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第一章

女体化陵辱

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ボクの名前は肝川貫太。私立校に通う高校2年生。
友達は全くいないけれど、いないからって寂しいと思ったことなんてないし、必要な存在だと思ったこともない。
女子の下着や着替え姿などを盗撮した写真をネットで売り捌いて、貯まったお金で美少女フィギュアやキャラクターグッズ、パソコンゲームなどを買い集めることが好きなだけのただの男子高校生。それがボク。
周りの奴らからはデブオタとか、気持ち悪いヤツだとか悪口をよく言われてはいるけれど、そんなこと別に気になんかしていないし、あんな奴らからどのように思われていようがどっちだっていい。だけど今日、こんなにも温厚で無害なボクが、イラつきを隠せない事件が発生した。

「あぁ、くそぉ!ほんとにムカつくなぁ!渋谷拓磨めぇっ!ボクの楽しみを奪いやがって!!ふざけるんじゃないよ、まったくぅ!」
思い返すと怒りが沸々と湧き、口から溢れ出してくる。事が起きたのは今日の体育の時間のことだった。

今日もいつも通り、クラスメイトの女子の下着写真を盗撮して、資金を得ようとしていたボクだったが、少しカメラの調子が悪く、設置に時間がかかってしまった。
そんなところを、運悪く渋谷拓磨という同じクラスの男子生徒に見つかってしまい、ボクが盗撮をしようとしていたことがバレてしまった。
しかもそれだけでなく、今まで大切に保管していた画像全ても削除されてしまった。何かあったときのため、パソコンのほうにバックアップは取っていたけれど、ボクが頑張って集めた写真を全部消すなんて、とんでもないやつだよ、ほんとにぃ!

「今回のことは他の奴らには言わないでおいてやる。肝心な証拠写真は全て消してしまったからな。…だが、次に盗撮しているのを見つけた時はお前の人生、終わったと思えよ?」
だってさ。
ボクに情けをかけるつもりなのか?
渋谷はそう言い残し去っていった。
そう、これがボクがイラついている理由。事件の経緯だ。

渋谷拓磨。
強豪野球部に所属している男子生徒。ツーブロックにセットされた髪型は清潔感を感じさせ、他の生徒や先生たちからも好印象を持たれている生徒だ。性格も良く、頼まれた仕事以外もきちんとこなすことから、誰から見ても好青年に映っていることだろう。

かたや、普段から人と喋ることが苦手、というか嫌いな気質のボク。そんな性格が災いして今回、渋谷のハキハキとした物言いに萎縮をしてしまい、その場で何も言うことができずにただ立ち尽くす事しかできなかった。
だけど、その溜まっていた鬱憤や怒りが家に着いた途端に爆発した。

「なんなんだよぉ!!クラスメイトの写真を裏サイトで売って、そのお金で欲しいフィギュアやゲームを買おうと思っていただけなのにぃ!ほんとぉに邪魔なことばっかりしやがってぇ!ほんとにムカつくなぁっ!!」

だけど、ここで怒っていても仕方ないのかな…。
怒ったからって何かが変わるわけじゃないしね…。
あまり釈然とはしない気持ちではあったが、少しでも気を紛らわせることができないかなと、ボクは日課であるパソコンゲームを起動することにした。

ゲームパッケージに可愛い女の子が写っているこのゲームは、ボクのお気に入りのゲームの一つで、自分好みの性格の女の子を作成し、擬似恋愛を楽しめるというゲームだ。
起動したゲーム画面には、二次元の可愛い女の子たちがボクに笑いかけてくれている。
優しくしてくれるのはこの子たちだけだなぁ…。
現実のやつらはボクのことを、落ちているゴミでも見るような目で見てくるし、特に渋谷に関してはボクの楽しみの邪魔までしてくる仕末だし。

「くそっ!くそっ!元はと言えば全部渋谷のせいじゃないかっ!アイツにさえ盗撮をしていることがバレなければ、こんな気持ちにはならずに済んだのにぃ!!」

カチカチとマウスをクリックしゲームを進めていく。好きなゲームでイライラしている気分を発散させようと考えていたが、なかなか鬱憤は晴れそうにはなかった。
そんな時だった。
何故か突然、ゲーム画面が真っ黒になってしまったのだ。

