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【第5章(最終章)】
■第109話 : 報酬1000万円の行方
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時は2004年12月29日。時刻は23:30。
優司が常宿にしているいつものマンガ喫茶にて。
この日は、土屋と優司が組んでからちょうど一ヶ月となる日だった。
街は年末の様相を呈してきており、師走の慌しさが現れていた。
優司は、明日に備えて早めにマンガ喫茶に入っていた。
明日は、優司が密かに楽しみにしていた報酬の受け渡し日。
土屋曰く、『月収1000万』と謳われていた報酬。
その報酬の受け渡し日だった。
優司もバカではない。
言葉通り、いきなりそんな途方も無い額が渡されることなどないとわかっていた。
そもそも月に1000万という数字は、打ち子が50人いた場合の数字であって、まだ到底そんな人数には到達していないことも察しがついていた。
ちなみに、打ち子の人数などについて、土屋から優司に細かい報告が上がることはない。
2週間ほど前に「打ち子の数が20人になった」と聞いて以来、なんの情報も与えられていなかったのだ。
日々、今まで通りにひたすらいろいろなホールのデータを採取し続け、そのデータを元に設定予測を行ない、その情報を土屋に渡す。
そして、土屋はそれを柿崎に伝え、柿崎が管理する打ち子たちに優司の予測した台を割り振り、確保させる。
こういった流れは把握していたが、実際に何人ほどの打ち子がいて、どれくらいの売上があるかは、優司は全く把握できないでいた。
(いよいよ明日が報酬受け渡し日か……。
まあ、1000万なんてのは当然無理だろうけど、土屋の奴もあれだけ大見得切ったんだ。最低でも4~500万は渡してくるはず。
それだけ貰えれば……)
いろいろな思惑が交錯しつつ、いつの間にか眠りについていた優司だった。
◇◇◇◇◇◇
「優司っ! どういうことなんだっ!」
家に帰ると、すぐさま母親によって居間へ連れていかれ、待ち受けていた父親に烈火のごとく怒鳴られた。
「な、何が……? なんでいきなり怒鳴られなきゃいけないの?」
「お前……今日はどこに行ってたんだ?」
「どこにって……いつものように図書館だけど」
「嘘をつくのはやめろ。
……父さん、見たんだよ。お前がパチンコ屋に入っていくのを」
「ッ!
……つ、つけてきたの? 俺の後を……?」
「そうだ。あまりにお前の行動と成績が一致しなかったから、やむなく確かめに行ったんだ。
そうしたらお前は……」
ここで言葉に詰まる父親。
しかし優司は、そんな様子を物ともせずに大声を張り上げて父親を罵倒した。
「なんだよそれっ?
実の息子を尾行なんて……。
父親として最低な行為だろ、それってっ!」
「な、なんだと……?」
「そうじゃんよ!
仮に怪しいと思ったんなら、まずは俺に問いただしてみるとかいろいろ方法はあるわけなのに、なんでいきなり尾行したりするんだよ? どう考えてもおかしいよ!」
「おかしくない! お前を心配してるがゆえの行為だ。
お前の将来を心配してるからこそ、そこまでするんだ。
なぜそんなことがわからん?」
「わかんないよそんなの! 適当なこと言うなよ!」
「適当なことなど言っとらん!
親としてお前を見てきて、お前なら出来ると思ったからこそ、医者の道に進ませようと思って勉強をさせてきて、進学校にも行かせたんだ。
思ったとおり、お前は覚えがいい。ちゃんと都内トップの私立に受かったしな」
「……」
「お前なら出来ると思ったから、熱心にやらせているんだ。
わかるだろ? だから、これからも医者を目指してしっかりと勉強していくんだ!」
「だから、イヤだって言ってるだろ? なんで俺が医者にならなきゃいけないの? 自分の人生くらい自分で選ばせてよ!」
「何を言ってるんだお前は?
医者というのは、なりたくてもなれない人間だってたくさんいるんだぞ?
父親が開業医だなんて、こんな恵まれた環境はない。お前は、ここを継げばいいんだ。それでなんの問題もない」
「そういうことじゃないよ!
そんな、敷かれたレールの上をただ歩くだけの人生なんてつまらないって言ってんの!」
「ったく、どこで覚えてきたんだそんなセリフ。
どうせドラマか何かだろ? 甘ったれるんじゃない!
敷かれたレールがあるだけ有難いと思え。レールもなく、貧乏に苦しみながら生きている人たちだっているんだぞ。そうはなりたくないだろう?」
「そりゃ父さんの主観だろ? 貧乏な人たちがみんな苦しんでるかどうかなんてわからないじゃないか!
お金がなくても、楽しく生きてる人だってたくさんいるんだ!
父さんは現実的すぎる。そんな考え方おかしいよ!」
「おかしいだと……?」
「そうだよ! 偏見が強すぎるんだよっ!
自分の意見は絶対に正しいって信じて、息子の意見なんて聞こうともしない。
そんなのは絶対におかしい!
俺だって、やりたいことをやる権利はあるんだっ!」
「じゃあ、お前のやりたいことはなんだ?」
「そ、それは……まだ模索中だよ!
やりたいことなんて、そんなに簡単に見つかるものじゃないし!」
「ふん、甘えてるだけだな。
確固たるやりたいことがあるならまだしも、勉強をしたくないから、他に何かやるべきことがあるかも、と思い込んで嫌なことから逃げ出しているだけだ。そんな甘ったれた考えは捨てろっ!」
「…………」
「大体な、子は親の言うことを聞くものだ。子のことを想わない父親なんていないんだからな。
そんな親の言うことをどうしても聞けないというのなら…………この家から出て行け!」
優司から目を逸らしながら、言いづらそうに最後のセリフを吐いた。
そばで聞いていた母親が、すかさず口を挟んだ。
「ちょ、ちょっとお父さん……この子はまだ高校生よ?
そんな、いきなり家を出ろだなんて……」
「いや、家長の言うことが聞けないなら当然のことだ。
……で、どうする優司」
「……」
「答えんか!」
「……わかったよ。医者の勉強をすればいいんでしょ。で、医大を目指せと」
「……そうだ」
「わかった。じゃあやるよ。
それでとりあえずしばらくはこの家に置いてくれるんでしょ?
じゃあ、お望みどおり医大に受かるための受験勉強でもするよ」
「……まあ、よかろう。
今はわからないだろうが、将来、必ず父さんに感謝する日が来る。
今は黙って言うことを聞いておけ」
父親が喋り終わるか終わらないかのうちに、優司は自分の部屋へと向かっていた。
(ふざけやがって、クソ親父……。
誰が医者になんかなるかよ。
……なんとか金を貯めよう。これまで貯めた金もあるし、卒業まであと4ヶ月ある。もっとスロで頑張って貯めておこう。で、卒業と同時に一人暮らしを始めてやるんだ。
絶対に出てってやる……。自分の力だけで思いっきり稼いで、一人で充分やっていけるってところを見せつけてやるっ…… )
◇◇◇◇◇◇
(……随分リアルな夢だったなぁ。
リアルっていうか、あの時をそのまま再現した夢だし。
過去にあったことがそのまま出てくる夢、ってのもあるんだなぁ )
いつものマンガ喫茶にて目覚める優司。
もう冬だというのに、汗をびっしょりと掻いていた。
(結局、一人暮らしを始めるまでに、高校を卒業してから4ヶ月くらいかかったんだよなぁ。なかなか住む場所を決められなくて。
ま、頑張って探した割にはすぐにホームレスになっちゃったんだけど。『神懸り的なヒキ弱』で)
そんなことを考えながら、自虐的な笑いを浮かべた。
(まあ、そんな昔のことはどうでもいい。
今だ。今が大事なんだ)」
表情を引き締め、気合を入れる。
(今日は、いよいよ報酬の受け渡し日だ。
土屋が最初に宣言してたような『月収1000万』ってのはさすがにないと思うけど、最低でも半分の500はあるはずだ。
逆に、約束の半分である500もないようなら、いくらなんでもナメられすぎだし、組むメリットなんてない。話が違いすぎるしね。
……でも、400とかでも……ギリギリOKかな……?)
月収400万円。
それは、どんな一流企業の社員であろうともほぼ達成できないようなとんでもない額であることは優司もわかっていた。
最初の約束が1000万だったため、それを大きく下回るようならば文句を言おうと考えていたが、それでも半分の500や、それを下回る400という数字でも、充分なものであるのには変わりない。
報酬を受け取りに行く前の優司は、どこを許容ラインにするかで激しく揺れていた。
優司が常宿にしているいつものマンガ喫茶にて。
この日は、土屋と優司が組んでからちょうど一ヶ月となる日だった。
街は年末の様相を呈してきており、師走の慌しさが現れていた。
優司は、明日に備えて早めにマンガ喫茶に入っていた。
明日は、優司が密かに楽しみにしていた報酬の受け渡し日。
土屋曰く、『月収1000万』と謳われていた報酬。
その報酬の受け渡し日だった。
優司もバカではない。
言葉通り、いきなりそんな途方も無い額が渡されることなどないとわかっていた。
そもそも月に1000万という数字は、打ち子が50人いた場合の数字であって、まだ到底そんな人数には到達していないことも察しがついていた。
ちなみに、打ち子の人数などについて、土屋から優司に細かい報告が上がることはない。
2週間ほど前に「打ち子の数が20人になった」と聞いて以来、なんの情報も与えられていなかったのだ。
日々、今まで通りにひたすらいろいろなホールのデータを採取し続け、そのデータを元に設定予測を行ない、その情報を土屋に渡す。
そして、土屋はそれを柿崎に伝え、柿崎が管理する打ち子たちに優司の予測した台を割り振り、確保させる。
こういった流れは把握していたが、実際に何人ほどの打ち子がいて、どれくらいの売上があるかは、優司は全く把握できないでいた。
(いよいよ明日が報酬受け渡し日か……。
まあ、1000万なんてのは当然無理だろうけど、土屋の奴もあれだけ大見得切ったんだ。最低でも4~500万は渡してくるはず。
それだけ貰えれば……)
いろいろな思惑が交錯しつつ、いつの間にか眠りについていた優司だった。
◇◇◇◇◇◇
「優司っ! どういうことなんだっ!」
家に帰ると、すぐさま母親によって居間へ連れていかれ、待ち受けていた父親に烈火のごとく怒鳴られた。
「な、何が……? なんでいきなり怒鳴られなきゃいけないの?」
「お前……今日はどこに行ってたんだ?」
「どこにって……いつものように図書館だけど」
「嘘をつくのはやめろ。
……父さん、見たんだよ。お前がパチンコ屋に入っていくのを」
「ッ!
……つ、つけてきたの? 俺の後を……?」
「そうだ。あまりにお前の行動と成績が一致しなかったから、やむなく確かめに行ったんだ。
そうしたらお前は……」
ここで言葉に詰まる父親。
しかし優司は、そんな様子を物ともせずに大声を張り上げて父親を罵倒した。
「なんだよそれっ?
実の息子を尾行なんて……。
父親として最低な行為だろ、それってっ!」
「な、なんだと……?」
「そうじゃんよ!
仮に怪しいと思ったんなら、まずは俺に問いただしてみるとかいろいろ方法はあるわけなのに、なんでいきなり尾行したりするんだよ? どう考えてもおかしいよ!」
「おかしくない! お前を心配してるがゆえの行為だ。
お前の将来を心配してるからこそ、そこまでするんだ。
なぜそんなことがわからん?」
「わかんないよそんなの! 適当なこと言うなよ!」
「適当なことなど言っとらん!
親としてお前を見てきて、お前なら出来ると思ったからこそ、医者の道に進ませようと思って勉強をさせてきて、進学校にも行かせたんだ。
思ったとおり、お前は覚えがいい。ちゃんと都内トップの私立に受かったしな」
「……」
「お前なら出来ると思ったから、熱心にやらせているんだ。
わかるだろ? だから、これからも医者を目指してしっかりと勉強していくんだ!」
「だから、イヤだって言ってるだろ? なんで俺が医者にならなきゃいけないの? 自分の人生くらい自分で選ばせてよ!」
「何を言ってるんだお前は?
医者というのは、なりたくてもなれない人間だってたくさんいるんだぞ?
父親が開業医だなんて、こんな恵まれた環境はない。お前は、ここを継げばいいんだ。それでなんの問題もない」
「そういうことじゃないよ!
そんな、敷かれたレールの上をただ歩くだけの人生なんてつまらないって言ってんの!」
「ったく、どこで覚えてきたんだそんなセリフ。
どうせドラマか何かだろ? 甘ったれるんじゃない!
