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番外編
シシーに会いたい
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「ねぇセドリック様、もう一度シシーに会わせて?」
「………シシリア=ククレなら変わらずユニークアパートメントにいるだろう」
「ホンモノのシシー先生じゃなくて男の娘シシーに会いたいんです」
「……勘弁してくれ……」
「ぷっ!」
セドリックがアパートに迎えに来て、
ユニカはそのまま一緒にロレイン公爵家の屋敷へと戻った。
久しぶりの主と女主人の帰宅に、屋敷の者は皆、泣いて喜んだという。
もちろんクロエもユニカと共に屋敷へと戻ったのだが、ルナはそのままアパートに残り、雇われオーナーとしてアパートを管理してゆく事に決まった。
ユニカの箱庭としての役目を終えたアパートだが、せっかくなのでセドリックが買収した劇団の寮として続ける事が決まったのだ。
劇団の創設者である元不眠症の茨姫ことホンモノのシシーと、マッチ売りの熟女こと舞台女優のハンナと、同じく舞台女優のラプンツェル(芸名)はもちろんそのままアパートで暮らし続けている。
そして文字通り体を張ってラプンツェルの元カレ役を演じたライダーこと舞台俳優のランドルが新たにアパートに住み始めた。
ユニカが住んでいた時は女性専用アパートだったが、劇団の寮となってからは男性であっても劇団員なら住めるようになったのだ。
ユニカには二度目の生である事を明かさないと決めたセドリックだったが、シシーに関してだけは真実は語る羽目になってしまった。
それというのも……
シシーの本を買い求めると必ずユニカはサインを求めてアパートに押しかけ、その度にシシーに会えなかったとしょぼくれて帰ってくるのだ。
「今日も会えなかったわ……もしかして避けられている?わたし、シシーに嫌われてしまったのかしら……」
「うっ……」
ユニカの悲しげな顔が何より耐えられないセドリックは降参し、実は自分がシシーで、女性専用アパートで住む為に変身魔法により姿を変えていたのだと白状したのだった。
男の娘という設定はルナと本物のシシーが決めて、面白いからGGL作家という肩書きなった事も全て白状した。
なのにユニカは最初、信じなかった。
「シシーがセドリック様だなんて有り得ないわ。だってとっても小柄で華奢だったんですよ?」
「だからそれは変身魔法で容貌をそう作り変えていたんだよ」
「声だってセドリック様の声とは違っていたのよ?」
あまりにもユニカが信じないので、セドリックはとうとうユニカの目の前でシシーに変身した。
「……!!」
驚いて目をまん丸にするユニカに、セドリックは言った。
「どうだ?これで信じてくれるか?」
「シ、シ、シシシ……シシーっ!!」
ユニカは思わずシシー……に変身したセドリックに抱きついていた。
「会いたかったわシシー!新刊も読んだのよ!『キミの老眼に恋してる』最高だったわ!!」
興奮してぎゅうぎゅうと抱きついてくるユニカに、セドリックは冷静に告げる。
「いやユニカ、俺がGGLを書いてるわけじゃないからね?」
「ダメよセドリック様!シシーの姿の時は一人称は“ボク”じゃないと!」
「いやだからユニカ、それは全部お芝居だったんだよ?」
「シシーがセドリック様だったなら、これからはいつでもシシーに会えるのね!」
「……えー……」
姿を変えて黙って近くに居た事も、お芝居で騙していた事も全てスルーなのか……。
セドリックは認めざるを得なかった。
我が最愛の妻は観点がズレていると。
ーーまぁそこが可愛いと思ってしまうところが惚れた弱みだな。
と、この時はそれで終わったのだが、
ユニカは時々思い出してはシシーの事でセドリックを揶揄うようになったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オマケ☆
シシー先生の作品、あらすじ紹介コーナー☆
作品タイトル
『終の住処 グループホームの中心で愛を叫ぶ』
言わずも知れたシシーの代表作。
舞台化の話も出ているという。
◇◇◇◇◇
とある国のとあるグループホーム“キラメキ苑”。
グループホームとは認知症と診断された要介護者が少人数で共同生活を送る介護施設である。
そのグループホームに新しい入所者がやって来た。
彼の名前はロナルド。
若い頃は貴族の屋敷で従僕として勤めていた。
72歳と若輩だが、早くも認知症と診断され、家族に迷惑をかけたくないと本人の強い希望により、キラメキ苑への入所となった。
ロナルドは小柄で温厚な性格。笑顔が爽やかな好老人だった。
そんなロナルドは入所早々にベテラン入所者のダミアンと運命的な出会いをする。
ダミアンは体液……じゃない、退役軍人で、老齢でありながらも未だ長身で逞しい体躯をした清廉な性格のナイスガイ老人であった。
そんな見た目も性格も正反対の二人が同室になり、
日々の暮らしを重ねていくうちに想い合うようになったのは必然といって良いだろう。
二人は残された余生を共に手を携えあって生きていく事を固く誓う。
そんな二人をキラメキ苑の同じ入所者も、職員たちも温かく見守った。
しかし、二人は互いに認知症。
個人差はあるが、新しい記憶を留めておくのは時としてとても難しい事なのだ。
互いを想い合う気持ちは本物だが、認知症によりすぐに忘れてしまう。
片方が忘れて、片方が覚えている時もあれば……。
「貴方はどなたでしたかな?」
「……キミを愛する一人の男さ」
両方とも忘れている時もある。
「貴方はどなたでしたかな?」
「そういうキミは誰なんだ?」
または双方忘れながらも再び恋に落ちる事も……。
「あぁ……ボクは貴方に出会う為にこれまでの人生を生きてきたのか……!」
「この人生の終焉に向かっていく日々の中で、キミという素晴らしい人に出会えるなんて……」
たとえ認知症でも、
たとえ昨日の記憶がリセットされても、
「ダミアンっ……!」
「ロナルド!」
こうやって二人は毎日フレッシュに恋に落ち、
毎日フレッシュに愛を叫び合う。
このグループホーム、キラメキ苑の中心で……。
この物語は、何度忘れても何度でも恋に落ちる二人の、真実の愛を描いた物語である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヤバいですね。
認知症の方には絶対見せられないお話です。
グループホームにしなければよかった。
特養とかにすれば良かったです。
ん?異世界に特別養護老人ホームってあるのかしら?
注】その他のGGL作品に認知症の方は出て来ません。
「………シシリア=ククレなら変わらずユニークアパートメントにいるだろう」
「ホンモノのシシー先生じゃなくて男の娘シシーに会いたいんです」
「……勘弁してくれ……」
「ぷっ!」
セドリックがアパートに迎えに来て、
ユニカはそのまま一緒にロレイン公爵家の屋敷へと戻った。
久しぶりの主と女主人の帰宅に、屋敷の者は皆、泣いて喜んだという。
もちろんクロエもユニカと共に屋敷へと戻ったのだが、ルナはそのままアパートに残り、雇われオーナーとしてアパートを管理してゆく事に決まった。
ユニカの箱庭としての役目を終えたアパートだが、せっかくなのでセドリックが買収した劇団の寮として続ける事が決まったのだ。
劇団の創設者である元不眠症の茨姫ことホンモノのシシーと、マッチ売りの熟女こと舞台女優のハンナと、同じく舞台女優のラプンツェル(芸名)はもちろんそのままアパートで暮らし続けている。
そして文字通り体を張ってラプンツェルの元カレ役を演じたライダーこと舞台俳優のランドルが新たにアパートに住み始めた。
ユニカが住んでいた時は女性専用アパートだったが、劇団の寮となってからは男性であっても劇団員なら住めるようになったのだ。
ユニカには二度目の生である事を明かさないと決めたセドリックだったが、シシーに関してだけは真実は語る羽目になってしまった。
それというのも……
シシーの本を買い求めると必ずユニカはサインを求めてアパートに押しかけ、その度にシシーに会えなかったとしょぼくれて帰ってくるのだ。
「今日も会えなかったわ……もしかして避けられている?わたし、シシーに嫌われてしまったのかしら……」
「うっ……」
ユニカの悲しげな顔が何より耐えられないセドリックは降参し、実は自分がシシーで、女性専用アパートで住む為に変身魔法により姿を変えていたのだと白状したのだった。
男の娘という設定はルナと本物のシシーが決めて、面白いからGGL作家という肩書きなった事も全て白状した。
なのにユニカは最初、信じなかった。
「シシーがセドリック様だなんて有り得ないわ。だってとっても小柄で華奢だったんですよ?」
「だからそれは変身魔法で容貌をそう作り変えていたんだよ」
「声だってセドリック様の声とは違っていたのよ?」
あまりにもユニカが信じないので、セドリックはとうとうユニカの目の前でシシーに変身した。
「……!!」
驚いて目をまん丸にするユニカに、セドリックは言った。
「どうだ?これで信じてくれるか?」
「シ、シ、シシシ……シシーっ!!」
ユニカは思わずシシー……に変身したセドリックに抱きついていた。
「会いたかったわシシー!新刊も読んだのよ!『キミの老眼に恋してる』最高だったわ!!」
興奮してぎゅうぎゅうと抱きついてくるユニカに、セドリックは冷静に告げる。
「いやユニカ、俺がGGLを書いてるわけじゃないからね?」
「ダメよセドリック様!シシーの姿の時は一人称は“ボク”じゃないと!」
「いやだからユニカ、それは全部お芝居だったんだよ?」
「シシーがセドリック様だったなら、これからはいつでもシシーに会えるのね!」
「……えー……」
姿を変えて黙って近くに居た事も、お芝居で騙していた事も全てスルーなのか……。
セドリックは認めざるを得なかった。
我が最愛の妻は観点がズレていると。
ーーまぁそこが可愛いと思ってしまうところが惚れた弱みだな。
と、この時はそれで終わったのだが、
ユニカは時々思い出してはシシーの事でセドリックを揶揄うようになったのだった。
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オマケ☆
シシー先生の作品、あらすじ紹介コーナー☆
作品タイトル
『終の住処 グループホームの中心で愛を叫ぶ』
言わずも知れたシシーの代表作。
舞台化の話も出ているという。
◇◇◇◇◇
とある国のとあるグループホーム“キラメキ苑”。
グループホームとは認知症と診断された要介護者が少人数で共同生活を送る介護施設である。
そのグループホームに新しい入所者がやって来た。
彼の名前はロナルド。
若い頃は貴族の屋敷で従僕として勤めていた。
72歳と若輩だが、早くも認知症と診断され、家族に迷惑をかけたくないと本人の強い希望により、キラメキ苑への入所となった。
ロナルドは小柄で温厚な性格。笑顔が爽やかな好老人だった。
そんなロナルドは入所早々にベテラン入所者のダミアンと運命的な出会いをする。
ダミアンは体液……じゃない、退役軍人で、老齢でありながらも未だ長身で逞しい体躯をした清廉な性格のナイスガイ老人であった。
そんな見た目も性格も正反対の二人が同室になり、
日々の暮らしを重ねていくうちに想い合うようになったのは必然といって良いだろう。
二人は残された余生を共に手を携えあって生きていく事を固く誓う。
そんな二人をキラメキ苑の同じ入所者も、職員たちも温かく見守った。
しかし、二人は互いに認知症。
個人差はあるが、新しい記憶を留めておくのは時としてとても難しい事なのだ。
互いを想い合う気持ちは本物だが、認知症によりすぐに忘れてしまう。
片方が忘れて、片方が覚えている時もあれば……。
「貴方はどなたでしたかな?」
「……キミを愛する一人の男さ」
両方とも忘れている時もある。
「貴方はどなたでしたかな?」
「そういうキミは誰なんだ?」
または双方忘れながらも再び恋に落ちる事も……。
「あぁ……ボクは貴方に出会う為にこれまでの人生を生きてきたのか……!」
「この人生の終焉に向かっていく日々の中で、キミという素晴らしい人に出会えるなんて……」
たとえ認知症でも、
たとえ昨日の記憶がリセットされても、
「ダミアンっ……!」
「ロナルド!」
こうやって二人は毎日フレッシュに恋に落ち、
毎日フレッシュに愛を叫び合う。
このグループホーム、キラメキ苑の中心で……。
この物語は、何度忘れても何度でも恋に落ちる二人の、真実の愛を描いた物語である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヤバいですね。
認知症の方には絶対見せられないお話です。
グループホームにしなければよかった。
特養とかにすれば良かったです。
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