18 / 31
嘘つき
しおりを挟む 真っ白いデイジーのような花を一輪、金髪の少年から受け取る。少年が花弁に手をかざすと、真っ白だった花が淡いピンク色に変わった。
せっかく素敵な魔法を見せてくれたのに、幼い私はとても悲しくて泣いていた。
いやだいやだと何度もわめく。
少年も辛そうな顔で目を赤くしていた。
私を包むように抱きしめた後、優しく頭を撫でる。
少年は何かを話すけれど、日本語ではなかった。
それでも何が言いたいのか、なぜか夢の中の私は理解できる。
「約束」
少年は、ダイヤモンドみたいなキラキラした宝石を幼い私の目の前にかざす。
「必ず思い出して」
暗示するように告げられた瞬間、世界が暗転した。
目覚めた私は頭を枕に預けたまま、夢の出来事を反芻する。
あの少年はカオウだった。それならきっと前世の記憶なんだろう。
花をもらって何か言われたけど、内容をもう忘れてしまった。すごく悲しい気持ちだったことだけ心に残る。
もそもそと手を布団から出して、枕元のスマホで時刻を確認した。
結構寝た気がしたけど、まだ夜中の一時だった。
もう一度寝ようと目を閉じる。
しんと静かな部屋。
耳を澄ませても一階から何も聞こえなかった。兄とカオウももう寝たのかもしれない。
兄は今日泊まっていくと言っていたから、飲みすぎて潰れてなければ、きっと隣の部屋にいる。
それにしても兄が前世でも兄だったなんて驚いた。
カオウも心を許している感じで無邪気に笑っていたし、二人は前世でも仲良かったのかな。
記憶のない私には、到底入り込めない空気だった。
はあ、とため息。
妙に目が冴えてしまって、眠れない。
布団を頭からかぶって呼吸に集中しようとしたけど、私には見せない無邪気な笑顔のカオウがちらちら浮かんで、胸が苦しくなる。
悔しいけど、私はやっぱりカオウが好きだ。
私を見つめる綺麗な金色の瞳も、私に触れる意地悪だけど優しい指先も、きつく抱き締めてくれる腕も、私の名前を呼ぶ声も。
一度知ってしまったら、もう離れるなんてできない。
でも、それらがすべて前世の私に向けられたものなら、とてもじゃないけど許容できない。
今だって体に触れてほしくてたまらないのに、そんな気分になれない。私の中に心が二つあるみたいだ。
再びため息をつきかけたとき、カチャッとドアが開く音がした。
誰かが足音もなく近づいて、ベッドの横に立つ気配がする。
そっと、掛け布団がめくられていく。
必死で寝てるフリをした。早く出てってほしいと願ったと同時に、ギシ…とベッドの端に手をつく音。
ドキン、ドキンと鼓動が大きくなる。
横向きに寝ていた私の正面に誰かが寝転び、掛け布団の中でギュウッと抱き締められた。
私の頭を撫で、そのまま手を滑らせて頬を包む。
数秒後、唇に柔らかいものが触れた。息に混じったお酒の匂いで私も酔いそうになる。
ときどき舌で私の唇をなぞったり、チュッチュッと音をたてたりしながら、私の唇を自分ので挟むように何度もキスする。
すごくドキドキして、キュンキュンして、もっとしてほしくなる。
無意識に私も唇を開き舌を出してしまった。
私が起きていると気づいた彼はより深く舌を挿れてきた。私のTシャツの中に手を入れて、胸を強く揉みしだく。
「カ、カオウだめ。平日はしないって決めたでしょ……!」
「触らないとは決めてない」
「きゃっ」
カオウは私の体を持ち上げ、ちょうど胸の尖端が自分の口の位置に来るように抱きしめた。
「やっ……カオウ! んんっ」
尖りを口に含み舌先で舐められ、ゾクゾクしてしまう。
「待ってカオウ。兄さんが隣にいるのに……!」
「なら、静かにしなきゃ」
カオウは尖りを吸いながらズボンの上から両手でお尻を弄る。
次第に手が秘部へ伸びてきたので、咄嗟に止めた。
「だめっ。まだ生理終わってない」
「……本当?」
「うん」
嘘をついた。
本当は終わっているけれど、これで諦めてくれる。
……とはいかなかった。
カオウは胸にキスしながら、五本の指をバラバラに動かして太ももやお尻、腰や背中など、私の弱い部分に触れていく。
