126 / 126
第二十九章
第百三十六話:(蛆蛞蝓外伝)天獄に到達した蛆蛞蝓(5)
しおりを挟む********************************************
◆
旦那様が考案した対『闇』の使い手用の特殊武器。原理は、予想に反して簡単だった。『闇』の魔法は、半径300m以内ならば正に無敵。当然、誰しもが考えるのが『闇』の魔法の射程外からの攻撃になります。
当然、私達の『聖』の魔法の運用もそれを念頭に置かれました。しかし、現実は難しい・・・視認されたと同時に発動する『闇』の魔法は、まさに神速。『聖』の魔法では到達できない発動速度。更に言えば、私達の魔法も射程がある為、『闇』の使い手が認識出来ない距離からの攻撃は現実的でない。
現実的に、『闇』の魔法の使い手が認識出来る距離外から攻撃しても決定打になり得る致命傷は不可能。『闇』の使い手自身、極めて身体能力が高い・・・旦那様の第二形態を上回っている。
それを覆すのが、このお義母様が開発した超伝導ライフル。原理については、勉強しましたが・・・やはり、なぜ、このような現象が発生するのかは、もう少し勉強が必要です。
旦那様曰く、『聖』の魔法のちょっとした応用と仰っていた。原子に作用する魔法ならば、超伝導も出来るだろうと、後は根性!!と仰ってもおられました。
目標まで約5km・・・流石に、ここまでの長距離攻撃は、私でも自信がありませんね。一撃で豆粒みたいな目標を粉砕しないといけないとは。
「ゴリフリーテ、スポッターは任せました」
「えぇ、それでは、始めましょう」
一発限りの弾と超伝導ライフルを作るのに、一ヶ月の時を要したと仰っておりました。あれほどまでの技術力を持つお義母様がそこまで時間を掛けたとなると相当の品物なのでしょう。『聖』の魔法を使った運用を前提にしている事から、旦那様の蟲の中で最高の魔法耐性を持つテスタメントの外皮を削り作ったと仰っておりましたから無理もありません。
「目標が料理を始めた。イヤレスとミルアも良い具合に距離が取れてる」
ゴリフリーテが双眼鏡を片手にあちらの様子を報告してくる。当然、私にも見えている。このスコープ越しならハッキリと・・・。だが、違和感がある。
「ゴリフリーテ・・・あの駄目猫。あそこまで強かったかしら」
「超一流の域に踏み込んでいるわね。仮にも『筋肉教団』の副教祖なのだから、鍛えたんでしょう。でも、やることは変わらないわ」
えぇ、その通りね。
「では、始めるわよ」
◆
「『ガザーフ荒野』・・・初めての迷宮なので持っていない遺伝子情報が沢山。あ、この子も持っていない」
グチャグチャ
モナナ(あ、持っていない蟲系モンスターだ!! お父様のためにも確保確保。捕まえたぞ~)
ムシャムシャ
大量大量!! 遺伝子情報の解析も進む最中、新しい仲間に加えて、持っていない遺伝子情報。やはり、迷宮は研究材料の宝庫です。研究が捗ります。お陰で、杖の解析率も80%を超えました。
まもなく、新しいランクAモンスターの力が手に入るのです。
「うぉぉぉぉ、僕達だって負けないぞ~」
「それそれ~」
ヴォゥゥン
二本の○イトセイバーの柄を繋げて演舞をしているかのようなイヤレス様とミルア様・・・群生で襲ってくる蟲系モンスターを上手に捌いている。しかし、そろそろ、止めた方が良いでしょう。
お二人は才能がありすぎます。
よって、このまま、順調に進めば遠くない未来、ゴリフ化してしまうでしょう。運良く、ゴリフ化しない可能性もありますが、血の繋がったゴリフリーテ様とゴリフリーナ様はゴリフ化してしまいました。
この私でも、見極めることができないゴリフ化に至る謎・・・いつか、きっと解明してみせます。
「ミルア様、イヤレス様~そろそろお昼ご飯に致しましょうか」
「賛成!! しかし、元サポーターだったというのに・・・周囲の警戒どころか、食事の準備すらしないとは許せませんね」
「全くです。そういう、駄目猫様は、お昼は抜きですね。さて、久しぶりに料理をしましょうか」
モナナ(ここは、女子力の見せ所ですね。ふっふっふ、淑女たるもの料理は得意ですよ)
木陰で寝続ける駄目猫さんを放置して、楽しそうに料理の準備をする三人・・・と、言っても一人は私の分身ですけどね。なので料理はお任せ致します。私が作っても同じ物になるので。
ですが、それよりも、問題があります。
「うーーーん、先ほどから、どこからか視線のような物を感じる気がする」
この私ですら気のせいでは無いかと思える程の微妙な感覚。周囲を見渡してみましたが、それらしき人影もない。熱源を探ってみても同じ結果になりました。
考えられる可能性は、二つ・・・思い違い。または、この私より遙かに強い誰かがこちらを見ている。前者ならば良いのですが、後者なら大変まずいですね。この私を超える実力を持つ冒険者となれば、それほど多くないはず。
私一人なら逃げ切れる可能性も高いですが、ミルア様とイヤレス様が居るので難しいですね。
「アイリ様~、カレーうどんでいいですよね」
「ミルア・・・野外といったらカレーライスでしょう!!」
お二人が、こちらにランチメニューを聞きにやってきた。ミルア様には悪いけど、野外でカレーうどんはちょっと・・・でも、なぜうどんの用意があるのかが謎だわ。
モナナ(駄目猫さんにしては、良いチョイスです。ほら、小麦粉がこんなに・・・これでカレーぱごぶぅ・・・・)
スーーーーパン
ビチャビチャビチャバラバラバラ
えっ!?
この私の分身の胸に穴が開いたと思ったら、はじけ飛んだ!! み、見えなかった!! この私の目を持ってしても視認できない何かが飛んできた!? 胸が開いた瞬間に、どこから攻撃されたかを計算しましたが・・・5km以上先からの超長距離攻撃!!
「きゃーー、蛆蛞蝓ちゃんがぁぁぁぁ」
「て、敵襲だぁぁ!!」
ミルア様とイヤレス様は命に代えてでも守らなければ!! 即座に、二人を抱きかかえて木陰へと隠れた。二発目の攻撃がいつ来るか分かりません。
モナァ(あぶなかった、死ぬところでした)
頭部だけでも無事で何よりです。
異常を察して、善意で護衛をしてくれていた冒険者達が駆け寄ってきた。あ、そこの冒険者の人!! その首拾って持ってきてください。しかし、完全にスルーされてしまう。
酷いです。バラバラになっても時間を掛ければ肉片が集まって再生できますけど、大変なんですからね!! 後、冒険者なんですから生首がしゃべったくらいで驚かないでください。
「一体、何処の誰でしょうか・・・そもそも狙いは僕等?それとも、駄目猫様なんでしょうか」
「うーーん、どうなんだろうね。でも、アイリ様が付いていて、防げていない事を考えるに・・・相当の手練れでしょう。それが、一撃目で目標を外すとも思えません」
素晴らしい洞察力ですねミルア様とイヤレス様。おかげで、何となく敵の正体が分かってきました。この超長距離攻撃・・・これ程までの武器は私が知る限り一つしかありません。そして、それを運用できるお人となれば答えはでてきます。
「あーーー、もう!! みんな、うるさーーーい。人が折角気持ちよく寝ているのに・・・って、何この人だかり」
素晴らしいタイミングで木陰から駄目猫さんがやってきた。皆の視線が釘付けになる。その瞬間を逃さず、頭部だけになった私の分身が擬態を行い背景に溶け込んだ。
「えっ・・・タルト副教祖様は、今確かに・・・あそこでぇぇぇぇ!? 何もないだと」
「ほ、本当だ。でも、私、タルト副教祖様がバラバラになる瞬間をこの目でしっかりと見たわよ」
ざわざわ
驚く冒険者達。無理もありません。しかし、この又とないチャンスを確実に取るのがミルア様とイヤレス様。例え命の危険があるこの状況でもそれは変わらないみたいです。・・・まぁ、偽りの危険んでしたが。
「きゃーー、駄目猫様、もうお怪我は大丈夫なんですか」
「流石、駄目猫様です。素晴らしい再生能力」
ハグハグ
お二人にハグされて状況が分かっていないでしょうが、なにやら嬉しそうですね。ほら、周りの冒険者からの殺気がぐんぐん上がっていますよ。
「よくわからないけど、このタルトがいる限り大丈夫よ!!」
そのよく分からない自信はどこから来るんでしょうか。さて、私はこの隙に肉片を回収しておかないと。周辺から集まる肉片を口から回収して、お腹の中で合体し復元する。
回収した肉片が変質している事から、予想は確信に変わりました。この変化・・・間違いありません。『聖』の魔法の痕跡です。という事は、やはり狙いは駄目猫さんですか。
考えられるとすれば・・・イヤレス様とミルア様を迷宮に連れ出した事や昨今噂になっている二人に無理矢理迫ったというアレでしょうかね。
ゴッホゴホ
そうなると、この私にも少しだけ非があると思ってしまいます。少し悪ふざけをしすぎましたか。ここは、淑女らしく・・・お詫びの品をおくって無かった事にしましょう。
チャキーーン
あっ、解析率が100%になった。これで、瀬理奈様がいうように、新しい力が!!
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
め、目覚めない。どういうことですか、瀬理奈様~。
「あの~アイリ様。まだ、何処に襲撃者がいるか分からないからそんな場所にいたら危ないですよ」
「大丈夫ですよ。駄目猫様、襲撃者の正体は分かりましたから・・・・・・!!」
そ、そうか!?
そういうことなんですね。本来は、私の分身ではなく駄目猫さんが死ぬはずだった。偶然か必然か、駄目猫さんはそれを回避した。
お父様、エーテリア様、ジュラルド様の三名に囲まれた状況から生き残った。ステイシスさんと川で競争したときも生き残った。ゴリフリーテ様とゴリフリーナ様に狙われた状況からも生き残った。
死という運命から逃げる力がある!!
つまり!! 駄目猫さんの遺伝子情報と蟲ゲノムを同時にモンスターの打ち込めば・・・ゴクリ。
「駄目猫様!! ありがとう!! 貴方のおかげです。お礼に、何でもしてあげます」
ハグハグ
「きゃーー、やめて!! これ以上誤解を広めないで~」
そんなこと言っちゃって~、体は正直ですよ。ミルア様とイヤレス様のお肌を再現したこの肉体を本能が離したくないといって抱きついてきてるのは駄目猫さんじゃありませんか。
いいんですよ、一晩くらい貸してあげても。当然、雄の個体に操縦は任せますけどね!!
◇
『ウルオール』の王宮の一室を借りて今回の関係者に集まって貰った。ゴリフターズ、蛆蛞蝓ちゃん、ミルア、イヤレス・・・そしてタルト。
ゴリフターズを見送ってから、私も気になってゴリフターズの後を追いかけてきたんだ。どのような結果を迎えたか是非知りたかったからね。そしたら、予想通りの結果になっていた。
ゴリフターズに狙われても凌ぎきるか・・・蛆蛞蝓ちゃんの分身が代わりに犠牲になる結果になったそうだが、これも運命なのだろう。
「やはり、失敗したか・・・気にするな。駄目猫君が想像以上にくせ者だっただけだ」
「申し訳ありません旦那様。まさか、蛆蛞蝓ちゃんに入れ替わっていたとは・・・」
「見抜けず一撃を与えてしまいました。なんとお詫びをしたら」
気にしないで良いさ。蛆蛞蝓ちゃんは、そのおかげで研究が一歩前進したとむしろ喜んでいた。早速、実家に帰って改良を加えた蟲ゲノム術式を強靱な肉体を持つモンスターで試したいと嬉しそうだ。
なんでも、駄目猫の遺伝子情報を組み込み死の運命を回避させる事で蟲系モンスターとして生存を可能にするとか言っていたな。
「あの~、そろそろ、私帰っても・・・」
「何を言うか駄目猫君!! そして、蛆蛞蝓ちゃんも些か遊びすぎたと謝っていた。よって、子の不始末は親であるこの私の責だ・・・迷惑をかけた」
まさか、この私が駄目猫に頭を下げる時代が来るとはね。ちなみに、ゴリフターズが殺そうとした件は謝らない!! アレは、ミルアとイヤレスをゴリフ化させようなどとした罰だ。
「・・・あぁ、また夢か・・・あのレイア様が私に頭を下げるなんて・・・まだ覚めないのかな夢」
頭をあげて駄目猫の顔を見たが、本気で夢だと思っているのが分かる。それほど現実逃避をしているか。
モナナ(お父様が頭を下げる必要なんて・・・この私が悪かったんです。さぁ、駄目猫様!! この蛆蛞蝓を煮るなり焼くなり好きにしなさい。だから、お父様にこれ以上、頭を下げさせないで)
良いのだよ。初めての外出で色々と気分が高揚してしまったのだろう。気にすることじゃない。娘のために親が頭を下げるのは当然じゃないか。
ヨシヨシ
「それで、お詫びと言ってはアレだが・・・駄目猫君。何でも願いをいうといい、どんな願いでも一つだけ叶えてあげよう」
「ど・・・どんな願いでも・・・?」
目に光が宿ったのが分かる。欲望に素直だな・・・だから、生き残れたのか。
「無論だ。さぁ、願いを言え」
「じ、実は・・・私今年で19歳なんです・・・」
「永遠の19歳・・・不老長寿が望みか・・・わかった」
亜人でも老化はするからね。若くいたいと思うのは女性の願いか・・・許容範囲の願いだな。
「違います!!・・・って、そんなこと出来るんですか!?」
「今の遺伝子情報を元にクローンを量産し、肉体を物理的に乗り換える。もしくは、他人の肉体に駄目猫君の脳と脊髄を移植。あるいは、記憶転写などやり方はある。で、何が望みだ」
「妹のシェリーは、二ヶ月後・・・結婚するんです」
「そりゃ、めでたいな。しかし、あのシェリー君が結婚ね・・・『筋肉教団』でもそれなりの地位だから、狙い所ということかな。では、その結婚相手を殺せば良いのかね?」
「違いますよ!! そんなことならレイア様にお願いせずとも私の手でも出来ます・・・じゃなくて」
それもそうか、一応高ランク冒険者に数える事が出来る実力はある。権力もあるし、人一人を闇に葬るなど朝飯前だろう。
「では、何かね?」
「い、妹より先に結婚したいなって・・・」
大事なことなのだが・・・駄目猫の飼い主とも言えるゴリヴィエが独身にも関わらず、そのような暴挙に出ようとしている。
ここで、私が駄目猫の願いを叶えてしまうとゴリヴィエに打撃を与えかねない。ゴリヴィエは、妻達の血縁者・・・よって、私とも縁が少なからずある。
紳士として、ゴリヴィエの面倒も見ないといけないだろう。ゴリヴィエもお年頃だ・・・なのに男性の気配すらしない。
くっそ!! 一つの願いでゴリヴィエの分まで私が面倒を見ないといけなくなったぞ。なんと言うことだ。だが、願いを叶えるといった手前、やり遂げるしかないだろう。駄目猫の結婚相手なんて探すのは、朝飯前だ・・・好きな蟲系亜人を一から作り上げれば良い。
だが、問題はゴリヴィエだ。
世の中、ゴリフなんてそんなに居ないぞ・・・高ランク冒険者に顔が広い私だって男性のゴリフなんてジュラルドしか知らない。更に言えば、ジュラルドなんて紹介出来るはずないだろう。新婚ほやほやなんだぞ・・・そんなことしたら、まじでエーテリアに殺されるわ。
「・・・・・・・・・」
「そっか、やっぱり、夢でも無理なんだ。レイア様ならと期待したんですが、残念です」
ピクピク
ざ、残念ですだと!!
「良いだろう。駄目猫君、妹より先に結婚したいという願いこの私が叶えてやろう。方法は、こちらに一任して貰うぞ。早速、 駄目猫君の好みに完全適合した蟲系亜人を作ってやろう。まぁ、既に意中の者がいるなら連れてきても構わんぞ。完璧なクローンを作った上で、記憶と感情をコピーし駄目猫君にぞっこんにしてやる」
意中の者、本人に対して記憶や感情の上書きも可能だが・・・それでは相手に申し訳ないからね。当然の配慮だ。
「意中の相手?なにそれ美味しいんですか? 意中の相手どころか男性の知り合いすら、極めて少ない状況ですよ。そもそも、『筋肉教団』の副教祖なのに、男性と知り合う機会・・・具体的にはお見合いのお誘いとかあっても良いと思うんですけどね!! 一件も無いとか、おかしいでしょ。絶対に、二つ名のせいですよ」
「それは違うぞ。全て、ゴリヴィエが駄目猫に相応しくないと言って事前に整理している。事実、『筋肉教団』のスポンサーである我が母を経由して、駄目猫宛てにお見合いをいくつか斡旋している。ここ最近だと・・・確か、小国の第二王子だったかな」
どうしたんだ駄目猫君。まさか、知らなかったのかね?
「ちなみに、第二王子ってどんな顔なんですか?」
モナ(こんな顔)
蛆蛞蝓ちゃんが、器用に頭部だけ再現した。ちなみに、第二王子とは、小太りのきもい奴だ。面食いの駄目猫が、間違っても好きにはならないだろう。
まぁ、大体は事故物件だがな。この私も一応斡旋する身として事前調査くらいはしている。基本、特殊性癖の持ち主だったり、猟奇殺人犯だったり、借金まみれのだったり、などなど屑の見本市みたいな連中ばかりだったよ。
「では、来週に私の家を訪れると良い・・・蛆蛞蝓ちゃんが駄目猫君の好み合うように一から設計して作り上げよう。幸い、駄目猫君の子のを好いている蟲も居ることだから喜んで蟲系亜人になってくれるだろう」
ちなみに、以前から駄目猫君を食べようと企んでいたステイシスのことだ。これで、また死亡フラグを回避したとなると凄まじいな。
「来週とは言わず、今すぐにいきますよ!!このタルト、何処までもお供致します!! ぐふふふ・・・じゅるり」
よだれまで垂らしている辺り色々と終わってるな。
そして、同じように蛆蛞蝓ちゃんも駄目猫君が来ると分かると嬉しそうだ。まぁ、みんな幸せそうで良かったということにしておこう。
しかし、この駄目猫がこの私を更に上のステージに連れて行ってくれる存在だとは、悲しい現実だな。では、午後から蛆蛞蝓ちゃんが導き出した答え合わせをしよう。駄目猫君、この私を失望させないでくれよ。
************************************************
完結!! 圧倒的、完結!!
そして、読者の皆様、今日まで本当にありがとうございました!!
エピローグ後も長々と外伝にお付き合い頂まことにありがとうございました。
本日を迎えられたことは非常にうれしくおもいます。
今後の予定は、新作構想を練りつつ・・・放置していた作品を完結させに行ってきます。
新作投稿がいつになるかは、未定ですが、投稿の際は是非また読んで頂ければ幸いです。
ピッピ(それでは、読者の皆様~。今日までありがとうございました。読者の皆様は、お父様の次くらいに好きですよ)
モキュウ(シクシク、最終話に出番がなかった・・・でも、いいもんね!!次回作は、きっと私がヒロインに)
モナナ(皆様が健康でまたお会いできる事を祈っております。そして最後に・・・真のヒロインは私です!! 圧倒的、私!! いいですか、間違ったら蟲ゲノム術式で進化させちゃいますよ)
以上、三大ヒロインからのお言葉でした。(ぇ
PS:
番外編・・・ごめんなさい。
無くなってしまいました。
0
お気に入りに追加
835
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(15件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スキルを得られない特殊体質の少年。祠を直したらユニークスキルもらえた(なんで??)
屯神 焔
ファンタジー
魔法が存在し、魔物が跋扈し、人々が剣を磨き戦う世界、『ミリオン』
この世界では自身の強さ、もしくは弱さを知られる『ステータス』が存在する。
そして、どんな人でも、亜人でも、動物でも、魔物でも、生まれつきスキルを授かる。
それは、平凡か希少か、1つか2つ以上か、そういった差はあれ不変の理だ。
しかし、この物語の主人公、ギル・フィオネットは、スキルを授からなかった。
正確には、どんなスキルも得られない体質だったのだ。
そんな彼は、田舎の小さな村で生まれ暮らしていた。
スキルを得られない体質の彼を、村は温かく迎え・・・はしなかった。
迫害はしなかったが、かといって歓迎もしなかった。
父親は彼の体質を知るや否や雲隠れし、母は長年の無理がたたり病気で亡くなった。
一人残された彼は、安い賃金で雑用をこなし、その日暮らしを続けていた。
そんな彼の唯一の日課は、村のはずれにある古びた小さな祠の掃除である。
毎日毎日、少しずつ、汚れをふき取り、欠けてしまった所を何とか直した。
そんなある日。
『ありがとう。君のおかげで私はここに取り残されずに済んだ。これは、せめてものお礼だ。君の好きなようにしてくれてかまわない。本当に、今までありがとう。』
「・・・・・・え?」
祠に宿っていた、太古の時代を支配していた古代龍が、感謝の言葉と祠とともに消えていった。
「祠が消えた?」
彼は、朝起きたばかりで寝ぼけていたため、最後の「ありがとう」しか聞こえていなかった。
「ま、いっか。」
この日から、彼の生活は一変する。

ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~
まぁ
ファンタジー
事故で亡くなった日本人、黒野大河はクロノとして異世界転移するはめに。
よし、神様からチートの力をもらって、無双だ!!!
ではなく、神様の世界で厳しい修行の末に力を手に入れやっとのことで異世界転移。
目的もない異世界生活だがすぐにハイエルフの幼女とであう。
なぜか、その子が気になり世話をすることに。
神様と修行した力でこっそり無双、もらった力で快適生活を。
邪神あり勇者あり冒険者あり迷宮もありの世界を幼女とポチ(犬?)で駆け抜けます。
PS
2/12 1章を書き上げました。あとは手直しをして終わりです。
とりあえず、この1章でメインストーリーはほぼ8割終わる予定です。
伸ばそうと思えば、5割程度終了といったとこでしょうか。
2章からはまったりと?、自由に異世界を生活していきます。
以前書いたことのある話で戦闘が面白かったと感想をもらいましたので、
1章最後は戦闘を長めに書いてみました。
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
西園寺わかば🌱
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。

異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
異世界に転移したからモンスターと気ままに暮らします
ねこねこ大好き
ファンタジー
新庄麗夜は身長160cmと小柄な高校生、クラスメイトから酷いいじめを受けている。
彼は修学旅行の時、突然クラスメイト全員と異世界へ召喚される。
転移した先で王に開口一番、魔軍と戦い人類を救ってくれとお願いされる。
召喚された勇者は強力なギフト(ユニークスキル)を持っているから大丈夫とのこと。
言葉通り、クラスメイトは、獲得経験値×10万や魔力無限、レベル100から、無限製造スキルなど
チートが山盛りだった。
対して麗夜のユニークスキルはただ一つ、「モンスターと会話できる」
それ以外はステータス補正も無い最弱状態。
クラスメイトには笑われ、王からも役立たずと見なされ追放されてしまう。
酷いものだと思いながら日銭を稼ごうとモンスターを狩ろうとする。
「ことばわかる?」
言葉の分かるスキルにより、麗夜とモンスターは一瞬で意気投合する。
「モンスターのほうが優しいし、こうなったらモンスターと一緒に暮らそう! どうせ役立たずだし!」
そうして麗夜はモンスターたちと気ままな生活を送る。
それが成長チートや生産チート、魔力チートなどあらゆるチートも凌駕するチートかも分からずに。
これはモンスターと会話できる。そんなチートを得た少年の気ままな日常である。
------------------------------
第12回ファンタジー小説大賞に応募しております!
よろしければ投票ボタンを押していただけると嬉しいです!
→結果は8位! 最終選考まで進めました!
皆さま応援ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
大好きな作品です。レイア様が好きなんですよね~。容赦ない性格がいい。
全巻購入し、何度も読んでおります。
コミック化してくれると嬉しいんですけど・・・
予防接種の副反応でくたばってる時に密林におススメされて、先ずは此方からと無料を数話読ませていただきました。
面白かったのでKindle版を全巻購入し、現在は此方の戦争の辺りを読んでおります。
タランチュラとか色々飼っているので、この手の蟲や魔獣等が出てくる話が大好きです。
続きも楽しく読ませていただきますね。
感想ありがとうございます。
作者としては、本当にそのようなことを言っていただけて嬉しい限りです。
是非、今後もよろしくお願いいたします。