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ゆめ2
三
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奥村さんの指導はどんなものだろうか。訊くと、引き続き協力するとの約束がなければ教えられないと言われた。
「期間は?」
わたしが質問をすると、先生は奥村さんに解答を求めた。
「指導できない週もあるので45日いただければ、耐えられるレベルになるかと」
どちらにしてもさっき受けた辱めに比べれば、どうということはないだろう。
「わかりました。指導を受けます」
「君なら引き受けてくれると思っていた。期待してるよ」
先生が嬉しそうに笑いかけてくれた。
「では、奥村君、頼んだよ」
「任せてください。早速今夜から取りかかります」
「今夜からですか?」
先生は「時間がないからね」とだけいうと、立ち上がった。どうやら、用件が済んだらしく部屋から出て行ってしまった。
奥村さんと二人きりになった。さっきのことがあるから、気まずい。
「俺の家とお前の家、どっちにする?」
質問の意味がわからなかった。
「お前の家のベッドのサイズは?」
「シングルですがそれが何か?」
「じゃあ、俺の家に決まりな」
奥村さんが立ち上がり、わたしの腕を引き上げた。
「俺から指導を受けるのを、了承したんだろ?」
頷いた。
「まあ、俺は、教授に言われたとおりにするだけだから、恨むなよ」
結局まだ、どんな指導を受けるのか聞かされていない。不安になる。
奥村さんの家は、大学近くのマンションだった。
一人暮らしにしては広い。
よく考えると、年齢も知らない。
先生に言われたから、仕方なくついてきた。指導の内容は、まだ知らされていない。
まず、コンビニで買った弁当を食べた。胃にもたれた。
「腹ごしらえもすんだから、ひとまず、今日の分を始めるか」
「どんな内容ですか」
「口では説明しづらいものがあるからな」
ますます不安になる。
「着替えを貸すから、シャワーを浴びてこい」
「いやです」
奥村さんが口元に嫌な笑みを浮かべる。
「俺はべつにいいけど?」
「帰りたいので、早く指導してください」
「帰れないなあ。明日、着替えを取りに行かせるが、しばらくお前はここで暮らすことになった」
「どういうことですか」
「どうもこうもそういこうとだ」
「期間は?」
わたしが質問をすると、先生は奥村さんに解答を求めた。
「指導できない週もあるので45日いただければ、耐えられるレベルになるかと」
どちらにしてもさっき受けた辱めに比べれば、どうということはないだろう。
「わかりました。指導を受けます」
「君なら引き受けてくれると思っていた。期待してるよ」
先生が嬉しそうに笑いかけてくれた。
「では、奥村君、頼んだよ」
「任せてください。早速今夜から取りかかります」
「今夜からですか?」
先生は「時間がないからね」とだけいうと、立ち上がった。どうやら、用件が済んだらしく部屋から出て行ってしまった。
奥村さんと二人きりになった。さっきのことがあるから、気まずい。
「俺の家とお前の家、どっちにする?」
質問の意味がわからなかった。
「お前の家のベッドのサイズは?」
「シングルですがそれが何か?」
「じゃあ、俺の家に決まりな」
奥村さんが立ち上がり、わたしの腕を引き上げた。
「俺から指導を受けるのを、了承したんだろ?」
頷いた。
「まあ、俺は、教授に言われたとおりにするだけだから、恨むなよ」
結局まだ、どんな指導を受けるのか聞かされていない。不安になる。
奥村さんの家は、大学近くのマンションだった。
一人暮らしにしては広い。
よく考えると、年齢も知らない。
先生に言われたから、仕方なくついてきた。指導の内容は、まだ知らされていない。
まず、コンビニで買った弁当を食べた。胃にもたれた。
「腹ごしらえもすんだから、ひとまず、今日の分を始めるか」
「どんな内容ですか」
「口では説明しづらいものがあるからな」
ますます不安になる。
「着替えを貸すから、シャワーを浴びてこい」
「いやです」
奥村さんが口元に嫌な笑みを浮かべる。
「俺はべつにいいけど?」
「帰りたいので、早く指導してください」
「帰れないなあ。明日、着替えを取りに行かせるが、しばらくお前はここで暮らすことになった」
「どういうことですか」
「どうもこうもそういこうとだ」
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