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〈三〉桜色に染まりゆく部屋
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「実はの……この按摩には続きがあるんじゃが」
「続きっ……ですか!?」
じいさんの言葉に、おスズちゃんが食いついてきました。
その勢いにじいさんは内心ほくそ笑みます。もう「流れ」が出来上がったな、と判断してもよいでしょう。
「次はの――前をするんじゃ」
「前……ですか? …………あっ」
じいさんは、おスズちゃんの帯を全部解いてしまいました。
「ほれ、このまま仰向けにおなり……」
優しい手つきで、おスズちゃんの肢体を転がします。
枕元の行灯に妖しく照らされて、上半身を裸にさらして布団に横たわるおスズちゃんの姿が、じいさんの目に飛び込んできました。
おスズちゃんの乳房はぷるんとし、ひかえめながらも見事な形をつくっています。先端の乳首がすでにぷっくりと固く膨らんでいました。
(ふむ、これはうつ伏せのときに無意識に布団で擦っておったな……。なかなかにいやらしい子じゃて)
「そうじゃな……、もう、この腰のところもとってしまおうかの」
おスズちゃんの腰回りを申し訳程度に隠していた着物に、悪徳じいさんはこともなげに手をかけました。いやらしい手つきで取り払おうとしますが――
「そ、それは……!」
「大丈夫じゃよ、着物が汚れたらいかんからの」
という定番の理由付けをたくみに駆使し、じいさんはおスズちゃんの着ているものを結局全部剥ぎ取ってしまいました。
おスズちゃんは裸に剥かれて恥ずかしがり、身をよじります。よじるたびにおっぱいが震え、乳首が踊り、悩ましげに腰がくびれ、足がくの字にくねり、あふれる性のたまらなさを全身で、体いっぱいに発散するのでした。
匂い立つおスズちゃんの色香を嗅いで、じいさんの股間がずくんっ、ずくんっと疼きます。
(まずいの……まだ蕾でこれじゃからの。これを花開かせたら、いったいどうなるんじゃろな……)
じいさんは情欲にまみれつつも、手慣れた手付きでおスズちゃんの体に白い粉をさらさらとかけていきました。
白い粉は――ここではっきり暴露してしまえば、媚薬の効能もあったのです。肌からの浸透にはやや時間がかかりますので、おスズちゃんの感度はじわじわと、ゆっくり上がっていきます。
けれど直接経口摂取してしまったツバメちゃんは、ダイレクトに性感が高まり、相当昂ぶっているはずです。なのに自制心ひとつで人前での自慰欲を抑えているのは、この粉の薬効をよく知っているじいさんですら感服するほどでした。
一応、話の流れでじいさんも粉を舐めてますが、割と慣れているので、こっちはいつも通りです。
(お毛々もささやかで、愛らしいのう……)
おスズちゃんの太ももをいやらしく撫でながら、彼女の股間を鑑賞します。陰唇もまだ未使用の様子で、きれいなスジがすーっと通っていました。
(なんじゃったかの……? この一本スジを、異国の言葉で確か――『絡め取る』みたいな言葉があったのう。キャメル・トーじゃったか……? はてさて、これからこのスジはいくつの男根を絡め取っていくのかのう……)
じいさんは、おスズちゃんの乳房や股間を避け、おなかや脇、腰、太もも、肩や腕をじっくりとマッサージしていきました。上胸のふくらみ、下乳の線のギリギリまで責めて、期待させてまた戻り、太ももの内側、薄筋のこりこりを弄んで、ついに股間に迫る――と見せかけて、また大きく太ももを按摩し、ということを何度も繰り返しました。
そうこうしているうちに、とうとうおスズちゃんが我慢できなくなってしまいました。乳首をさっきよりもさらに尖らせ、乱れ始めた脚をさらに開き、ついには片足を使って、じいさんの腰や足にまとわりつかせ、おねだりし始めました。
「あの……おじいさん……、もう少し、もう少しだけ、いいところを、もっといいところを、お願いできませぬか?」
「いいところ? はて何処かのう……? ワシはもう耄碌気味じゃから、ちゃんと言ってくれないとわからんよ」
「うぅぅ……」
おスズちゃんはこの期に及んでまだ羞恥で迷っていましたが、うるんだ瞳を大きく見開いて、
「お、お胸と、お股を……按摩して……ください……」
「なるほどのう。その辺りがよいのか。ふむふむ」
じいさんはすっとぼけながら、おスズちゃんの横に座ったままグッと両手を伸ばし、乳房と陰部を同時に責めていきました。
片手内におさまる品のある胸は、天鵞絨に似た極上の肌ざわりでした。先端でぷっくりと主張する小ぶりなさくらんぼ乳首は、くにくにといじられて喜色に染まり、さらに勃ち上がります。膨張し、勃起し、ほとんど球になって、ぽとりと落ちるのではないかと思われるほどの、いやらしい膨らみっぷりでした。
また、おスズちゃんの下の秘唇は、指でちょっとめくるだけで、なかからじゅぷじゅぷと愛蜜を垂れ流し始めました。じいさんの指はまたたく間にとろみのある粘液にまみれ、それを使ってたっぷりと淫核にもまぶし、クリクリと転がしますと――
「はっ……、あぁ……、あぁぁっ、ひぁ……、んゃぁ……」
とうとうおスズちゃんの喘ぎ声が上がってしまいました。そうすると部屋の中の淫圧がもう一段階上がります。タガがひとつ外され、エロいことをしてもお咎めなし、という雰囲気がさらに色濃くなっていきます。
それはじいさんの真向かいに座っているツバメちゃんにも同じことが言えました。もう彼女は、「このスケベじじいっ、なんて破廉恥なっ」なんてことは言いません。彼女も桜色の淫空気に呑み込まれつつありました。
ツバメちゃんの手が、自分の秘所にのびていきます。着物のすき間から指を差し入れ、さっきからもう、うずいてうずいてどうしようもない自らのおまんこを慰めにかかったのでした。
「ん……っ、ひぁ……、やらぁ……ひゃんっ」
「あん……あっ、……やぁっ、やぁん……っ」
庵の中で二人の美少女の淫らな声が響き始めました。
おスズちゃんは細く、か細く、聞く者の心臓をきゅっと細い糸で縛って切なくさせる、春にひょっこり小さな芽が萌えいづるような、そんな萌えな声でした。
対するツバメちゃんの声は、さっきまでのきつめのお硬い雰囲気はどこへやら、聞く者の耳を蕩かす糖度を多分に含んだ、しっとりとした艶声になっていたのです。
二人のアンアン声を聞きながら、じいさんの指はどんどん興が乗っていきました。おスズちゃんの乳房を揉みしだき、乳輪周囲でくるくる指まわし、乳首を弾いて、女弦の性音をあえかに儚く響かせました。
淫唇を何度もいじり、ちゅぷちゅぷ浅く出し入れし、膣口の様子を探ります。かと思うと淫核をたっぷりと濡らし責め、おスズちゃんをビクビクと悶えさせるのでした。
(そろそろかのう……)
じいさんは長年の浮気経験に裏打ちされた確かな勘を頼りに、おスズちゃんのおっぱいに覆いかぶさりました。
「ちょっと口を使って特別按摩をするからの」
「ひぁっ、あんっ、……ふぇ? え!?」
驚く間もなく、おスズちゃんの乳首がじいさんの口に含まれました。敏感な乳頭を中心に、百戦錬磨の唇や舌がまさぐり、ヨダレがたっぷりとまぶされ、ねっとりとした口淫按摩が施術されていきます。
「あっ……、やぁ……らぁぁぁ……っ」
たまらずおスズちゃんの腰がぐにぐにと蠢きました。背に緊張が走り、足が突っ張り、腰が浮いて、クリトリスが天井へ向かって突き上がります。
じいさんはそれを利用して、その先端突起をこれでもかと捏ねくり回しました。さらには空いているもう一方の手も使って、もう片方のおっぱいも、たっぷりと愛撫していきます。
「や……っ、なんだか……きちゃ……きちゃうっ!? ……なに? これ? ……こわい、こわいよう……」
おスズちゃんは絶頂間際のようでした。けれど彼女はまだソレを知らないのか、恐れています。体奥から湧き上がってくる性の奔流を、まだ何かわからない様子です。
(ふむ……このまま一度イカせてみるか)
と、じいさんが思っていると――
ふいに顔の近くに気配がしました。ツバメちゃんが二人のすぐ間近にまで、にじり寄っていたのです。
ツバメちゃんが、おスズちゃんの頭をかき抱きました。
「だいじょうぶ……だいじょうぶだよ、おスズ。このまま……このままイッていいんだよ? ね?」
「あ、あぁ……、ツバメちゃん……、私、あたし……」
ツバメちゃんに抱かれて安心したのか、おスズちゃんの感じ方が変わりました。自身の欲情に素直になり、全身で性の喜びに震えます。
――と、じいさんの歯がカリッと乳首をかじりました。その強く鋭い淫刺激を合図に、おスズちゃんがついに絶頂します。
「ンっ~~~~~~~~~~~~~!!!!」
肌を桜色に染め、貪欲に性をむさぼるその姿は、見惚れるほど美しい、淫裸の美少女でした。
その艶姿に、じいさんの肉棒から先走りがコプコプと溢れます。
(これほどとは……。だがのう……これでまだ蕾なんじゃな。この子はちょっと末恐ろしいのう……)
そうなのです。おスズちゃんはまだ蕾でした。まだ花開いていないのでした。けれどももう、彼女は開きかけていて、ほころびかけで、今にも咲きそうにしていました。いえ、咲きたそうに、うずうずとしていました。咲きたくて、たまらないのでした。
(あ……、お股が……お股が、切ないよう……まだきゅうってしてるよう……足りないよう、もっと欲しいよう……)
そして、ナニが欲しいのかを、おスズちゃんは本能的に理解していました。
おスズちゃんの手がそろりと、じいさんの着物の裾にかかりました。股間にそろそろと指が差し入れられていき――
「う……」
じいさんがうめき声をあげます。
「おじいさん……おじいさんのココも固くなってます。ほぐさなくちゃです。おじいさんにも按摩が必要みたいです……ね?」
「お、おう、そうじゃな……」
さっきまで奥ゆかしげな清楚系美少女だったのに、その清楚な子が陰茎をいきなり掴んできたのです。じいさんはちょっとびっくりしてしまいました。
(少女の成長は、げにおそろしいものじゃて)
さて、じいさんの本来の目的は、コレでした。「花咲かせ」です。
ようやくここまで来ました。
これからおスズちゃんを開花させるのです。
「おスズちゃんや、実はワシの按摩にはもう一つとっておきがあってな」
「とっておき、ですか?」
「そうじゃ、名付けて『素助平射瑠按摩』というやつでな。普通はここまでしないし、するとしても破格の別料金が必要なんじゃが……」
「「そんなっ!!」」
二人の美少女の声が唱和しました。
(嘘なんじゃがな)
少女のウブな反応を楽しみつつ、
「けれども今宵は特別じゃ。二人とも、食べたいくらいかわいいからの。どうじゃ、ひとつ条件をのんでくれたら、この特別施術を特別にタダでやってもよいのじゃが。どうかの?」
「と、特別っ……! それはどのようなもので、条件というのは……何でございましょう?」
おスズちゃんが食いついてきました。
「ふむ、すぺしゃるじゃからの。実は今おスズちゃんのココはな」
とじいさんは、おスズちゃんの下腹部、ちょうど子宮あたりに手を当てまして、
「今、このあたりがすごく固くなっとる。ココを、ワシの持つ『とっておき』を使って按摩してやると、それはもう大変エロ気持ちよ……げふんげふん、いいあんばいにほぐしができるのじゃよ」
「な、なるほど~。それでおじいさんの『とっておき』とは?」
「まあ、もう察しておるかと思うがの。コレじゃ」
とうとう、じいさんの肉棒がボロロンしてしまいました。
それを見た二人の美少女からキャーッという卑鳴があがりました。明らかに期待している声です。
「それで条件じゃがの……」
じいさんはちらっとツバメちゃんをうかがい、
「ツバメちゃんも肌を見せてくれんかの?」
ツバメちゃんは、いつのまにかおスズちゃんの頭を膝枕しつつ枕元に座っていました。それでじいさんの陰茎をガン見していたわけですが、ふいに矛先が自分に向けられて慌てふためきました。
「わわわわわ、私も、肌ををを!?」
「そうじゃのう。ワシもおスズちゃんも肌をさらしてるわけじゃから、ツバメちゃんだけ着たままというのは、多少の不公平があると思うんじゃ。うん、ツバメちゃんが脱ぐ。これが『すぺしゃる』の条件じゃな」
「うーうーうー……」
ツバメちゃんは大いに迷いますが――