「はぁ?おい、嘘でしょぉっ!?こんなタイミングで壊れるとかある!?ふざけるなよっ!なんでボクばっかりがこんな目にあうんだよぉぉ!?」

怒りに任せてパソコンを強くなんども叩く。
すると、真っ黒に染まっていた画面が突然切り替わった。確認してみると、何やら怪しげな入力画面が表示されている画面へと変わっているようだった。

「なんだろう、この画面?こんな画面見たことないけど?えーっと、なになに、ここに設定したい人物の名前を入力してください?なんだ、これ?」

画面にはそのように表示されている。
設定したい人物っていうのはなんだろう?
あまりにも簡略化されすぎていて意味がよくわからないけれど、そんなボクの頭の中には、すぐに1人の人物が思い浮かんだ。
そう、渋谷だ。
急に展開した怪しげな画面だけど、もしも何かを変えることができるのであれば…。
そう願う気持ちで、ボクは迷うことなく入力画面に渋谷の名前を記入した。

名前を入力し、エンターボタンを押す。
すると、また違う画面へと切り替わった。
確認してみると、どうやら顔写真などプロフィールのようなものが表示されている画面に移動したようだった。
その画面をよく見てみると、なんと顔写真の欄に渋谷の顔が表示されているではないか。
そこから憶測するにこれは渋谷のプロフィールらしい。
他にも名前や性別、家族構成や年齢など、いろいろな情報が記載されているのが確認できる。
そこでボクはある既視感を覚えた。そうだ。
このプロフィール画面は、さっきまでやっていたゲームの1番初めの設定画面に酷似しているんだ!この画面で好きな女の子の設定を作るんだよねぇ。
だけれどゲームとは違い、それだけではない かったということに気づいた。なぜなら、プロフィール欄の横に、編集という見覚えのないボタンがあったからだ。

「編集ってなんだろう?ゲームではおおよそのプリセットがあったから編集なんてボタンはなかった気がするけれど?編集、かぁ…。いや、まさかだとは思うけど、もしかしてこの編集欄に表記された内容が現実にも反映される、なんてことは流石にないよねぇ?そんな都合のいい話があるのならなんだってできちゃうことになるし…」

けれどもだ。
もしも、本当に現実の設定まで変えることができちゃうのであれば…。ほんのわずかな希望を持ったボクは試しに性別欄の横にある編集ボタンを押してみることにした。

ボタンを押した後、性別画面が表示されると、男性と表示されていた。まあ、そりゃそうだよね。渋谷は男だ。
とりあえず、表示されている男性という文字を削除し、代わりに女性へと変更してみる。
すると驚くことに、さっきまで渋谷が写っていた顔写真が、渋谷によく似た女の子の写真へと変更されていた。渋谷は髪型をツーブロックにしているが、女性に変化した写真では肩くらいまでの髪型へと変更されていた。
まさかと思い、今度は年齢画面を開いてみる。
画面に17歳と表示されていたが、その数字を20歳、と変更してみると、今度は20歳ほどに成長した女性版渋谷の顔写真が表示されていた。またそれだけではなく、年齢に合わせて髪もちゃんと伸びているのも確認ができた。

「なんだよこれっ…、めちゃくちゃ面白いじゃないか!」

ものすごいことができる機能に気分が昂ってきたところだったが、少しだけ気になることがあったボクは一旦落ち着きを取り戻すことにした。

「いや、これだけだとまだ画面の上で渋谷の写真が変わっただけにすぎないよね…。本当に現実でも改変されているのかを確かめてみる必要はあるなぁ…」
とりあえず、設定欄を下へとスクロールし、他にどんなことが変更できるのか、いろいろ内容を確認していく。確認したところ、本当に何から何まで設定ができるようだった。
そうしていると、ページの最後だと思われる所に、『設定を保存する』というボタンがあるのを発見した。

もしかして、これを押すと設定した内容が保存されて現実に反映されたりするのかも…?
だけど…

「何が起こるかわからないし、他の誰かが怪しんじゃわない程度で弄ってみることにしようかなぁ…。うーん、どうしようかな…。とりあえず軽ーく、外見と言葉遣いだけを変えて様子をみてみようかな。」

一旦、性別を男に戻して設定を決めることにする。
とりあえず今回決めた設定はこうだ。
・名前 渋谷拓磨
・髪型 ツーブロック→ロンゲ
・言葉遣い 肝川貫太に対して敬語で話す

まあ、初めはこんなものかなぁ。あんまり変えすぎて怪しまれてもいけないしね。
あと、話しをすることは得意じゃないんだけど、設定の確認のためには仕方ないかぁ。明日は少しだけ勇気を出して渋谷に話しかけてみることにしよう。
ボクはそう思いながら、設定保存ボタンを押した。
あ、そうだ。念のため、この画面はいつでも開けるようにしておかなきゃいけないな…。
どうすればいいんだろう?
あ、なんかブックマークの登録ができるみたい。
こうして、ボクは開いているページをブックマーク登録し、眠りに落ちるのだった。

ー次の日ー

昨日変更した内容はどうなったんだろうと不安を抱えながら登校する。
すこーし心配が残っていたボクだったけれど、学校に登校してきた渋谷の姿を見て、湧き上がってくる笑みを隠せなかった。
どうやら心配は杞憂に済んだみたいだ。
その理由は、ツーブロックで爽やかに整えられていた渋谷の髪型が昨日設定した通りの、ほんとうにロンゲに変わっていたからだ。

「おいおい、拓磨!どうしたんだよその髪っ!?昨日までそんなに伸びていなかっただろ?一晩でそんなに伸びるなんて、何か変な病気なんじゃないのか?」
「俺だってわかんねぇよ!でも、たしかに何かがおかしいんだよな…。実は昨日、自分の体が自分じゃなくなったみたいな感じがしてさぁ。」
「はぁ?なんだよ、それ?いったい何を言ってるんだ?」
「いや、なんか体に変な違和感があったっていうかさ…。」

そんな会話がボクの耳に聞こえて来る。
これはもはや、ほぼあのサイトが本物なのは確定かもしれない。
でも、念には念をいれて、最終チェックは必要だよね。
放課後、渋谷が1人になった時に少しだけ話しかけて様子を見てみることにしようと決めた。

それからの授業はあっという間に時間が過ぎていったように感じた。
まぁ、それはただ渋谷との会話を早く試してみたくて、授業の内容をなんにも聞いていなかったからなんだけれどね。

そして放課後になり、部活に赴く生徒や教室で駄弁る生徒、帰宅する生徒が交錯する時間が訪れた。
ボクはわずかしか持っていない勇気を持って、すぐさま部活へ行こうとする渋谷に声をかけてみた。

「あのぉ、渋谷くん。昨日のことなんだけど、ちょっと時間いいかな?」
さあ、どうなるかな?
「はい?なんでしょうか?別に、昨日のことなら誰にも言ってませんから、気にされなくても大丈夫ですよ。」
そう言って立ち去る渋谷。
本人は敬語を使っていることには気がついていないのか、違和感を覚えているような素振りは見えなかった。

普段、全く話をすることのないボクと渋谷2人の会話を聞いていた何人かの生徒たちは、少しびっくりしたような顔をしていたが誰もボクに関わって来るということはなかった。
まあ、そりゃあみんなから嫌われているボクだからな笑。あとで渋谷のほうには、他の誰かがなにかしら質問をするのかもしれないが、そんなことはもうどっちでもよかった。
なんたって、さっき話をした渋谷の口調から、間違いなくあのサイトが本物であると確証が持てたからね!
これは面白いものが手に入ったぞ…!!このサイトさえあれば、憎き渋谷のことを思いのままの姿に変えることが出来る!
ボクは意気揚々と、早速家に帰って設定の続きをしようと考えるのだった。

家に着いたボクは一目散にパソコンを立ち上げ、ブックマークから例のサイトを開く。
昨日設定した状態のままで保存されている画面が開いたのを見て安堵のため息をついた。
よかった、消えてなくて…。一晩経って消えていたらどうしようかと思ったよ。
さて、今日はなにをしてみようかな…?あ、そういえば…。
昨日、手始めに性別を弄って女の子に変えてみた時の渋谷の姿。結構可愛くてボク好みだったんだよなぁ~。
でも、流石に女の子に変えたら周囲の目は誤魔化せないよね?
でもこれ…。渋谷周辺の人間の認識とかを変えることができればもしかして気づかれなくなるんじゃないか?
今日は少しだけ、色々な設定を試してみよう。

まずは予定通り性別を男から女へと変更してみる。
昨日と同じように渋谷の顔写真が変化して、女の子になった渋谷の写真へと変更される。
昨日、初めて変えた時からの変化でいうと、渋谷自身の髪型をロンゲに変更したからか、写真の女の子渋谷の髪型がロングヘアーになっているということくらいかな。
「ロングヘアーもいいよねぇ。だけどボク、ロングヘアーよりもポニーテールが好きなんだよね~。よしっ!髪型はポニーテールに変更してあげよーっとっ。」
髪型の設定をロングヘアーからポニーテールへと変更する。
ただ髪型を変える、それだけで画面に映っている渋谷の姿はだいぶ可愛くなっていた。
いいね、いいね~!ますます楽しくなってきたぞ~!
あとはなにを変えてやろうか?
あ、そうだ。スリーサイズを変更してあげようかな~!
せっかく可愛い女の子にしてあげるんだから、スタイルも良くしてあげなきゃもったいないよね!
うーん…。高校生離れしたスタイルにしてあげたいけれどどれくらいがいいのかな?
わからないからとりあえず、B89 W59 H88くらいで設定してみようかな。
そこで一つ問題に気づく。
「あれ?変えてみるのはいいけれど、実際確認できるのは顔写真だけなんだよなぁ。体まではどうなっているのかイマイチわからない…。顔写真をクリックしてみたら全身像がでるのかな?あ、良かった、出た出た。にしても…。これまたすごいスタイルになったなぁ笑」
試しに顔写真をクリックしてみると、予想通り全体の姿を見ることができたが、もはや高校生とは思えないスタイルで思わず笑いが出てしまった。
特に胸元がものすごいことになっているし、胸がデカすぎて制服が持ち上がり、可愛らしいヘソが見えていた。

「せっかく可愛い女の子になれるんだから、これくらいのプロポーションは必要だよね~。よし、とりあえずこれで保存してあげよう。ボクっていいやつだなぁ…笑」

設定をくまなくしているとキリがなく、気づいたときには、既に日にちが変わろうとしていることに気がついた。
これはまずいな…。ハマってしまうよ…。
明日も学校だしとりあえず今日はここまでにしよう。

さて、今日変更した内容はこうだ。
名前 渋谷拓磨→渋谷タクマ
性別 男→女
髪型 ロングヘアー→ポニーテール
年齢 17歳 変更なし
3サイズ B89 W59 H88
部活動 野球部→水泳部
認識 周囲の人間の渋谷タクマに関する認識が元から女性だったと認識される。
(ただし、渋谷タクマ本人と肝川貫太は除く)
周囲の人間から渋谷タクマと肝川貫太は恋人同士と認識される。告白は渋谷からした認識。2人はとてもラブラブで周囲からは夫婦のように認識されている。(上記2人は除く)
性行為経験 なし
力強さ 非力(男には敵わない)
言葉遣い 肝川貫太に対して敬語→元に戻る

まだまだ続けていたいが学校があるから仕方ない。
設定を保存し、手早く食事と風呂を済ませて布団に潜った。
あぁ、明日、渋谷と会うのが楽しみで仕方ない。

ーそして次の日ー
すぐにでも渋谷の様子を確認してみたくて、早起きをしてしまったボクはいつもより早く学校へ登校した。
学校に着いたボクが、教室に入ろうとしたとき、教室の中から聞いたことのない女性の声が聞こえてきた。
「信じてくれよ!オレは男なんだって!」

「タクマ、なに言ってんだよ。そりゃ、昔からお前は男みたいな口調だったけど、流石に性別までは変えられるわけがないだろ?」
「そうそう。そんな立派なスタイルをして自分は男だ、なんて無理があるって笑。あれ、これってセクハラになるのか?」
「ほんとにオレは男なんだってば!朝起きたらこうなってたんだよ!」
「はいはい。タクマちゃんは男の子ですよ~。これでいいか?」
教室の中央でポニーテールと大きな胸を揺らしながら数人の男子生徒に抗議をしている女子生徒。ボクが設定したとおりの姿の渋谷だった。
「いったいどうなってるんだよ!?なんでみんな、オレの姿が変わっているのにおかしいと思わないんだ?しかも全員、オレのことを初めから女だったみたいに反応するし…」
下を俯き嘆く渋谷。ぷぷぷ。いい気味だ。

その様子を見ながら、のそのそと教室に入るボク。
すると、ボクに気づいたクラスメイトの1人が声を上げた。
「あ、タクマよかったじゃん。大好きな旦那が登校して来たみたいだぞ。全く、それにしてもタクマも趣味が悪いよなぁ。なんであんなデブがいいんだか。」
「は?旦那?一体何のことだよそれ?」
「照れるなって。まあ、ほんとにあいつのどこがいいのかわからないが、タクマが惚れた相手なんだから何かあるんだろ。ほら、早く行ってやりなよ、可愛いお嫁さん!」
「おい、押すなって!」
クラスメイトたちに背中を押されながら、ボクの元までやってくる渋谷。ボクの顔を見た渋谷は、怒りでさっきまで友達と話していたときよりも顔が歪んでいる。おぉ、こわいこわい。
「テメェ!どういうことだ、肝川!!旦那ってなんだ!?お前が関係してるのかっ?」
「さぁ?なんのことだかさっぱりだよ…。ところで、みんなが言ってるから一応聞くけど、渋谷さんはボクのお嫁さんなの?」
「んなわけないだろ!!なんでお前なんかと!」
「ブフッ!アハハハっ!そうだよね!渋谷くんがボクみたいなオタクなんかと付き合うわけないよね!」
だめだ、堪えきれなくて笑ってしまった。
「おい…。今、渋谷くんって呼んだよな?他の奴らがオレのことを渋谷さんとかって呼ぶのに、お前だけオレのことを渋谷くんと呼んだな?」
「あぁ、うん。呼んだよ。隠していても仕方ないからもうネタバラシしちゃうけど、ボクが渋谷くんの姿を女の子に変えた張本人だからね~。」
「テメェのせいかっ!!くそっ!こんなことになるんなら盗撮のことをさっさと通報しとくんだった!!おい!早くオレを元に戻しやがれ!」
「あれぇ?そんな口をきいてもいいのかなぁ?元に戻すかどうかはボク次第なんだよ?」
「うるせぇ!こうなりゃ力ずくでも!」
激昂した渋谷がボクの胸ぐらを掴んでくる。だが、か弱くなってしまった細腕では力も出ないようだ。ボクは掴んでいた手を軽く振り払い、代わりに渋谷の腕を掴む。
「っ!?くそ!離せっ!」
体を捻って逃れようとするが男の力には敵わない。掴む腕を振り払いきれずもがいている渋谷。可愛いものだ。
流石にからかいすぎてもかわいそうだと思い、掴んでいた腕を離してやると、その反動で転びそうになっていた。
「はぁ、はぁ!テメェ、オレをこんな姿にしていったいどうするつもりだ!」
強く掴みすぎてしまったのか、口では強がっているが渋谷の目には涙が滲んでいる。

ますます、可愛いなぁ💕

「そうだなぁ。せっかく可愛い女の子になってもらったんだから、この際ほんとにボクの彼女にでもなってもらおうかな~。まあ、別に断ってくれてもいいけど、その時はどうなるか分かっているよね?」

拒否権なんてものは初めからない。苦痛と絶望の狭間に歪む渋谷の顔を見て、ボクは1人微笑むのだった。

とりあえず、渋谷には普段通りに授業を受けさせる。
体が変わってしまっているからか落ち着かないようでモゾモゾと体を動かす渋谷の姿が確認できた。
見えはしないがきっと形のいい胸や尻も体の動きに合わせて揺れていることだろう。スタイルが良すぎると大変だね笑。
だけど、今日の授業の目的は教室での授業じゃない。
目的の授業は、体育だ。

ボクの学校では珍しいことに体育も男女合同で行われる。なんでも、男女差別をなくすためらしいが、高校生にもなると普通に男女の意識はするだろうに…。
ボクは運動が苦手だから体育の時間は苦痛の時間でしかなかった。他の奴らから笑われる対象だったし、恥ずかしい思いも何度もした。他の目はどうでも良かったが流石に恥ずかしいものは恥ずかしいからね。
でも、そんなボクにも今日は楽しみがあった。
なんと、今日の体育の授業は水泳。そう、渋谷の水着姿が見れるからだ!
女に変えられた上に女性用の水着に着替えなきゃいけない気分はどうなんだろう?しかもあのプロポーション。今からワクワクが止まらない。
そして、設定した通り、渋谷の部活動を野球部から水泳部へと変更しているためちゃんとした水着も持ってきていることになっているはずだ。よっぽどの体調不良でもない限り、授業はサボれないから渋谷は必ず水着を着てプールへと現れるはず。
さてさて、どんな感じなのかな?

そしてしばらくすると、着替え終わった女子たちの声が聞こえてきた。
その中で一際目立つ美貌の持ち主。そう、渋谷だった。
ぴっちりとした競泳水着が肌に張り付いている。ちゃんとした水着であるにも関わらず、スタイルが良すぎて水着が尻に食い込んでいる。エロすぎだろ笑。

羞恥で真っ赤になっている渋谷。いいねいいねぇ!これだよ、そんな姿が見たかった!
でもまだまだ全然足りない。もっと辱めてあげるからね♡

「おいっ!」
全ての授業が終わり、帰り支度をしていたボクに声をかけてくる人物が1人。
渋谷だった。
「オレはこれからどうすればいいんだ?いつになったら元の姿に戻してもらえる?」
「嫌だなぁ、渋谷くん。せっかく彼女になってもらったのに、そんなにすぐに戻すわけないじゃないか。女の子になって少し頭が悪くなったのかな?」
「てめぇ…」
険しい剣幕でプルプルと拳を握りしめた渋谷が、ボクの顔を睨んでくる。
うーん。容姿がとても可愛くなったっていってもその顔をされるのはやっぱりイラつくなぁ。渋谷っていうのは変わらないし…。
ちょうどいいや。もうこの際、こいつでボクの童貞を捨てさせてもらっちゃおう。童貞からとりあえず卒業したいし、もともとボクのことをイライラさせたのもこいつだし自業自得だからいいよね。

「おい、その顔はなんだよ…。自分の立場が全くわかっていないみたいだね。」
「は?」
「仕方ないな。この優しいボクが、無知なお前を教育してやるよ。」

ボクは立っている渋谷の腕をつかみ、教室から飛び出した。
渋谷は少しびっくりしていたようだが、すぐに平静を取り戻し当然のように腕を振り払おうとする。しかし、朝と同じように振り解くことは出来ない。
さっさと自宅に連れて帰って都合のいい女へと変えてしまおう。

家に着いたボクは手早く近くに置いてあったロープで渋谷が逃げ出さないよう体を縛る。
なぜロープが近くにあったのかは内緒ね。

「おいっ!ふざけんなっ!何のつもりだ!縄を解け!」
喚いてうるさいけど、もう少しの辛抱だ。
「そう言うなよ。ボクがどうやってお前をそんな姿に変えたのかを教えてやるからさ。」
そう言いながら、ボクはパソコンを起動させる。
昨日と同じように設定画面を開き、編集する。
今まで打ち込んでいた内容はそのままに、内容の追記をしていく。

性格 従順 肝川貫太の言うことに絶対服従。

詳しいことはあとでいいや。
まずはこれを設定しよう。
保存ボタンを押す。とりあえず渋谷の方を見てみるが特に変わった様子はみられない。
「おい、急にパソコンなんて開きやがって、何をしようとした!?」
「さあ、なんだろうね?試してみせてあげようか?じゃあ、そうだなぁ…。とりあえず『肝川貫太に暴力できない』これでどうかな?」
渋谷に命令を出しながら、縛っていた縄を解いてやる。設定がうまくいっていればボクに今後、危害を加えることはできないはずだ。
縄を解き終わると、すぐに渋谷が無防備なボクに殴りかかろうとしてきた。
「ふざけやがって!!油断したな!テメェをぶん殴ってボコボコにした後、元に戻る方法を吐かせてやる!」
だが、大きく振りかぶった腕をボクに振り下ろそうとした瞬間、急に渋谷は振り下ろす腕を止めた。
「な、なんだよこれ…?どうなってる?体が、動かない…っ!」
良かった…。設定はきちんと変更されたみたいだ。
「ん?どうしたの?ボクをボコボコにするんじゃなかったのかい?さぁ、やってみなよ笑。できるものならさ」
「くそっ!何で体がうごかねぇんだ!動けよっ!!」

「戸惑っているところ悪いけど、もともと君から殴ろうとしてきたからね。ボクも正当防衛として反撃をさせてもらうよ。よし、じゃあ『笑顔で服を脱いで股を開け』」

そう命令すると、手を振り上げて固まっていた渋谷の体が動き出し、着ている制服を脱ぎ始めた。
「何で勝手に体がっ!?おい、待て!服を脱ぐな!オレの体のはずなのに、なんでオレの意思とは関係なく動くんだ!」
渋谷の焦り声とは裏腹に、あっという間に全ての服を脱ぎ終わり、近くにあるベッドの上に笑顔で足を広げる渋谷。

「なんだい?殴るとか言ってたくせに急に服を脱ぎ始めて。実はただの照れ隠しで、本当はボクとセックスがしたかっただけなんじゃないの?全くえっちな女の子だなぁ、渋谷くんは笑」
「ちがっ!体が勝手に!!」

まあ、そんなことはどっちでもいいや。
せっかく女の子から足を広げて待ってくれているんだから応じないのは相手に悪いよね笑。
「用意ありがとう♡じゃあ、ボクも服を脱ぐから『ボクの上にまたがってくれる?』。」

ボクはささっと服を脱ぎ、床に寝そべった。
それに合わせて渋谷の体も動き、ボクの上にまたがるような体勢で待っている。
「さ、じゃあ『君のおマンコにボクのチンコを挿れてごらん』『一気にね笑』」

言うが早いが、その命令に反応した渋谷の体が一気に下降する。
命令に背けない渋谷の体がボクの陰茎を捉え、真っ直ぐに腰を下ろす。

ズブリッ ブチッ

経験したことのないあったかい粘膜に包まれたボクのチンコが気持ちよさに震えている。
あぁ、女の子の膣ってこんな感じなのかぁ!
ボクが経験したことない刺激に感動している一方で、

「はっ!!うぐっ!?痛ぇぇ…っ!!?うぅっ…」
ボクの腹の上にまたがる渋谷が痛みに涙を流していた。
そりゃ初めて体験することだし、破瓜って痛いって聞くしね笑
しかも一気に突き刺すように指示したし。男だったら絶対経験しないことだから尚更だよね笑。


「流石に初めてでいきなり突き刺すのは痛かったかな?ごめんごめん」
「はぐぅっ!て、テメェ…!抜けっ!今すぐその汚いモノをオレの中から抜きやがれぇっっ!」
「何を言ってんの?挿れたのは渋谷くんからじゃないか~。自分で挿れたんだから、自分で抜いたらいいんじゃないの?」
「くぅっ!このっ、クソ野郎がっ!」
股から破瓜の血を流し、苦悶の表情でチンコをなんとか引き抜こうとする渋谷。頑張るねぇ。
まあ、だからって逃すわけないけどね笑
「『もう一度、腰を下ろせ』」
抜けかけていたチンコが再度、渋谷の奥底まで突き刺さる。
「あぐっ!かはっ!!」
「惜しい惜しい。もう少しで抜けそうだったのに残念だったね笑」
痛みからなのか、悔しいからなのか、涙をボロボロ流し、もはや言葉にもならない渋谷。うん、いいね。もっといじめたくなるよ!
「よしっ。じゃあ、『そのまま腰を振ってみようか。ピストンしてみて』」
痛みにままならない状況の中で、命令に背けない体が激しく腰を打ち付ける。
じゅぷじゅぷと血と粘液が混ざった秘所から卑猥な音が聞こえてくる。
もう渋谷は何をしているのかわからないようで言葉さえ発しない。失神でもしてるのかもしれないね笑 知らないけど。

でも、ボクのほうもそろそろ限界のようだ。
処女のキツキツな膣内に童貞のボクが耐えられるわけもなく、射精感が込み上げてきていた。
「射すよっ!子宮で受け止めろっ!!射るーー!!」
渋谷の出来たばかりの子宮の中に、ボクの精子がなだれ込む。
「ンッファァァッッーー!!!!??!?」
放心しており言葉ではない言葉を発する渋谷の中にどろっどろの精液を流し込む。
全ての精液を出し切った後、マンコの中からチンコを引き抜くと、ごぽっと多量の精液と精液と混じった血が流れ出てきているのが確認できた。


「ふぅ、なかなか気持ちよかったよ。じゃあ、『後の始末はよろしくね』。ボクはとりあえずお風呂に入ってくるから。あと、晴れて女になれておめでとう笑👏」
「…」
虚な目で息も絶え絶えになっている渋谷の姿を横目にボクは1人微笑みながらシャワーを浴びるため風呂場へと向かう。
ふふ、まだまだ楽しませてもらうからね。
一章終わり。
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