55 / 56
オマケ番外編
菫の復職
しおりを挟む
今回の番外編は里帰りから数年後、
のばらたんも幼児園児になった頃のお話です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次女のばらも王立幼児園に通うようになり、
菫は週三回、十時から十五時まで時間帯で魔法省に復職する事になった。
もともとが準職員である事からこの時短勤務が可能になったわけだ。
復職を機に違う部署への転属を……という話が人事の方で出たらしいのだが、不思議と何故か次の日には元々勤めていた特務課への配属が決まった。
「陰で旦那の暗躍臭がプンプンするね」
と、特務課長のウォーレン=アバウトが言った。
菫は肩を竦めて笑う。
「ふふふ」
「スミレはそれでいいのかい?違う部署の仕事もしてみたかったんじゃないのかい?」
「いいえ。私はこの特務課の皆さんが本当に大好きですから、またこうして皆さんと一緒にお仕事が出来て嬉しいです」
菫がそう答えると、男嫌いで絶対に男とは喋らないと決めているミーガン=アダムスが菫に抱きついた。
「スミレ~!嬉しい事を言ってくれるわね~!男ばかりでむさ苦しくて臭い特務課に貴女が戻ってくれて本当に嬉しいわ~!空気が浄化される気分よ~!」
菫にそう言ったミーガンに、今日は頭だけネズミに変下したトミー=コーディが言う。
「酷いなミーガンさん、むさ苦しいのはその通りとしても臭くはないでしょう~」
【臭いわよっ!男臭くて窒息しそうよ!】
と、魔術を用いてスケッチブックに一瞬にして文字を書いたミーガンが筆談で返した。
「男臭いってのは良い意味だろうか?それとも悪い意味だろうか?」
ムキムキマッチョだが繊細な手芸が大好きな乙メンのフランキー=リュドヴィックが言うと、今もかぎ針編みで小さな靴下を編んでいるフランキーに菫が訊ねた。
「その可愛い靴下はお子さんのですか?」
フランキーは編んでいる水色の毛糸の靴下を菫に見せた。
彼は去年、お見合いの末に年上の女性と結婚している。
そしてあと三ヶ月もすればパパになるのだ。
「そうなんだ。男の子だと分かっているから、今からせっせと編んでいるんだよ」
「まぁ、可愛らしい……!いつ見ても本当にお上手だわ」
菫が感心するとフランキーは嬉しそうに微笑んだ。
「ありがとうスミレさん。また空いた時間に一緒に手芸が出来ると思うと嬉しいよ」
「私もです」
「オヒョオヒョオヒョ」
珍妙な笑い声を出して特務課のマッドサイエンティストであるアンセル=ビゴーが菫に何やら差し出した。
彼の手の平の上に乗っている小さな小瓶を見て、菫はアンセルに訊ねる。
「ビゴーさん、これは?」
「オヒョ、菫の花のエッセンスじゃ」
「まぁ菫の花の?」
アンセルは鷹揚に頷いて説明した。
「東方の国から菫の花を輸入してエッセンスを抽出したのじゃ。香水として肌につけても良し、クリームや紅茶に入れて香りを楽しむのも良し。復職祝いじゃオヒョオヒョ」
「ビゴーさん……こんな素敵な物を……本当にありがとうございます」
菫は小瓶を受け取り、心を込めて礼を言った。
「オヒョオヒョオヒョ」
アンセルが照れくさそうに笑ったその時、
相変わらず仲良く啀み合いながら元主従が特務課の部屋に入って来た。
「だから若があそこでもうドカンと一発ぶちかましてくれりゃあ手っ取り早く終わらせられたんじゃないですか」
「阿保かお前は。あそこで大きな力を使ってみろ、無関係な人間も巻き込む事になるだろう」
「そこはホラ、上手い事ピンポイントで容疑者だけを」
「んな事出来るわけねぇだろっ」
レガルドと主水之介、どうやら任務を終えて戻ったらしい。
そんな二人にアバウトが声を掛けた。
「二人ともお疲れ様~。どうだった?上手く捕縛できた?」
課長のデスクの前に居た菫の元にレガルドと主水之介がやって来て、報告をする。
「滞りなく任務完了です。王立図書館の禁書庫の鍵を要求した反抗グループは全員捕縛済み、騎士団員が数名いたので騎士団に引き渡して来ましたよ。人質にされた女性司書も無事解放です」
レガルドの報告に主水之介が口を挟んだ。
「聞いて下さいよ課長。若の奴、相手が騎士と知ると腕試しをしたくなったのかわざわざ刀を抜いて峰打ちで鎮圧したんですよ?ドカンと異能を使ってくれりゃあ一瞬で済んだのに」
「お前それまだ言うか?」
二人のやり取りにアバウトが言った。
「でも禁書庫の前だったんだよね?あそこは魔術使用禁止区域だから使ったら大変な事になるよ?それで良かったんだよ」
「えー……俺もうへとへとですよ……なんでこんな苦労をしなくてはいけないんですかねぇ?」
「仕事だからじゃない?」
「ふふふ」
変わらないやり取りを聞き、菫は微笑んだ。
そんな菫にレガルドが肩を抱く。
「菫、今日はそろそろ上がりか?」
「ええ。のばらをお迎えに行って帰るわ」
「送って行こう」
そう言って菫を連れてさっさと転移しようとするレガルドにアバウトが待ったを掛ける。
「ちょっと?駄目だよ?この後すぐに新しい案件の対策会議だよ?」
「一瞬ですよ、一瞬」
「一瞬でも駄目だよ?」
「チ、」
舌打ちする夫に菫は言う。
「レガルド様。お仕事頑張って下さいね」
暗に仕事を優先させて欲しいと匂わすと、レガルドが捨てられた子犬のような顔をした。
「菫……仕事終わったら秒で帰る」
「ふふふ」
これもまた職場で相変わらずな発言をする夫に笑いながら、菫は復職一日目を終えた。
魔法省を出て幼児園にのばらを迎えに行く。
「おかーさま!」
「のばら。今日も楽しかった?」
「うん!でもリューがおかぜでおやすみしたから……ちょっとさびしかった……」
「そうね。でもきっとリュートくんなら直ぐに元気になるわ」
「うん。リューにおてがみかく」
「ふふ。リュートくん喜んでくれるわね」
のばらと二人、手を繋いで転移魔法で家に帰る。
アパートに着き、菫は郵便受けの中を確認した。
生地屋のダイレクトメールやチラシに加え何通かの手紙。
その中に東和紙で作られた封書を見つける。
「あら?故郷から?誰かしら?」
宛名を確かめると、そこには懐かしい名前が書かれていた。
【紫檀楼 菊莉・菊香 李亥菫様まいる】
「菊莉、菊香……」
かつて菫が桔梗の君として紫檀楼の遊君であった時に禿として側にいた二人からの文であった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
妓楼のその後が出てきます。
そして次回、番外編も最終話です。
のばらたんも幼児園児になった頃のお話です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次女のばらも王立幼児園に通うようになり、
菫は週三回、十時から十五時まで時間帯で魔法省に復職する事になった。
もともとが準職員である事からこの時短勤務が可能になったわけだ。
復職を機に違う部署への転属を……という話が人事の方で出たらしいのだが、不思議と何故か次の日には元々勤めていた特務課への配属が決まった。
「陰で旦那の暗躍臭がプンプンするね」
と、特務課長のウォーレン=アバウトが言った。
菫は肩を竦めて笑う。
「ふふふ」
「スミレはそれでいいのかい?違う部署の仕事もしてみたかったんじゃないのかい?」
「いいえ。私はこの特務課の皆さんが本当に大好きですから、またこうして皆さんと一緒にお仕事が出来て嬉しいです」
菫がそう答えると、男嫌いで絶対に男とは喋らないと決めているミーガン=アダムスが菫に抱きついた。
「スミレ~!嬉しい事を言ってくれるわね~!男ばかりでむさ苦しくて臭い特務課に貴女が戻ってくれて本当に嬉しいわ~!空気が浄化される気分よ~!」
菫にそう言ったミーガンに、今日は頭だけネズミに変下したトミー=コーディが言う。
「酷いなミーガンさん、むさ苦しいのはその通りとしても臭くはないでしょう~」
【臭いわよっ!男臭くて窒息しそうよ!】
と、魔術を用いてスケッチブックに一瞬にして文字を書いたミーガンが筆談で返した。
「男臭いってのは良い意味だろうか?それとも悪い意味だろうか?」
ムキムキマッチョだが繊細な手芸が大好きな乙メンのフランキー=リュドヴィックが言うと、今もかぎ針編みで小さな靴下を編んでいるフランキーに菫が訊ねた。
「その可愛い靴下はお子さんのですか?」
フランキーは編んでいる水色の毛糸の靴下を菫に見せた。
彼は去年、お見合いの末に年上の女性と結婚している。
そしてあと三ヶ月もすればパパになるのだ。
「そうなんだ。男の子だと分かっているから、今からせっせと編んでいるんだよ」
「まぁ、可愛らしい……!いつ見ても本当にお上手だわ」
菫が感心するとフランキーは嬉しそうに微笑んだ。
「ありがとうスミレさん。また空いた時間に一緒に手芸が出来ると思うと嬉しいよ」
「私もです」
「オヒョオヒョオヒョ」
珍妙な笑い声を出して特務課のマッドサイエンティストであるアンセル=ビゴーが菫に何やら差し出した。
彼の手の平の上に乗っている小さな小瓶を見て、菫はアンセルに訊ねる。
「ビゴーさん、これは?」
「オヒョ、菫の花のエッセンスじゃ」
「まぁ菫の花の?」
アンセルは鷹揚に頷いて説明した。
「東方の国から菫の花を輸入してエッセンスを抽出したのじゃ。香水として肌につけても良し、クリームや紅茶に入れて香りを楽しむのも良し。復職祝いじゃオヒョオヒョ」
