愛すべき『蟲』と迷宮での日常

熟練紳士

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第二十六章

第百十五話:鎮魂歌(5)

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◆一つ目:レイアの教え子
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 何の前触れもなく『アームズフェント』に突然現れた無数の蟲系モンスター。

 誰の目にも触れずにこれだけのモンスターが突然現れる事など有るはずが無い。そう考えれば、事の原因だと思われる候補が上がる。蟲達がアルビノという特異体質であることから、一番可能性が高いのが『蟲』の使い手である先生が生存しているという線だ

 仮にそうだとするならば、目的はギルドに対しての報復だろう。ギルドは、先の『神聖エルモア帝国』と『聖クライム教団』の戦争に紛れて先生の領地を襲撃した。更に、ランクAのクロッセル・エグザエルを使って先生を亡き者にした。無論、ギルドとしては知らぬ存ぜぬと公言しているが…最早、誰しもがギルドを疑っている。まぁ、先生が生存していた場合には殺害未遂と言うことになるが、細かいことはいいだろう。

 次に高い可能性は仲間のツテで聞いた話だが、第二の『蟲』の使い手が存在するらしい。なんでも、セリナ・アーネスト・ヴォルドー・・・公式情報では、先生の母親に当たる存在だ。裏では、ギルドが彼女を確保しようと色々と人手を集めていたらしい。

 尤も、第二の可能性は『神聖エルモア帝国』が第二の『蟲』の使い手の存在を公表していない事から、事実確認は出来ていない。世界的に希少とも言える特別な属性の使い手がポンポン見つかる者では無いと思うが、先生の血縁者なら可能性は否定できない。

「まぁ、些細な問題だな。今、俺達にとって重要なのはあの蟲の大群をどのようにやり過ごすかだ」

 冒険者育成機関の一件から、同期の三人で粛々と活動をしているので見覚えのあるモンスターも数多く居た。故に、高ランクモンスターで無い場合には多対一でも負けないといえる自信はあるが・・・あの物量は反則だ。本来、平原であるため地平線まで緑色をしていておかしくないのに、今は真っ白だ。

 戦争は数だと言われているが、正にその通りである。そんな状況を覆せる化け物であるランクAは、『アームズフェント』には居ない。

 むしろ、『南方諸国連盟』と戦争中である『ウルオール』にいる二人もランクAが居るのだ。生活の為、お金の為に戦場に向かった者は、本当に愚か者だと思う。命あっての物種だという事を知らないのか。

 先生がくれたノートにも書かれている。『ランクAに近寄るべからず』などの人生の為になるお言葉がびっしりかかれている。おかげで、卒業して半年で半数は死ぬと言われるこの業界に入っても先生について行った者達で死亡した者は今もいない。

「うーーん、やっぱり先生が近くに居るよね。となれば、あの大群に手を出すのは悪手かしらね」

「あぁ、その通りだ。それにしても、国葬で火葬までされたはずなのに…流石は先生だ」

 高ランク冒険者になれば、たとえ火葬されて骨になっても生き返るという事か………さ、流石に無理があるな。火葬されたのが影武者という線もありえるが、アルビノという特異体質持ちで身体的特徴まで酷似している者など用意する事は現実的に不可能ではないか。

 な、なぞだ。

「今のところ、攻め込んでくる気配はないけど、どうなるか分からないわね」

 そのような事態になれば詰みだ。
 
 あれだけの数のモンスターに襲われては、ギルドのお膝元と名高い『アームズフェント』といえども持ち堪える事は不可能。戦争中と言うこともあり、戦場に沢山の冒険者が向かっている。残っているのは有象無象の低ランクの者達が殆どで、蟲の養分になる者達ばかりだ。

 『アームズフェント』で名が知られている冒険者は、ここ最近見かけていない。戦場に向かったという話も聞いていない。噂じゃ、難民に紛れて『神聖エルモア帝国』に向かったとか。

 そういうわけで、最悪の事態を想定して『アームズフェント』の住人達が餌になっている隙に逃げ出す算段を考えようと思ったが、現実が非情だと悟った。『アームズフェント』の正面門の先に居座っている一匹の蜘蛛。記憶にある限りどの図鑑にも載っていないモンスター…だが、見ているだけで冷や汗が止まらない。生存本能が逃げろと最大限の警告音を鳴らしている。まさに、規格外という言葉が相応しいモンスターだと思ってしまった。

 アレに立ち向かうなら死んだ方がマシだと本気で思う。

「そのようね。一体何が目的なのかしらね」

「さぁ・・・と言いたいが、狙いはギルド幹部だろうな。お前も『神聖エルモア帝国』と『聖クライム教団』が一戦交えた時に先生の身に起こった出来事は知っているだろう」

「一般的な話ならね。ギルド幹部が放ったランクAのクロッセル・エグザエルの手によって命を落としたってあれでしょ。あの軍勢を目視して、亡くなられたか疑問に思ってきたけど」

 それだけ知っていれば十分だ。

「じゃあ、ギルド幹部の首に一人当たり100億セルと『ウルオール』又は『神聖エルモア帝国』の一代貴族になれる権利が付いてくる事は? まぁ、余りに首が届かないので一代貴族になれるおまけは今付け足したのだがね」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

 突然、数メートルほど離れた距離から仲間で無い第三者の声がした。

 蟲系モンスターが居ることから周囲の警戒は決して怠っていない。一人では警戒網に穴が開くのでそれを埋めるように仲間にも警戒させていた。周囲を警戒させていた仲間二人に目配りをして手抜きをしていたのでは無いかと、睨み付けたが・・・違うようだ。当の本人達も驚愕している。

 という事は、実力差がありすぎると言うことか。

 今の『アームズフェント』に居る冒険者でここまでの実力者は居ない。部外者と考えるべきか。となれば、候補は限られてくる。フードを深く被っており、顔こそ見えないが非常に覚えのある雰囲気だ。

「いいえ、初耳です。この『アームズフェント』ではギルドが情報統制を行っている事がおおいので。情報屋なら何か知っているかも知れませんが・・・」

「まぁ、いいさ。見込みのある君達には、プレゼントを進呈しよう。ギルド幹部専用の脱出用の地下通路入り口と出口。そして、ギルド幹部とその親族と警備をしている冒険者などの情報だ」

 モキュモ

 美しい毛並みをした蟲が口に一枚の紙をくわえてこちらに渡してきた。無駄に達筆で美しい字で書かれた文字は、気品すら感じられる。字の上手さが教養を表すといわれているが、これでは蟲以下の教養しか持っていない者達ばかりになってしまう。今後は、その諺を使うのは控えよう。

 後、蟲から発せられている良い香りが…『ネームレス』のマーガレットという受付嬢の匂いと酷似している。受付嬢が香水を付けていたと考えたいが、そのマーガレットという人物は先生が初めて作った蟲人だという噂もある。戦場でおぞましい姿で目撃された事例や『受付嬢Mの秘密』なんて笑えない内容の主人公にもなっているからな。

 後者である場合を想定して、会う機会があったら、いくらか包んでおこう。

「きゃーー、かわぃぃ。お姉さんが、毛繕いしてあげるね~」

モキューーモキュ

 仲間の一人が、可愛いといって蟲を抱き上げている。そして、はなせーーという風に叫ぶ蟲がいる。

 だ、抱きしめるのは構わないが丁重に扱って欲しい。下手に怪我でもさせたら物理的に首が飛ぶのが目に浮かぶ。先生の雰囲気から察するに怒ってはいないようだ。むしろ、機嫌が良くも思える。

「一つ教えてください。なぜ、こんな回りくどい事を?」

 私が知る限り先生の実力は、他の高ランク冒険者とは隔絶した差がある。先生自身が『闇』と『聖』には勝てないだろうと言っているが、それを考慮してもの全冒険者中5本の指に入るだろう。故に、回りくどい事をしなくても正面突破で目的を達成できると思える。

「それは、私自身が直接手を下せば良いのでは無いかと言うことかね? それであるならば、簡単だ。何事にも万が一はあるだろう。その可能性を少しでも減らすために、使える手段は使う。無論、君達には危険が伴うだろうが働きに似合った対価は用意する。それに、冒険者家業は命を張って当たり前の職業であろう」

 その通りだ。モンスター相手に命を掛けるか、人相手に命を掛けるかだけの差。ターゲットとなるのがギルド幹部で高ランク冒険者という事だが…対人戦となれば、やりようはある。

 何より、報酬が一代貴族とは言え当主になれるという破格の好条件とその支度金とも言える莫大の金には目がくらむ。

 一部の大貴族が持っている特権で一代貴族の任命がある。無論、任命責任と言う物があり、好んで使う者がいない。なぜなら、己の領地を分割する事で成り立つので単純に権力や収入が落ちるのだ。

「他に声をかけて得る冒険者のグループは、ありますか?」

「今のところ、君達で2グループ目だ。独断で蟲達の様子を探りに来て活路を見いだそうとしている優秀な冒険者が少なくて困るね」

「動くなら早いほうがいいか。ギルド幹部の首を三つ持ち帰れば、俺達三人全員が一代貴族入りで報奨金も300億セルで間違いありませんか? また、一代貴族入りをしない場合には別の形での報酬を希望する事も可能ですか?」

 先生の蟲から貰った情報には、狙い目と記されているギルド幹部もいる。武闘派では無く、護衛も少ないと。急がねば、狙いやすい者から順次狩られてしまうだろう。

「前者については、その通りだ。後者については、そうだな…あまり考えていなかったが、一代貴族入りをしない場合には金で補填しよう。一首あたり追加で100億セル出す。後、私からのサービスでギルド幹部には、幹部の子息達を刺客として送り込んでいる。いいか…私の目の前に首を持ってくるまでが仕事だ。その過程で、幹部の子息達から首を奪おうが私は関与しない。最終的に、私が指定した座標に首を飾った者が正義だ」

 ギルド幹部の子息達がギルド幹部を殺す刺客!? 一体どんな手品を使えばそんな事が可能なのだろうか。だが、先生が言う以上、事実なのだろう。

 ビゥビ

 小型の蜂のような蟲が先生の耳元で何かしゃべっているようだ。

「おっと、三番目のグループが見つかったようだ。それでは、期待しているよ。カータン君、モーラ君、ルミ君。…モーラ君、悪いが絹毛虫ちゃんを返して貰うよ」

 先生がモーラが抱きしめていた絹毛虫という蟲を抱える。そして身を翻すとまるで消えるかのように景色へ溶け込んでいった。一体どんな技術なのか見当も付かない。『風』の魔法を使えば、不可視に近い現象を実現できるが・・・それは見えにくいだけでこれ程まで自然に消える物では無い。

「先生は、私達の名前覚えていてくれたんだ。講義の時は、番号で呼ばれていたから覚えて貰えていないと思ってたね」

 そうだな。初めて先生に名前で呼んで貰えた。

「リスクとリターンを考慮し…我々の実力を加味する。………勝算は高い。やるか」

 全員が頷いた。

 そうと決まれば、迅速に行動有るのみだ。ギルド幹部ともなれば、我先に逃げ出すに決まっている。他の場所に移動されて戦力を補充される前に叩くのがベストだ。



 部屋に使われている物全てが最高級品といって間違いない。隣の部屋には会議の為だけに食事やお菓子作りをする厨房があったり、お金の無駄とも言える施設だ。

 流石は、天下のギルド幹部が集まる会議室である。この世の贅を尽くした作りをしている。

 だが、そんな特権階級ともいえるギルド幹部が集まる会議室はギルド職員とっては、厄介ごとの種でしか無い。不用意に近づけば難癖付けられて、殺されることもあるようで本当に用事のあるとき以外はこの付近に近寄る馬鹿はいないらしい。

 おかげで、数名の警備の者を昏睡させれば楽にたどり着けた。

「なかなか、良い椅子じゃないか」

 数時間前まで普通に使われていた場所だ。だが、今現在は私の待機室として活用させて貰っている。当然、無断借用だが…まぁ、公的死人である私には、一般的なルールは適用されないので許されるであろう。

 ありがたいことに座席には、名前が彫られている。その為、首を安置するにはもってこいである。だから、刺客や選ばれた冒険者達にはこの場所を座標として指定している。対象者の名前が書かれた座席に首を飾る事が達成条件だ。

ピッピ(お父様、幹部達が全員…いいえ、一人を除いて地下通路から脱出を図りました)

「一人を除いてか…勘の良い外道もいたものだな。感知範囲に入らないように注意して監視を行ってくれ」

 本気でこの私から逃げおおせるとでも思っているのか。多少、遊び心を混ぜているが・・・お仕事はきっちりこなすと評判のこの私だぞ。地の果てだろうと、地の底だろうと、海の底だろうと、空の上だろうと、必ず追いかけて息の根を止める。

ギッィ(このお椅子・・・ドラゴンの皮製!? と言うことは・・・ゴクリ)

 私が真面目に今後の事を考えていると一郎が椅子にソースをかけ始めた。他にもソレを見た一郎の愉快な仲間入りを果たした一部のステイシスなどは塩などの調味料を横の厨房から拝借して、椅子にかけ始めた。

 ま、まさかね。

ピピ(いけません一郎様。そんなお椅子を食べてはお腹を壊してしまいます!! そんな椅子よりあの花瓶に刺さっている花の蜜は美味しいですよ)

 蟲達が暇をもてあまして会議室や横の厨房を物色し始めている。早く、蟲達のランチとなる首が届かないと大変なことになりそうだな。

ズドン

 遠くで爆発音がすると共に煙を上げた。

モキュ(お父様!! 自爆が発動したようです)

「なんだ相打ちか・・・事実確認に何匹か派遣しなさい」

 心優しいこの私は、改造を施したギルド幹部の子息達には最終奥義の自爆が出来るようにしている。無論、本人の意思に関係なく死に際に蟲が体を操り幹部諸共死ぬという素晴らしい物だ。

 さぁ、逃げ惑い絶望して死ぬが良い。それが、貴様等ギルドが貯めたツケの精算になるのだ。
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新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。


うーーん、なかなか話が進まないぞ><
後一息だというのに・・・このまま勢いで走りきりたい。

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