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四章 ―― 夢と空の遺跡 ――
遺跡5 『鏡』
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⑥
「なにをぼうっと突っ立ってるんだ。まぁ、座れ。汚いところだけど」
悠人が自分の隣をぽんぽんする。ってか汚いところだと?
「ここ私の部屋なんだけど! 毎日けっこう頑張って綺麗にしてるんだよ!」
「冗談だよ。来たのは久しぶりだけど、変わらないなこの部屋は」
「来るなら来るって言ってよ。べつにいいけど」
私は頬を膨らませながら、悠人の隣に座る。……よかった、変な物は落ちてない。たまに下着とかほったらかしにしちゃうから危なかった。
「驚かそうと思ってな。つばさの嫌がることはなぜか無性にしたくなる」
「意地悪だもんね。悠人は昔から。あ、これ飲む? 美味しいよ」
飲んでいたジュースの入ったコップを差し出す。
……飲みかけだけど、ストロー外せば――あっ
「……甘い。お前、昔から好きだよな、こういう味」
こいつ、ストロー使って飲みやがった。
……いいけど。
……別にいいけど!!
「で、で? ど、ど、どうしたの? 急に」
「なにをどもってんだ」
「うるさぁあい!!」
バチンと私の平手打ちの音が部屋に響く。
「いってぇ……この暴力女!」
「どっちがだ!! ふざけんな馬鹿!!」
毎回毎回、天然で私を攻撃してきやがって。
毎度毎度、ボディーブローみたいな攻撃してきやがって!
受けるこっちの身にもなれ!
「こほん、で? どうしたの?」
「……急に、何事もなかったかのように戻ったな」
「もうそれはいいから!」
「いや、……つーか、アレだ。……告白の返事を聞きにきたんだよ」
「あー、告白ね。こくは――ぅあい!?」
ヤバい、喉から変な音が出てしまった。
隣の悠人は私から顔をそむけて窓の方を見ている。
そ、そうだ。そういえば、私は告白されていたんだった。
重工の屋上で。
ずっと待っていた言葉を聞かされていたんだった。
「いつっ……」
「……どうした?」
急に、頭の中で激痛が走った。
沸いて出てこようとした、なにかを止めるように激痛が広がった。
「なんでもない。そ、それで、返事だっけ。私保留にしてた?」
「いや、聞こえなかった。なんせあの時俺達は――」
ジジッと悠人の身体に筋が走る。悠人の身体が少しずつ崩れていく。
「そ、そっかぁ……えーっと、じゃあ改めて言うね」
悠人の身体が薄れていく。あの時の姿に変わっていく。
「私も、悠人と――悠人と――あ、あれ?」
急に涙がこぼれ落ちた。
おかしい。嬉しいのに。なんで私は泣いてるんだろう。
なんで、私の気持ちはこんなに沈み込んでるんだろう。
「ご、ごめん。コレは違うからね」
「いや、違わない」
「え……?――ひっ」
顔を上げると、悠人は口から血を吐いていた。
両手が、胸の辺りが鮮血で染められている。
「お前はずっと、泣いていればいいんだ。俺がこんなに苦しんでいるのに。俺のことをすっかりと忘れやがって」
「ち、違う。違うよ!」
悠人のことを忘れたことはない。
今でも、私の心には悠人が住んでいる。
……今? 今ってなに? 今っていつのこと!?
「俺がこれだけ苦しんで、死んだってのに、お前は新しい人生で、幸せそうにしやがって」
「だって……悠人は……だって、死んだんだよ。私だけずっと考えてても、もう――」
「だからどうした。お前にはもう、幸せになる権利はないんだよ」
分かってる。心の中で、それを認められていないのは分かってる。
私は閉じ込めていた。
悠人が死んだ、あの日の記憶を。血を流して苦しんでいた悠人の姿を。
その現実から目を背けて、私は――私は――
「ノエル……」
「フィリー……ひっ!?」
いつの間にか、部屋の隅にフィリーが立っていた。
フィリーは頭半分を消し飛ばしていて、翼が一枚折れていた。
体中傷だらけで血を流した姿で、私を睨み付けている。
「オレがこれだけ傷ついて、それでもツガイとして一緒にいたいと思ってんだぜ。それなのに、お前はそいつを選ぶんだな」
「フィリー、違う。私は――わたしはもう」
「違わねーよ。結局おめーは俺達とは違うんだ。俺達と同じ道は歩けねーんだよ」
「そんなことない! 私は、私は……」
私は……
私は、なに?
私は、なにもの?
私は、私は、私は、私は、私は、私は、私は、私は、
「つばさ、お前は俺を忘れて、そいつを選ぶんだな」
「ノエル、てめーは思い出に縛られて、オレを好きにはなることはねーんだな」
違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う――
「つばさ、お前はどっちを選ぶんだ?」
「ノエル、おめぇ……結局、どちらでいたいんだ?」
「私は……私は!」
そうだ、私は……生まれ変わった。
悠人が死んでから、私は人間を捨てた。
――私は、魔族、サキュバスだ。
バチンと頭の中で何かがはじけ飛ぶ。
部屋が音を立てて崩れ去っていく。
私のお気に入りのベッドが、勉強机が、棚が消えていく。
崩れ落ちる世界の中で、私は鏡に映る自分自身を見た。
ずっと目を背けていた自分自身を見た。
赤みを帯びた、長い髪。少しきつめの顔立ち。
そこに立つ女は、ノエルの姿をしていた。
その両目は、青白く光り輝いていた。
*****
*****
*****
⑦
ぴちょん、ぴちょん、と水の滴る音が聞こえてくる。
それに合わせるように、「にー」「にー」と妖精《フェアリー》の鳴き声が響く。
私の頭が揺すぶられる。
「……つっ」
頭の中で激痛が走る。
なんだろう、頭の中を虫が這い回ったような不快感がある。
……。
そうだ、私はフィリーと一緒にリザードマンと戦って、
そして――
「フィリー!?」
「にー!!」
起き上がった私を見て、妖精《フェアリー》がぴょんぴょんと跳びはねる。
私は、戦いのあった空間に倒れていた。
あれだけあった、リザードマンの死体は消えていた。
まるで、なんの戦闘もなかったかのように消え失せていた。
「なに? ……なにがあったの?」
床に視線を這わせると、床に倒れるフィリーを見つける。
「フィリー! 大丈夫!?」
慌てて駆け寄り、抱きかかえる。
見たところ、特に大きな怪我はない。けれど、フィリーは私になにも反応を示さない。
「ちょっと、フィリー! フィリー!!」
首筋に指をあてる。
……脈はある。浅いけど呼吸もしている。良かった。生きてる。
……けど、なに、この不安。
いくら揺らしても、フィリーに反応はない。ただ、目を閉じて眠ったように意識を失っている。
フィリーの眠りはいつも浅い。物音一つですぐに目を開けるくらい。
こんなこと、今までになかった。
「なにが……あったの? なにかの、魔法?」
そうだ、あの黒いローブを着た存在。あれが、フィリーに何かをやっていた。
そして私も――
「――ぉぃ」
静寂の空間に、じじっ、と物音が響いた。
それと同時に、誰かの声が響く。
その時私は気がついた。何か機械じみた作動音と、辺りが強い光に照らされていることに。
目線を上げ、辺りを見渡す。
それは、すぐに私の目に入ってきた。
中央に設置された、浮かぶ“石碑”が輝いていた。
「な、なに……?」
石碑に取り付けられた水晶玉が強い光を放っている。それはプロジェクターのように手前に広がっていて、石碑の前に、人一人が入れそうな光のもやが生まれている。
「――ぉぃ」
「へ!?」
光のもやから、何かが聞こえてきた。
これは――人の声?
「――ぉぃ、――に、だれ――るか?」
私が近づくごとに、その声は大きくなっていく。
ところどころ、擦れていて、電波が悪い時の携帯電話音声のようになっている。
「――誰か、いないのか?」
私が前に立った瞬間、突如、クリアに聞こえてきた。
もやの中で、人の影が立っている。
「いるよ、あなたは……? これは、なに?」
石碑にはめ込まれた宝石が輝く光を打ち出して、光るもやを作り出している。
私はそのもやの前に立っている。
「――か? 俺は――」
もやの中の人物が言葉を止める。
その人物の姿はうねった磨りガラスのようなもやに覆われて、把握することができない。
ざらついた音声のせいで分かりづらいけど、多分、男の人だ。
その男は何故か、笑ったようだった。
自分自身をあざ笑うかのように。
そして、一拍おいてから、続けた。
「俺は――『人間』だ。この腐った世界に生まれた、ただの『人間』だ」
「なにをぼうっと突っ立ってるんだ。まぁ、座れ。汚いところだけど」
悠人が自分の隣をぽんぽんする。ってか汚いところだと?
「ここ私の部屋なんだけど! 毎日けっこう頑張って綺麗にしてるんだよ!」
「冗談だよ。来たのは久しぶりだけど、変わらないなこの部屋は」
「来るなら来るって言ってよ。べつにいいけど」
私は頬を膨らませながら、悠人の隣に座る。……よかった、変な物は落ちてない。たまに下着とかほったらかしにしちゃうから危なかった。
「驚かそうと思ってな。つばさの嫌がることはなぜか無性にしたくなる」
「意地悪だもんね。悠人は昔から。あ、これ飲む? 美味しいよ」
飲んでいたジュースの入ったコップを差し出す。
……飲みかけだけど、ストロー外せば――あっ
「……甘い。お前、昔から好きだよな、こういう味」
こいつ、ストロー使って飲みやがった。
……いいけど。
……別にいいけど!!
「で、で? ど、ど、どうしたの? 急に」
「なにをどもってんだ」
「うるさぁあい!!」
バチンと私の平手打ちの音が部屋に響く。
「いってぇ……この暴力女!」
「どっちがだ!! ふざけんな馬鹿!!」
毎回毎回、天然で私を攻撃してきやがって。
毎度毎度、ボディーブローみたいな攻撃してきやがって!
受けるこっちの身にもなれ!
「こほん、で? どうしたの?」
「……急に、何事もなかったかのように戻ったな」
「もうそれはいいから!」
「いや、……つーか、アレだ。……告白の返事を聞きにきたんだよ」
「あー、告白ね。こくは――ぅあい!?」
ヤバい、喉から変な音が出てしまった。
隣の悠人は私から顔をそむけて窓の方を見ている。
そ、そうだ。そういえば、私は告白されていたんだった。
重工の屋上で。
ずっと待っていた言葉を聞かされていたんだった。
「いつっ……」
「……どうした?」
急に、頭の中で激痛が走った。
沸いて出てこようとした、なにかを止めるように激痛が広がった。
「なんでもない。そ、それで、返事だっけ。私保留にしてた?」
「いや、聞こえなかった。なんせあの時俺達は――」
ジジッと悠人の身体に筋が走る。悠人の身体が少しずつ崩れていく。
「そ、そっかぁ……えーっと、じゃあ改めて言うね」
悠人の身体が薄れていく。あの時の姿に変わっていく。
「私も、悠人と――悠人と――あ、あれ?」
急に涙がこぼれ落ちた。
おかしい。嬉しいのに。なんで私は泣いてるんだろう。
なんで、私の気持ちはこんなに沈み込んでるんだろう。
「ご、ごめん。コレは違うからね」
「いや、違わない」
「え……?――ひっ」
顔を上げると、悠人は口から血を吐いていた。
両手が、胸の辺りが鮮血で染められている。
「お前はずっと、泣いていればいいんだ。俺がこんなに苦しんでいるのに。俺のことをすっかりと忘れやがって」
「ち、違う。違うよ!」
悠人のことを忘れたことはない。
今でも、私の心には悠人が住んでいる。
……今? 今ってなに? 今っていつのこと!?
「俺がこれだけ苦しんで、死んだってのに、お前は新しい人生で、幸せそうにしやがって」
「だって……悠人は……だって、死んだんだよ。私だけずっと考えてても、もう――」
「だからどうした。お前にはもう、幸せになる権利はないんだよ」
分かってる。心の中で、それを認められていないのは分かってる。
私は閉じ込めていた。
悠人が死んだ、あの日の記憶を。血を流して苦しんでいた悠人の姿を。
その現実から目を背けて、私は――私は――
「ノエル……」
「フィリー……ひっ!?」
いつの間にか、部屋の隅にフィリーが立っていた。
フィリーは頭半分を消し飛ばしていて、翼が一枚折れていた。
体中傷だらけで血を流した姿で、私を睨み付けている。
「オレがこれだけ傷ついて、それでもツガイとして一緒にいたいと思ってんだぜ。それなのに、お前はそいつを選ぶんだな」
「フィリー、違う。私は――わたしはもう」
「違わねーよ。結局おめーは俺達とは違うんだ。俺達と同じ道は歩けねーんだよ」
「そんなことない! 私は、私は……」
私は……
私は、なに?
私は、なにもの?
私は、私は、私は、私は、私は、私は、私は、私は、
「つばさ、お前は俺を忘れて、そいつを選ぶんだな」
「ノエル、てめーは思い出に縛られて、オレを好きにはなることはねーんだな」
違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う――
「つばさ、お前はどっちを選ぶんだ?」
「ノエル、おめぇ……結局、どちらでいたいんだ?」
「私は……私は!」
そうだ、私は……生まれ変わった。
悠人が死んでから、私は人間を捨てた。
――私は、魔族、サキュバスだ。
バチンと頭の中で何かがはじけ飛ぶ。
部屋が音を立てて崩れ去っていく。
私のお気に入りのベッドが、勉強机が、棚が消えていく。
崩れ落ちる世界の中で、私は鏡に映る自分自身を見た。
ずっと目を背けていた自分自身を見た。
赤みを帯びた、長い髪。少しきつめの顔立ち。
そこに立つ女は、ノエルの姿をしていた。
その両目は、青白く光り輝いていた。
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⑦
ぴちょん、ぴちょん、と水の滴る音が聞こえてくる。
それに合わせるように、「にー」「にー」と妖精《フェアリー》の鳴き声が響く。
私の頭が揺すぶられる。
「……つっ」
頭の中で激痛が走る。
なんだろう、頭の中を虫が這い回ったような不快感がある。
……。
そうだ、私はフィリーと一緒にリザードマンと戦って、
そして――
「フィリー!?」
「にー!!」
起き上がった私を見て、妖精《フェアリー》がぴょんぴょんと跳びはねる。
私は、戦いのあった空間に倒れていた。
あれだけあった、リザードマンの死体は消えていた。
まるで、なんの戦闘もなかったかのように消え失せていた。
「なに? ……なにがあったの?」
床に視線を這わせると、床に倒れるフィリーを見つける。
「フィリー! 大丈夫!?」
慌てて駆け寄り、抱きかかえる。
見たところ、特に大きな怪我はない。けれど、フィリーは私になにも反応を示さない。
「ちょっと、フィリー! フィリー!!」
首筋に指をあてる。
……脈はある。浅いけど呼吸もしている。良かった。生きてる。
……けど、なに、この不安。
いくら揺らしても、フィリーに反応はない。ただ、目を閉じて眠ったように意識を失っている。
フィリーの眠りはいつも浅い。物音一つですぐに目を開けるくらい。
こんなこと、今までになかった。
「なにが……あったの? なにかの、魔法?」
そうだ、あの黒いローブを着た存在。あれが、フィリーに何かをやっていた。
そして私も――
「――ぉぃ」
静寂の空間に、じじっ、と物音が響いた。
それと同時に、誰かの声が響く。
その時私は気がついた。何か機械じみた作動音と、辺りが強い光に照らされていることに。
目線を上げ、辺りを見渡す。
それは、すぐに私の目に入ってきた。
中央に設置された、浮かぶ“石碑”が輝いていた。
「な、なに……?」
石碑に取り付けられた水晶玉が強い光を放っている。それはプロジェクターのように手前に広がっていて、石碑の前に、人一人が入れそうな光のもやが生まれている。
「――ぉぃ」
「へ!?」
光のもやから、何かが聞こえてきた。
これは――人の声?
「――ぉぃ、――に、だれ――るか?」
私が近づくごとに、その声は大きくなっていく。
ところどころ、擦れていて、電波が悪い時の携帯電話音声のようになっている。
「――誰か、いないのか?」
私が前に立った瞬間、突如、クリアに聞こえてきた。
もやの中で、人の影が立っている。
「いるよ、あなたは……? これは、なに?」
石碑にはめ込まれた宝石が輝く光を打ち出して、光るもやを作り出している。
私はそのもやの前に立っている。
「――か? 俺は――」
もやの中の人物が言葉を止める。
その人物の姿はうねった磨りガラスのようなもやに覆われて、把握することができない。
ざらついた音声のせいで分かりづらいけど、多分、男の人だ。
その男は何故か、笑ったようだった。
自分自身をあざ笑うかのように。
そして、一拍おいてから、続けた。
「俺は――『人間』だ。この腐った世界に生まれた、ただの『人間』だ」
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