くすぐったいのと気持ちいいのの狭間の力加減で。ゾワッと言い知れぬ刺激に耐えられず体をのけぞらせる。
「はあぁ……!」
「やらしい声」
笑いを含んだカオウの声で、カアッと顔が赤くなった。
「もう離して。明日も学校があるんだから」
抵抗するとカオウはくるんと反転して、今度は私が下になった。
軽く唇にキスを落とし、おでこ同士をくっつける。
「最近、よそよそしくない?」
「……そんなことないよ」
二つめの嘘。
タコパをした翌日の日曜は図書館へ行って勉強して、月曜は塾、火・水は文化祭の準備を遅くまでやって、帰っても疲れているからとすぐ部屋にこもっていた。
「椿」
「……何?」
聞き返した後、沈黙が訪れる。暗闇に目は慣れていたけど、カオウの表情まではわからなかった。
不満そうなのか、不安そうなのか。
じっと待っていると、ようやく口を開く。
「本当に何も、思い出してない? 夢も見ない?」
「……見てないよ」
三つめの嘘。
そっか、と小さくため息交じりのカオウの声を聞き流す。
「オレは絶対、椿を連れてくから」
「…………」
「だから早く、思い出してほしい」
「………………」
「向こうの世界のことも、ちゃんと知ってほしい」
「………………」
「絶対連れてく。約束したから」
『約束』
その言葉を聞いて、一瞬チカッと目の前に光が走った気がした。
でもそれにも気づかないフリをする。
「椿、何か不安なことがあるなら言って」
私が何を不安に思っているのか、カオウは想像できているんだろうか。
異世界へ行くより不安なことがあるって、気づいているんだろうか。
「カオウ。聞きたいことがあるの」
「うん」
「カオウは、こっちに来てから仲良くなった人とかいるの?」
想定外の質問だったのか、カオウはすぐに答えなかった。
「……いないよ」
「じゃあ、兄さんが言ってた前世の知り合いの人たちと、よく会うの?」
「トキツとはよく会う」
「先週は? 玲央以外で」
「……先週は、他には誰にも会ってない」
嘘だ。
さくらは先週、喫茶店で女性と一緒にいるカオウを見てる。
その女性って誰?
前世の知り合いなら、私に言えない関係だったの?
気になって仕方ないのに、聞く勇気がなかった。
「もう眠たいから、部屋に戻って」
私は四つめの嘘をついた。
せっかく素敵な魔法を見せてくれたのに、幼い私はとても悲しくて泣いていた。
いやだいやだと何度もわめく。
少年も辛そうな顔で目を赤くしていた。
私を包むように抱きしめた後、優しく頭を撫でる。
少年は何かを話すけれど、日本語ではなかった。
それでも何が言いたいのか、なぜか夢の中の私は理解できる。
「約束」
少年は、ダイヤモンドみたいなキラキラした宝石を幼い私の目の前にかざす。
「必ず思い出して」
暗示するように告げられた瞬間、世界が暗転した。
目覚めた私は頭を枕に預けたまま、夢の出来事を反芻する。
あの少年はカオウだった。それならきっと前世の記憶なんだろう。
花をもらって何か言われたけど、内容をもう忘れてしまった。すごく悲しい気持ちだったことだけ心に残る。
もそもそと手を布団から出して、枕元のスマホで時刻を確認した。
結構寝た気がしたけど、まだ夜中の一時だった。
もう一度寝ようと目を閉じる。
しんと静かな部屋。
耳を澄ませても一階から何も聞こえなかった。兄とカオウももう寝たのかもしれない。
兄は今日泊まっていくと言っていたから、飲みすぎて潰れてなければ、きっと隣の部屋にいる。
それにしても兄が前世でも兄だったなんて驚いた。
カオウも心を許している感じで無邪気に笑っていたし、二人は前世でも仲良かったのかな。
記憶のない私には、到底入り込めない空気だった。
はあ、とため息。
妙に目が冴えてしまって、眠れない。
布団を頭からかぶって呼吸に集中しようとしたけど、私には見せない無邪気な笑顔のカオウがちらちら浮かんで、胸が苦しくなる。
悔しいけど、私はやっぱりカオウが好きだ。
私を見つめる綺麗な金色の瞳も、私に触れる意地悪だけど優しい指先も、きつく抱き締めてくれる腕も、私の名前を呼ぶ声も。
一度知ってしまったら、もう離れるなんてできない。
