからもお前からも逃げてたんだ……」
「自分の気持ち……?ハイゼルの気持ちって……?」
「俺だってずっと、ホントはずっとっ……アユに惚れてたんだ」
「うそ……」
「嘘じゃねぇよ。だけどその気持ちにずっと蓋をしてきたんだ。だけど……アユが居なくなって、苦しくなって、その蓋がぶち壊れた」
「……」
「そしてポム小母さんの言葉で完全に目が覚めたんだ……俺と親は違う。アユだってアユの両親とは違う。俺たちは俺たちだ。俺がお前を一生離さなければ、別れることはないんだって……」
「……」
そこまでハイゼルが話し終わると、部屋の中に沈黙が訪れる。
突然のハイゼルの告白に、アユリカは呆然として何も言えずにいた。
再び沈黙を破ったのはハイゼルであった。
「バカでごめん。今さらでごめん。簡単に許して貰えるなんて思ってない。だけど、だけどまた、アユの側に居させてほしいんだ……」
ようやく、アユリカが声を押し出すように言った。
「……側に居たいって……私を遠避けたのはハイゼルよ」
「うん、そうだな……ごめんな……アユの気持ちにどうやって向き合えばいいか解らなかった、弱虫な俺が逃げてたんだ」
「予科練学校の仲間と一緒に居る時に声を掛けるなって言われたわ」
「ごめん……チャラチャラした連中の目にアユを映したくなかったんだ」
「私のこと、妹みたいだって、でも中身はお母さんだって仲間の人たちに言っていたわ……!」
「どうしてそれをっ……」
「偶然カフェに居合わせて聞いてしまったのよ!だから私……」
「ごめんっ!アレはお前に興味を示した女誑しの仲間を諦めさせるために言ったんだ……いや、言い訳をしても仕方ないな……本当にごめん」
「どうせ私はオバサンよ!」
「オバサンなんて言ってねぇ、お母さんだって言ったんだ!でもお母さんって言った本当の意味は、優しくて温かくて一緒にいて安心できるってことなんだ」
「そんな、そんなのわからないわよっ……それに、今さらそんなこと言われって……」
それらの言葉に傷付き、自分がどんな思いで恋を諦めたのか。
この一年をかけて、ようやく心が落ち着いた頃になっていきなり現れてそんなことを言うなんて。
どうして今さら、諦めた恋が追いかけてくるのか。
アユリカには何がなんだか訳がわからなかった。
あの日、ポム小母さんの胸でわんわん泣いた自分が頬を膨らませて怒っている。
「……とにかく……ハイゼルの気持ちはわかったわ……あの言葉の数々の意味もわかった、と思う……でも、だからといって、以前のような純粋な気持ちでハイゼルと接するのは無理だと思うの」
「わかってる。お前がこの一年をかけて、俺への想いを捨てたことも……それなのに今さら、また俺のことを好きになってくれなんて言えねぇよ……でも、だからこそ側に居させてほしいんだ。お前に償いたいし、お前を守りたい……聖騎士を志した本懐を遂げさせてほしいんだ」
ハイゼルは言った。
聖騎士を目指したのはアユリカとポム小母さんを守れる男になりたかったからだと。
幼馴染としてでいい、家族としてでいい。だからせめて、アユリカを守らせてほしいと。
真剣な眼差しを向けられ、真摯な言葉でそう希われたら、アユリカはこくんと頷くしかなかった。
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