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第一章
第三話 封じられた白竜
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「な、なんだ、これは…?」
ウォルフは、腹の底から驚きの声を漏らした。
ドラゴンという存在自体は知っている。古くは海を渡ってきたバージル王家の初代王が、暴れ狂う巨竜を打ち倒し、この地にヴァージリア王国を興したという伝説があるくらいだ。他にもエルフや獣人達の間でも逸話は残っているし、その姿を詳細に残したとされる絵巻もある。
だが、現物を見るのは初めてだ。世界中のどこを探しても、本物のドラゴンを見たものはいないだろう。
目の前に横たわる白いドラゴンは、半ば化石化しているようで、生きているようには思えない。しかし、その巨体からは、見ただけで圧倒されるような、凄まじい威容が感じられた。
(どうしてこんなものが屋敷の地下に?父上はこの事を知っているのか?知っているならば、何故この屋敷を自分に渡したのだ?)
いくつもの疑問が脳裏をよぎる中、ゆっくりと近づいてみると、鼻先まで来たところでドラゴンの目が開いた。
「なっ!?生きて…」
「むぅ…?なんだ、人間か…?どうやってここに入った…」
「しゃ、喋れるのか?!」
大声で驚くウォルフの様子に、ドラゴンは煩わし気な視線を向けた。
「小僧…貴様、儂をそこらのケモノ扱いするツモリか?人の言葉を操る事など、造作もないわ」
「そ、そうなのか…?すまない。ドラゴンを見るのは初めてなんだ」
そう言って素直に頭を下げるウォルフの姿を、ドラゴンは訝しんで見つめている。やがて、それにも飽きたのかつまらなそうに瞳を閉じた。
「まぁいい…儂も直に逝くのだ。煩い小僧などに用はない、さっさと去ね」
「逝く…?死んでしまうのか?もったいない…」
ウォルフが呟いたその一言に、ドラゴンはかっと目を見開いて噛みついた。
「もったいない、だと…?貴様、儂が怖くないのか?貴様のような脆弱な小僧など一噛みで食い殺せるのだぞ!」
ガチガチと歯を鳴らし、ドラゴンは威嚇を始めた。ドラゴンはその頭だけでもウォルフ3人分はある大きさだ。その気になれば、いかにウォルフと言えど一溜りもないだろう。そんなドラゴンの態度に怯えるでもなく、ウォルフは素直に言葉を綴った。
「いや、別にバカにしたつもりはないんだ。ただ、その、綺麗だなと思って…」
「キレイ?」
ウォルフの思わぬ言葉に、ドラゴンは目を丸くさせていた。無理もない、今まで人間に恐れらることはあっても、面と向かって褒められた事などただの一度もない。そんな事は露とも知らず、ウォルフは徐々に熱くなっていく。
「ああ、そうだ。その蒼く大きな瞳は、伝説に謳われる蒼水晶のようだし、その隙き透るような白い肌は、雪みたいに儚げだ。それにその力強い爪と牙は、どんな宝剣よりも輝いている!それに…」
「や、止めろ!もういい!解った!もう止せ、恥ずかしい!」
(な、なんなのだ、コイツは!?突然現れたと思ったら、歯の浮くようなセリフばかり述べおって…)
余程恥ずかしかったのか、まるで大理石のように白かったドラゴンの頬には、薄っすらと赤みが差し始めている。あまりの剣幕にウォルフも我に返ったようで、ばつが悪そうに頭を下げた。
「すまない、つい興奮してしまって…小さい頃から憧れだったんだ、ドラゴンという存在が」
まだ、母と一緒に暮していた幼少期、ウォルフは母の読んでくれた絵本が大好きだった。それは正義のドラゴンと心を交わした騎士が、悪のドラゴンを倒すべく共に戦うという物語だったのだが、何故か強く心惹かれた。母に読んで貰ったという事も影響しているのだろうが、それを差し引いてもドラゴンという存在に憧れたのは事実だ。
そんなウォルフの姿に、ドラゴンは半ば呆れながらも少し好意を抱いていた。少なくともウォルフはドラゴンを利用しようとか、素材目当てに狩りに来たというわけでもなさそうだ。爪の一本くらいくれてやるのは構わないが、それは叶わぬ事だった。
「ふん…貴様のような人間ならば、力になってやっても良かったが、生憎と儂はこの場を動けぬ。完全に封じられておるのでな。身動きが取れぬ以上、命を落とすのも仕方あるまいよ…儂が死んだら、爪も牙も好きなだけ持っていくがよい」
「封じられている…?一体誰に、いや、そもそもその鎖が封印なのか?」
「ああ、そうだ。儂の力を吸い取り、それを封印の力に変える魔法の縛鎖よ、まったく口惜しい…」
そう吐き捨てるドラゴンの首には、巨大な首輪とそれに繋がる大きな鎖があった。その鎖は前足と後ろ足に向かっていて、それぞれの足を貫く巨大な杭とも繋がっている。一体誰がこんな大掛かりな封印を仕掛けたのか解らないが、相当に強力な術者によるものなのは明白だった。
その時、ウォルフは何かに吸い寄せられるようにその鎖に近づいて手を伸ばし、触れた。瞬間、轟音と共に大きな鎖はみるみるうちにひび割れていき、最後には砂の塊のようになって粉々に砕け、消えてしまった。
「あ…!」
「な、なんだと!?」
一人と一匹の時間が止まった。ウォルフは何かマズイことをしてしまったのではと焦り、ドラゴンは何が起きたのか解らず思考が停止している。たっぷりとお互いに顔を見合わせた後、先に動き出したのはドラゴンだった。
「ふ…フハハ!フハハハハハハ!なんという事だ!まさか、この身が再び自由になれる時がこようとは!」
翼を大きく広げ、ゆっくりと起き上がって咆哮するドラゴン。その雄叫びは凄まじく、ウォルフは耳を塞いで咄嗟に身を屈めた。洞窟全体が揺れ、地鳴りが起きそうなほどに鳴動している。生まれて初めて至近距離で体験する竜の蛮声は、鼓膜を突き破り、身体がバラバラになるような、途轍もない威力が感じられた。
「フフフ、礼を言うぞ小僧。本当に、爪や牙ならくれてやってもよい位だ。これであやつに、ククク…」
ウォルフがドラゴンの笑みを見た瞬間、その瞳に何か暗い感情の影のようなものを感じた。あの眼は、復讐に燃える人間の眼に瓜二つだ。
「待て!自由になってどうするつもりだ?そもそも、お前は何故封印されていた?もしや、人間に…」
復讐するつもりかと問う前に、ドラゴンは高らかに笑い、そしてウォルフを睨みつけた。その事情に踏み込むことは許さないと言わんばかりの、拒絶を含んだ鋭い視線だった。
「それを聞いてなんとする?驕るなよ、小僧。封印を解いてくれたとはいえ、本来、人間など儂と対等な存在ではないのだ。不遜な口をきいて殺されずにいるだけでもありがたいと思え!」
それは圧倒的な力を込めた威迫だった。並の人間であればそれだけで戦意を喪失し、或いは怯えて発狂してもおかしくはないほどの、暴君の恫喝だ。しかし、ウォルフはその圧力には屈せず、両の足で大地を踏みしめて立ち上がった。
「もしも、人間に危害を及ぼすつもりなら…放ってはおけない!この国には大事な民が、家族がいるんだ!」
「民だと?貴様、もしや王族か?ククク…ならばどうする?久方振りに自由を得た記念に、一夜で人間共の住まう街を焼き尽くし、国すらも滅ぼしてみせようか」
不敵な笑みを浮かべ、ドラゴンはウォルフを挑発するように言い放つ。だが、それは逆にウォルフの心に火を点けるものでしかなかった。その胸に大事な弟達の顔が浮かぶと、拳を握るその手に並々ならぬ力が溢れていく。
「お前を自由にしたのは俺の責任だ…お前がそんな無法を働くというのならば、俺がこの手でお前を倒す!」
そのウォルフの叫びが、洞窟内に木霊した。
ウォルフは、腹の底から驚きの声を漏らした。
ドラゴンという存在自体は知っている。古くは海を渡ってきたバージル王家の初代王が、暴れ狂う巨竜を打ち倒し、この地にヴァージリア王国を興したという伝説があるくらいだ。他にもエルフや獣人達の間でも逸話は残っているし、その姿を詳細に残したとされる絵巻もある。
だが、現物を見るのは初めてだ。世界中のどこを探しても、本物のドラゴンを見たものはいないだろう。
目の前に横たわる白いドラゴンは、半ば化石化しているようで、生きているようには思えない。しかし、その巨体からは、見ただけで圧倒されるような、凄まじい威容が感じられた。
(どうしてこんなものが屋敷の地下に?父上はこの事を知っているのか?知っているならば、何故この屋敷を自分に渡したのだ?)
いくつもの疑問が脳裏をよぎる中、ゆっくりと近づいてみると、鼻先まで来たところでドラゴンの目が開いた。
「なっ!?生きて…」
「むぅ…?なんだ、人間か…?どうやってここに入った…」
「しゃ、喋れるのか?!」
大声で驚くウォルフの様子に、ドラゴンは煩わし気な視線を向けた。
「小僧…貴様、儂をそこらのケモノ扱いするツモリか?人の言葉を操る事など、造作もないわ」
「そ、そうなのか…?すまない。ドラゴンを見るのは初めてなんだ」
そう言って素直に頭を下げるウォルフの姿を、ドラゴンは訝しんで見つめている。やがて、それにも飽きたのかつまらなそうに瞳を閉じた。
「まぁいい…儂も直に逝くのだ。煩い小僧などに用はない、さっさと去ね」
「逝く…?死んでしまうのか?もったいない…」
ウォルフが呟いたその一言に、ドラゴンはかっと目を見開いて噛みついた。
「もったいない、だと…?貴様、儂が怖くないのか?貴様のような脆弱な小僧など一噛みで食い殺せるのだぞ!」
ガチガチと歯を鳴らし、ドラゴンは威嚇を始めた。ドラゴンはその頭だけでもウォルフ3人分はある大きさだ。その気になれば、いかにウォルフと言えど一溜りもないだろう。そんなドラゴンの態度に怯えるでもなく、ウォルフは素直に言葉を綴った。
「いや、別にバカにしたつもりはないんだ。ただ、その、綺麗だなと思って…」
「キレイ?」
ウォルフの思わぬ言葉に、ドラゴンは目を丸くさせていた。無理もない、今まで人間に恐れらることはあっても、面と向かって褒められた事などただの一度もない。そんな事は露とも知らず、ウォルフは徐々に熱くなっていく。
「ああ、そうだ。その蒼く大きな瞳は、伝説に謳われる蒼水晶のようだし、その隙き透るような白い肌は、雪みたいに儚げだ。それにその力強い爪と牙は、どんな宝剣よりも輝いている!それに…」
「や、止めろ!もういい!解った!もう止せ、恥ずかしい!」
(な、なんなのだ、コイツは!?突然現れたと思ったら、歯の浮くようなセリフばかり述べおって…)
余程恥ずかしかったのか、まるで大理石のように白かったドラゴンの頬には、薄っすらと赤みが差し始めている。あまりの剣幕にウォルフも我に返ったようで、ばつが悪そうに頭を下げた。
「すまない、つい興奮してしまって…小さい頃から憧れだったんだ、ドラゴンという存在が」
まだ、母と一緒に暮していた幼少期、ウォルフは母の読んでくれた絵本が大好きだった。それは正義のドラゴンと心を交わした騎士が、悪のドラゴンを倒すべく共に戦うという物語だったのだが、何故か強く心惹かれた。母に読んで貰ったという事も影響しているのだろうが、それを差し引いてもドラゴンという存在に憧れたのは事実だ。
そんなウォルフの姿に、ドラゴンは半ば呆れながらも少し好意を抱いていた。少なくともウォルフはドラゴンを利用しようとか、素材目当てに狩りに来たというわけでもなさそうだ。爪の一本くらいくれてやるのは構わないが、それは叶わぬ事だった。
「ふん…貴様のような人間ならば、力になってやっても良かったが、生憎と儂はこの場を動けぬ。完全に封じられておるのでな。身動きが取れぬ以上、命を落とすのも仕方あるまいよ…儂が死んだら、爪も牙も好きなだけ持っていくがよい」
「封じられている…?一体誰に、いや、そもそもその鎖が封印なのか?」
「ああ、そうだ。儂の力を吸い取り、それを封印の力に変える魔法の縛鎖よ、まったく口惜しい…」
そう吐き捨てるドラゴンの首には、巨大な首輪とそれに繋がる大きな鎖があった。その鎖は前足と後ろ足に向かっていて、それぞれの足を貫く巨大な杭とも繋がっている。一体誰がこんな大掛かりな封印を仕掛けたのか解らないが、相当に強力な術者によるものなのは明白だった。
その時、ウォルフは何かに吸い寄せられるようにその鎖に近づいて手を伸ばし、触れた。瞬間、轟音と共に大きな鎖はみるみるうちにひび割れていき、最後には砂の塊のようになって粉々に砕け、消えてしまった。
「あ…!」
「な、なんだと!?」
一人と一匹の時間が止まった。ウォルフは何かマズイことをしてしまったのではと焦り、ドラゴンは何が起きたのか解らず思考が停止している。たっぷりとお互いに顔を見合わせた後、先に動き出したのはドラゴンだった。
「ふ…フハハ!フハハハハハハ!なんという事だ!まさか、この身が再び自由になれる時がこようとは!」
翼を大きく広げ、ゆっくりと起き上がって咆哮するドラゴン。その雄叫びは凄まじく、ウォルフは耳を塞いで咄嗟に身を屈めた。洞窟全体が揺れ、地鳴りが起きそうなほどに鳴動している。生まれて初めて至近距離で体験する竜の蛮声は、鼓膜を突き破り、身体がバラバラになるような、途轍もない威力が感じられた。
「フフフ、礼を言うぞ小僧。本当に、爪や牙ならくれてやってもよい位だ。これであやつに、ククク…」
ウォルフがドラゴンの笑みを見た瞬間、その瞳に何か暗い感情の影のようなものを感じた。あの眼は、復讐に燃える人間の眼に瓜二つだ。
「待て!自由になってどうするつもりだ?そもそも、お前は何故封印されていた?もしや、人間に…」
復讐するつもりかと問う前に、ドラゴンは高らかに笑い、そしてウォルフを睨みつけた。その事情に踏み込むことは許さないと言わんばかりの、拒絶を含んだ鋭い視線だった。
「それを聞いてなんとする?驕るなよ、小僧。封印を解いてくれたとはいえ、本来、人間など儂と対等な存在ではないのだ。不遜な口をきいて殺されずにいるだけでもありがたいと思え!」
それは圧倒的な力を込めた威迫だった。並の人間であればそれだけで戦意を喪失し、或いは怯えて発狂してもおかしくはないほどの、暴君の恫喝だ。しかし、ウォルフはその圧力には屈せず、両の足で大地を踏みしめて立ち上がった。
「もしも、人間に危害を及ぼすつもりなら…放ってはおけない!この国には大事な民が、家族がいるんだ!」
「民だと?貴様、もしや王族か?ククク…ならばどうする?久方振りに自由を得た記念に、一夜で人間共の住まう街を焼き尽くし、国すらも滅ぼしてみせようか」
不敵な笑みを浮かべ、ドラゴンはウォルフを挑発するように言い放つ。だが、それは逆にウォルフの心に火を点けるものでしかなかった。その胸に大事な弟達の顔が浮かぶと、拳を握るその手に並々ならぬ力が溢れていく。
「お前を自由にしたのは俺の責任だ…お前がそんな無法を働くというのならば、俺がこの手でお前を倒す!」
そのウォルフの叫びが、洞窟内に木霊した。
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