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〈五〉昔話に教訓はつきもの
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「わぁ、お馬さんだ。楽しそう……いいなあ」
おスズちゃんが目をきらきらと輝かせています。その清純な視線の先では、豊乳の美少女と枯れたじいさんの、むさぼるような騎乗位セックスの光景が繰り広げられていたのでした。
挿入した直後は、めりめりと膣内を押し広げてくる熱棒の感触に「きついきつい、むりむりむり」と目尻に涙を浮かべていたツバメちゃんでした。
しかし、じいさんの執拗なおっぱいマッサージと淫核いじりに蕩かされた彼女は、先だってのオナニーですでにナカがたっぷり潤っていたのも幸いし、割合すぐになじんでしまいました。
そして感じ始めてしまうと、後は性の広野を一気にまっすぐ力強く、全速力で疾走し始めたのです。
ばちゅんっ、ばちゅんっ、という卑猥な交接音の聴覚刺激、上下運動するたびにぶるんぶるん揺れる巨乳の視覚刺激、膣内は言うに及ばず、鼠径部や太もも付け根、腰回りにまで甘く響きわたる触覚刺激、彼女の体中から発散される芳香しいメスの匂いを鼻腔いっぱい取り込む嗅覚刺激と、様々な性刺激が波のように襲いかかってきて、じいさんは目くるめくようでした。残るは味覚刺激だけです。
(これは……さらに口を責められたら、ワシはもう降参じゃな……)
と思っていましたら――
「ねえ、ツバメちゃん、私もお馬さん按摩やってみたいな」
「ダメだよ……おスズ、今は私が、んっ、んゃぁん、やって……ヤッてるんだから……ぁぁんっ」
「いいなあ……ちゅっ」
おスズちゃんがツバメちゃんに接吻しました。口吸いほどのいやらしさはありませんが、二人の美少女の口愛シーンです。なかなか眼福な光景でした。
「そうだ。おスズ、そっちに跨がればいいよ。そういうの見たことある」
そっち? どっちじゃ? じいさんがいぶかしんでいますと、こちらを見つめる少女二人の視線とかち合ってしまいました。
(え? そっちって、こっちのこと? ……ワシの口?)
「えー、そういうことして……いいのかな……」
「大丈夫、これもまっさあじの一環だから。そうだよね、おじいさんっ?」
くいくいっと腰を振り、きゅきゅっと膣を締めながらツバメちゃんに要求されると、じいさんはうなずくしかありませんでした。
「しょうがないのう……、今夜は特別じゃぞ……」
「やったっ」
おスズちゃんは嬉しそうに、けれどやっぱりちょっぴり恥ずかしそうに、じいさんの顔に近付いてきました。
「おじいさん、さっきは素敵な按摩を、ありがとうございます。ちゅっ」
処女を喪失したてのおスズちゃんに、ぎこちないけれど純真なキスをされて、じいさんの興奮度がさらに高まりました。
「ちょっ、まだ大っきくなるのぉ……!?」
肉棒の急激な膨張に、ツバメちゃんが動けなくなってしまいました。騎乗の動きが止まったのをこれ幸いと、おスズちゃんがじいさんの顔に股駆ります。顔は上気して真っ赤なのですが、顔面騎乗の興味のほうが勝っているようでした。
「おじゃま……します」
美少女のおまんこが口をふさぎました。とろとろの愛蜜が口腔内に流れ込んできます。むせるような甘酸っぱ塩っぱな栗花の匂いと、ほのかな鉄味の味覚刺激に、じいさんの頭が白く飛んでいきました。
白く飛び、光が跳ね、何かがぱちんと弾け――つまるところ、じいさんのリミッターが解除されたのでした。
じいさんの腰が猛烈に突き上げられます。いきなり子宮口を強烈に串刺しされて、ツバメちゃんがトんでいきます。
「ひゃっ!? んぁっ! んぁ!! んやっ、んあぁぁぁっ!!!!」
糸が切れた凧のように、ツバメちゃんが、じいさんの上でぱっかぱっかと跳ねとびます。衝撃が脳天まで貫いてきて、激しい性感に体が痙攣しかけますが、その快楽をさらに上書きする硬肉棒の連続ピストンに、何度も何度も絶唱させられるのです。休むひまがありません。
イキ狂うようにイキまくるツバメちゃんを目を見開いて眺めていたおスズちゃんも、自分の股間で舌技の絶技が始まると、
「や……、やらぁっ、舌が……舌が、にゅるにゅるって、奥……おくぅ……」
背を大きく反らして盛大に感じだしました。
ひくひくと下腹部を震わせて、肢体が淫れ、おスズちゃんも体勢の維持が難しくなってきたようです。
一度、二人同時に強く感じてしまって、同時にバランスを崩す瞬間がありました。お互いの手や腕が宙に泳ぎますが、向かい合った二人の手が結ばれることで、万事解決します。
お互い手を絡ませ合い、股間から襲いくる快感に耐えしのぎ合い、お互いの口を求め合い、ときどき今さっき覚えたばかりの、おっぱいマッサージをお互いの胸で試し合います。
「すごい、すごいね。ツバメちゃんのおっぱい、すごいたっぷりで、すごいよ」
と、おスズちゃんが驚きっぱなしなら、
「な、なんでこんな……おスズのおっぱい、触るだけで手が気持ちいいの……」
と、ツバメちゃんは唖然としていました。
終わりが近付いてきました。じいさんの陥落のときです。歓楽の限りを尽くした夜の営みも、そろそろ終わりのお時間でした。
「ふ、ふがっ、二人とも、行くぞいっ」
じいさんは息も絶え絶えにクンニしながら、器用に言葉を発します。
「は、はい……」
「い、いいよ……」
おスズちゃんとツバメちゃんも、最後に向かって駆け上がります。
三人で一緒に――
年甲斐もなく無理しっぱなしの、じいさんの老心臓はもうはち切れんばかりでしたが、これを最後とツバメちゃんの膣奥を肉棒で思いっきり突き上げ、口では舌を固くしておスズちゃんの淫核を強くこすって跳ね上げました。
おスズちゃんとツバメちゃんは口交接で唾液を交換し合い、だらだら垂らし合い、お互いの乳房を乳繰り合いながら、絶頂の波に呑まれていきました。
じいさんの射出口から、大量の精液が噴出します。
ツバメちゃんは子宮口を直射されて、奥に当てられ、再びトンでしまいました。のちに、このときの体験をおスズちゃんと語り合ったとき、「気付いたら屋根の上にいて、まっくらな村を見渡してたんだよね。向こうの山の中腹あたりに、ぽっぽって狐火が見えてさ、あれ、何だったんだろ……」と言ったとか言わなかったとか。
おスズちゃんは、クリトリスを淫擦過されて、盛大にお潮を吹いてしまいました。そしてこれが原因で、じいさんが窒息しかけることになったのです。
実際この後の数分間、二人の美少女が、枯れ果てたじいさんの体の上で快楽の余韻に悶え、甘美に酔いしれている間、じいさんの意識はありませんでした。
このときじいさんの魂は、屋根はおろか、空を飛び、尾根を越え、成層圏に至り、遠い向こうの大陸の、異国の街の煌々と輝く夜景を、まるであの世に向かっているような気分で見ていた――ような気がしたのですが、それは失神時に見た、ただの夢幻だったのかもしれません。
こうして「花咲かの翁」の花咲かせ行為は、無事終了の運びとなりました。まさかの美少女二人の同時開花作業に勤しむことになるなど、そして初花開いたばかりの美少女たちに精を吸いつくされてしまうなど、誰が予想し得たでしょうか?
じいさんが腹上死ならぬ股下死の寸前まで追い込まれて瀕死の状態になったのは、「あわよくば美処女を味見してやろう」という、じいさんの過ぎた肉欲が引き起こしたことなのでした。なので、この夜の出来事は、じいさんの自業自得と言ってもいいかもしれません。
◇ ◇ ◇
―― エピローグ ――
この話の後のことですが、もう少しだけつけくわえますと――
翌朝じいさんは、性も根も尽きはててふらふらしつつも、村長さんから幾ばくかの謝礼を受け取って、帰宅の途につきました。
体は鉛のように重く、ひどい倦怠感と、歳のわりには光の速度でおとずれた筋肉痛に難儀しながら、それでも美処女二人とヤれたことへの満足感と達成感で充足もしつつ、賢者の振る舞いで厳かに、元のボロ家に帰宅しました。
帰宅すれども、愛しのばあさんは今、実家に帰っております。家には誰もいません。すき間だらけのあばら家には寒風がひょろひょろと吹きぬけるだけです。
そして古びてガタつき、あちこち凹み、欠けも腐食も目立つ粗末なちゃぶ台の上に置いてあったのは、じいさんが留守の間に、ばあさんが叩きつけていった三くだり半でした。
それから後も、数カ月に渡ってじいさんとばあさんの痴情のもつれ――もとい離婚するしないの慰謝料どうするの案件は紛糾し、喧々囂々、阿鼻叫喚の様相を呈しました。
けれどなんと! まさかまさかの紆余曲折のすえに、二人はよりを戻し、戻ったとたんに布団にイン、さらに熟練度を深めたじいさんの性の手わざ棒わざに、ばあさんはあられもない艶声をあげさせられて以下一万字略……したのは、このお話とはあまり関係ないことでございますので、多くは語りますまい。
そしてさらに十月十日と少し後、かわいい赤子をそれぞれの腕に抱えた美少女二人が訪ねてきて、「おじいさん、あなたの子よ?」との状況に陥ったときの、じいさんの顔面蒼白、ばあさんの顔は烈火のごとく。再び叩きつけられる、今度は血文字の三くだり半――がその後どうなったかは、こちらも多くは語らないことにいたしましょう。
春は出会いと別れの季節と申します。
万物すべては流転して、その大きな流れのなかで人は出会い、そして別れていくのでしょう。それぞれの人生の先で何が待ち受けているかは、まさに人それぞれと言えます。
花咲かの翁は、春に二つの美花と僥倖のめぐりあいをしましたが、さて別れ話の方はどう転んだのでしょうか。
どっとはらい。
(おしまい)
おスズちゃんが目をきらきらと輝かせています。その清純な視線の先では、豊乳の美少女と枯れたじいさんの、むさぼるような騎乗位セックスの光景が繰り広げられていたのでした。
挿入した直後は、めりめりと膣内を押し広げてくる熱棒の感触に「きついきつい、むりむりむり」と目尻に涙を浮かべていたツバメちゃんでした。
しかし、じいさんの執拗なおっぱいマッサージと淫核いじりに蕩かされた彼女は、先だってのオナニーですでにナカがたっぷり潤っていたのも幸いし、割合すぐになじんでしまいました。
そして感じ始めてしまうと、後は性の広野を一気にまっすぐ力強く、全速力で疾走し始めたのです。
ばちゅんっ、ばちゅんっ、という卑猥な交接音の聴覚刺激、上下運動するたびにぶるんぶるん揺れる巨乳の視覚刺激、膣内は言うに及ばず、鼠径部や太もも付け根、腰回りにまで甘く響きわたる触覚刺激、彼女の体中から発散される芳香しいメスの匂いを鼻腔いっぱい取り込む嗅覚刺激と、様々な性刺激が波のように襲いかかってきて、じいさんは目くるめくようでした。残るは味覚刺激だけです。
(これは……さらに口を責められたら、ワシはもう降参じゃな……)
と思っていましたら――
「ねえ、ツバメちゃん、私もお馬さん按摩やってみたいな」
「ダメだよ……おスズ、今は私が、んっ、んゃぁん、やって……ヤッてるんだから……ぁぁんっ」
「いいなあ……ちゅっ」
おスズちゃんがツバメちゃんに接吻しました。口吸いほどのいやらしさはありませんが、二人の美少女の口愛シーンです。なかなか眼福な光景でした。
「そうだ。おスズ、そっちに跨がればいいよ。そういうの見たことある」
そっち? どっちじゃ? じいさんがいぶかしんでいますと、こちらを見つめる少女二人の視線とかち合ってしまいました。
(え? そっちって、こっちのこと? ……ワシの口?)
「えー、そういうことして……いいのかな……」
「大丈夫、これもまっさあじの一環だから。そうだよね、おじいさんっ?」
くいくいっと腰を振り、きゅきゅっと膣を締めながらツバメちゃんに要求されると、じいさんはうなずくしかありませんでした。
「しょうがないのう……、今夜は特別じゃぞ……」
「やったっ」
おスズちゃんは嬉しそうに、けれどやっぱりちょっぴり恥ずかしそうに、じいさんの顔に近付いてきました。
「おじいさん、さっきは素敵な按摩を、ありがとうございます。ちゅっ」
処女を喪失したてのおスズちゃんに、ぎこちないけれど純真なキスをされて、じいさんの興奮度がさらに高まりました。
「ちょっ、まだ大っきくなるのぉ……!?」
肉棒の急激な膨張に、ツバメちゃんが動けなくなってしまいました。騎乗の動きが止まったのをこれ幸いと、おスズちゃんがじいさんの顔に股駆ります。顔は上気して真っ赤なのですが、顔面騎乗の興味のほうが勝っているようでした。
「おじゃま……します」
美少女のおまんこが口をふさぎました。とろとろの愛蜜が口腔内に流れ込んできます。むせるような甘酸っぱ塩っぱな栗花の匂いと、ほのかな鉄味の味覚刺激に、じいさんの頭が白く飛んでいきました。
白く飛び、光が跳ね、何かがぱちんと弾け――つまるところ、じいさんのリミッターが解除されたのでした。
じいさんの腰が猛烈に突き上げられます。いきなり子宮口を強烈に串刺しされて、ツバメちゃんがトんでいきます。
「ひゃっ!? んぁっ! んぁ!! んやっ、んあぁぁぁっ!!!!」
糸が切れた凧のように、ツバメちゃんが、じいさんの上でぱっかぱっかと跳ねとびます。衝撃が脳天まで貫いてきて、激しい性感に体が痙攣しかけますが、その快楽をさらに上書きする硬肉棒の連続ピストンに、何度も何度も絶唱させられるのです。休むひまがありません。
イキ狂うようにイキまくるツバメちゃんを目を見開いて眺めていたおスズちゃんも、自分の股間で舌技の絶技が始まると、
「や……、やらぁっ、舌が……舌が、にゅるにゅるって、奥……おくぅ……」
背を大きく反らして盛大に感じだしました。
ひくひくと下腹部を震わせて、肢体が淫れ、おスズちゃんも体勢の維持が難しくなってきたようです。
一度、二人同時に強く感じてしまって、同時にバランスを崩す瞬間がありました。お互いの手や腕が宙に泳ぎますが、向かい合った二人の手が結ばれることで、万事解決します。
お互い手を絡ませ合い、股間から襲いくる快感に耐えしのぎ合い、お互いの口を求め合い、ときどき今さっき覚えたばかりの、おっぱいマッサージをお互いの胸で試し合います。
「すごい、すごいね。ツバメちゃんのおっぱい、すごいたっぷりで、すごいよ」
と、おスズちゃんが驚きっぱなしなら、
「な、なんでこんな……おスズのおっぱい、触るだけで手が気持ちいいの……」
と、ツバメちゃんは唖然としていました。
終わりが近付いてきました。じいさんの陥落のときです。歓楽の限りを尽くした夜の営みも、そろそろ終わりのお時間でした。
「ふ、ふがっ、二人とも、行くぞいっ」
じいさんは息も絶え絶えにクンニしながら、器用に言葉を発します。
「は、はい……」
「い、いいよ……」
おスズちゃんとツバメちゃんも、最後に向かって駆け上がります。
三人で一緒に――
年甲斐もなく無理しっぱなしの、じいさんの老心臓はもうはち切れんばかりでしたが、これを最後とツバメちゃんの膣奥を肉棒で思いっきり突き上げ、口では舌を固くしておスズちゃんの淫核を強くこすって跳ね上げました。
おスズちゃんとツバメちゃんは口交接で唾液を交換し合い、だらだら垂らし合い、お互いの乳房を乳繰り合いながら、絶頂の波に呑まれていきました。
じいさんの射出口から、大量の精液が噴出します。
ツバメちゃんは子宮口を直射されて、奥に当てられ、再びトンでしまいました。のちに、このときの体験をおスズちゃんと語り合ったとき、「気付いたら屋根の上にいて、まっくらな村を見渡してたんだよね。向こうの山の中腹あたりに、ぽっぽって狐火が見えてさ、あれ、何だったんだろ……」と言ったとか言わなかったとか。
おスズちゃんは、クリトリスを淫擦過されて、盛大にお潮を吹いてしまいました。そしてこれが原因で、じいさんが窒息しかけることになったのです。
実際この後の数分間、二人の美少女が、枯れ果てたじいさんの体の上で快楽の余韻に悶え、甘美に酔いしれている間、じいさんの意識はありませんでした。
このときじいさんの魂は、屋根はおろか、空を飛び、尾根を越え、成層圏に至り、遠い向こうの大陸の、異国の街の煌々と輝く夜景を、まるであの世に向かっているような気分で見ていた――ような気がしたのですが、それは失神時に見た、ただの夢幻だったのかもしれません。
こうして「花咲かの翁」の花咲かせ行為は、無事終了の運びとなりました。まさかの美少女二人の同時開花作業に勤しむことになるなど、そして初花開いたばかりの美少女たちに精を吸いつくされてしまうなど、誰が予想し得たでしょうか?
じいさんが腹上死ならぬ股下死の寸前まで追い込まれて瀕死の状態になったのは、「あわよくば美処女を味見してやろう」という、じいさんの過ぎた肉欲が引き起こしたことなのでした。なので、この夜の出来事は、じいさんの自業自得と言ってもいいかもしれません。
◇ ◇ ◇
―― エピローグ ――
この話の後のことですが、もう少しだけつけくわえますと――
翌朝じいさんは、性も根も尽きはててふらふらしつつも、村長さんから幾ばくかの謝礼を受け取って、帰宅の途につきました。
体は鉛のように重く、ひどい倦怠感と、歳のわりには光の速度でおとずれた筋肉痛に難儀しながら、それでも美処女二人とヤれたことへの満足感と達成感で充足もしつつ、賢者の振る舞いで厳かに、元のボロ家に帰宅しました。
帰宅すれども、愛しのばあさんは今、実家に帰っております。家には誰もいません。すき間だらけのあばら家には寒風がひょろひょろと吹きぬけるだけです。
そして古びてガタつき、あちこち凹み、欠けも腐食も目立つ粗末なちゃぶ台の上に置いてあったのは、じいさんが留守の間に、ばあさんが叩きつけていった三くだり半でした。
それから後も、数カ月に渡ってじいさんとばあさんの痴情のもつれ――もとい離婚するしないの慰謝料どうするの案件は紛糾し、喧々囂々、阿鼻叫喚の様相を呈しました。
けれどなんと! まさかまさかの紆余曲折のすえに、二人はよりを戻し、戻ったとたんに布団にイン、さらに熟練度を深めたじいさんの性の手わざ棒わざに、ばあさんはあられもない艶声をあげさせられて以下一万字略……したのは、このお話とはあまり関係ないことでございますので、多くは語りますまい。
そしてさらに十月十日と少し後、かわいい赤子をそれぞれの腕に抱えた美少女二人が訪ねてきて、「おじいさん、あなたの子よ?」との状況に陥ったときの、じいさんの顔面蒼白、ばあさんの顔は烈火のごとく。再び叩きつけられる、今度は血文字の三くだり半――がその後どうなったかは、こちらも多くは語らないことにいたしましょう。
春は出会いと別れの季節と申します。
万物すべては流転して、その大きな流れのなかで人は出会い、そして別れていくのでしょう。それぞれの人生の先で何が待ち受けているかは、まさに人それぞれと言えます。
花咲かの翁は、春に二つの美花と僥倖のめぐりあいをしましたが、さて別れ話の方はどう転んだのでしょうか。
どっとはらい。
(おしまい)
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