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63.俺を覚えているか?
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結局昨日は寝るまでイヴさんは戻ってこなかった。
「モルフェさん。ヘパイストスさんの住んでる場所ってどこら辺なんですか?」
「知らない。神族は夢の世界に夢が映らないからね」
やっぱりそうか。イヴさんはどうやって知ったのか?
というか今探してたりするのかな?
「とりあえずすることがないなぁ」
「君たちは今日は絶対安静ね。精神崩れかけがまだ治ってないから」
そう、俺とルナト、カナンさんは昨日、お互いのブレードを交換して起動して、なんだかよくわからない感情が流れ込んできて精神が崩れかけた。
昨日は結局寝るまでそれぞれ人に引っ付いてた。
そして三人とも一人で寝るのが怖くて全員リビングで寝たのだ。
ムラサキは俺の家に泊まったけど、ちゃんと用意された部屋で寝たらしい。
気を遣ってくれたのか?
「それにしてもまさかここまでとはな」
「ワタクシとしては嬉しいですわよ。ルナト様にこうして膝枕できるっていうのは」
ソルティアの膝にルナトは頭を乗せて耳かきをしてもらっていた。
「今のお前殿下って言われてもわからないぞ。どこの老後の爺さんだ」
「うるさい!貴様だってミナから引っ付いて離れようとしないじゃないか!それだけ抱きついて恋人出ないってどういうことだ!」
「は、はぇ!?」
ミナが変な声をあげる。正直想いを伝えたい。しかしこの場で伝えるのは何か違った。
「これくらい幼馴染みなら普通だろ?なぁミナ?」
「は、はぇ!?う、うん・・・」
少し照れてなんか残念そうなトーンで言われるとこっちも罪悪感を感じる。
くぅ!ここは男の甲斐性を見せたい!
「はぁ~。二人ともだらしないのはたしかでしょう?」
「むしろカナンさんは復帰が早いですね」
「カナンは天使!神の使いだか・・・」
「はいはい」
ヨシュア兄さん耳を引っ張られてる。
これは結婚したら絶対尻に敷かれるな。
「君もまだ精神が不安定だよ。今日は家に居てくれよ」
あ、気丈に振る舞っているだけか。
ここは年上の威厳をみせたってやつ?
「あーもう、朝からうるさいわねぇ。昨日は夜遅くまでドラマみてたから眠いのよ」
メアリーさんが起きてくる。
昨日は結構早く部屋に戻っていったと思ったらドラマを見ていたのか。
俺達はそれぞれ謝った。
「いや謝って欲しかったわけじゃないわ。あーそうね朝ご飯の支度をしましょう」
そういって台所に向かうメアリーさん。
「わたしもお母さんの手伝いするね。ちょっと離れるよ」
「あっ・・・」
温もりがなくなっても今はもう平気だけど、ちょっと残念。
「見るからに残念そうな顔をする」
「さっさと付き合ってしまいなさいの」
相も変わらず二人は俺をからかってくる。
俺だってそうしたいさ!
あ、ムラサキが起きてきた。意外と朝は苦手なのか?
いや、まだ7時だ。修行の習慣で俺達の目覚めが早いだけか。
「セバス~。着替えはどこだい?」
「おはよう、ムラサキ。セバスさんって人はいないぞー」
俺にそう言われて、ムラサキ目を擦って俺を見る。
あ、顔が赤くなってる。執事くらいいるだろう。
しかし執事?の名前がセバスって、漫画かアニメかよ。
「お、おはよう和澄。それにみんなも」
「ムラサキよ。とりあえず着替えてきたらどうだ?」
「そうするよルナト。みんなにも恥ずかしいところをみせた」
ムラサキは洗面所にとぼとぼ歩いていった。
「ムラサキは朝は弱いんだな。それでどうするか今日」
「やることがないというのも考え物だな」
「たまには家でのんびりすればいいんじゃないですの?」
たしかに最近問題が多かったしな。たまにはこういう日があってもいいだろう。
「そうだ。イヴの家に行って温泉に浸かろう」
「モルフェさん。それはイヴさんがいないと・・・」
「いいのいいの。ヨシュア転位できるよね?」
「できますけど、俺イヴさんの家行ったことないですよ?」
転位は自分が座標がわからないところには行けないって聞いた。
兄さんは一度も行ったことがないから、座標がわからないだろう。
「問題ないよ。僕が座標を教えてあげる」
「え・・・どういう・・・?」
兄さんが気絶した。そしてモルフェさんも消えていた。
「無理矢理夢に連れ込んで、強制的に座標を教えてるんだろうな」
「まるでかなり昔の映画の化け物だな」
名前は忘れたけど、昔のオンラインのサバイバルホラーゲームにもゲスト参戦してたな。
携帯はもうほとんどの国で使われてないけど、ゲーム機はかなり進歩してるしな。
21世紀初期に流行ったとかいうVRMMOってのは、結局空想の技術で終わってしまったみたいだけど。
「ふぅ。じゃあ座標を教えたし行こうか」
「モルフェさん。妖怪みたいなことを・・・」
「ん?なんか言った和澄?」
「いやなんでもないです」
モルフェさん笑顔で睨み付けてこないで。怖いですよ?
「夢の世界、すごかった。そしてモルフェさん怖い」
「一体どうやって兄さんに座標を教えたの?」
「和澄の記憶を少し見せられてな。あの祐樹との戦闘で校舎に落ちたときの」
「なるほど。あのときとは別物だけど座標は変わらないしね」
「あぁ。だけど俺の転位できる範囲を家からだと超えている。学園の校舎に行かないとな」
学園から近いけど地下までも大分距離あるしな。
「ご飯できたよー」
「早いな。まぁ特にすることもないんだ。温泉に浸かるのも悪くないだろう」
「まぁ不法侵入だけどな。家主の許可をもらってないわけだし」
「イヴ殿はそんなことで怒る人じゃないだろう?」
まぁそれはそうだ。俺達はご飯を食べた後、学園に向かった。
◇◆◇◆◇
「どうしてこうなった・・・」
俺は今温泉に浸かっている。周りにはルナトとヨシュア兄さんにモルフェさん。
そして祐樹とイヴァンにユラン、あと他にも10人くらいいるが名前は知らない。
そうだ、温泉に襲撃組と一緒に浸かっていた。
「ここはすごいな。地下とは思えないぞ」
「其達は温泉というより、湯船に浸かる習慣がなかったから新鮮だな」
二人は感想を述べている。
なんで俺達はみんなで温泉に浸かっているかというと、モルフェさんが原因だ。
「ごめんって和澄。でもいいでしょ?親睦を深めるにはさ。ほら裸の付き合いってあるじゃない?」
「俺はいいですけどね。イヴさんに何か言われたらモルフェさんが弁明してくださいね?」
「あぁわかってるよ」
苦笑いするモルフェさん。
学園に着いて早々、ベロニカ達にどこに行くのか聞かれた。
そこでモルフェさんがここに来ることを話して、ベロニカが良ければ私たちも連れていってほしいといって、モルフェさんが勝手に許可したわけだ。
「カズ公や。悪いな連れてきてもらって」
「いいさ。もうお前達は、今のアメリカに与しないと思ってるしな」
俺のことをカズ公と呼ぶこいつはユラン。ロングヘアだからか、今は頭をタオルで巻いている。
「そう言ってくれるとありがてぇ。みんな楽しそうだしな」
「あぁ。みたいだな。祐樹がイヴァンの背中を流してるのは意外だったけど」
俺は祐樹はそんなことしなさそうだなと思ってたけど違うみたいだ。
「あいつらは一際仲が良いぜ。まぁアメリカでは風呂に一緒に入るなんてないから漫画とかを真似てるんだろうな」
「漫画とは驚いたな。お前達は幼少の頃から戦闘の訓練の毎日だったんじゃないのか?」
ルナトが俺達の方に寄ってきて話しかける。
「これは殿下様。俺っち達はたしかに訓練はしてた。一ヶ月に一度だけ漫画を支給されてたんだ」
まぁ漫画を読んでたのは基本男ばかりだけどなって言う。
「なるほど。しかし一ヶ月に一度何冊が来ていた?」
「一冊だけさ。月刊誌だったな」
「なるほどな。よくそんなんで耐えきったな。俺なら無理だ。ストレス溜まらないのか?」
「前にベロニカもいってたがそれが当たり前だったんだ。何も感じなかったぜ」
「全くお前達の生い立ちには同情を感じる」
ルナトの言うとおりだな。
そんなのが当たり前って、そうなら俺達は恵まれてるのかもな。
「ところでよ。女湯覗きにい・・・」
「「却下」」
俺とルナトはハモった。同時に声をあげたのだ。
馬鹿か。誰がミナの裸なんて見せるか!