「ビゴーさん……こんな素敵な物を……本当にありがとうございます」
菫は小瓶を受け取り、心を込めて礼を言った。
「オヒョオヒョオヒョ」
アンセルが照れくさそうに笑ったその時、
相変わらず仲良く啀み合いながら元主従が特務課の部屋に入って来た。
「だから若があそこでもうドカンと一発ぶちかましてくれりゃあ手っ取り早く終わらせられたんじゃないですか」
「阿保かお前は。あそこで大きな力を使ってみろ、無関係な人間も巻き込む事になるだろう」
「そこはホラ、上手い事ピンポイントで容疑者だけを」
「んな事出来るわけねぇだろっ」
レガルドと主水之介、どうやら任務を終えて戻ったらしい。
そんな二人にアバウトが声を掛けた。
「二人ともお疲れ様~。どうだった?上手く捕縛できた?」
課長のデスクの前に居た菫の元にレガルドと主水之介がやって来て、報告をする。
「滞りなく任務完了です。王立図書館の禁書庫の鍵を要求した反抗グループは全員捕縛済み、騎士団員が数名いたので騎士団に引き渡して来ましたよ。人質にされた女性司書も無事解放です」
レガルドの報告に主水之介が口を挟んだ。
「聞いて下さいよ課長。若の奴、相手が騎士と知ると腕試しをしたくなったのかわざわざ刀を抜いて峰打ちで鎮圧したんですよ?ドカンと異能を使ってくれりゃあ一瞬で済んだのに」
「お前それまだ言うか?」
二人のやり取りにアバウトが言った。
「でも禁書庫の前だったんだよね?あそこは魔術使用禁止区域だから使ったら大変な事になるよ?それで良かったんだよ」
「えー……俺もうへとへとですよ……なんでこんな苦労をしなくてはいけないんですかねぇ?」
「仕事だからじゃない?」
「ふふふ」
変わらないやり取りを聞き、菫は微笑んだ。
そんな菫にレガルドが肩を抱く。
「菫、今日はそろそろ上がりか?」
「ええ。のばらをお迎えに行って帰るわ」
「送って行こう」
そう言って菫を連れてさっさと転移しようとするレガルドにアバウトが待ったを掛ける。
「ちょっと?駄目だよ?この後すぐに新しい案件の対策会議だよ?」
「一瞬ですよ、一瞬」
「一瞬でも駄目だよ?」
「チ、」
舌打ちする夫に菫は言う。
「レガルド様。お仕事頑張って下さいね」
暗に仕事を優先させて欲しいと匂わすと、レガルドが捨てられた子犬のような顔をした。
「菫……仕事終わったら秒で帰る」
「ふふふ」
これもまた職場で相変わらずな発言をする夫に笑いながら、菫は復職一日目を終えた。
魔法省を出て幼児園にのばらを迎えに行く。
「おかーさま!」
「のばら。今日も楽しかった?」
「うん!でもリューがおかぜでおやすみしたから……ちょっとさびしかった……」
「そうね。でもきっとリュートくんなら直ぐに元気になるわ」
「うん。リューにおてがみかく」
「ふふ。リュートくん喜んでくれるわね」
のばらと二人、手を繋いで転移魔法で家に帰る。
アパートに着き、菫は郵便受けの中を確認した。
生地屋のダイレクトメールやチラシに加え何通かの手紙。
その中に東和紙で作られた封書を見つける。
「あら?故郷から?誰かしら?」
宛名を確かめると、そこには懐かしい名前が書かれていた。
【紫檀楼 菊莉・菊香 李亥菫様まいる】
「菊莉、菊香……」
かつて菫が桔梗の君として紫檀楼の遊君であった時に禿として側にいた二人からの文であった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
妓楼のその後が出てきます。
そして次回、番外編も最終話です。
65
お気に入りに追加
2,567
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
家出したとある辺境夫人の話
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』
これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。
※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。
※他サイトでも掲載します。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方
ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。
注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる