美少女仮面とその愉快な仲間たち（一般作）

⑥

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　美聖女仮面デビルワールが大きく時計のように揺れて怯えている所に、空中で漂っている者がいる。
　華麗にステッキを操り、白いワンピースに白いマント、赤いアイマスク、素敵な耳飾りを付けて口紅は赤く濃く美しい、羽根の付いた白いベレー帽、そして、十字架の銀のネックレス、美少女仮面エスポワールだ。
「助けて～、美少女仮面エスポワール～ここから降ろして～～」
「わたくしたちが戦っている間にも悪いことをいたしましたわよね、大魔王のことは信じてもらえなくても、全てを警察に話すのです、それが助ける条件ですわ」
　美聖女仮面デビルワールには、選択の余地はなかった。
「何でも言うことを聞くから、わかったから、早く降ろして～～」
　美少女仮面エスポワールは、美聖女仮面デビルワールを巻きつけたまま吊るして警察へと降ろした。事情を説明した後、大魔王と子ども博士の所に向かった。
「みんなの夢守るため戦いましょう、美少女仮面エスポワール参上！」