「やっぱ二人には恋人がいるしな」
「和澄とミナはまだ付き合ってないけどな」
「なに!?お前等まだ付き合ってないのか!?」
ハイ出ました恒例まだ付き合っていないのか。どうせ奥手だよ俺は!
ヘタレだよ!
「まぁそういうことなら別の奴・・・ゴボォォォボボ」
俺達はユランを押さえ込む。
「馬鹿野郎!溺れる溺れる」
「のぞきに行かないと誓うならやめるが?」
「わかったわかったから・・・ゴボォォォボボ」
本当に溺れそうなのでまぁこのくらいにしておこう。
「ハァハァ。酷い目にあった。お前ら普通に腕力強すぎんだろ!」
「「鍛えてるからな」」
これまた息ぴったし!正直鍛えなくても忌纏があるから戦闘力は変わらないけどな。
でも何があるかわからないし、鍛えておくのはいいことだと思ってる。
「私はのぼせる前に上がるとするよ。先にな」
「あー俺も出る。待てよルナト」
「二人とも、風呂上がりには牛乳って聞いたぜ。あるのかい?」
ユランもついてきて三人で温泉から上がった。
牛乳を要望するとはユラン、結構図々しいな。
「モルフェさん。ヘパイストスさんの住んでる場所ってどこら辺なんですか?」
「知らない。神族は夢の世界に夢が映らないからね」
やっぱりそうか。イヴさんはどうやって知ったのか?
というか今探してたりするのかな?
「とりあえずすることがないなぁ」
「君たちは今日は絶対安静ね。精神崩れかけがまだ治ってないから」
そう、俺とルナト、カナンさんは昨日、お互いのブレードを交換して起動して、なんだかよくわからない感情が流れ込んできて精神が崩れかけた。
昨日は結局寝るまでそれぞれ人に引っ付いてた。
そして三人とも一人で寝るのが怖くて全員リビングで寝たのだ。
ムラサキは俺の家に泊まったけど、ちゃんと用意された部屋で寝たらしい。
気を遣ってくれたのか?
「それにしてもまさかここまでとはな」
「ワタクシとしては嬉しいですわよ。ルナト様にこうして膝枕できるっていうのは」
ソルティアの膝にルナトは頭を乗せて耳かきをしてもらっていた。
「今のお前殿下って言われてもわからないぞ。どこの老後の爺さんだ」
「うるさい!貴様だってミナから引っ付いて離れようとしないじゃないか!それだけ抱きついて恋人出ないってどういうことだ!」
「は、はぇ!?」
ミナが変な声をあげる。正直想いを伝えたい。しかしこの場で伝えるのは何か違った。
「これくらい幼馴染みなら普通だろ?なぁミナ?」
「は、はぇ!?う、うん・・・」
少し照れてなんか残念そうなトーンで言われるとこっちも罪悪感を感じる。
くぅ!ここは男の甲斐性を見せたい!
「はぁ~。二人ともだらしないのはたしかでしょう?」
「むしろカナンさんは復帰が早いですね」
「カナンは天使!神の使いだか・・・」
「はいはい」
ヨシュア兄さん耳を引っ張られてる。
これは結婚したら絶対尻に敷かれるな。
「君もまだ精神が不安定だよ。今日は家に居てくれよ」
あ、気丈に振る舞っているだけか。
ここは年上の威厳をみせたってやつ?
「あーもう、朝からうるさいわねぇ。昨日は夜遅くまでドラマみてたから眠いのよ」
メアリーさんが起きてくる。
昨日は結構早く部屋に戻っていったと思ったらドラマを見ていたのか。
俺達はそれぞれ謝った。
「いや謝って欲しかったわけじゃないわ。あーそうね朝ご飯の支度をしましょう」
そういって台所に向かうメアリーさん。
「わたしもお母さんの手伝いするね。ちょっと離れるよ」
「あっ・・・」
温もりがなくなっても今はもう平気だけど、ちょっと残念。
「見るからに残念そうな顔をする」
「さっさと付き合ってしまいなさいの」
相も変わらず二人は俺をからかってくる。
俺だってそうしたいさ!
あ、ムラサキが起きてきた。意外と朝は苦手なのか?
いや、まだ7時だ。修行の習慣で俺達の目覚めが早いだけか。
「セバス~。着替えはどこだい?」
「おはよう、ムラサキ。セバスさんって人はいないぞー」
俺にそう言われて、ムラサキ目を擦って俺を見る。
あ、顔が赤くなってる。執事くらいいるだろう。
しかし執事?の名前がセバスって、漫画かアニメかよ。
「お、おはよう和澄。それにみんなも」
「ムラサキよ。とりあえず着替えてきたらどうだ?」
「そうするよルナト。みんなにも恥ずかしいところをみせた」
ムラサキは洗面所にとぼとぼ歩いていった。
「ムラサキは朝は弱いんだな。それでどうするか今日」
「やることがないというのも考え物だな」
「たまには家でのんびりすればいいんじゃないですの?」
たしかに最近問題が多かったしな。たまにはこういう日があってもいいだろう。
「そうだ。イヴの家に行って温泉に浸かろう」
「モルフェさん。それはイヴさんがいないと・・・」
「いいのいいの。ヨシュア転位できるよね?」
「できますけど、俺イヴさんの家行ったことないですよ?」
転位は自分が座標がわからないところには行けないって聞いた。
兄さんは一度も行ったことがないから、座標がわからないだろう。
「問題ないよ。僕が座標を教えてあげる」
「え・・・どういう・・・?」
兄さんが気絶した。そしてモルフェさんも消えていた。
「無理矢理夢に連れ込んで、強制的に座標を教えてるんだろうな」
「まるでかなり昔の映画の化け物だな」
名前は忘れたけど、昔のオンラインのサバイバルホラーゲームにもゲスト参戦してたな。
携帯はもうほとんどの国で使われてないけど、ゲーム機はかなり進歩してるしな。
21世紀初期に流行ったとかいうVRMMOってのは、結局空想の技術で終わってしまったみたいだけど。
「ふぅ。じゃあ座標を教えたし行こうか」
「モルフェさん。妖怪みたいなことを・・・」
「ん?なんか言った和澄?」
「いやなんでもないです」
モルフェさん笑顔で睨み付けてこないで。怖いですよ?
「夢の世界、すごかった。そしてモルフェさん怖い」
「一体どうやって兄さんに座標を教えたの?」
「和澄の記憶を少し見せられてな。あの祐樹との戦闘で校舎に落ちたときの」
「なるほど。あのときとは別物だけど座標は変わらないしね」
「あぁ。だけど俺の転位できる範囲を家からだと超えている。学園の校舎に行かないとな」
学園から近いけど地下までも大分距離あるしな。
「ご飯できたよー」
「早いな。まぁ特にすることもないんだ。温泉に浸かるのも悪くないだろう」
「まぁ不法侵入だけどな。家主の許可をもらってないわけだし」
「イヴ殿はそんなことで怒る人じゃないだろう?」
まぁそれはそうだ。俺達はご飯を食べた後、学園に向かった。
◇◆◇◆◇
「どうしてこうなった・・・」
俺は今温泉に浸かっている。周りにはルナトとヨシュア兄さんにモルフェさん。
そして祐樹とイヴァンにユラン、あと他にも10人くらいいるが名前は知らない。
そうだ、温泉に襲撃組と一緒に浸かっていた。
「ここはすごいな。地下とは思えないぞ」
「其達は温泉というより、湯船に浸かる習慣がなかったから新鮮だな」
二人は感想を述べている。
なんで俺達はみんなで温泉に浸かっているかというと、モルフェさんが原因だ。
「ごめんって和澄。でもいいでしょ?親睦を深めるにはさ。ほら裸の付き合いってあるじゃない?」
「俺はいいですけどね。イヴさんに何か言われたらモルフェさんが弁明してくださいね?」
「あぁわかってるよ」
苦笑いするモルフェさん。
学園に着いて早々、ベロニカ達にどこに行くのか聞かれた。
そこでモルフェさんがここに来ることを話して、ベロニカが良ければ私たちも連れていってほしいといって、モルフェさんが勝手に許可したわけだ。
「カズ公や。悪いな連れてきてもらって」
「いいさ。もうお前達は、今のアメリカに与しないと思ってるしな」
俺のことをカズ公と呼ぶこいつはユラン。ロングヘアだからか、今は頭をタオルで巻いている。
「そう言ってくれるとありがてぇ。みんな楽しそうだしな」
「あぁ。みたいだな。祐樹がイヴァンの背中を流してるのは意外だったけど」
俺は祐樹はそんなことしなさそうだなと思ってたけど違うみたいだ。
「あいつらは一際仲が良いぜ。まぁアメリカでは風呂に一緒に入るなんてないから漫画とかを真似てるんだろうな」
「漫画とは驚いたな。お前達は幼少の頃から戦闘の訓練の毎日だったんじゃないのか?」
ルナトが俺達の方に寄ってきて話しかける。
「これは殿下様。俺っち達はたしかに訓練はしてた。一ヶ月に一度だけ漫画を支給されてたんだ」
まぁ漫画を読んでたのは基本男ばかりだけどなって言う。
「なるほど。しかし一ヶ月に一度何冊が来ていた?」
「一冊だけさ。月刊誌だったな」
「なるほどな。よくそんなんで耐えきったな。俺なら無理だ。ストレス溜まらないのか?」
「前にベロニカもいってたがそれが当たり前だったんだ。何も感じなかったぜ」
「全くお前達の生い立ちには同情を感じる」
ルナトの言うとおりだな。
そんなのが当たり前って、そうなら俺達は恵まれてるのかもな。
「ところでよ。女湯覗きにい・・・」
「「却下」」
俺とルナトはハモった。同時に声をあげたのだ。
馬鹿か。誰がミナの裸なんて見せるか!
「やっぱ二人には恋人がいるしな」
「和澄とミナはまだ付き合ってないけどな」
「なに!?お前等まだ付き合ってないのか!?」
ハイ出ました恒例まだ付き合っていないのか。どうせ奥手だよ俺は!
ヘタレだよ!
「まぁそういうことなら別の奴・・・ゴボォォォボボ」
俺達はユランを押さえ込む。
「馬鹿野郎!溺れる溺れる」
「のぞきに行かないと誓うならやめるが?」
「わかったわかったから・・・ゴボォォォボボ」
本当に溺れそうなのでまぁこのくらいにしておこう。
「ハァハァ。酷い目にあった。お前ら普通に腕力強すぎんだろ!」
「「鍛えてるからな」」
これまた息ぴったし!正直鍛えなくても忌纏があるから戦闘力は変わらないけどな。
でも何があるかわからないし、鍛えておくのはいいことだと思ってる。
「私はのぼせる前に上がるとするよ。先にな」
「あー俺も出る。待てよルナト」
「二人とも、風呂上がりには牛乳って聞いたぜ。あるのかい?」
ユランもついてきて三人で温泉から上がった。
牛乳を要望するとはユラン、結構図々しいな。
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