美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)

ヒロイン小説研究所

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③子ども科学者は、中学生ぐらいに見えた。
    「私に、何か聞きたいことがあるそうだけど、話せることは、話すよ」

  「わたくしは、美少女仮面エスポワールですわ、あなたは、なぜ、ネジ怪人や人造人間ワルダーをお作りになさったのですか」

「ネジ怪人は、リサイク部品で作って、こちらで操作していたのさ、環境を破壊する人を懲らしめるために、まあ、破壊されてしまったけど、ワルダーは、魔王デビルとの共同作、僕は環境を守るため、魔王は、美少女仮面エスポワールを倒すため、結局、僕もじゃまをする美少女仮面エスポワールを倒すことになるけど」

健が前に出て、子ども科学者に諭すように話した。

「環境を守るために、環境に悪いことをした人を傷つけるのは、環境破壊している人と同じ悪いことだよ、それに、美少女仮面エスポワールは、僕たちが守る」

「価値観の相違だね、悪いけど、美少女仮面エスポワールは、魔王デビルとの約束だから、精神的にもズタボロにして倒すよ、じゃましたら、後悔するから」

「わたくし、美少女仮面エスポワールは、魔法も使えて、人間には負けませんわ!」

「じゃあ、魔法対科学の対決、楽しみにしているよ、あ、後、魔王デビルの魔力も、こっちにはあるから有利かな」

「わたくしには、仲間がおりますわ」

    美少女仮面エスポワールの周りで、みんなが頷いた。

「ああ、そうだね、美少女仮面エスポワールと、その愉快な仲間達との対決、楽しみにしているよ」

「愉快な仲間達って、僕達」

「私は、仲間だけど、愉快なって馬鹿にされている感じ、でも、まあ、確かに、みんな、愉快だけど」

「まず、ワルダーを救出して、対決だ!」

 「無理だ! ワルダーの足には、速効性のコンクリートにはまっている」

「そうみたいだね、普通の土だったら、回転で、もう、出ているはずだから、そろそろ、来るかな」

 大きな音とともに、ブルドーザーがあらわれた。そして、ワルダーの周りを掘り始め、ついに足にコンクリートを着けたワルダーが地上に出され、足のコンクリートは破壊された。美少女仮面エスポワールをはじめ、手出しが出来ず、見ているだけだった。

「ワルダー、全員、やっつけろ!」

  健、美咲、いたずら3人組は、美少女仮面エスポワールの後ろに隠れた。

「みんなは、わたくしが守ります。」

「何、無理なこと、言ってるの! ワルダーが近づくと動けないくせに!  どうしてなのか、疑問に思わなかったかな、頬をビンタした時、動けなくなるように暗示をかけたんだ、だから、今もうごけないはず」

「わたくしは、負けませんわ!」

「ふふん、ワルダー、やれ!」

「わたくしは、ワルダーを見ると暗示でうごけません、ならば、美咲ちゃん、目隠しをしてください、健君、ワルダーがどこにいるか、教えて下さい」

「目隠しで戦うなんて、美少女仮面エスポワール、危険だよ」

「これしか、みなさんを守れませんわ! お願いします」

  目隠しをした美少女仮面エスポワールは、ワルダーと対峙した。

「3メートル前、手は下」

「えいっ!」  

  美少女仮面エスポワールは、果敢にワルダーに向かって行き、バトンで打ち付けた。位置を聞いて、右手に持っているバトンをワルダーに向ける。

「エスポワール、フラッシュ!」

  ワルダーは、右手を負傷したが横に避けた。

「ちきしょう、目隠しで、ここまでやるとは」

  美少女仮面エスポワールが周りからの声で攻撃し、優勢だった。正確な位置を伝えれたことと、みんなの声を聞いて判断し、信じて攻撃する勇気の賜物だ。

  子ども科学者は、途中て、どこかに連絡していたと思っていたら、小太鼓を叩いた人が隊列で現れ、美少女仮面エスポワールとワルダーの周りを囲んて、叩き続けた。

「これでは、みんなの声が聞こえませんわ!」

  体制が変わり、ワルダーか優勢となった。美少女仮面エスポワールは、ワルダーにドロップキック、腹パンチ、そして、目隠しを取られてしまった。

  美少女仮面エスポワールは、ワルダーを睨んだまま、バトンを前で構えたまま、動けなくなってしまった。

「勝負あったな、ワルダー、美少女仮面エスポワールを始末しちゃって! 」

「大丈夫、美少女仮面エスボワール」

「危ないですわ、みなさん、近づかないで下さいませ、私か、きゃあ!」

  美少女仮面エスポワールは、ワルダーに蹴飛ばされて吹き飛び、大の字になってしまった。体が動けない美少女仮面エスポワールは、悔しそうにワルダーを見ていた。
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