敷かれたレールがあるだけ有難いと思え。レールもなく、貧乏に苦しみながら生きている人たちだっているんだぞ。そうはなりたくないだろう?」
「そりゃ父さんの主観だろ? 貧乏な人たちがみんな苦しんでるかどうかなんてわからないじゃないか!
お金がなくても、楽しく生きてる人だってたくさんいるんだ!
父さんは現実的すぎる。そんな考え方おかしいよ!」
「おかしいだと……?」
「そうだよ! 偏見が強すぎるんだよっ!
自分の意見は絶対に正しいって信じて、息子の意見なんて聞こうともしない。
そんなのは絶対におかしい!
俺だって、やりたいことをやる権利はあるんだっ!」
「じゃあ、お前のやりたいことはなんだ?」
「そ、それは……まだ模索中だよ!
やりたいことなんて、そんなに簡単に見つかるものじゃないし!」
「ふん、甘えてるだけだな。
確固たるやりたいことがあるならまだしも、勉強をしたくないから、他に何かやるべきことがあるかも、と思い込んで嫌なことから逃げ出しているだけだ。そんな甘ったれた考えは捨てろっ!」
「…………」
「大体な、子は親の言うことを聞くものだ。子のことを想わない父親なんていないんだからな。
そんな親の言うことをどうしても聞けないというのなら…………この家から出て行け!」
優司から目を逸らしながら、言いづらそうに最後のセリフを吐いた。
そばで聞いていた母親が、すかさず口を挟んだ。
「ちょ、ちょっとお父さん……この子はまだ高校生よ?
そんな、いきなり家を出ろだなんて……」
「いや、家長の言うことが聞けないなら当然のことだ。
……で、どうする優司」
「……」
「答えんか!」
「……わかったよ。医者の勉強をすればいいんでしょ。で、医大を目指せと」
「……そうだ」
「わかった。じゃあやるよ。
それでとりあえずしばらくはこの家に置いてくれるんでしょ?
じゃあ、お望みどおり医大に受かるための受験勉強でもするよ」
「……まあ、よかろう。
今はわからないだろうが、将来、必ず父さんに感謝する日が来る。
今は黙って言うことを聞いておけ」
父親が喋り終わるか終わらないかのうちに、優司は自分の部屋へと向かっていた。
(ふざけやがって、クソ親父……。
誰が医者になんかなるかよ。
……なんとか金を貯めよう。これまで貯めた金もあるし、卒業まであと4ヶ月ある。もっとスロで頑張って貯めておこう。で、卒業と同時に一人暮らしを始めてやるんだ。
絶対に出てってやる……。自分の力だけで思いっきり稼いで、一人で充分やっていけるってところを見せつけてやるっ…… )
◇◇◇◇◇◇
(……随分リアルな夢だったなぁ。
リアルっていうか、あの時をそのまま再現した夢だし。
過去にあったことがそのまま出てくる夢、ってのもあるんだなぁ )
いつものマンガ喫茶にて目覚める優司。
もう冬だというのに、汗をびっしょりと掻いていた。
(結局、一人暮らしを始めるまでに、高校を卒業してから4ヶ月くらいかかったんだよなぁ。なかなか住む場所を決められなくて。
ま、頑張って探した割にはすぐにホームレスになっちゃったんだけど。『神懸り的なヒキ弱』で)
そんなことを考えながら、自虐的な笑いを浮かべた。
(まあ、そんな昔のことはどうでもいい。
今だ。今が大事なんだ)」
表情を引き締め、気合を入れる。
(今日は、いよいよ報酬の受け渡し日だ。
土屋が最初に宣言してたような『月収1000万』ってのはさすがにないと思うけど、最低でも半分の500はあるはずだ。
逆に、約束の半分である500もないようなら、いくらなんでもナメられすぎだし、組むメリットなんてない。話が違いすぎるしね。
……でも、400とかでも……ギリギリOKかな……?)
月収400万円。
それは、どんな一流企業の社員であろうともほぼ達成できないようなとんでもない額であることは優司もわかっていた。
最初の約束が1000万だったため、それを大きく下回るようならば文句を言おうと考えていたが、それでも半分の500や、それを下回る400という数字でも、充分なものであるのには変わりない。
報酬を受け取りに行く前の優司は、どこを許容ラインにするかで激しく揺れていた。
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