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Episode-5 ルノルマン・カードに導かれし人生

Episode5 ルノルマン・カードに導かれし人生

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「あの……そのカードは一体、何なのですか?」
「ルノルマン・カードですよ」
「……だから、何なのですか? ルノルマン・カードって……」
「西暦でいう1846年頃に、現ドイツで最初のデッキが作られました。それから、ヨーロッパで広まり……ルノルマン・カードの名前の元となったのは、18世紀後半から19世紀前半に現フランスで活躍した占い師のマリー・アン・アデレイド・ルノルマンという女性であり……というよりも、早くカード引いちゃってくださいよ。あなたの後がすっごくつかえてんですけど……」

 私と向かい合わせに机を囲んでいる”天使と呼ぶべき存在”であるらしい愛らしい顔をした娘は、私の後ろに続いている長蛇の列へとチラリを目をやり、溜息をついた。

「ええと、5枚引けばいいんですよね……でも、こういう決め方ってありなんですか? 私も、私の先にこのルノルマン・カード? を引いた人達も、私の後にカードを引く人達も……このカードによって、”今からの人生の大まかな具材”を決められちゃうんですよね。そんなのって有り?」
「有りです。あなたたちの人生の具材についての決定は全て私たち、”出生前計画課の天使たち”それぞれ個人の裁量に委ねられているんですから」
「いや……でも……ほら、隣の列の天使さんなんか、カルテっぽいものを手にすごく丁寧に1人1人カウンセリングしているじゃないですか? たぶん、前の人生でやり残したことや課題について聞いてるっぽいですよね」

 私は横目で、自分が並ぶこの長蛇の列よりもさらに数倍長い列となっている、真横の行列へとチラッと目をやった。
 あなたもカードでパッパッと決めるんじゃなくて、仮にも天使の端くれなら横の列の天使さんみたいに1人1人の意見に優しく耳を傾けたら、どないですか? という気持ちを込めて。


「私は私のやり方でやらせていただきます。私は、ルノルマン・カードが人間社会に誕生したのを知って以来、”これは使える!”とルノルマン・カードを活用して、仕事を迅速に処理してきたのですから」
「……しかし、もしいわゆるネガティブな意味のカードが出たりしたら、生まれる前からブルー過ぎますませんか?」

「その心配はないです。あなたが引くことになる5枚のカードについての記憶は誕生前にしっかりと消させていただきます。中には前世や出生前の記憶をきちんと残して生まれることを最初から計画に組み込まれている方々もいますが、あなたの場合は違いますし……それに、仮にネガティブなカードが出たとしても、それをそのまま受け取るのじゃなくて、『どうしたらより良い方向に変えられるだろう?』や『今からの人生での課題は何だろう?』と考えることこそ大切なんじゃないですか? ま、どのみち記憶は消されちゃいますけどね」

 私は思わずフーッとため息をついてしまった。
「生まれる前の記憶って、もっともっとドラマティックなものかと思ってたんですけど……こんな(ビジネスライクにも程がある天使の列に並んでしまったばかりに)たった5枚のカードで今からの長い人生を……」

 私の言葉を受けた天使もフーッとため息をついた。
「人生が長いものであるとはまだ分かりませんけどね。寿命を決めるのは私たちではなく、享年設定課の天使たちです。そして、人やあらゆる事象のつながりによって人生を盛り立てるのは、合縁奇縁課の天使たちです。彼らのコンビネーションによって、あなたの今からの人生のドラマティックさは決まります。この出生前計画課は、一番最初のいわゆる”大まかな下ごしらえ”です。それに自分で言うのもなんですが、私のやり方は出生前計画課の天使たちの誰よりも公平であると思いますよ。1人1人カウンセリングしていたりなどしていたら、どうしても情が入ってしまいます。ですから、生まれる前の魂たち本人に直接カードを引いてもらい、その魂たちの選択と”魂たち自身の出生前の運”で決定しているのですから」

「だけど、たった5枚のカードが今からの人生の具材になっちゃうとか……もし、しょっぱなから、恐ろしいカード引いたりしたら、例えば、”死神”を引いてしまったりしたら、最悪じゃないですか」
「タロット・カードと勘違いしているようですが、ルノルマン・カードに”死神”のカードはありません。『8  棺』というカードはありますが……」

 これから生まれるというのに”死”と”終焉”を連想せざるを得ない『8  棺』というカードがルノルマン・カードにはあるらしきことに、私は震えあがってしまった。
 これから生まれるというのに、最初から” 棺”とか本当にありえへんって。
 しかし――

「さ、そろそろルノルマン・カードを5枚引いてください。あなた1人にこんなに時間を割いてるわけにはいかないんです。後ろの人の迷惑も考えてください。あなたの人生計画には協調性と空気を読む力を育むことも入れた方が良さそうな気もします」
 天使はピシャリと言い放った。
 私は手を伸ばす。
 天使が机の上に広げているルノルマン・カードへと。

 もう、こうなったら引くっきゃない。
 ルノルマン・カードは全部で36枚あるらしい。
 その中から5枚。
 せめて5枚のうち3枚は、いや2枚でも、いい意味のカードが出ますように、と祈りながら……

 私が引いた5枚のカードは、私の祈りを想像以上に聞き入れてくれたものであった。
 嫌味な天使も、私が引いたカードたちを見て、驚きで目を丸くしていた。いや、その表情には少し悔しさも滲んでいるようにも思えた。

 
 なぜなら、私が引いたカードは5枚とも、その絵柄を見るだけでも、ポジティブで幸せな今からの人生を”約束”されたようなものであったのだから。

 1枚目「25 指輪」、2枚目「24 ハート」、3枚目「31 太陽」、4枚目「9 花束」、5枚目「1 騎手」。
 
 素晴らしい。
 なんと、素晴らしい。
 1枚1枚の正確な意味は分からないが、繊細で美しい指輪や花束、愛を真っ先に連想してしまうハート、光輝く眩しき太陽、そして凛々しい騎手の絵を見て、これらの具材によって調理されるであろう私の今からの人生が苦渋と困難に満ちたものになるとは到底考えられない。
 私は、どれだけ素晴らしい人生を歩むことを約束されたというのであろう?


 しばらく黙ったまま、5枚のカードにじっと目を落としていた天使が口を開いた。
「……ルノルマン・カードは1枚のカードだけでなく、複数のカードを組み合わせてのコンビネーション・リーディングも行えます。中には、ニュートラルな意味を持つ……組み合わせるカードによって意味がポジティブにもネガティブにもなるカードもあり、『25 指輪』をニュートラルカードと見る読み方もあるようですが……いや、あなたの場合はどのカードを組み合わせて、コンビネーション・リーディングを行っても……」

 私は天使が後に続けたかったであろう、”素晴らしい人生となる具材が明示されています”と言葉が聞こえてきた気がした。
 さて、こうしちゃいられない。
 いつまでも、この無愛想で感じ悪い天使とグダグダくっちゃべっているわけにはいなかい。
 上質の具材は見事に揃った。
 今から生まれる私は、輝かしい人生を送るのだから。
 

 バッと立ち上がった私に、天使が慌てて言う。
「このルノルマン・カードに基づく人生設定を享年設定課と合縁奇縁課に提出します。誕生準備完了(母親となる女性の胎内における着床寸前)の合図があるまで、あなたは控室にてお待ちください。なお……」

 天使は少し声を落とした。そして、私の目をまっすぐに見て、言った。
「控室で出されるお肉は必ず完食してください。正直、美味しいお肉とはいえませんが、ほぼ、あなたの眼球サイズのお肉ですので一口で食べきることができるかと思います。これは、前の人生がベジタリアンの方でも強制でございます」

 控室で出される肉を食べろ、と。
 しかも、その肉の大きさについての比喩――”ほぼ、あなたの眼球サイズ”という、天使のくせになぜよりによって残虐なカニバリズムを連想させる比喩をチョイスする?

「その肉こそ、あなたのこの出生前の様々な記憶……前の人生のことや、そして、つい今しがた引いたばかりの5枚のルノルマン・カードの記憶を消す役割を担います」
 天使は言う。
 そうか。先ほど引いた5枚のルノルマン・カードの記憶とそれに付随しているこの”高揚感”は、今からの人生に持っていけないということか?

 でも――
 私は天使にコクリと頷いた。
 この場では、記憶を消す肉を食(は)むことを承知したという意志表示をした。
 
「…………”約束”ですよ」
 私の目を再びじっと見つめた天使は『25 指輪』のカードを手でピラピラとさせて、言った。


※※※※※


 私が生まれたのは、全体的には平和な部類に入る日本という国であった。
 そして、女の肉体で女の心で生まれた。
 
 『25 指輪』、『24 ハート』、『31 太陽』、『9 花束』、『1 騎手』という、5枚のカードが具材となって始まった私の人生は、すこぶる順調で輝かしく愛に満ちたものであった。

 20代後半に差し掛かった現在まで、虐待、いじめ、事故、犯罪被害などに巻き込まれたことなど一度だってない。
 恵まれた環境、恵まれた資質という、神からの”花束”のごときギフト――それも人よりかなり豪華で美しい”花束”を受け取ったかのごとき人生。
 裕福で良識的で優しい両親、親族たちが勢ぞろいし、私自身においても勉強だって運動だって、たいして努力しなくても人並み以上にでき、もちろんこの容姿だって言うことなしだ。
 ネットやSNSが発達したこの時代において、地域レベル以上の有名人になることはかなりのリスクと不自由を伴うので、芸能界を目指す気にはならなかったけど、その気になれば日本中の人が名を知っている女優やタレントになれたであろうほどの美貌。
 人脈も広く、誰とでも有効な関係を築け、愛される私は皆の人気者。いつでもどこでも私は幸せの光の中で輝く、美人なお姫様。
 

 え?
 なぜ、私が出生前に引いた5枚のルノルマン・カードをしっかり覚えているのかって?
 それはもちろん、出生前の控室で出された肉を食べなかったからであるwww
 眼球サイズのいかにも固そうな肉を口に含みはしたものの、噛み砕きはせず、控室の床の隅にペッと吐き出したのだから。
 誰があんなモン食べるかwww


 あの5枚のカードは、高揚感を高めてくれただけでなく、私がこの輝かしい人生を送るうえでの確固たる自信であり、希望の源泉であった。
 自信を持って生きるのは、素晴らしいことだ。
 希望が枯れることない人生は、素晴らしいものだ。


 そのうえ、私にはこれから更なる幸せの光が降り注ぐ。
 『25 指輪』と『24 ハート』のカードが明示していた通り、結婚適齢期の私はもうすぐ結婚する。
 私にとって彼はこの世で最上の男性だけど、彼にとっても私は最上の女性であるに違いない。
 最上の美男美女カップルは、もうすぐ最上の美男美女夫婦となるのだ。

「騎士(たけし)さん」
 安っぽいラブホテルではなく、庶民なら足を踏み入れることも躊躇であろう高級ホテルの一室で私は彼の名を呼んだ。
「なんだい?」
 騎士さんが振り向き、私を優しく見つめた。

「絶対に幸せになりましょうね」
 いいや、私は幸せにしかなれないはずである。
 騎士さんと仲睦まじい夫婦となり、子供を2~3人産む。子供たちは皆、自分たちと同じく美形で優秀で強運である。
 ”私たちの人生”に影などさすことがなく、皆が皆、眩い光の中を歩き続ける、と――


「……そうだね。もっと幸せになりたいよね」
 騎士さんはネクタイをシュルッと外した。

「でもね、そろそろ終わりなんだよ」
「?」
 何か違和感。
 思わず後ずさってしまった私に、騎士さんは続ける。彼の口元には薄笑いが浮かんでいた。

「君さあ、控室で出された肉をちゃんと食べなかったろ。約束を破ったろ。ちゃんと分かってたんだよ、”僕たち”は……」 
「!!!」

 出生前の控室で、出された肉を食べなかったことを、騎士さんは知っている。
 なぜ、騎士さんがあのことを知っている? 
 そもそも、騎士さんは一体……?!

「君の担当だった出生前計画課の天使からも聞いてるだろう。享年設定課と合縁奇縁課もあるってことに。君が肉を噛まずに吐き出して床に放置なんて、ズルいことをしなければ……享年設定課が約束を破った君に”仕置きのための享年”を設定することもなく、合縁奇縁課に所属する僕もその定められた享年を実行するために君と恋人になることはなかったんだから」

「…………ど、ど、どうして……今頃になって……こんな……」

 騎士さんは――私とは殺人被害者と殺人加害者の間柄となる縁を紡がれているらしい騎士さんはクッと喉を鳴らした。

「今だからだよ。君は一応、あの5枚のルノルマン・カードが示していた通りの人生を、20代後半に差し掛かる今まで確かに送ることができたろ。君にとっちゃ、これ以上ないぐらいの人生で、かなりいい思いだってできたろ」

 騎士さんがゆっくりと私に近づいてくる。
 彼は手のネクタイを私の首に巻きつけ、花の茎にリボンを結ぶようにキュッと締め上げる気だ。

「そうそう、君が最後に引いたカードは、『1 騎手』だったけ。これも見事にその通りだね。『1 騎手』のカードは、解説書によっちゃ、騎士(きし)という名で書かれていることもあって、僕が今こうして名乗っている名も騎士(たけし)だし、君の人生に入り込んで、こうしてニュースをもたらしている。ただし、殺害予告という超バッドニュースだけど(笑)」


「ど、ど、どうしてよ? 私、殺されるほどの悪いことなんてしてないわ……むしろ、あのルノルマン・カードの記憶があることが私の人生にプラスに作用してきたのよ! 単に肉を食べなかったぐらいでこんな残酷な罰を受けなきゃならないの!」
「そうだね。確かに君はいわゆる極悪人や人の皮をかぶった悪魔ではないね。本当にいい意味でも悪い意味でもごく普通の人間だ。でも、約束は約束だ。じゃあ、最後に聞くけど……君は”5枚のルノルマン・カードを引く前に戻れたとしたら”、ちゃんとその後の控室で肉を食べると約束できるかい?」

「するわ! 約束する! だから、お願い、殺さないで……お願い……!」
 肉を食べる――あの5枚のルノルマン・カードの記憶を消されることぐらい、殺されてこの人生を終えるという恐怖と絶望に比べたら……

「……分かったよ。それなら戻そう。一応、僕たちは天使のカテゴリーに所属している者たちだからね。基本的には優しい性質なんだよ」
 私に向かって絞殺の体勢で構えていた騎士さんが、私の答えを聞いて、にっこり微笑んだ。

 もしかしたら、彼は最初から私を殺すつもりはなく、ただ私の”その答え”が聞きたかっただけだったのかもしれない。


※※※※※


 戻った。
 戻ることができた。

 私は、愛らしくはあるも無愛想でビジネスライクなあの出生前計画課の天使と向かい合わせに机を囲んでいた時へと戻った。
 確かに送っていたはずの”先ほどまでの私の人生”は、一瞬のうちに”本当の最初”に戻っていた。
 あの人生は、おそらく天使たちが私に見せたシミュレーションであったのだ。

「おかえりなさいませ」
 天使が言った。彼女の声は、どこかうれしそう――というよりも、面白がっているようであった。

 そして、彼女は『25 指輪』のルノルマン・カードをスッと私に明示してこう言った。
「このカードのキーワードは、”約束”や”契約”ですけどね、指輪の形状から分かりますように”循環”を表すこともあるんですよ。ひとまわりして元へと戻る循環した時間の中で、あなたが送った人生はいかがでしたでしょうか?」

 ”いかがでしたでしょうか”なんて問うてくる彼女であるが、彼女はもちろん、あのシミュレーションの中の私の人生を――そして、その顛末をしっているはずだ。
 バツの悪さと情けなさで、彼女に何も答えることができない私の耳にコツコツと足音が聞こえてきた。
 振り向くと、こっちへ歩いてきていたのは”騎士さん”――いや、実は”合縁奇縁課の天使”であった彼であった。

「おかえりなさい。先ほどは申し訳なかったですね。怖い思いをさせてしまったことお詫び申し上げます」
 シミュレーションの中でも、そして実際にも物腰柔らかであるらしい彼は私に向かって、頭を下げ、謝罪までしてくれた。

「あ、あの、私の方こそ、申し訳なかったです。ちゃんとお肉を食べなくて……約束を破っちゃって……」
 私も頭を下げた。
 確かに約束を破った私には非があるも、この天使たちに対する恐怖――当たり前だが、やはり彼女たちは人智を越えた存在であり、次に逆らったらどんな目に遭わされるか分からないという恐怖の方がよりウェイトを占めていたのだから。

「今から控室に行って、ちゃんとお肉食べますんで……それでは……」
 そそくさ、と椅子から立ち上がろうとした私を、ルノルマン・カードの天使も、騎士さんも「待って、待って!」と同時に制止した。

「僕はこう言ったはずですよ。『君は”5枚のルノルマン・カードを引く前に戻れたとしたら”、ちゃんとそのあとの控室で肉を食べると約束できるかい?』と。”ルノルマン・カードを引く前に”と」
 騎士さんが言う。

「そういうことです。あなたは一度、あの5枚のカードを具材とした人生を幻の中とはいえ、送りました。人生というのは皆、一度きりです。ですから”公平性を期す”ためにももう一度、ルノルマン・カードを引いてください」
 出生前計画課の天使も言った。

「!!!!!」

 もう一度、ルノルマン・カードを引け、と……
 あの超ポジティブ尽くしの5枚のカードたちを、次も引くことができるとは限らない。限らないというよりも、全く同じカードたちが明示される確率など0に等しいものであろう。

「そ、そんな……」

 せっかく、これ以上ないほど素敵なカードたちを揃って引くことができたというのに、私は自分の手で”今からの人生”を壊してしまったということか!


「……お気持ちは分かりますが、仕方ないですよ。最初にあなたが約束を守りさえすれば、こういった展開にはならなかったのですから。ご自分の蒔いた種です。ちなみに……ルノルマン・カードには『7 ヘビ』とか『10 鎌』とか『11 鞭』とか『23 ネズミ』とか『36 十字架』といったカードもありますよ。もしかしたら、次はそういったネガティブな意味のカードを引いてしまうかもしれませんが、今度はしっかりカードの記憶を消しての誕生となりますし、人生の具材がネガティブなものであっても、全てあなたの考え方や行動次第なのですから」

 ルノルマン・カードを手際よくシャッフルした天使は、机の上に36枚のルノルマン・カードをバッと広げ、やっぱりビジネスライクなまま言い放った。

「さ、早く5枚のカードを引いてください。あなたの後がすっごくつかえてるんですよ、本当に」
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