上 下
7 / 70
Episode1 これぞ天罰なのか?! 性格激悪高校生が主人公のオムニバスホラー2品

【お急ぎの方へ☆サクッとネタバレ】Episode1-B 拡散

しおりを挟む
 自分以外の女の子が注目を浴びることが嫌でたまらない女子高生・M。
 腹の中がドロドロならびゲロゲロのMは、”無邪気を装った悪意”とともに、クラスのアイドルOちゃんの別人級スッピン写真をグループ〇インに、アップロードしたりしていた。
 そんなMが、睡眠不足のまま登校した日に事件は起こる。

『突然、Mのクラスに一人の転校生(女子)がやって来た。
 絶世の美貌の持ち主である、その転校生は瞬く間にクラスのみならず学校全体の女神様となってしまう。
 だが、不思議なことにMには転校生の顔が見えない。見ようとしても、眩い光が彼女の顔を覆っているばかりである。
 Mにとって、転校生が人ならざる者だろうが何だろうがどうでも良く、自分より注目を浴びる存在がいることそのものが許せなかった。
 ついに、Mにチャンスがやって来た。
 掃除の時間、箒を手にした転校生が階段を掃いていた時、下から”妊娠中のR先生”が大きなお腹を抱えながら、階段を上がってきていた。
 Mは転校生の背中にわざと接触し、転校生はR先生を下敷きにするような形で階段を転げ落ちた。
 階段の踊り場には、みるみるうちに血が広がっていく……
 やった、やった、やった、と歓喜に湧き上がるMの下腹部がグルグルと妙な音を立てはじめる。
 ”それ”が不快だったMは、自身の体内から追い出そうとした。
 ブボボッ!!! ブボオオオオオッッ!!! という爆音とともに、Mは腹の中のものを思いっきり放出というか……屁をこいた』

 実は、『 』内でのことは、英語の授業中(ちなみにR先生が担当)に船を漕いでいた(居眠りをしていた)Mが見ていた夢であった。
 Mは、自分の屁の凄まじさによって目を覚ましたのだ。
 教室内は静まり返っており、Mの体より発せられし爆音ならびに、ほのかな臭いの震源地は、今さらごまかしようのない状況であった。


★ツッコミどころ★
 物語ラストにR先生(現実のR先生)が要らぬフォローをしてくれましたね。
 「み、皆もスマホで拡散なんかしちゃダメよ。絶対にダメだからね」と言われて、素直に聞く子は少ないでしょう……
 Mは拡散される側になってしまいましたね。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

AstiMaitrise

椎奈ゆい
ホラー
少女が立ち向かうのは呪いか、大衆か、支配者か______ ”学校の西門を通った者は祟りに遭う” 20年前の事件をきっかけに始まった祟りの噂。壇ノ浦学園では西門を通るのを固く禁じる”掟”の元、生徒会が厳しく取り締まっていた。 そんな中、転校生の平等院霊否は偶然にも掟を破ってしまう。 祟りの真相と学園の謎を解き明かすべく、霊否たちの戦いが始まる———!

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

同僚くすぐりマッサージ

セナ
大衆娯楽
これは自分の実体験です

JOLENEジョリーン・鬼屋は人を許さない 『こわい』です。気を緩めると巻き込まれます。

尾駮アスマ(オブチアスマ おぶちあすま)
ホラー
ホラー・ミステリー+ファンタジー作品です。残酷描写ありです。苦手な方は御注意ください。 完全フィクション作品です。 実在する個人・団体等とは一切関係ありません。 あらすじ 趣味で怪談を集めていた主人公は、ある取材で怪しい物件での出来事を知る。 そして、その建物について探り始める。 怪異と共にその物件は関係者を追ってくる。 物件は周囲の人間たちを巻き込み始め 街を揺らし、やがて大きな事件に発展していく・・・ 事態を解決すべく「祭師」の一族が怨霊悪魔と対決することになる。 読みやすいように、わざと行間を開けて執筆しています。 ありがとうございます。

処理中です...