99 / 138
【第4章】
■第99話 : イバラの道
しおりを挟む
「パチスロ勝負っ?」
「ああ、そうだよ。今、お前がやってるようなことだ。
神崎と俺は、一年前にパチスロ勝負をやってたんだよ」
「っ……」
「もっとも、お前がやってるような設定推測勝負じゃないけどな」
「え……? じゃあ、どんな勝負?」
「普通の出玉勝負とかだよ。
まあ、他にもいろいろな。
で、神崎が負けたらおとなしく俺の下につく。俺が負けたらおとなしく街を出て行く。こんな条件だったわけだ。
結果は……その時はいろいろアクシデントもあって、俺が負けちまったんだけどな」
苦々しい顔をしながら、やや表情が曇る土屋。
勝負内容が気になる優司は、構わず突っ込んだ質問をした。
「その神崎との勝負って、どんな勝負だったん――」
「過去のことはともかくとしてッ!」
優司が勝負内容について聞こうとした途端、土屋はそれを大声で遮った。
その様子から、屈辱的な負け方だったのだろうと推測し、優司はおとなしく黙ることにした。
「とにかく、俺にとっても恨みのある相手だ。真剣に勝負をセッティングしたいと思ってる。で、お前に勝って欲しいと思ってる」
「……」
「これでわかったろ? 俺は、お前と神崎との勝負を実現できるんだよ。
俺の依頼を素直に引き受けなけりゃ、前回と同じようなことをすればいい。そうすりゃまた泣きついてくるだろうからな。
つまりお前は、勝負したい相手との勝負を実現できて、さらに信じられないような巨額のサラリーも貰えるんだ。
さっきも言ったけど、最低でも月3000万の利益だぜ? お前には、そのうち1000万くらいは渡そうと思ってる」
「1000万……? つ、月に……?」
「そのくらいは当然だろ。お前がこの計画の一番の功労者になるわけだし。
つまり、年収だと1億2千万。合法的にこれだけの額を稼げるんだ!
お前、まだハタチだろ? なかなかいないぜ、ハタチで年収が1億超えてるやつなんて。法を犯して稼いでるヤツ以外でな」
金額を聞き、思わずゴクリと生唾を飲んでしまう優司。
しかし、その金額に圧倒されていることを誤魔化すかのように、質問を続けた。
「ち、ちなみに、神崎との勝負をセッティングする時に手荒なマネとかはするの?」
誤魔化すだけではなく、この点については本当に気になっていたことだった。
優司は暴力で物事を解決することが嫌いな上、暴力を許したら、もしかすると日高や広瀬などのこの街のスロッターに被害が及ぶようなことになるかもしれない。
そんな事態はなんとしても避けたかった。
「大丈夫だ。そんなことは絶対にしない。そんなことをする必要もないしな。
俺は、あいつからの申し出で一度勝負してるんだし、時期を見て俺から申し込んだなら、断わられる道理はないだろ?
それでも断わってくるなら、さっきも言った通り前回と同じ手を使うまでだけどな。
どっちにしろ、暴力なんて使う必要はない」
「……」
「まあそういうわけでよ、手荒い方法なんて使わなくても必ずなんとかするから、その件については安心してくれ。
な? だから協力してくれよ」
「……」
「ちなみに、今までの話を聞いて『それなら俺一人でやれば月に3000万儲かるじゃん』とか思ってるかもしれないけどよ、一応言っとくとそれは無理だぜ。
例えば、さっき言ったように50人の打ち子を使ったとするだろ? それをお前一人でどうやって管理する?
50人もいれば、そのうちの何人か、いや、もしかしたら10人から20人くらいの単位で妙なことを考え出すやつがいる。なんとか出玉をチョロまかせないか、とかな。
そんなやつを管理するには、俺みたいなのが必要なんだよ。俺は、そのへんのノウハウも抑えてる」
「別に、やろうとすれば俺一人でできるなんて思ってないよ。50人の打ち子の管理だなんて、想像しただけで吐きそうになる」
「そうか、そりゃよかった。
……で、どうする? 俺達に協力してくれるか? どうなんだ?」
「…………」
柔らかいようでいて暗に高圧的な態度をとる土屋たちに嫌悪感は募る一方。
この男たちと組むのはリスキーすぎるというのは直感的にわかっていた。
しかし優司は、それでもスパっと断わりきれずにいる。
断わったら後が怖い、ということではなく、『神崎との勝負実現』・『月収1000万』という2点に強烈に惹かれていたのだ。
今まで散々悩み苦しんできたパチスロ勝負。
しかし、とりあえず神崎と勝負できれば、全てが報われるような気がしていた。
そこが終着点だということはスロ勝負を始めた頃からなんとなく意識していたし、それより何より、「実際に
勝負すれば勝つのは絶対に自分だ」と強く信じているのだから。
パチスロにおいては、この街で最上位に位置付けられている神崎に勝てば、乾ともやり合う必要はなくなる。
つまり、勝負が実現すれば、ここ最近悩まされてきた問題が綺麗に片付くのだ。
結果、「勝てないからやめろ」と止めてきた周囲の人間たちも自分を見直してくれるはずだ、と考えていた。
それと同時に、土屋と組むことによってもう一つの悩みも解決できる。
それは、神崎との勝負に勝った後のこと。
もう勝負相手がいないため、その先どうしていいかが全く見えていなかったが、途方も無い月収が保証されれば、とりあえず目先のことについては解決する。
この計画に乗ってひとまず大きく金を貯めておけば、将来に幅を持たせられる。
さらに、親に反発して家を飛び出している手前、自分一人で立派にやれたのだ、自力で高額な収入を得られたのだ、ということを証明し、親を見返したいという願望も叶えられる。
このように考え、優司の気持ちはかなり揺れていたのだ。
不愉快な連中であることを考慮しても、この申し出を飲むことで、抱えていたいくつかの大きな悩みがほとんど解消される。
それならば、とりあえず行動を共にする価値があるのではないかと優司は考えていた。
「おい、黙ってちゃわからねぇよ。どうなんだ?」
「……」
「おい! 返事しろって!」
黙り込む優司に対し、土屋が答えを催促した。
すると優司は、蚊の泣くような声でこう呟いた。
「……やるよ。」
「ん……? 今、『やる』って言ったんだよな?」
「ああ、言ったよ。
協力するよ、その計画」
「おお~っ! そうこなくっちゃよっ!
さすがは夏目だぜ、話がわかるなっ!」
ゴネられようとも、なんとかして協力はさせるつもりだったが、一発OKを引き出せるかどうかは自信がなかった土屋。
意外な結果に、喜びが隠せなかった。
「おい夏目。再確認だけどよ、この計画に絶対に加わるんだな?」
「……うん、だからやるって」
「よぉし。じゃあ早速明後日くらいから動きたいんだけど可能か?」
「明後日……?」
「ああ。無理なのか?」
「明後日からやるとして、最初は何人くらい打ち子がいるの?」
「最初は、まあ10人くらいだな」
「……わかったよ。それくらいなら、とりあえずは大丈夫だと思う」
「おお! すげぇな! 突発的に10人もの打ち子に高設定を用意できるなんて!
さすがは夏目優司だ! なあ丸島っ?」
「ああ、噂通りだな。すげぇヤツだ。
なぁ吉田? お前もそう思うだろ?」
終始無言だった、3人組の一人である吉田に不意に話が振られた。
「……だね。凄いね」
「なんだよ、もっと喜べよ!
わりぃな夏目。こいつ、昔っから無口でな」
無言で吉田の方を見る優司。
しかし、吉田は視線をはずしたまま。
「まあとにかく、明後日からよろしく頼むな夏目。
とりあえず電話番号とメアド教えてくれよ。詳しいことは後で連絡するからよ」
土屋に言われるがまま、自分の連絡先を伝える優司。
土屋はそれを手早く自分の携帯にメモった。
「……よし、OK。
じゃあ、明日中には連絡するからよ。
それじゃ、俺らは一旦帰るぜ。またすぐ会うけどな」
「ああ、わかったよ。それじゃあ」
「おう! じゃあな!」
土屋のその言葉を合図に、3人ともスタスタと公園の出口を目指して歩いていった。
その姿を見送りつつ、優司は思う。
(あんなヤツらと組んで大丈夫だろうか……。
でも、とりあえずこれで神崎と勝負できる目処はついた。しかも、信じられないような大金が毎月入ってくる算段だし。
さすがに、やつらの言うような毎月1000万って額は無理かもしれないけど、あれだけ大見得切った以上、それに近い額は渡してくるよな。
……でも、その時になってみないと……何もわからない、か……)
3人の去り行く姿を見ながら、嬉しさ半分・不安半分な優司だった。
「ああ、そうだよ。今、お前がやってるようなことだ。
神崎と俺は、一年前にパチスロ勝負をやってたんだよ」
「っ……」
「もっとも、お前がやってるような設定推測勝負じゃないけどな」
「え……? じゃあ、どんな勝負?」
「普通の出玉勝負とかだよ。
まあ、他にもいろいろな。
で、神崎が負けたらおとなしく俺の下につく。俺が負けたらおとなしく街を出て行く。こんな条件だったわけだ。
結果は……その時はいろいろアクシデントもあって、俺が負けちまったんだけどな」
苦々しい顔をしながら、やや表情が曇る土屋。
勝負内容が気になる優司は、構わず突っ込んだ質問をした。
「その神崎との勝負って、どんな勝負だったん――」
「過去のことはともかくとしてッ!」
優司が勝負内容について聞こうとした途端、土屋はそれを大声で遮った。
その様子から、屈辱的な負け方だったのだろうと推測し、優司はおとなしく黙ることにした。
「とにかく、俺にとっても恨みのある相手だ。真剣に勝負をセッティングしたいと思ってる。で、お前に勝って欲しいと思ってる」
「……」
「これでわかったろ? 俺は、お前と神崎との勝負を実現できるんだよ。
俺の依頼を素直に引き受けなけりゃ、前回と同じようなことをすればいい。そうすりゃまた泣きついてくるだろうからな。
つまりお前は、勝負したい相手との勝負を実現できて、さらに信じられないような巨額のサラリーも貰えるんだ。
さっきも言ったけど、最低でも月3000万の利益だぜ? お前には、そのうち1000万くらいは渡そうと思ってる」
「1000万……? つ、月に……?」
「そのくらいは当然だろ。お前がこの計画の一番の功労者になるわけだし。
つまり、年収だと1億2千万。合法的にこれだけの額を稼げるんだ!
お前、まだハタチだろ? なかなかいないぜ、ハタチで年収が1億超えてるやつなんて。法を犯して稼いでるヤツ以外でな」
金額を聞き、思わずゴクリと生唾を飲んでしまう優司。
しかし、その金額に圧倒されていることを誤魔化すかのように、質問を続けた。
「ち、ちなみに、神崎との勝負をセッティングする時に手荒なマネとかはするの?」
誤魔化すだけではなく、この点については本当に気になっていたことだった。
優司は暴力で物事を解決することが嫌いな上、暴力を許したら、もしかすると日高や広瀬などのこの街のスロッターに被害が及ぶようなことになるかもしれない。
そんな事態はなんとしても避けたかった。
「大丈夫だ。そんなことは絶対にしない。そんなことをする必要もないしな。
俺は、あいつからの申し出で一度勝負してるんだし、時期を見て俺から申し込んだなら、断わられる道理はないだろ?
それでも断わってくるなら、さっきも言った通り前回と同じ手を使うまでだけどな。
どっちにしろ、暴力なんて使う必要はない」
「……」
「まあそういうわけでよ、手荒い方法なんて使わなくても必ずなんとかするから、その件については安心してくれ。
な? だから協力してくれよ」
「……」
「ちなみに、今までの話を聞いて『それなら俺一人でやれば月に3000万儲かるじゃん』とか思ってるかもしれないけどよ、一応言っとくとそれは無理だぜ。
例えば、さっき言ったように50人の打ち子を使ったとするだろ? それをお前一人でどうやって管理する?
50人もいれば、そのうちの何人か、いや、もしかしたら10人から20人くらいの単位で妙なことを考え出すやつがいる。なんとか出玉をチョロまかせないか、とかな。
そんなやつを管理するには、俺みたいなのが必要なんだよ。俺は、そのへんのノウハウも抑えてる」
「別に、やろうとすれば俺一人でできるなんて思ってないよ。50人の打ち子の管理だなんて、想像しただけで吐きそうになる」
「そうか、そりゃよかった。
……で、どうする? 俺達に協力してくれるか? どうなんだ?」
「…………」
柔らかいようでいて暗に高圧的な態度をとる土屋たちに嫌悪感は募る一方。
この男たちと組むのはリスキーすぎるというのは直感的にわかっていた。
しかし優司は、それでもスパっと断わりきれずにいる。
断わったら後が怖い、ということではなく、『神崎との勝負実現』・『月収1000万』という2点に強烈に惹かれていたのだ。
今まで散々悩み苦しんできたパチスロ勝負。
しかし、とりあえず神崎と勝負できれば、全てが報われるような気がしていた。
そこが終着点だということはスロ勝負を始めた頃からなんとなく意識していたし、それより何より、「実際に
勝負すれば勝つのは絶対に自分だ」と強く信じているのだから。
パチスロにおいては、この街で最上位に位置付けられている神崎に勝てば、乾ともやり合う必要はなくなる。
つまり、勝負が実現すれば、ここ最近悩まされてきた問題が綺麗に片付くのだ。
結果、「勝てないからやめろ」と止めてきた周囲の人間たちも自分を見直してくれるはずだ、と考えていた。
それと同時に、土屋と組むことによってもう一つの悩みも解決できる。
それは、神崎との勝負に勝った後のこと。
もう勝負相手がいないため、その先どうしていいかが全く見えていなかったが、途方も無い月収が保証されれば、とりあえず目先のことについては解決する。
この計画に乗ってひとまず大きく金を貯めておけば、将来に幅を持たせられる。
さらに、親に反発して家を飛び出している手前、自分一人で立派にやれたのだ、自力で高額な収入を得られたのだ、ということを証明し、親を見返したいという願望も叶えられる。
このように考え、優司の気持ちはかなり揺れていたのだ。
不愉快な連中であることを考慮しても、この申し出を飲むことで、抱えていたいくつかの大きな悩みがほとんど解消される。
それならば、とりあえず行動を共にする価値があるのではないかと優司は考えていた。
「おい、黙ってちゃわからねぇよ。どうなんだ?」
「……」
「おい! 返事しろって!」
黙り込む優司に対し、土屋が答えを催促した。
すると優司は、蚊の泣くような声でこう呟いた。
「……やるよ。」
「ん……? 今、『やる』って言ったんだよな?」
「ああ、言ったよ。
協力するよ、その計画」
「おお~っ! そうこなくっちゃよっ!
さすがは夏目だぜ、話がわかるなっ!」
ゴネられようとも、なんとかして協力はさせるつもりだったが、一発OKを引き出せるかどうかは自信がなかった土屋。
意外な結果に、喜びが隠せなかった。
「おい夏目。再確認だけどよ、この計画に絶対に加わるんだな?」
「……うん、だからやるって」
「よぉし。じゃあ早速明後日くらいから動きたいんだけど可能か?」
「明後日……?」
「ああ。無理なのか?」
「明後日からやるとして、最初は何人くらい打ち子がいるの?」
「最初は、まあ10人くらいだな」
「……わかったよ。それくらいなら、とりあえずは大丈夫だと思う」
「おお! すげぇな! 突発的に10人もの打ち子に高設定を用意できるなんて!
さすがは夏目優司だ! なあ丸島っ?」
「ああ、噂通りだな。すげぇヤツだ。
なぁ吉田? お前もそう思うだろ?」
終始無言だった、3人組の一人である吉田に不意に話が振られた。
「……だね。凄いね」
「なんだよ、もっと喜べよ!
わりぃな夏目。こいつ、昔っから無口でな」
無言で吉田の方を見る優司。
しかし、吉田は視線をはずしたまま。
「まあとにかく、明後日からよろしく頼むな夏目。
とりあえず電話番号とメアド教えてくれよ。詳しいことは後で連絡するからよ」
土屋に言われるがまま、自分の連絡先を伝える優司。
土屋はそれを手早く自分の携帯にメモった。
「……よし、OK。
じゃあ、明日中には連絡するからよ。
それじゃ、俺らは一旦帰るぜ。またすぐ会うけどな」
「ああ、わかったよ。それじゃあ」
「おう! じゃあな!」
土屋のその言葉を合図に、3人ともスタスタと公園の出口を目指して歩いていった。
その姿を見送りつつ、優司は思う。
(あんなヤツらと組んで大丈夫だろうか……。
でも、とりあえずこれで神崎と勝負できる目処はついた。しかも、信じられないような大金が毎月入ってくる算段だし。
さすがに、やつらの言うような毎月1000万って額は無理かもしれないけど、あれだけ大見得切った以上、それに近い額は渡してくるよな。
……でも、その時になってみないと……何もわからない、か……)
3人の去り行く姿を見ながら、嬉しさ半分・不安半分な優司だった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる