美少女仮面とその愉快な仲間たち（一般作）

10 美少女仮面エスポワールプチットの恥ずかしいおもらし ①

10　美少女仮面エスポワールプチットの恥ずかしいおもらし

①希望に蹴られて魔少年に再び目覚めることができた。復讐を直接、美少女仮面エスポワールにするのではなく、魔少年は美少女仮面エスポワールプチットに恥ずかしいおもらしをさせることで、美少女仮面エスポワールを失墜させる計画を考えた。

　仲間の見ている前で、美少女仮面エスポワールプチットにおしっこを漏らさせて辱めるためには、空想世界ではだめだ。トイレだと思って座ってしてしまうので、お漏らしとは違う。
　立っている姿で、美少女仮面エスポワールのコスチュームからおしっこが流れ出ないと意味がない。そこで、魔の力で仲間を長期的に催眠にかける。指をパチンと鳴らすと催眠にかかり、また、パチンと鳴らすと元に戻るのではなく、一定の生活の中で、自分でも気付かずにしてしまう時間帯を作るのだ。対象者は仲間の方がいいので、いたずら3人組、健一、進、太にした。
　3人組が路地を曲がると、魔少年が立っていた。
「あっ、お前は、この前の魔少年、いい人になったはずじゃ・・・・」
　パチン～～
「お前達は、ここに書いてあることをして、美少女仮面エスポワールプチットに利尿剤を飲ませるんだ。でも、計画している時の感情は別人格となって、後で忘れる」
　パチン～～
「あれ～、今、魔少年がいたような・・・」
「うん、俺も見た、パチンって鳴らしたような・・・」
「幻だったのかな～」
　3人は、午後から近くの神社のお祭りに行く途中だったので、道を急いだ。その後ろ姿を魔少年が見ていたことに気が付かない。
　神社の近くに行くと、3人は怪人を見て叫んだ。
「怪人だ～美少女仮面エスポワール、美少女仮面エスポワールプチット、助けて～～」
　お祭りに来ていた人たちは子どものいたずらだと考えて気にしていなかったが、そのお祭りには希望がいた。
「あれ、十字架が反応していない、でも、いかなくちゃ」
　美少女仮面エスポワールプチットはテレビを見ていた。題名は美少女仮面エースで、凜々しい美少女仮面が悪をやっつけるガールズ戦士だった。
（私も、いつも格好良く、悪を倒したいな・・・、そのためにも、みんなから、かっこいいヒロインって言われるように頑張ろう）
「あれ～、助けを求める声が聞こえる、変身だわ～」

「みんなの夢守りるため戦いましょう～美少女仮面エスポワール参上」
「美少女仮面エスポワールプチット参上」
　委員長の健、美咲、写真部の文也、流星もお祭りに来ていて駆けつけた。
　こうして、美少女仮面エスポワールと、その愉快な仲間達はそろった。