「ツバメちゃん、お願い……。脱いでくれる? 私、すぺしゃるを……受けたい。でないと、もう頭がおかしくなっちゃいそうなの……お願い」
「むむむむむ……」
「ね?」
膝枕されていたおスズちゃんが見上げ、顔の前でかわいく手を合わせます。合わせた手をちょっとだけ傾けて、あざといおねだりポーズでした。
「わ、わかったわよ! 脱げばいいんでしょ、脱げば。……んっ」
美少女おスズちゃんのおねだりポーズは破壊力抜群でした。流れに呑まれたツバメちゃんはその場で帯を解きます。解き終わった帯は、「わーい、ツバメちゃんの帯ーっ」とおスズちゃんの手で弄ばれます。
その間にツバメちゃんは前を肌開けました。――が、まだちょっと開けただけで、体の真ん中が見えているくらいです。股間も丸見えで、これはこれでいいものでしたが、まだ肝心のツバメちゃんの巨乳の全貌が見えません。けれど内乳の盛り上がりだけで、これは相当のモノを持っていることが容易に見て取れました。
じいさんは期待ではち切れそうでした。
(ぐっ……この歳で暴発しそうになるのを抑えねばならぬとは……若さというものは、……どうしてどうして、魔性の魅力よのう……)
「うむ、ツバメちゃん、すごく綺麗じゃの。色っぽいのう」
「き、きれい!? とか、いいい色っぽいとかっ、そそそそ、そんなことないしっ」
(うむ、チョロいのう……)
それからじいさんは、口調だけは極めてエレガントにツバメちゃんに指示していきました。
「こちらに来て、おスズちゃんと一緒に横になってもらえんかの?」
「おスズの横に? ……まあいいけど」
ツバメちゃんが移動します。移動するにつれて、ツバメちゃんの体から着物がはらりと落ちていきました。まるで着物という殻を脱ぎ捨て、新しく脱皮するようにして、彼女の裸が生まれていきます。
布団の横に膝をつく所作、裸体を横たえるときの脚の送り方や腰の動き、そして動きに合わせて豊かに流れる美巨乳……。
ツバメちゃんが一瞬で、その身に艶をまといました。さっきまではただのキツめの女の子だったのが、今では豊穣のおっぱいを有し、妖艶さもあわせ持つ魅惑の美少女になっていたのでした。
「続きっ……ですか!?」
じいさんの言葉に、おスズちゃんが食いついてきました。
その勢いにじいさんは内心ほくそ笑みます。もう「流れ」が出来上がったな、と判断してもよいでしょう。
「次はの――前をするんじゃ」
「前……ですか? …………あっ」
じいさんは、おスズちゃんの帯を全部解いてしまいました。
「ほれ、このまま仰向けにおなり……」
優しい手つきで、おスズちゃんの肢体を転がします。
枕元の行灯に妖しく照らされて、上半身を裸にさらして布団に横たわるおスズちゃんの姿が、じいさんの目に飛び込んできました。
おスズちゃんの乳房はぷるんとし、ひかえめながらも見事な形をつくっています。先端の乳首がすでにぷっくりと固く膨らんでいました。
(ふむ、これはうつ伏せのときに無意識に布団で擦っておったな……。なかなかにいやらしい子じゃて)
「そうじゃな……、もう、この腰のところもとってしまおうかの」
おスズちゃんの腰回りを申し訳程度に隠していた着物に、悪徳じいさんはこともなげに手をかけました。いやらしい手つきで取り払おうとしますが――
「そ、それは……!」
「大丈夫じゃよ、着物が汚れたらいかんからの」
という定番の理由付けをたくみに駆使し、じいさんはおスズちゃんの着ているものを結局全部剥ぎ取ってしまいました。
おスズちゃんは裸に剥かれて恥ずかしがり、身をよじります。よじるたびにおっぱいが震え、乳首が踊り、悩ましげに腰がくびれ、足がくの字にくねり、あふれる性のたまらなさを全身で、体いっぱいに発散するのでした。
匂い立つおスズちゃんの色香を嗅いで、じいさんの股間がずくんっ、ずくんっと疼きます。
(まずいの……まだ蕾でこれじゃからの。これを花開かせたら、いったいどうなるんじゃろな……)
じいさんは情欲にまみれつつも、手慣れた手付きでおスズちゃんの体に白い粉をさらさらとかけていきました。
白い粉は――ここではっきり暴露してしまえば、媚薬の効能もあったのです。肌からの浸透にはやや時間がかかりますので、おスズちゃんの感度はじわじわと、ゆっくり上がっていきます。
けれど直接経口摂取してしまったツバメちゃんは、ダイレクトに性感が高まり、相当昂ぶっているはずです。なのに自制心ひとつで人前での自慰欲を抑えているのは、この粉の薬効をよく知っているじいさんですら感服するほどでした。
一応、話の流れでじいさんも粉を舐めてますが、割と慣れているので、こっちはいつも通りです。
(お毛々もささやかで、愛らしいのう……)
おスズちゃんの太ももをいやらしく撫でながら、彼女の股間を鑑賞します。陰唇もまだ未使用の様子で、きれいなスジがすーっと通っていました。
(なんじゃったかの……? この一本スジを、異国の言葉で確か――『絡め取る』みたいな言葉があったのう。キャメル・トーじゃったか……? はてさて、これからこのスジはいくつの男根を絡め取っていくのかのう……)
じいさんは、おスズちゃんの乳房や股間を避け、おなかや脇、腰、太もも、肩や腕をじっくりとマッサージしていきました。上胸のふくらみ、下乳の線のギリギリまで責めて、期待させてまた戻り、太ももの内側、薄筋のこりこりを弄んで、ついに股間に迫る――と見せかけて、また大きく太ももを按摩し、ということを何度も繰り返しました。
そうこうしているうちに、とうとうおスズちゃんが我慢できなくなってしまいました。乳首をさっきよりもさらに尖らせ、乱れ始めた脚をさらに開き、ついには片足を使って、じいさんの腰や足にまとわりつかせ、おねだりし始めました。
「あの……おじいさん……、もう少し、もう少しだけ、いいところを、もっといいところを、お願いできませぬか?」
「いいところ? はて何処かのう……? ワシはもう耄碌気味じゃから、ちゃんと言ってくれないとわからんよ」
「うぅぅ……」
おスズちゃんはこの期に及んでまだ羞恥で迷っていましたが、うるんだ瞳を大きく見開いて、
「お、お胸と、お股を……按摩して……ください……」
「なるほどのう。その辺りがよいのか。ふむふむ」
じいさんはすっとぼけながら、おスズちゃんの横に座ったままグッと両手を伸ばし、乳房と陰部を同時に責めていきました。
片手内におさまる品のある胸は、天鵞絨に似た極上の肌ざわりでした。先端でぷっくりと主張する小ぶりなさくらんぼ乳首は、くにくにといじられて喜色に染まり、さらに勃ち上がります。膨張し、勃起し、ほとんど球になって、ぽとりと落ちるのではないかと思われるほどの、いやらしい膨らみっぷりでした。
また、おスズちゃんの下の秘唇は、指でちょっとめくるだけで、なかからじゅぷじゅぷと愛蜜を垂れ流し始めました。じいさんの指はまたたく間にとろみのある粘液にまみれ、それを使ってたっぷりと淫核にもまぶし、クリクリと転がしますと――
「はっ……、あぁ……、あぁぁっ、ひぁ……、んゃぁ……」
とうとうおスズちゃんの喘ぎ声が上がってしまいました。そうすると部屋の中の淫圧がもう一段階上がります。タガがひとつ外され、エロいことをしてもお咎めなし、という雰囲気がさらに色濃くなっていきます。
それはじいさんの真向かいに座っているツバメちゃんにも同じことが言えました。もう彼女は、「このスケベじじいっ、なんて破廉恥なっ」なんてことは言いません。彼女も桜色の淫空気に呑み込まれつつありました。
ツバメちゃんの手が、自分の秘所にのびていきます。着物のすき間から指を差し入れ、さっきからもう、うずいてうずいてどうしようもない自らのおまんこを慰めにかかったのでした。
「ん……っ、ひぁ……、やらぁ……ひゃんっ」
「あん……あっ、……やぁっ、やぁん……っ」
庵の中で二人の美少女の淫らな声が響き始めました。
おスズちゃんは細く、か細く、聞く者の心臓をきゅっと細い糸で縛って切なくさせる、春にひょっこり小さな芽が萌えいづるような、そんな萌えな声でした。
対するツバメちゃんの声は、さっきまでのきつめのお硬い雰囲気はどこへやら、聞く者の耳を蕩かす糖度を多分に含んだ、しっとりとした艶声になっていたのです。
二人のアンアン声を聞きながら、じいさんの指はどんどん興が乗っていきました。おスズちゃんの乳房を揉みしだき、乳輪周囲でくるくる指まわし、乳首を弾いて、女弦の性音をあえかに儚く響かせました。
淫唇を何度もいじり、ちゅぷちゅぷ浅く出し入れし、膣口の様子を探ります。かと思うと淫核をたっぷりと濡らし責め、おスズちゃんをビクビクと悶えさせるのでした。
(そろそろかのう……)
じいさんは長年の浮気経験に裏打ちされた確かな勘を頼りに、おスズちゃんのおっぱいに覆いかぶさりました。
「ちょっと口を使って特別按摩をするからの」
「ひぁっ、あんっ、……ふぇ? え!?」
驚く間もなく、おスズちゃんの乳首がじいさんの口に含まれました。敏感な乳頭を中心に、百戦錬磨の唇や舌がまさぐり、ヨダレがたっぷりとまぶされ、ねっとりとした口淫按摩が施術されていきます。
「あっ……、やぁ……らぁぁぁ……っ」
たまらずおスズちゃんの腰がぐにぐにと蠢きました。背に緊張が走り、足が突っ張り、腰が浮いて、クリトリスが天井へ向かって突き上がります。
じいさんはそれを利用して、その先端突起をこれでもかと捏ねくり回しました。さらには空いているもう一方の手も使って、もう片方のおっぱいも、たっぷりと愛撫していきます。
「や……っ、なんだか……きちゃ……きちゃうっ!? ……なに? これ? ……こわい、こわいよう……」
おスズちゃんは絶頂間際のようでした。けれど彼女はまだソレを知らないのか、恐れています。体奥から湧き上がってくる性の奔流を、まだ何かわからない様子です。
(ふむ……このまま一度イカせてみるか)
と、じいさんが思っていると――
ふいに顔の近くに気配がしました。ツバメちゃんが二人のすぐ間近にまで、にじり寄っていたのです。
ツバメちゃんが、おスズちゃんの頭をかき抱きました。
「だいじょうぶ……だいじょうぶだよ、おスズ。このまま……このままイッていいんだよ? ね?」
「あ、あぁ……、ツバメちゃん……、私、あたし……」
ツバメちゃんに抱かれて安心したのか、おスズちゃんの感じ方が変わりました。自身の欲情に素直になり、全身で性の喜びに震えます。
――と、じいさんの歯がカリッと乳首をかじりました。その強く鋭い淫刺激を合図に、おスズちゃんがついに絶頂します。
「ンっ~~~~~~~~~~~~~!!!!」
肌を桜色に染め、貪欲に性をむさぼるその姿は、見惚れるほど美しい、淫裸の美少女でした。
その艶姿に、じいさんの肉棒から先走りがコプコプと溢れます。
(これほどとは……。だがのう……これでまだ蕾なんじゃな。この子はちょっと末恐ろしいのう……)
そうなのです。おスズちゃんはまだ蕾でした。まだ花開いていないのでした。けれどももう、彼女は開きかけていて、ほころびかけで、今にも咲きそうにしていました。いえ、咲きたそうに、うずうずとしていました。咲きたくて、たまらないのでした。
(あ……、お股が……お股が、切ないよう……まだきゅうってしてるよう……足りないよう、もっと欲しいよう……)
そして、ナニが欲しいのかを、おスズちゃんは本能的に理解していました。
おスズちゃんの手がそろりと、じいさんの着物の裾にかかりました。股間にそろそろと指が差し入れられていき――
「う……」
じいさんがうめき声をあげます。
「おじいさん……おじいさんのココも固くなってます。ほぐさなくちゃです。おじいさんにも按摩が必要みたいです……ね?」
「お、おう、そうじゃな……」
さっきまで奥ゆかしげな清楚系美少女だったのに、その清楚な子が陰茎をいきなり掴んできたのです。じいさんはちょっとびっくりしてしまいました。
(少女の成長は、げにおそろしいものじゃて)
さて、じいさんの本来の目的は、コレでした。「花咲かせ」です。
ようやくここまで来ました。
これからおスズちゃんを開花させるのです。
「おスズちゃんや、実はワシの按摩にはもう一つとっておきがあってな」
「とっておき、ですか?」
「そうじゃ、名付けて『素助平射瑠按摩』というやつでな。普通はここまでしないし、するとしても破格の別料金が必要なんじゃが……」
「「そんなっ!!」」
二人の美少女の声が唱和しました。
(嘘なんじゃがな)
少女のウブな反応を楽しみつつ、
「けれども今宵は特別じゃ。二人とも、食べたいくらいかわいいからの。どうじゃ、ひとつ条件をのんでくれたら、この特別施術を特別にタダでやってもよいのじゃが。どうかの?」
「と、特別っ……! それはどのようなもので、条件というのは……何でございましょう?」
おスズちゃんが食いついてきました。
「ふむ、すぺしゃるじゃからの。実は今おスズちゃんのココはな」
とじいさんは、おスズちゃんの下腹部、ちょうど子宮あたりに手を当てまして、
「今、このあたりがすごく固くなっとる。ココを、ワシの持つ『とっておき』を使って按摩してやると、それはもう大変エロ気持ちよ……げふんげふん、いいあんばいにほぐしができるのじゃよ」
「な、なるほど~。それでおじいさんの『とっておき』とは?」
「まあ、もう察しておるかと思うがの。コレじゃ」
とうとう、じいさんの肉棒がボロロンしてしまいました。
それを見た二人の美少女からキャーッという卑鳴があがりました。明らかに期待している声です。
「それで条件じゃがの……」
じいさんはちらっとツバメちゃんをうかがい、
「ツバメちゃんも肌を見せてくれんかの?」
ツバメちゃんは、いつのまにかおスズちゃんの頭を膝枕しつつ枕元に座っていました。それでじいさんの陰茎をガン見していたわけですが、ふいに矛先が自分に向けられて慌てふためきました。
「わわわわわ、私も、肌ををを!?」
「そうじゃのう。ワシもおスズちゃんも肌をさらしてるわけじゃから、ツバメちゃんだけ着たままというのは、多少の不公平があると思うんじゃ。うん、ツバメちゃんが脱ぐ。これが『すぺしゃる』の条件じゃな」
「うーうーうー……」
ツバメちゃんは大いに迷いますが――
「ツバメちゃん、お願い……。脱いでくれる? 私、すぺしゃるを……受けたい。でないと、もう頭がおかしくなっちゃいそうなの……お願い」
「むむむむむ……」
「ね?」
膝枕されていたおスズちゃんが見上げ、顔の前でかわいく手を合わせます。合わせた手をちょっとだけ傾けて、あざといおねだりポーズでした。
「わ、わかったわよ! 脱げばいいんでしょ、脱げば。……んっ」
美少女おスズちゃんのおねだりポーズは破壊力抜群でした。流れに呑まれたツバメちゃんはその場で帯を解きます。解き終わった帯は、「わーい、ツバメちゃんの帯ーっ」とおスズちゃんの手で弄ばれます。
その間にツバメちゃんは前を肌開けました。――が、まだちょっと開けただけで、体の真ん中が見えているくらいです。股間も丸見えで、これはこれでいいものでしたが、まだ肝心のツバメちゃんの巨乳の全貌が見えません。けれど内乳の盛り上がりだけで、これは相当のモノを持っていることが容易に見て取れました。
じいさんは期待ではち切れそうでした。
(ぐっ……この歳で暴発しそうになるのを抑えねばならぬとは……若さというものは、……どうしてどうして、魔性の魅力よのう……)
「うむ、ツバメちゃん、すごく綺麗じゃの。色っぽいのう」
「き、きれい!? とか、いいい色っぽいとかっ、そそそそ、そんなことないしっ」
(うむ、チョロいのう……)
それからじいさんは、口調だけは極めてエレガントにツバメちゃんに指示していきました。
「こちらに来て、おスズちゃんと一緒に横になってもらえんかの?」
「おスズの横に? ……まあいいけど」
ツバメちゃんが移動します。移動するにつれて、ツバメちゃんの体から着物がはらりと落ちていきました。まるで着物という殻を脱ぎ捨て、新しく脱皮するようにして、彼女の裸が生まれていきます。
布団の横に膝をつく所作、裸体を横たえるときの脚の送り方や腰の動き、そして動きに合わせて豊かに流れる美巨乳……。
ツバメちゃんが一瞬で、その身に艶をまといました。さっきまではただのキツめの女の子だったのが、今では豊穣のおっぱいを有し、妖艶さもあわせ持つ魅惑の美少女になっていたのでした。
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