52 / 172
夏休み前編 (超能力者管理委員会編)
第51話 - 夏期休業
しおりを挟む
7月の末を迎え、各教育機関は夏休みへと突入する。
「今年度は非常に危険な事件がありました。我が校も不幸なことに巻き込まれてしまいました……」
東京第三地区高等学校も現在体育館で終業式が行われ、校長が話をしているところである。
「ねぇ、みずちゃん」
生徒たちは男女別に名前順に整列しており、瑞希の後ろにいる豊島萌が小声で話しかける。
「何?」
「夏休みは何するの?」
瑞希は一瞬考え込む。
戸田との診察が終了し次第、サイクスの訓練が再開される予定である。しかし、瑞希自身も学校の友人たちとも遊びたいという気持ちもあるのだ。
「今のところは無い……かな?」
その言葉を聞いて萌の目が輝く。
「それじゃさ、皆んなで遊びに行こうよ! 志乃ちゃんたちも誘ってさ」
「もちろん! 後で教室で皆んなで話そ」
「オッケー」
瑞希も嬉しそうに萌に答え、少し微笑む。
「……それでは皆さん、くれぐれも安全にそして節度を持って夏休みを過ごして下さい」
ちょうど校長の話が終わり、クラスごとに体育館を退出し、各教室へと戻った。
#####
教室に戻り、瑞希、綾子、志乃、萌、長野結衣の5人は一緒に集まり夏休みについて話し合う。
志乃が提案する。
「うちの家とか泊まってって良いよ」
「お泊まり会良いね! でも迷惑じゃない?」
綾子が尋ねる。
「うちは構わないよ」
「志乃ちゃんのお家大きいもんね~」
萌も横から口を挟む。
「じゃあ4人だね。それぞれの予定分かったら連絡して」
「了解」
「志乃ちゃん、"会議室"作っちゃおうよ」
萌が志乃に提案する。
「いやわざわざ作る必要ある?」
「皆んなの顔見れた方が楽しいじゃん!夏休みだと学校で会えないし」
「"会議室"って何のこと?」
少し間を置いて志乃が答える。
「私の最近出来た超能力のことよ。簡単に言えば自分の姿を仮想空間に飛ばして会話出来て私を除いて最大で5人が参加可能なの」
「へー! 志乃ちゃん固有の超能力出来たんだ! 凄いね!」
「いや、携帯のグループチャットとかVR空間とかあるから意味あるのかな? って」
「でも仮想空間内で想像したもの作って説明したり出来るし便利じゃん」
志乃の超能力について話が盛り上がる。
「……じゃあ作ろっか」
「やった!」
志乃が右手の平を出して全員に手渡す。
「皆んなこのイヤホンに自分のサイクスを流し込んだ後に耳に付けて」
萌以外の3人は言われた通りにイヤホンにサイクスを流し込み耳に装着する。
「OK。これで準備完了。じゃあ作るよ」
––––"空想世界"!!
瑞希の視界が2画面になる。1つは現実世界。1つは今しがた志乃が作り出した仮想空間である。
「こっちに集中し過ぎて現実世界で人とぶつかったりしないように注意ね。今多分視界が2画面になっていると思うけどどちらかに集中したい時に1画面だけに出来るよ。例えば現実世界に視界は集中させたい時は……」
志乃の仮想空間での姿がクマの姿に変わる。
「設定したアバターに変化。仮想世界に視野を限定した場合、現実世界ではその場から動けなくなるから注意ね」
瑞希は既に自分のアバターを作り出した。
「瑞希ちゃんもう作ったんだ。それ何かのキャラ? 猫可愛いね」
「あ、これ? 私の超能力のマスコットのピボットだよ」
「へー、勝手に話したりするの?」
「うん。少し変わってるけど」
「でもサイクスが意思を持つのって珍しいって言うよね」
瑞希以外の2人もそれぞれアバターを設定した。
「よし、これでいつでも使えるね。ちなみにイヤホンは失くさないようにしてね」
「オッケー!」
5人は会話を終えて解散しそれぞれ下校した。
#####
戸田の診察を終えて帰宅した瑞希は愛香に声をかける。
「お姉ちゃん、夏休みに皆んなと遊ぶ!」
「あら良いじゃない」
「うん! 志乃ちゃんのお家にお泊まり行くんだけどいつでも良いよね?」
「かまわないわよ」
「オッケー!」
瑞希は返事をすると2階の自分の部屋へと向かい連絡しに行った。
「何だかんだお友達も多そうで良かったわね」
様子を見ていた翔子が愛香に声をかける。
「はい。高校入学して前期は色々なことに巻き込まれたから特にみずの気持ちの面でに少し心配だったけど何とか大丈夫そうかな」
「瑞希ちゃん、とりあえず見送られたんでしょ?」
「うん、とりあえずは。サイクスの応用的な扱い方については引き続き訓練されるみたいだけど。霧島君は本格的に事件捜査に関わっていくみたい」
「なるほどねぇ」
#####
「お祖父ちゃん」
霧島和人が祖父である霧島浩三の前で正座し声をかける。
「僕、政府が新しく組織する"TRACKERS"に所属しようと思います。本格的に活動が始まるのは2、3年後のことになると思いますが」
浩三が答える。
「両親には?」
「勿論、もう伝えてあります。危険な任務が多くなることは承知していますが、幼い頃から学んでいる武道、そして僕の超能力を人々の安全に役立てたいんです」
少し間を置いてから浩三が話を始める。
「お前はまだまだ15歳。武道にしても精神的な面でも学ぶべきことは多い……」
「はい」
「だが、自分の力を人々の為に役立てようという心意気は見事だ。その新組織、慎也もいるんだろう?」
「はい、瀧さんも所属されると思います」
「ならば心配はあるまい。慎也は非常に優秀だ。彼からも学びなさい」
「じゃあ……?」
「自分の行く道を信じて進みなさい」
「ありがとうございます!」
和人は浩三に頭を下げて礼を言った。
霧島和人は高校1年生ながらサイクスの訓練を受けつつ捜査一課と合流し、超能力者が絡む事件の捜査に参加することが許された。
「今年度は非常に危険な事件がありました。我が校も不幸なことに巻き込まれてしまいました……」
東京第三地区高等学校も現在体育館で終業式が行われ、校長が話をしているところである。
「ねぇ、みずちゃん」
生徒たちは男女別に名前順に整列しており、瑞希の後ろにいる豊島萌が小声で話しかける。
「何?」
「夏休みは何するの?」
瑞希は一瞬考え込む。
戸田との診察が終了し次第、サイクスの訓練が再開される予定である。しかし、瑞希自身も学校の友人たちとも遊びたいという気持ちもあるのだ。
「今のところは無い……かな?」
その言葉を聞いて萌の目が輝く。
「それじゃさ、皆んなで遊びに行こうよ! 志乃ちゃんたちも誘ってさ」
「もちろん! 後で教室で皆んなで話そ」
「オッケー」
瑞希も嬉しそうに萌に答え、少し微笑む。
「……それでは皆さん、くれぐれも安全にそして節度を持って夏休みを過ごして下さい」
ちょうど校長の話が終わり、クラスごとに体育館を退出し、各教室へと戻った。
#####
教室に戻り、瑞希、綾子、志乃、萌、長野結衣の5人は一緒に集まり夏休みについて話し合う。
志乃が提案する。
「うちの家とか泊まってって良いよ」
「お泊まり会良いね! でも迷惑じゃない?」
綾子が尋ねる。
「うちは構わないよ」
「志乃ちゃんのお家大きいもんね~」
萌も横から口を挟む。
「じゃあ4人だね。それぞれの予定分かったら連絡して」
「了解」
「志乃ちゃん、"会議室"作っちゃおうよ」
萌が志乃に提案する。
「いやわざわざ作る必要ある?」
「皆んなの顔見れた方が楽しいじゃん!夏休みだと学校で会えないし」
「"会議室"って何のこと?」
少し間を置いて志乃が答える。
「私の最近出来た超能力のことよ。簡単に言えば自分の姿を仮想空間に飛ばして会話出来て私を除いて最大で5人が参加可能なの」
「へー! 志乃ちゃん固有の超能力出来たんだ! 凄いね!」
「いや、携帯のグループチャットとかVR空間とかあるから意味あるのかな? って」
「でも仮想空間内で想像したもの作って説明したり出来るし便利じゃん」
志乃の超能力について話が盛り上がる。
「……じゃあ作ろっか」
「やった!」
志乃が右手の平を出して全員に手渡す。
「皆んなこのイヤホンに自分のサイクスを流し込んだ後に耳に付けて」
萌以外の3人は言われた通りにイヤホンにサイクスを流し込み耳に装着する。
「OK。これで準備完了。じゃあ作るよ」
––––"空想世界"!!
瑞希の視界が2画面になる。1つは現実世界。1つは今しがた志乃が作り出した仮想空間である。
「こっちに集中し過ぎて現実世界で人とぶつかったりしないように注意ね。今多分視界が2画面になっていると思うけどどちらかに集中したい時に1画面だけに出来るよ。例えば現実世界に視界は集中させたい時は……」
志乃の仮想空間での姿がクマの姿に変わる。
「設定したアバターに変化。仮想世界に視野を限定した場合、現実世界ではその場から動けなくなるから注意ね」
瑞希は既に自分のアバターを作り出した。
「瑞希ちゃんもう作ったんだ。それ何かのキャラ? 猫可愛いね」
「あ、これ? 私の超能力のマスコットのピボットだよ」
「へー、勝手に話したりするの?」
「うん。少し変わってるけど」
「でもサイクスが意思を持つのって珍しいって言うよね」
瑞希以外の2人もそれぞれアバターを設定した。
「よし、これでいつでも使えるね。ちなみにイヤホンは失くさないようにしてね」
「オッケー!」
5人は会話を終えて解散しそれぞれ下校した。
#####
戸田の診察を終えて帰宅した瑞希は愛香に声をかける。
「お姉ちゃん、夏休みに皆んなと遊ぶ!」
「あら良いじゃない」
「うん! 志乃ちゃんのお家にお泊まり行くんだけどいつでも良いよね?」
「かまわないわよ」
「オッケー!」
瑞希は返事をすると2階の自分の部屋へと向かい連絡しに行った。
「何だかんだお友達も多そうで良かったわね」
様子を見ていた翔子が愛香に声をかける。
「はい。高校入学して前期は色々なことに巻き込まれたから特にみずの気持ちの面でに少し心配だったけど何とか大丈夫そうかな」
「瑞希ちゃん、とりあえず見送られたんでしょ?」
「うん、とりあえずは。サイクスの応用的な扱い方については引き続き訓練されるみたいだけど。霧島君は本格的に事件捜査に関わっていくみたい」
「なるほどねぇ」
#####
「お祖父ちゃん」
霧島和人が祖父である霧島浩三の前で正座し声をかける。
「僕、政府が新しく組織する"TRACKERS"に所属しようと思います。本格的に活動が始まるのは2、3年後のことになると思いますが」
浩三が答える。
「両親には?」
「勿論、もう伝えてあります。危険な任務が多くなることは承知していますが、幼い頃から学んでいる武道、そして僕の超能力を人々の安全に役立てたいんです」
少し間を置いてから浩三が話を始める。
「お前はまだまだ15歳。武道にしても精神的な面でも学ぶべきことは多い……」
「はい」
「だが、自分の力を人々の為に役立てようという心意気は見事だ。その新組織、慎也もいるんだろう?」
「はい、瀧さんも所属されると思います」
「ならば心配はあるまい。慎也は非常に優秀だ。彼からも学びなさい」
「じゃあ……?」
「自分の行く道を信じて進みなさい」
「ありがとうございます!」
和人は浩三に頭を下げて礼を言った。
霧島和人は高校1年生ながらサイクスの訓練を受けつつ捜査一課と合流し、超能力者が絡む事件の捜査に参加することが許された。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる