79 / 138
【第4章】
■第79話 : 悪の本尊
しおりを挟む
優司と広瀬が会った翌日の夜。
つまり、この日は優司と鴻上との勝負の前日――
「えーっと……。
卵と牛乳と……あとは納豆だったよな?」
「うん。あと、ビールもなくなりそうだから、何本か買ってきてもらっていい?」
「オッケー、任せてよ!
ついでにプリンも買ってくるよ。由香はプリンさえあればご機嫌だもんな~」
「さっすが~! わかってるね!」
「あったりまえじゃん。由香のことをこの世で誰よりもわかってるのは俺だぜ?
ってことで、行ってくるね!」
「ホントに私は行かなくていいの? 私も一緒に行くよ?」
「いいって!
こんな夜遅くに由香まで連れ出して、何か危ない目に遭わせちゃったりしたら悔やんでも悔やみきれないからさ。
いいから俺に任せてよ」
「健自……。
ホントありがとね! もう深夜だし、気をつけてね」
「大丈夫だよ。そんじゃ、おとなしく待っててね!」
「うん、行ってらっしゃい!」
飯島由香の自宅から、温かい見送りを受ける男。
もちろん、その男は鴻上だった。
「ふぅ……ったく、アホくせぇ。
いつまでもこんなバカップルみたいな会話、やってられっかっての」
そう呟きながら、アパートの階段を駆け下りていく。
そして、家から少し離れたところまで行ったところで、おもむろに携帯を取り出した。
(さてと……。いよいよ作戦開始だ。
この勝負が決まれば、今みたいなアホくせぇヒモ生活とはおさらばできる。
いつまでもこんなことやってらんねぇからな。
夏目に勝って名前が売れれば、あとはどうとでもなる)
長らく甘んじてきたヒモ生活とはいえ、鴻上もどこかのタイミングで違う生活に乗り換えなければとわかっていた。
乗り換える先がパチスロという、またもや不安定な道なのだが、そこは鴻上なりの目算があった。
(そもそも、夏目たちはやり方が下手クソなんだ。
あれだけ名が売れてるんなら、いくらだって稼ぎようがある。
それに比べて、やっぱあの男は凄いよな。
おかげで俺も、しばらくはガシガシ稼いでいけそうだ!)
ほくそ笑みながら携帯電話を取り出し、『あの男』へ電話をかけ始めた。
◇◇◇◇◇◇
「あ、もしもし、土屋?
俺、俺。鴻上」
電話の相手が、ぶっきらぼうに答える。
「ああ……鴻上か。どうした?」
「いや、ほら、あの例の計画、順調に進んでるから」
「ん……? 例の計画……?
…………あ、ああ~! 夏目優司の件か?」
「そうそう。
いやぁ、うまいことハマってくれたよ、アイツ!」
「そうか。ちゃんと動いてたんだな、お前」
「そりゃそうだよ~!
あんなおいしい話、乗らないわけないじゃん!
夏目に勝って名をあげて、そっからグループ作って打ち子集めて、その打ち子たちからの上納金でウッハウハ、なんて話聞いちゃったらさ、そりゃ乗るしかないって!
黙ってても金が転がり込んでくるじゃん」
「……ああ、まあ、そうだな」
電話相手の土屋は、何か言いたそうにした後、面倒くさそうに通り一遍の返答をした。
そんな空気に気付かず、鴻上が勢いよく話し続ける。
「土屋の言った通り、過去に付き合ってた女を調べて、そいつをエサに勝負仕掛けたらすぐだったよ。コロっと落ちたね!
特に『あの女も最近までは夏目に未練があった』ってセリフが効いたみたい!
凄いよね、土屋は! このセリフでイチコロだって言ってたもんね!」
「なるほどな、そんなにうまいこといったか」
「ああ、楽勝だね!
で、明日はいよいよ勝負だからさ。一応連絡しとこうと思って。
本当はもっと途中経過とかも報告したかったんだけど、なんか忙しいんだろ土屋?
『あんまり連絡するな、必要最低限にしろ』って言ってたもんね」
「……まあな。よくちゃんと守ったな。偉いよ、お前」
「へへへっ!」
「よし、じゃあうまいこといったらまた連絡しろ。
期待してるからな」
「オッケー! 任しとけってっ!」
「……ああ、じゃあな」
言い終わると同時に、土屋はすぐに電話を切った。
しかし鴻上はなんら気にせず、近い将来訪れるであろう自分の豪遊している姿を思い描きつつ、一人でニヤけていた。
(へへ、これで女に気を使う生活からはオサラバだ。
逆に、女に気を使わせるだけのハッピーな生活が待ってるんだ!)
◇◇◇◇◇◇
「土屋、誰からだったんだ?」
とある居酒屋で、土屋の正面に座りながら電話が終わるのを待っていた男が、待ちかねていたように話しかけた。
「ああ、今のやつか?
いちいち覚える必要もねぇよ。鴻上っつーアホだ」
「鴻上?」
「ああ。たまたま俺の高校の時の同級生でな。
なんか妙にキザったらしくて、クラスの男どもから嫌われてたヤツだよ。
一部の女からはなぜか人気があったけどな」
「ふーん。
で、そいつがなんで土屋に電話なんか掛けてきてんだ?」
「ほら、あれだよ。
例の、T駅周辺への再進出。
やっぱ、あのスロ激戦区はこのまま放っておくのは勿体無いからな」
「えっ? そんな大事な件を他のヤツに任せてんのかっ?」
「落ち着けよ丸島。
任せてんじゃなくて、ダメモトで勝手にやらせてんだよ。
俺も偶然知ったんだけどよ、その鴻上ってヤツ、たまたまあのT駅周辺を根城に生活しててな。しかもヒモとして。
そんなら女の扱いは上手いだろうってことでよ、夏目の昔の女でも調べて、そいつを籠絡してからエサとして利用すれば、夏目優司を手玉に取ることができるだろ?
そのための方法をあいつに伝えておいたんだよ」
「へぇ。
そういや土屋、前からやたら夏目にこだわってるなぁ」
「やっぱ、あの街への再進出を目指す上で、夏目の存在は無視できないだろ。
神崎の時の二の舞は勘弁だしな。
そもそも、あんなバカげたスロ勝負は受けなきゃよかったんだけど、一度それで負けてる以上、こっちとしても警戒はしておきたいしな」
「まあ、そうだよな。同じ展開で防がれるってのはゴメンだ。
……で、その鴻上ってヤツ、うまいこといってんのか?」
「ああ。意外にも順調らしい。
あいつの働きなんて期待せずに計画を練ってたんだけどな。
それが成功したとしたら、かなり計画もショートカットできるぜ。
万が一鴻上が勝てば、『夏目に勝った男』として鴻上を利用できるし、夏目の前の女もそのまま押さえときゃ夏目に協力させるのも簡単になる。一石二鳥だ 」
「でもよ、お前の口ぶりからいくと、その鴻上ってのはあんまりデキそうなヤツじゃないけど大丈夫か?」
「だから『一応やらせてるだけ』って言っただろ? 大して期待しちゃいねぇさ。基本は、元の作戦通り動くつもりだ。
あくまでおまけだよ、鴻上は。単に俺の気まぐれでやらせただけだ。
仮に成功したところで、あいつにはなんの旨味も与えないし。あんなバカ、邪魔なだけだしよ」
「それを聞いて安心したぜ。
そんなヤツまで仲間として認めないといけないのかと思ってヒヤヒヤしたからな」
「見損なうなって。俺がバカなヤツを嫌いなのは知ってんだろ?」
「そうだったな。
土屋、バカだとみなしたヤツに対しての態度、死ぬほどひどいもんな~」
「それはしょうがねぇよ。俺の性分だからさ」
「ふーん。俺みたいな善人には信じられねぇな」
丸島が、からかうように笑いながら言った。
「ったく、よく言うぜ。
……とにかく、急がないとな。夏目が勝手に勝負に出る前に。
2,3日後にはもう向こうに行くぜ?」
「オッケー。人集めとくよ。
いつもみたいに、金の方は気にしなくていいんだろ土屋?」
「ああ。俺らには優秀な財務担当がいるからな。
金には糸目をつけずに動いていいぞ」
「吉田か。アイツの存在は本当に助かるな!」
「へっ、その吉田っつーカードを持ててるのも、俺の実力のうちだよ」
「わかってるって!
それじゃ、来週中に攻め込めるようにバシっと準備にかかるかぁ~!」
「おう、頼んだぜ」
話がまとまり、上機嫌の土屋と丸島だった。
つまり、この日は優司と鴻上との勝負の前日――
「えーっと……。
卵と牛乳と……あとは納豆だったよな?」
「うん。あと、ビールもなくなりそうだから、何本か買ってきてもらっていい?」
「オッケー、任せてよ!
ついでにプリンも買ってくるよ。由香はプリンさえあればご機嫌だもんな~」
「さっすが~! わかってるね!」
「あったりまえじゃん。由香のことをこの世で誰よりもわかってるのは俺だぜ?
ってことで、行ってくるね!」
「ホントに私は行かなくていいの? 私も一緒に行くよ?」
「いいって!
こんな夜遅くに由香まで連れ出して、何か危ない目に遭わせちゃったりしたら悔やんでも悔やみきれないからさ。
いいから俺に任せてよ」
「健自……。
ホントありがとね! もう深夜だし、気をつけてね」
「大丈夫だよ。そんじゃ、おとなしく待っててね!」
「うん、行ってらっしゃい!」
飯島由香の自宅から、温かい見送りを受ける男。
もちろん、その男は鴻上だった。
「ふぅ……ったく、アホくせぇ。
いつまでもこんなバカップルみたいな会話、やってられっかっての」
そう呟きながら、アパートの階段を駆け下りていく。
そして、家から少し離れたところまで行ったところで、おもむろに携帯を取り出した。
(さてと……。いよいよ作戦開始だ。
この勝負が決まれば、今みたいなアホくせぇヒモ生活とはおさらばできる。
いつまでもこんなことやってらんねぇからな。
夏目に勝って名前が売れれば、あとはどうとでもなる)
長らく甘んじてきたヒモ生活とはいえ、鴻上もどこかのタイミングで違う生活に乗り換えなければとわかっていた。
乗り換える先がパチスロという、またもや不安定な道なのだが、そこは鴻上なりの目算があった。
(そもそも、夏目たちはやり方が下手クソなんだ。
あれだけ名が売れてるんなら、いくらだって稼ぎようがある。
それに比べて、やっぱあの男は凄いよな。
おかげで俺も、しばらくはガシガシ稼いでいけそうだ!)
ほくそ笑みながら携帯電話を取り出し、『あの男』へ電話をかけ始めた。
◇◇◇◇◇◇
「あ、もしもし、土屋?
俺、俺。鴻上」
電話の相手が、ぶっきらぼうに答える。
「ああ……鴻上か。どうした?」
「いや、ほら、あの例の計画、順調に進んでるから」
「ん……? 例の計画……?
…………あ、ああ~! 夏目優司の件か?」
「そうそう。
いやぁ、うまいことハマってくれたよ、アイツ!」
「そうか。ちゃんと動いてたんだな、お前」
「そりゃそうだよ~!
あんなおいしい話、乗らないわけないじゃん!
夏目に勝って名をあげて、そっからグループ作って打ち子集めて、その打ち子たちからの上納金でウッハウハ、なんて話聞いちゃったらさ、そりゃ乗るしかないって!
黙ってても金が転がり込んでくるじゃん」
「……ああ、まあ、そうだな」
電話相手の土屋は、何か言いたそうにした後、面倒くさそうに通り一遍の返答をした。
そんな空気に気付かず、鴻上が勢いよく話し続ける。
「土屋の言った通り、過去に付き合ってた女を調べて、そいつをエサに勝負仕掛けたらすぐだったよ。コロっと落ちたね!
特に『あの女も最近までは夏目に未練があった』ってセリフが効いたみたい!
凄いよね、土屋は! このセリフでイチコロだって言ってたもんね!」
「なるほどな、そんなにうまいこといったか」
「ああ、楽勝だね!
で、明日はいよいよ勝負だからさ。一応連絡しとこうと思って。
本当はもっと途中経過とかも報告したかったんだけど、なんか忙しいんだろ土屋?
『あんまり連絡するな、必要最低限にしろ』って言ってたもんね」
「……まあな。よくちゃんと守ったな。偉いよ、お前」
「へへへっ!」
「よし、じゃあうまいこといったらまた連絡しろ。
期待してるからな」
「オッケー! 任しとけってっ!」
「……ああ、じゃあな」
言い終わると同時に、土屋はすぐに電話を切った。
しかし鴻上はなんら気にせず、近い将来訪れるであろう自分の豪遊している姿を思い描きつつ、一人でニヤけていた。
(へへ、これで女に気を使う生活からはオサラバだ。
逆に、女に気を使わせるだけのハッピーな生活が待ってるんだ!)
◇◇◇◇◇◇
「土屋、誰からだったんだ?」
とある居酒屋で、土屋の正面に座りながら電話が終わるのを待っていた男が、待ちかねていたように話しかけた。
「ああ、今のやつか?
いちいち覚える必要もねぇよ。鴻上っつーアホだ」
「鴻上?」
「ああ。たまたま俺の高校の時の同級生でな。
なんか妙にキザったらしくて、クラスの男どもから嫌われてたヤツだよ。
一部の女からはなぜか人気があったけどな」
「ふーん。
で、そいつがなんで土屋に電話なんか掛けてきてんだ?」
「ほら、あれだよ。
例の、T駅周辺への再進出。
やっぱ、あのスロ激戦区はこのまま放っておくのは勿体無いからな」
「えっ? そんな大事な件を他のヤツに任せてんのかっ?」
「落ち着けよ丸島。
任せてんじゃなくて、ダメモトで勝手にやらせてんだよ。
俺も偶然知ったんだけどよ、その鴻上ってヤツ、たまたまあのT駅周辺を根城に生活しててな。しかもヒモとして。
そんなら女の扱いは上手いだろうってことでよ、夏目の昔の女でも調べて、そいつを籠絡してからエサとして利用すれば、夏目優司を手玉に取ることができるだろ?
そのための方法をあいつに伝えておいたんだよ」
「へぇ。
そういや土屋、前からやたら夏目にこだわってるなぁ」
「やっぱ、あの街への再進出を目指す上で、夏目の存在は無視できないだろ。
神崎の時の二の舞は勘弁だしな。
そもそも、あんなバカげたスロ勝負は受けなきゃよかったんだけど、一度それで負けてる以上、こっちとしても警戒はしておきたいしな」
「まあ、そうだよな。同じ展開で防がれるってのはゴメンだ。
……で、その鴻上ってヤツ、うまいこといってんのか?」
「ああ。意外にも順調らしい。
あいつの働きなんて期待せずに計画を練ってたんだけどな。
それが成功したとしたら、かなり計画もショートカットできるぜ。
万が一鴻上が勝てば、『夏目に勝った男』として鴻上を利用できるし、夏目の前の女もそのまま押さえときゃ夏目に協力させるのも簡単になる。一石二鳥だ 」
「でもよ、お前の口ぶりからいくと、その鴻上ってのはあんまりデキそうなヤツじゃないけど大丈夫か?」
「だから『一応やらせてるだけ』って言っただろ? 大して期待しちゃいねぇさ。基本は、元の作戦通り動くつもりだ。
あくまでおまけだよ、鴻上は。単に俺の気まぐれでやらせただけだ。
仮に成功したところで、あいつにはなんの旨味も与えないし。あんなバカ、邪魔なだけだしよ」
「それを聞いて安心したぜ。
そんなヤツまで仲間として認めないといけないのかと思ってヒヤヒヤしたからな」
「見損なうなって。俺がバカなヤツを嫌いなのは知ってんだろ?」
「そうだったな。
土屋、バカだとみなしたヤツに対しての態度、死ぬほどひどいもんな~」
「それはしょうがねぇよ。俺の性分だからさ」
「ふーん。俺みたいな善人には信じられねぇな」
丸島が、からかうように笑いながら言った。
「ったく、よく言うぜ。
……とにかく、急がないとな。夏目が勝手に勝負に出る前に。
2,3日後にはもう向こうに行くぜ?」
「オッケー。人集めとくよ。
いつもみたいに、金の方は気にしなくていいんだろ土屋?」
「ああ。俺らには優秀な財務担当がいるからな。
金には糸目をつけずに動いていいぞ」
「吉田か。アイツの存在は本当に助かるな!」
「へっ、その吉田っつーカードを持ててるのも、俺の実力のうちだよ」
「わかってるって!
それじゃ、来週中に攻め込めるようにバシっと準備にかかるかぁ~!」
「おう、頼んだぜ」
話がまとまり、上機嫌の土屋と丸島だった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる