119 / 172
白銀の死神編
第117話 - 問題
しおりを挟む
那由他ビルが倒壊し、MOONが"月に憑かれたピエロ"・"舟歌"の演奏によって召喚された巨大な漆黒の蝶、"夜"にJOKER、PUPPETEER、QUEENの3人を乗せて能古島の遥か上空を舞う。
「わざわざ迎えに来てくれるなんて僕らまるでVIP待遇だねぇ」
JOKERがマスクを外してクルクルと回して遊びながらMOONとQUEENに話しかける。
「JESTERからのSOSがあったからよ。DOCのペンダントが発動したから。結構苦労したみたいね? あなたが結構サイクスを消費しているなんて珍しいもの」
「子守りしながらだとちゃんと闘えないよね」
「DOCの"玩具修理工"無かったら完全に死んでたわよ。子守りできてないじゃない」
「痛いところ突くねぇ~」
JOKERとQUEENの会話を聞きながらPUPPETEERが少し笑う。
「あなたもよ、PUPPETEER」
「ククク……そっちにも飛び火したねぇ」
「本当だよー。それに俺はどちらかと言うとレア度高い方だろ?」
「数でどうにかできるでしょ?」
「それに関してはJOKERが悪いよ。皆んな殺しちゃうんだもん」
その一言を聞いてQUEENはJOKERの方を向く。
「そうなの?」
「そりゃあ、瑞希ちゃんのお祖父ちゃんを派手にお出迎えしようかなって」
「はい、ダウト」
PUPPETEERがJOKERの言葉に対して口を挟む。
「JOKERがあの人が瑞希ちゃんのお祖父ちゃんって知ったのは暴力団の人たちを皆殺しにした後だよ」
JOKERはバツが悪くなったのかマスクを再び顔に装着し、誤魔化そうと試みる。
「誤魔化せてないわよ、JOKER。死なない程度に抑えとけば死者5人、生者15人の20人は使える駒があったのよ」
JOKERは少しだけ間を置いて何やら考えた後に話を始める。
「実際のところ、あんまり変わらなかったと思うよ」
「それに関してはJOKERに同感かも」
PUPPETERRもJOKERの意見に同意する。
「3人共とっても強かったからね。それに瑞希ちゃんのお祖父ちゃん……仁さんだっけ? 彼まだまだ本調子じゃないって感じだったよ。他の2人も似たような感じさ。長らく生死をかけた闘いをしていなかったんだろうね」
「正直僕らもそうだったよね。JOKERはよく遊んでるみたいだけど最近、面白い相手がいないって言ってたし」
「その通り」
仁、柳、鈴村に対する評価がJOKERとPUPPETEERとで一致していることからQUEENは感心した様子でその会話を眺める。
「へー、PUPPETEERだけでなくJOKERもそこまで言うってことは相当なのね。お祖父ちゃんの方は確かに強い感じだったものね」
上空の風が一瞬強く吹きつけ、"夜"の上に立つ4人の服や髪の毛がなびく。8月半ばとなり真夏日和となっている地上とは正反対に若干の気温差がある。
しかし、"夜"はMOONのサイクスに守護されており、快適に過ごせるようになっている。それでも風を感じることは出来てPUPPETEERはその風を触って楽しむようにして手首を上下に動かしている。
「で、僕らはどこに向かっているんだい?」
JOKERがその沈黙を破る。QUEENはPUPPETEERと同じように心地良く風を感じた後にそれに返答する。
「"MAESTRO"の"並行世界"よ」
JOKERとPUPPETEERは少し驚いたようにQUEENの方を向く。
「あれ? それってもしかして全員集合?」
「そうよ」
PUPPETEERの質問に対してQUEENは即答する。
「13人……BOOKERを含めると14人か。揃うのは久しぶりだねぇ~。楽しみだ」
「12人よ」
JOKERはその返答に対して少し沈黙した後に聞き返す。
「何か問題?」
「欠員よ。1人は死亡、1人は敗走」
「へぇー、どなた?」
「"SHADOW"と"GOLEM"よ」
「誰にやられたか分かってるの?」
JOKERの問いに対してここまで沈黙を貫いていたMOONが口を挟む。
「"GOLEM"ハ瀧慎也ニ敗北シ、命カラガラ逃走。恐ラク脱退ヲ要求シテクルトMAESTROハ読ンデイル」
JOKERはその言葉を聞いて嬉しそうに、そして興奮したようにMOONの方を向いて話し始める。
「瀧くんが! 成長したねぇ~! "GOLEM"は戦闘系だし、彼に勝てるっていうのは素晴らしいものだよ! 殺し切れてないところがまだ甘さが残るところだけどねぇ。彼との殺し合いもそろそろかなぁ」
QUEENはJOKERの様子を見ながらやれやれとリアクションをしながら話す。
「まぁ、"GOLEM"の場合は別の要因も絡んでる気がするけどね。あの人、"他所者"だし」
「ククク……役割的にそうなったのかな? それで、"SHADOW"は死んだみたいだけどそちらは誰に?」
QUEENはMOONの方を向く。MOONは少し沈黙を置いた後に答える。
「……藤村洸哉二敗北。自害ダ」
「へぇ~。キミのことを考えて手を出さないようにしているけど大丈夫そうかい? MOON」
「問題ナイ。奴ノ始末ハ俺ガヤル」
「因縁だねぇ~」
MOONはそれ以上は何も言わずに前方を眺め始め、"月に憑かれたピエロ"を手に取り、再び演奏を開始する。
「"GOLEM"に関してはどうするの? 放っておくのかい? それとも僕が殺ろうか?」
JOKERのサイクスが禍々しく輝き始める。
「恐らくMAESTROが対処するわ」
「残念。ま、皆んなとの再会を楽しみにしようかな」
JOKERは纏っていたサイクスを一瞬で引っ込めてつまらなそうな表情を浮かべながら再びマスクで遊び始める。
#####
––––東京都第10地区セクター3 樹海エリア
「月島さんに情が移ってしまいましたか? "GOLEM"さん、いや……」
「……」
MAESTRO・葉山順也は静かにGOLEMと呼ばれた男に問いかけた。
「東京第3地区高等学校1年1組担任の内倉祥一郎さんと呼んだ方が良いですか?」
内倉祥一郎は自身の赤いサイクスを放出して身体に纏い、頑強にそして巨大化する。
「俺は何もない平和な日常が恋しくなったんだ……。お前たちのことは誰にも何も言わない。約束する。だから不協の十二音を抜けさせてくれ」
葉山は不気味な笑みを浮かべ、ゆっくりと近付いた。
「わざわざ迎えに来てくれるなんて僕らまるでVIP待遇だねぇ」
JOKERがマスクを外してクルクルと回して遊びながらMOONとQUEENに話しかける。
「JESTERからのSOSがあったからよ。DOCのペンダントが発動したから。結構苦労したみたいね? あなたが結構サイクスを消費しているなんて珍しいもの」
「子守りしながらだとちゃんと闘えないよね」
「DOCの"玩具修理工"無かったら完全に死んでたわよ。子守りできてないじゃない」
「痛いところ突くねぇ~」
JOKERとQUEENの会話を聞きながらPUPPETEERが少し笑う。
「あなたもよ、PUPPETEER」
「ククク……そっちにも飛び火したねぇ」
「本当だよー。それに俺はどちらかと言うとレア度高い方だろ?」
「数でどうにかできるでしょ?」
「それに関してはJOKERが悪いよ。皆んな殺しちゃうんだもん」
その一言を聞いてQUEENはJOKERの方を向く。
「そうなの?」
「そりゃあ、瑞希ちゃんのお祖父ちゃんを派手にお出迎えしようかなって」
「はい、ダウト」
PUPPETEERがJOKERの言葉に対して口を挟む。
「JOKERがあの人が瑞希ちゃんのお祖父ちゃんって知ったのは暴力団の人たちを皆殺しにした後だよ」
JOKERはバツが悪くなったのかマスクを再び顔に装着し、誤魔化そうと試みる。
「誤魔化せてないわよ、JOKER。死なない程度に抑えとけば死者5人、生者15人の20人は使える駒があったのよ」
JOKERは少しだけ間を置いて何やら考えた後に話を始める。
「実際のところ、あんまり変わらなかったと思うよ」
「それに関してはJOKERに同感かも」
PUPPETERRもJOKERの意見に同意する。
「3人共とっても強かったからね。それに瑞希ちゃんのお祖父ちゃん……仁さんだっけ? 彼まだまだ本調子じゃないって感じだったよ。他の2人も似たような感じさ。長らく生死をかけた闘いをしていなかったんだろうね」
「正直僕らもそうだったよね。JOKERはよく遊んでるみたいだけど最近、面白い相手がいないって言ってたし」
「その通り」
仁、柳、鈴村に対する評価がJOKERとPUPPETEERとで一致していることからQUEENは感心した様子でその会話を眺める。
「へー、PUPPETEERだけでなくJOKERもそこまで言うってことは相当なのね。お祖父ちゃんの方は確かに強い感じだったものね」
上空の風が一瞬強く吹きつけ、"夜"の上に立つ4人の服や髪の毛がなびく。8月半ばとなり真夏日和となっている地上とは正反対に若干の気温差がある。
しかし、"夜"はMOONのサイクスに守護されており、快適に過ごせるようになっている。それでも風を感じることは出来てPUPPETEERはその風を触って楽しむようにして手首を上下に動かしている。
「で、僕らはどこに向かっているんだい?」
JOKERがその沈黙を破る。QUEENはPUPPETEERと同じように心地良く風を感じた後にそれに返答する。
「"MAESTRO"の"並行世界"よ」
JOKERとPUPPETEERは少し驚いたようにQUEENの方を向く。
「あれ? それってもしかして全員集合?」
「そうよ」
PUPPETEERの質問に対してQUEENは即答する。
「13人……BOOKERを含めると14人か。揃うのは久しぶりだねぇ~。楽しみだ」
「12人よ」
JOKERはその返答に対して少し沈黙した後に聞き返す。
「何か問題?」
「欠員よ。1人は死亡、1人は敗走」
「へぇー、どなた?」
「"SHADOW"と"GOLEM"よ」
「誰にやられたか分かってるの?」
JOKERの問いに対してここまで沈黙を貫いていたMOONが口を挟む。
「"GOLEM"ハ瀧慎也ニ敗北シ、命カラガラ逃走。恐ラク脱退ヲ要求シテクルトMAESTROハ読ンデイル」
JOKERはその言葉を聞いて嬉しそうに、そして興奮したようにMOONの方を向いて話し始める。
「瀧くんが! 成長したねぇ~! "GOLEM"は戦闘系だし、彼に勝てるっていうのは素晴らしいものだよ! 殺し切れてないところがまだ甘さが残るところだけどねぇ。彼との殺し合いもそろそろかなぁ」
QUEENはJOKERの様子を見ながらやれやれとリアクションをしながら話す。
「まぁ、"GOLEM"の場合は別の要因も絡んでる気がするけどね。あの人、"他所者"だし」
「ククク……役割的にそうなったのかな? それで、"SHADOW"は死んだみたいだけどそちらは誰に?」
QUEENはMOONの方を向く。MOONは少し沈黙を置いた後に答える。
「……藤村洸哉二敗北。自害ダ」
「へぇ~。キミのことを考えて手を出さないようにしているけど大丈夫そうかい? MOON」
「問題ナイ。奴ノ始末ハ俺ガヤル」
「因縁だねぇ~」
MOONはそれ以上は何も言わずに前方を眺め始め、"月に憑かれたピエロ"を手に取り、再び演奏を開始する。
「"GOLEM"に関してはどうするの? 放っておくのかい? それとも僕が殺ろうか?」
JOKERのサイクスが禍々しく輝き始める。
「恐らくMAESTROが対処するわ」
「残念。ま、皆んなとの再会を楽しみにしようかな」
JOKERは纏っていたサイクスを一瞬で引っ込めてつまらなそうな表情を浮かべながら再びマスクで遊び始める。
#####
––––東京都第10地区セクター3 樹海エリア
「月島さんに情が移ってしまいましたか? "GOLEM"さん、いや……」
「……」
MAESTRO・葉山順也は静かにGOLEMと呼ばれた男に問いかけた。
「東京第3地区高等学校1年1組担任の内倉祥一郎さんと呼んだ方が良いですか?」
内倉祥一郎は自身の赤いサイクスを放出して身体に纏い、頑強にそして巨大化する。
「俺は何もない平和な日常が恋しくなったんだ……。お前たちのことは誰にも何も言わない。約束する。だから不協の十二音を抜けさせてくれ」
葉山は不気味な笑みを浮かべ、ゆっくりと近付いた。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる