子持ちパパ二人

冰彗

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一話

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 次の日、保育園が休みの日を狙って僕は一希に連絡を取ることにした。

『久しぶり。同じ町に住んでいたんだな』

『久しぶり、最近引っ越してきたんだ。嫁と離婚してな』

『円満離婚?』

『なわけない。嫁が不倫していたんだ』

 き、聞かなきゃ良かった……。

 そんなことを思いながら僕はメッセージで『ごめん……』と伝えた。

『大丈夫。気にしてないから』

『そっか、良かった。あ、そうだ。暇なら子ども連れて公園行かないか? 一番上の子が公園に行きたいってさっきから言ってるんだ』

『嗚呼、いいぞ。○○公園で大丈夫か?』

『大丈夫だ。十分後に公園で』

 僕はメッセージでそう答えると子どもたちに声を掛けた。

「悠音、雪音。公園に行くよ~」

「こうえんっ……!」

「こーえん!」

 長男の悠音は四歳、長女の雪音は一歳になったばかりだ。悠音は本を読むのも好きだが公園で遊ぶのも大好きな子だ。雪音はまだ幼いが音を出すおもちゃが大好きだ。

 二人に暖かい格好をさせていざ公園へ!
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