でも、それらがすべて前世の私に向けられたものなら、とてもじゃないけど許容できない。
今だって体に触れてほしくてたまらないのに、そんな気分になれない。私の中に心が二つあるみたいだ。
再びため息をつきかけたとき、カチャッとドアが開く音がした。
誰かが足音もなく近づいて、ベッドの横に立つ気配がする。
そっと、掛け布団がめくられていく。
必死で寝てるフリをした。早く出てってほしいと願ったと同時に、ギシ…とベッドの端に手をつく音。
ドキン、ドキンと鼓動が大きくなる。
横向きに寝ていた私の正面に誰かが寝転び、掛け布団の中でギュウッと抱き締められた。
私の頭を撫で、そのまま手を滑らせて頬を包む。
数秒後、唇に柔らかいものが触れた。息に混じったお酒の匂いで私も酔いそうになる。
ときどき舌で私の唇をなぞったり、チュッチュッと音をたてたりしながら、私の唇を自分ので挟むように何度もキスする。
すごくドキドキして、キュンキュンして、もっとしてほしくなる。
無意識に私も唇を開き舌を出してしまった。
私が起きていると気づいた彼はより深く舌を挿れてきた。私のTシャツの中に手を入れて、胸を強く揉みしだく。
「カ、カオウだめ。平日はしないって決めたでしょ……!」
「触らないとは決めてない」
「きゃっ」
カオウは私の体を持ち上げ、ちょうど胸の尖端が自分の口の位置に来るように抱きしめた。
「やっ……カオウ! んんっ」
尖りを口に含み舌先で舐められ、ゾクゾクしてしまう。
「待ってカオウ。兄さんが隣にいるのに……!」
「なら、静かにしなきゃ」
カオウは尖りを吸いながらズボンの上から両手でお尻を弄る。
次第に手が秘部へ伸びてきたので、咄嗟に止めた。
「だめっ。まだ生理終わってない」
「……本当?」
「うん」
嘘をついた。
本当は終わっているけれど、これで諦めてくれる。
……とはいかなかった。
カオウは胸にキスしながら、五本の指をバラバラに動かして太ももやお尻、腰や背中など、私の弱い部分に触れていく。
くすぐったいのと気持ちいいのの狭間の力加減で。ゾワッと言い知れぬ刺激に耐えられず体をのけぞらせる。
「はあぁ……!」
「やらしい声」
笑いを含んだカオウの声で、カアッと顔が赤くなった。
「もう離して。明日も学校があるんだから」
抵抗するとカオウはくるんと反転して、今度は私が下になった。
軽く唇にキスを落とし、おでこ同士をくっつける。
「最近、よそよそしくない?」
「……そんなことないよ」
二つめの嘘。
タコパをした翌日の日曜は図書館へ行って勉強して、月曜は塾、火・水は文化祭の準備を遅くまでやって、帰っても疲れているからとすぐ部屋にこもっていた。
「椿」
「……何?」
聞き返した後、沈黙が訪れる。暗闇に目は慣れていたけど、カオウの表情まではわからなかった。
不満そうなのか、不安そうなのか。
じっと待っていると、ようやく口を開く。
「本当に何も、思い出してない? 夢も見ない?」
「……見てないよ」
三つめの嘘。
そっか、と小さくため息交じりのカオウの声を聞き流す。
「オレは絶対、椿を連れてくから」
「…………」
「だから早く、思い出してほしい」
「………………」
「向こうの世界のことも、ちゃんと知ってほしい」
「………………」
「絶対連れてく。約束したから」
『約束』
その言葉を聞いて、一瞬チカッと目の前に光が走った気がした。
でもそれにも気づかないフリをする。
「椿、何か不安なことがあるなら言って」
私が何を不安に思っているのか、カオウは想像できているんだろうか。
異世界へ行くより不安なことがあるって、気づいているんだろうか。
「カオウ。聞きたいことがあるの」
「うん」
「カオウは、こっちに来てから仲良くなった人とかいるの?」
想定外の質問だったのか、カオウはすぐに答えなかった。
「……いないよ」
「じゃあ、兄さんが言ってた前世の知り合いの人たちと、よく会うの?」
「トキツとはよく会う」
「先週は? 玲央以外で」
「……先週は、他には誰にも会ってない」
嘘だ。
さくらは先週、喫茶店で女性と一緒にいるカオウを見てる。
その女性って誰?
前世の知り合いなら、私に言えない関係だったの?
気になって仕方ないのに、聞く勇気がなかった。
「もう眠たいから、部屋に戻って」
私は四つめの嘘をついた。
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
脅迫して意中の相手と一夜を共にしたところ、逆にとっ捕まった挙げ句に逃げられなくなりました。
石河 翠
恋愛
失恋した女騎士のミリセントは、不眠症に陥っていた。
ある日彼女は、お気に入りの毛布によく似た大型犬を見かけ、偶然隠れ家的酒場を発見する。お目当てのわんこには出会えないものの、話の合う店長との時間は、彼女の心を少しずつ癒していく。
そんなある日、ミリセントは酒場からの帰り道、元カレから復縁を求められる。きっぱりと断るものの、引き下がらない元カレ。大好きな店長さんを巻き込むわけにはいかないと、ミリセントは覚悟を決める。実は店長さんにはとある秘密があって……。
真っ直ぐでちょっと思い込みの激しいヒロインと、わんこ系と見せかけて実は用意周到で腹黒なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:4274932)をお借りしております。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】氷の王太子に嫁いだら、毎晩甘やかされすぎて困っています
21時完結
恋愛
王国一の冷血漢と噂される王太子レオナード殿下。
誰に対しても冷たく、感情を見せることがないことから、「氷の王太子」と恐れられている。
そんな彼との政略結婚が決まったのは、公爵家の地味な令嬢リリア。
(殿下は私に興味なんてないはず……)
結婚前はそう思っていたのに――
「リリア、寒くないか?」
「……え?」
「もっとこっちに寄れ。俺の腕の中なら、温かいだろう?」
冷酷なはずの殿下が、新婚初夜から優しすぎる!?
それどころか、毎晩のように甘やかされ、気づけば離してもらえなくなっていた。
「お前の笑顔は俺だけのものだ。他の男に見せるな」
「こんなに可愛いお前を、冷たく扱うわけがないだろう?」
(ちょ、待ってください! 殿下、本当に氷のように冷たい人なんですよね!?)
結婚してみたら、噂とは真逆で、私にだけ甘すぎる旦那様だったようです――!?
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
私に毒しか吐かない婚約者が素直になる魔法薬を飲んだんですけど、何も変わりませんよね?そうですよね!?
春瀬湖子
恋愛
ロヴィーシャ伯爵家には私ことクリスタしか子供がおらず、その為未来の婿としてユースティナ侯爵家の次男・テオドールが婚約者として来てくれたのだが、顔を合わせればツンツンツンツン毒ばかり。
そんな彼に辟易しつつも、我が家の事情で婚約者になって貰った為に破棄なんて出来るはずもなく⋯
売り言葉に買い言葉で喧嘩ばかりの現状を危惧した私は、『一滴垂らせば素直になれる』という魔法薬を手に入れたのだが、何故かテオドールが瓶ごと一気飲みしてしまって!?
素直になれないツンデレ令息×拗らせ令嬢のラブコメです。
※他サイト様にも投稿しております

キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。
新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる