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第二十四章

第百一話:憎しみの連鎖(3)

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先週は、お休みしておりました。
心の鋭気も養えたので投稿だ!!
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 滞りなく、自分の葬式が行われた。その様子を遠くから眺めていたが…なかなか、悲しい物であった。マーガレット嬢があくびをして、寝ていたからな!! 後、駄目猫もな!! 泣いて別れを悲しんでくれたのはゴリフターズと蟲達くらいだ。

 まぁ、葬式なんてそんな物か。

 葬式後に瀬里奈さんの貴族任命式が行われた。途中、有線が引っこ抜けてぶっ倒れるアクシデントも在ったが…なんとか終える事ができた。これで、本日から正式にセリナ・アーネスト・ヴォルドーとして表舞台に登場する事になった。

 任命式には、次期皇帝のガイゼルとガイゼルの親族である公爵達も出席してきた。頭の良い連中だけあって、瀬里奈さんの存在を黙認した。『ウルオール』との同盟維持のために用意した駒だと思われたのだろう。流石に、年齢が若すぎるという点で疑いの眼差しはぬぐえなかった。

 そして、夜になって親族とゲストを招いた密会が行われている。ガイウス皇帝陛下が気を利かせて王宮にある機密レベルの高い部屋を貸してくれた。

 本日のゲストは、『聖クライム教団』からは先代教祖のグラシア様と『闇』の使い手グリンドール・エルファシル。『ウルオール』からはミカエル国王とゴリフリーザ王妃と義弟達。『神聖エルモア帝国』からはガイウス皇帝陛下とエーテリアとジュラルドというそうそうたる面子だ。

 そんな国を動かすといっても過言で無い人達に対して私は床を向いて話している。

 王宮の一室だけあって良い床だ…床が冷たい。

 事情を知らず私の葬式だと本気で思い込んで執務を投げ出して、遠くからお越し頂いた義理の両親には本当に申し訳ない。当然、事情を知らずに駆けつけてくれたエーテリアやジュラルドにも深く詫びている。

 だから、この冷たい大理石の床に額を付けるほど頭を低く下げている。私の横には、ゴリフターズと瀬里奈さんまでも土下座している。ヴォルドー家勢揃いの土下座だ。

 私だけでも良いかと思ったのだが…流石に、事が事だけに、ゴリフターズも一緒に謝ってくれている。今回の葬式では、流石に無関係ではないからね。

「事情は分かった。それにしても、普通そこまでやるかのう」

「まぁ、良いじゃありませんか。無事でしたから。しかし、ギルドには困ったものですね。うちの義理の息子を殺しにきて知らぬ存ぜぬとは」

 ミカエル国王とゴリフリーザ王妃にやり過ぎだと言われてしまった。しかし、後悔は全くしていない。ギルドが公的行方不明だから何をしてもいいと言っているんだ。そのような言い訳がまかり通るとギルドがルールを教えてくれたのだ…後から取り消しなどさせない。紳士らしくギルドが定めたルールで報復させて貰おう。

 だが、ゴリフリーザ様の言うとおりギルドには困った物だ。

 ギルドが非を認めて此方が納得できる謝罪…具体的には、幹部全員の生首と莫大な賠償金を支払えば私だってここまでやる気は無かった。しかし、ギルドは非を認めるどころか知らぬ存ぜぬ、更にはあまり五月蠅いと戦争するぞこの野郎という始末だ。しかも、『神聖エルモア帝国』と『ウルオール』が事実無根の文句でギルドに戦争を…とか噂立てている始末。

「まぁ、ギルドの腐敗は今に始まった事ではないがな。で、『蟲』の使い手…正直、言ってしまえば、ギルドを潰すのに儂の力が必要だとは思えんのだが」

 『闇』の使い手の言うとおり、戦力だけで言えば間違いなく過剰戦力であろう。『闇』『聖』『蟲』だけでなく、エーテリアとジュラルドもいる。更には、大国のトップも加わっている。これだけの戦力を正面にしてギルドが耐えられるとも思えない。

 改めて思うとすさまじいメンバーが揃った。まさに、大陸すら平定出来る戦力である事は疑いようが無い。

 だが、大国のトップが居るというだけで公に出兵ができるわけではない。兵を動かすにしても大義名分や予算がいる。だから、国家のトップが居るとは言え、戦力としてはガイウス皇帝陛下個人として換算すべきだ。それは、ミカエル国王とゴリフリーザ王妃も同様だ。この三名に関して言えば、戦闘力より政治的手腕を期待している。

「ギルドがこっそりとランクAのクロッセル・エグザエルを保有しているので万全を期す必要がある。出来るはずの準備を怠って、ギルドに敗北しましたでは笑えない。やるからには徹底的に!! 完膚なきまで叩きつぶす!! 少なくとも、私の寿命が尽きるまでギルドなんて糞みたいな組織が再生できない程に」

 少なくとも、瀬里奈さんより早く死ぬつもりは無い。親より先に死ぬとか不幸は出来ない。モンスターの寿命は、何年だろうな…。まぁ、モンスターに出来る事なら大体真似られるから問題ないか。

「それならそれで構わんがな。で、どうするつもりじゃ?ギルドの総御本山を消す程度なら日帰りで終わらせてくるが」

 ステイシスを使って空から移動すれば本当に日帰りコースで始末してきそうな雰囲気だ。事実、『闇』の使い手ならば本当に可能なのであろう。どのような強固な守りであろうとも消失の特性を持つ『闇』の前では無意味だ。

 『闇』の使い手の言うとおり、その方法がスマートに処理できるだろう。ギルドを統括しているギルド総本山が消滅すれば多少の混乱こそ発生するだろうが、各地にあるギルドの運営が止まるとは思えない。ギルドという組織は、前世で言うフランチャイズだからね…親元が死んでも子は生きるのだよ。物資の仕入れ先の問題もあるだろうが、そこら辺は各国の商人達がなんとでもする。

 どうしても、運営が滞るならば『筋肉教団』をそこの後釜に押し込めば良いのだ。ゴリヴィエやタルトには貸しがるからな、私からの頼みであれば断れないだろう。

 だが!! そんな簡単に殺してはいけないだろう。

 この私が味わった心臓を抉られた事に匹敵する痛みを与えてあげなければいけない。紳士として、借りた物は何倍にもして返すのが当たり前の行為だ。

「それは最終手段としたい。ギルド幹部並びに不正を働いていたギルド職員達は、罰を受けるべきだ。最低限、この私が今までギルドによって被った苦痛と同じ程度の苦しみを与えるべきだ。ギルド幹部連中の非道は、本にすれば全10巻を超える。あ、そうそう、この本…明日発売の『ギルド受付嬢Mの秘密』の3巻目ね。是非、買ってください。…と、まぁ、そんな事で物理的に潰す前に中から潰してみようかと思っている」

「それは、初耳じゃな。で、レイアよ…どうやってギルドを潰す気じゃ?」

 よくぞ聞いてくれましたガイウス皇帝陛下!!

「ギルドの力は、金に依存している部分が大きい。事実、金の力でギルド総本山がある南方諸国連盟で幅をきかせている。ならば、その金を根こそぎ奪ってやる」

 測定不能と言われているギルドの総資産…だが、測定不能のはずが無い。ただ単に、一定期間ごとに戦争で冒険者を処理して倉庫から補充しているだけだ。他にも、勢力下の国家から色々と献金させている事実もある。その金を使って大国にツテを作っている。

「まぁ、それはあるな。だが、どうやって金を奪うつもりじゃ?」

「誤解しないで頂きたいのですが…何も不正を働くつもりはありませんよ。真っ向から奪う!! 具体的には…」

 紳士なのだから、強奪とか行為は行わない。

 私が目を付けたのはギルドが南方諸国連盟と結んでいる契約だ。色々と取り交わしはされているがその中の一つに「自然災害等が発生した際の援助について」という項目があった。既に形骸化されている保険みたいな物だが…饑餓や疫病が発生した際は、ギルドが率先して解決に勤める。無論、事態収拾の為にも援助を惜しまないという内容だ。それには金銭的な事も含まれている。ギルドが窓口となり国外から物資を買い上げて、南方諸国連盟に分配するという物まであった。

「あぁ…そういえば、そんな契約があったの。聞いたことがある」

 ガイウス皇帝陛下以外は、理解してくれていない。だが、そのはずだ…瀬里奈ハイヴがこの大陸における食糧事情を握っている真実は、まだ公にされていない。

「レイア殿の考えは、なんとなく察しが付きました。国外の食料を頼らざる状況を作るのは『蟲』の魔法を持つレイア殿と『闇』の魔法を持つグリンドール・エルファシル殿ならば容易いでしょう。ですが、輸出する食料で莫大な金をギルドから巻き上げるつもりでしょうが、どうやって確保するのですか?」

「確保は難しいと思うぞ。アタイの実家は、農家だが…そんなチャンスがあれば、どんどん国外輸出して稼ぐのが当たり前だ。だから、各方面からギルドへ輸出されるだろうと思うぞ」

 ジュラルドとエーテリアがいう内容は、至極まっとうな意見だ。だが、それについても考えている。

「実は、私の母である瀬里奈さんは…大陸における食糧事情の2割を押さえている!! 各国の市場で見かけているであろうS氏というのは瀬里奈さんの事だ!!」

 瀬里奈さんが産んだ子供は別として、数万に及ぶ高ランクの私の蟲達が交代制で24時間勤務で育てているのだ。出荷する際についても、勝手に掘った地下通路を通って各街にある倉庫に直接運び込んでいる。おかげで、日差しに晒されることもなく鮮度抜群の品物が市場に出回る仕組みになっている。

 現在は、『神聖エルモア帝国』と『ウルオール』と『聖クライム教団』の主だった街まで地下通路が延びている。私が迷宮で働いている間にゴリフターズの圧倒的なパワーで固い岩盤も楽々粉砕して繋げてくれた。ギルド総本山のある南方諸国連盟に近くにも出口を作るのもそう難しい事では無い。近くまでは伸びているからね。この事実を知るのは、今日までガイウス皇帝陛下ただ一人だった。

「実家のライバルだったのかよ!! まぁ、いいけどな。作る作物が被ってないと親が言っていた」

 当然だエーテリア。その程度、調査している。エーテリアの実家にご迷惑を掛けないように、育てる作物は厳選している。『神聖エルモア帝国』や『ウルオール』に掛ける迷惑は最小限に押さえるように常に考えて行動している。

「ありがとうエーテリア。でだ…ギルドに売り込もうとする商人達の食料は、全てこの私が買い上げる!! それならば、商人達とて文句は言わないだろう。輸送に掛かる手間が省けるし、現金だって直ぐに手元に入る。お互いwin-winの関係になれるさ。金の事なら心配するな。瀬里奈さんの個人資産額は、この私を遙かに上回る」

 商人達は数倍の値段で売りつけてくるだろうが問題ない。それ以上の価格で、ギルドに売りつけてやる。

「もしかして、私が教祖をしていた時に食糧自給率が落ちたのはそういう裏があったのね。美味しかったわよあの野菜」

 グラシア殿の明るい声に反して、私は青ざめそうになってしまった。そうだった!! 『聖クライム教団』への嫌がらせで食料自給率を落とさせる為にアレコレやっていたんだった。というか、今の会話でよくソコに気がついたものだ。淑女は、違う。

 しかし、危なかった。グラシア殿が「酷い事してくれましたね」とか言ったらグリンドールの魔法が私に炸裂していただろう。怖い怖い。




 そして料理の準備も整ったし、そろそろお仕事の話はおしまいにしよう。

「では、各自に配った資料を頭にたたき込んで行動をお願い致します。何か問題が発生した際には逐次連絡を入れて欲しい」

 私の仕事は、農作物の増産と下準備だ。

 瀬里奈ハイヴの総力と私の蟲達を全て農作業に当てて、ギルド総本山の勢力下にある南方諸国連盟に農作物を輸出するのだ。既に、品種改良を行った育ちの早い農作物を大量に生産するように瀬里奈ハイヴの蟲達に指示を飛ばした。

 下準備として、『闇』の使い手が一人で南方諸国の各地を回り湖を消滅させたり、治水工事を行い河川の流れを強制的に変える。そうする事で南方諸国に対して致命的なダメージを与える。

 同時期に南方諸国限定で何故かイナゴの大量発生が発生するなんて事件も起きるが自然現象だから仕方が無い。イナゴ達だって食料がなければ人のいる場所に現れるのは当たり前の事だ。その蟲が白かったりするかも知れないが、『神聖エルモア帝国』には何ら関係ない事だ。いかなる苦情も知らぬ存ぜぬで通せば良い。

 当然、ギルド総本山の勢力下にある南方諸国は饑餓にならないように農作物をギルド経由で輸入する事になるだろう。大国のギルドに対する感情は、決して明るいとは言えない。

 寧ろ、最悪の一歩手前だ。唯一放置プレイされている4大国の一つである『ヘイルダム』を頼るにも『ヘイルダム』からギルド総本山のある南方諸国連盟には、『神聖エルモア帝国』を通過しなければ大幅な遠回りになる。農作物がこの真夏に長持ちするとは思えない。

 そこで登場するのが瀬里奈さんだ。

 『神聖エルモア帝国』のヴォルドー家当主として、ギルドに対して食料を売ってよいと歩み寄る。売価は、市場価格の十倍以上でな!! 異常な価格に思えるかも知れないが大飢饉に陥る可能性のある南方諸国と自分達の食料を確保する為にも、この申し出を断る術は無い。断れば何十万も死ぬだろう。

「なんか、儂の仕事だけ多くないか『蟲』の使い手…」

「当然です。クロッセル・エグザエルを単独で撃退できて且つ短時間で今述べたことが出来るのが『闇』の使い手しかいないからです。当然、報酬も弾みますし…グラシア殿の身の安全は、私の命とゴリフリーテとゴリフリーナ、そして母の瀬里奈さんの命をかけましょう」

 グラシア殿を置いての単独行動になるのだ。グラシア殿に万が一があれば、私達一家の命で償うのは当然だ。全員了承済みだ。そのくらいの覚悟は見せて当然だ。

「で、アタイとジュラルドの仕事は?」

 渡した資料に書いてあるよ!! でも、説明しちゃう!! 大事なお仕事だから。

「ゴリフリーナとゴリフリーテと一緒にグラシア殿の護衛!! 男性では護衛できない風呂場や寝室まであらゆる場所に着いていって護衛あるのみ!! ジュラルドは、魔法を使って常時周囲警戒。クロッセル・エグザエルは魔法が使えないからこそ、魔法に対する警戒は尋常では無いだろう。しかし、ジュラルドならばその裏をかけると信じている。最低、半径200mは常時警戒してくれ、可能なら400mは頼みたい」

「400mですか。その程度なら可能です…ですが、神器テミスを貸して頂ければ半径600mはお約束しましょう」

 あぁ~、神器テミスが気に入ったのね。領地防衛の際に貸し出したからね。本来の機能こそ発揮出来ないが、神器テミス単体で所有者の魔力を向上させる効果があるらしい。特別な属性である我々には効果が無かったので分からなかったが…なんでも3割増しとか常軌を逸した性能を持っているとか。

「希少品なので壊さないでね。後で持ってくる」

 あ、あげないからね!! そんな嬉しそうな顔をしても絶対にあげないからね!! 貸与だからね!! 終わったら回収するから!! 

………
……


 それにしても、『闇』の使い手が参加してくれて本当に良かった。これもグラシア殿のおかげだ。二人に対する今回の報酬は、ギルドの手によって人生を狂わされた者達を救う事とお二人の子供についてだ。後者の願いは色々と迷いがあったようだが、グリンドールの強い希望もあったらしい。

 希望があれば叶えるつもりでいたが、恐ろしい才能をもった子供が出来そうで怖いわ。

 前者は、ギルドの秘匿施設で人体実験やモンスター牧場でオークやゴブリンの子供を産まされている女性を元通りにして欲しいとのご要望だ。肉体の完全再生は、確約した。精神についても記憶操作で可能な限り元の状態に戻す事を約束した。

 グラシア殿は、「全ての人を救う事はできないですが、手の届く範囲で助けるのは悪い事ではありませんので」…と仰ったのだ。

 ギルドによって人生を狂わされた者達の存在など、興味すら無いのだが…グラシア殿程の女性の頼みならば、話は別だ。数にして千…いいや、万を超える可能性もあるが、時間を掛ければどうと言うことは無い。

 ジュラルドが飲み物を片手に此方にやってきた。

 どうやら、女性陣営に混ざる勇気は無いようだ。女子力の高い者達が一同に集まっているから無理もあるまい。男性と女性では、色々と違うからね。

 瀬里奈さんも混ざっているのだが…壁に座っている本体と皆に混じってしゃべっている人型模型がこの場にあると違和感がぬぐえないわ。

「やはり、女性陣営には混ざれませんね。それにエーテリアは仲の良い女性が少ないのでこういう機会を大事にしたい」

 女性冒険者は、男性と比較すれば確かに少ないが…割合を考えれば、出会いが無い事もない。だが、エーテリアのような超一流ともなれば話は別だ。国に一人いれば良い程度の逸材なのだ。

「気にする程じゃないさ。男性陣営は仲良く親睦を深めよう。ジュラルドにとっては、直接面識こそないだろうが…この場にいる全員が誰だかは知っているだろう。気軽にはなせばいいさ」

 とは、言ったのだが…流石に無茶ぶりだったかな。

 ジュラルドは、『ウルオール』の出身でありながら『神聖エルモア帝国』に所属する冒険者だ。そんな立場なのに、両国のトップが今目の前にいるのだから、若干の緊張は………ないな。

「ジュラルド、我々若者勢は、目上の方に飲み物をつぎに行くとしよう」

「そうですね。では、参りましょうか」

 ガイウス皇帝陛下、ミカエル国王、グリンドール・エルファシルにお酒をつぎに出発した。

 あれ?義弟達が最年少組のはずなのにいずこに…と思ったら瀬里奈さんが両手に花をしていた。まぁ、良いか。いつものことだ。

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レイアの土俵で勝てると思うなよギルドよ!!

本当は、夏なので海編をやりたい><
水着姿のゴリフを披露したい。
まぁ、以前はビキニアーマー着ていたけどね。

PS:
来週も予定通り投稿したいけど、グンマーまで温泉にw
必ず生きて帰ってくる!!
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