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Episode9 寒過ぎる言葉遊びラブホラー2品
【お急ぎの方へ☆サクッとネタバレ】Episode9ーB トースト
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【3行でネタバレ】
服を脱がなくとも、乳首の色が確認できるニップルリング。
ただ、その乳首の色が今現在のものとは限らない。
焼け焦げたトーストのように真っ黒な色は、交通事故死(事故発生時の車両火災により焼死)する主人公カップルの運命を見せていた。
【あらすじ】
男子大学生のツヨシさんは、不気味なアクセサリーショップの不気味な店主さんより、とあるシルバーリングをすすめられる。
このリングであるが、”対象者に向かってリングをかざし、その内側を覗くと、対象者の乳首の色が映っている”という、摩訶不思議でいやらしいにも程がある代物。
乳首につけるニップルリングではなく、乳首の色が分かるニップルリングであった。
実はツヨシさんは乳首フェチ……というより、乳首の色フェチ。
全くの初対面であるにもかかわらず、店主さんがツヨシさんの性的嗜好がつかまれていたことも摩訶不思議と言えよう。
さっそく(?)、自分に言い寄ってきている三人の女の子の乳首の色を確認したツヨシさん。
しかし、三人の中で顔もスタイルも一番良く、そのうえ本年度のミスキャンパス、学業に励む傍らアナウンサーになるという夢に向かって邁進中の女の子の乳首の色は、焼け焦げたトーストのように真っ黒……。
落胆したツヨシさんであるも、結局その彼女を選んだ。
何もかも完璧な人間などいないし、生まれつきの身体的特徴は仕方ないことであるし、それ以上の魅力が彼女にはあると、ツヨシさんには思えた。
つまることろ、乳首の色など確認しなくとも、ツヨシさんの心は最初から決まっていたのだ。
ほどなく、彼女と男女の関係になったツヨシさんであるも、彼女の乳首は”焼け焦げたトーストのように真っ黒”ではなく、素敵な色合いであった。
ニップルリングは眉唾リングであったのだろうか?
それから、シルバーウィークに彼女と車で旅行に行くことにしたツヨシさん。
交代で車を運転していたため、今は彼女が運転席でハンドルを握っていた。
助手席のツヨシさんは、カバンの中からおもむろに、なぜか捨てられなかった例のシルバーリングを取り出していた。
改めてリングをしげしげと眺めていたツヨシさんは、内側に八桁の数字が刻まれていることに、今更ながらに気付く。
その八桁の数字は、どうやら”西暦での今日の日付”のようであるが……
リングの内側にあの不気味な店主さんの顔が現れる。
ニタリと笑った店主さんは、ツヨシさんに向かって「You're toast!」(英語で「お前はもうおしまいだ。」あるいは「おまえの命運は尽きた。」というスラング的な意味)と口を動かす。
※ 声が聞こえるはずなどないのに、店主さんの声はツヨシさんの耳に響いてきたのです。不思議ですね。
その時、全開になっていた車の窓より、鳥が飛び込んできた!
驚いた彼女は悲鳴をあげ、その拍子にハンドルも大きく乱れて――
※ 具体的な事故シーンならびに、ツヨシさんと彼女の死亡シーンは書いてません。ただ、件の”焼け焦げたトーストのように真っ黒”な色は、彼女の最期の日の乳首の色であり、彼女の死にざまだけでなく、ツヨシさんの運命をも暗示していたのです。ちなみに、店主さんの正体は不明のままです。おそらく死神系の何かなのではないかと思われる。
【おまけ】
「12 鳥」のカードですが、”事故の原因”と”ツヨシさんの彼女さんの志望していた職業(アナウンサー)”として、調理しました。
『ニップル』か『トースト』かで迷っていたタイトルですが、店主さんの「You're toast!」という言葉と、”焼け焦げたトーストのように真っ黒”な乳首の色という比喩と合わせて『トースト』を採用しました。
服を脱がなくとも、乳首の色が確認できるニップルリング。
ただ、その乳首の色が今現在のものとは限らない。
焼け焦げたトーストのように真っ黒な色は、交通事故死(事故発生時の車両火災により焼死)する主人公カップルの運命を見せていた。
【あらすじ】
男子大学生のツヨシさんは、不気味なアクセサリーショップの不気味な店主さんより、とあるシルバーリングをすすめられる。
このリングであるが、”対象者に向かってリングをかざし、その内側を覗くと、対象者の乳首の色が映っている”という、摩訶不思議でいやらしいにも程がある代物。
乳首につけるニップルリングではなく、乳首の色が分かるニップルリングであった。
実はツヨシさんは乳首フェチ……というより、乳首の色フェチ。
全くの初対面であるにもかかわらず、店主さんがツヨシさんの性的嗜好がつかまれていたことも摩訶不思議と言えよう。
さっそく(?)、自分に言い寄ってきている三人の女の子の乳首の色を確認したツヨシさん。
しかし、三人の中で顔もスタイルも一番良く、そのうえ本年度のミスキャンパス、学業に励む傍らアナウンサーになるという夢に向かって邁進中の女の子の乳首の色は、焼け焦げたトーストのように真っ黒……。
落胆したツヨシさんであるも、結局その彼女を選んだ。
何もかも完璧な人間などいないし、生まれつきの身体的特徴は仕方ないことであるし、それ以上の魅力が彼女にはあると、ツヨシさんには思えた。
つまることろ、乳首の色など確認しなくとも、ツヨシさんの心は最初から決まっていたのだ。
ほどなく、彼女と男女の関係になったツヨシさんであるも、彼女の乳首は”焼け焦げたトーストのように真っ黒”ではなく、素敵な色合いであった。
ニップルリングは眉唾リングであったのだろうか?
それから、シルバーウィークに彼女と車で旅行に行くことにしたツヨシさん。
交代で車を運転していたため、今は彼女が運転席でハンドルを握っていた。
助手席のツヨシさんは、カバンの中からおもむろに、なぜか捨てられなかった例のシルバーリングを取り出していた。
改めてリングをしげしげと眺めていたツヨシさんは、内側に八桁の数字が刻まれていることに、今更ながらに気付く。
その八桁の数字は、どうやら”西暦での今日の日付”のようであるが……
リングの内側にあの不気味な店主さんの顔が現れる。
ニタリと笑った店主さんは、ツヨシさんに向かって「You're toast!」(英語で「お前はもうおしまいだ。」あるいは「おまえの命運は尽きた。」というスラング的な意味)と口を動かす。
※ 声が聞こえるはずなどないのに、店主さんの声はツヨシさんの耳に響いてきたのです。不思議ですね。
その時、全開になっていた車の窓より、鳥が飛び込んできた!
驚いた彼女は悲鳴をあげ、その拍子にハンドルも大きく乱れて――
※ 具体的な事故シーンならびに、ツヨシさんと彼女の死亡シーンは書いてません。ただ、件の”焼け焦げたトーストのように真っ黒”な色は、彼女の最期の日の乳首の色であり、彼女の死にざまだけでなく、ツヨシさんの運命をも暗示していたのです。ちなみに、店主さんの正体は不明のままです。おそらく死神系の何かなのではないかと思われる。
【おまけ】
「12 鳥」のカードですが、”事故の原因”と”ツヨシさんの彼女さんの志望していた職業(アナウンサー)”として、調理しました。
『ニップル』か『トースト』かで迷っていたタイトルですが、店主さんの「You're toast!」という言葉と、”焼け焦げたトーストのように真っ黒”な乳首の色という比喩と合わせて『トースト』を採用しました。
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