釣りガールレッドブルマ（一般作）

④

④　　　バーン   バーン    バンバン

　突然の銃弾が周りの水面に打たれ、颯太先輩は目を開き、キスの相手が浜崎君だと分かると、憤慨した。

「ペッ、ペッ、なんなんだ、浜崎！」
「マリンジャスティスレッドブルマの唇に、汚いものが触れたらいけないんだ！」
「おまえな、それは、こっちも、おなじだ！  ペッ、ペッ」

  バンバン    バンバン  バーン

   ジャスティスレッドブルマは、聖剣を持って反撃の構えをとった。しかし、今度は、違う方向から打ってきた。敵の姿は見えず、突然、途中から玉が出現するのだ。

「二人とも、くだらないことでけんかしてないて、隠れて！」
「おい、くだらないことって、マリンジャスティスレッドブルマが、俺とキスするはずだっただろう」
「早く、こっち、キスの話は、また、今度！」
   三人は、岩影に隠れた。

   ド～ン    ババーン  

  砲弾がすぐ後ろにおちた。
「マリンジャスティスレッドブルマ、貴様の能力なら逃げられるだろう。だが、二人の人間はどうかな、目的は、貴様だ、おとなしく捕まれ！」
「ことわるわ！  二人を守って私も逃げ切ってみせる！」
  砲弾が直接狙ってきたので、素早い行動でジャスティスレッドブルマは、二人を左右に抱き上げてジャンプして砂浜に着地した。空中で颯太先輩は、腰に捕まって胸を顔ですりすりしていて、着地と同時にマリンジャスティスレッドブルマを勢いで押し倒してしまった。
  敵はその様子を見逃さずに、投網のような物て、三人を捕まえた。ジャスティスレッドブルマは、聖剣で切り裂いたが、腰に捕まって胸をすりすりしている颯太先輩が邪魔で逃げられない。
「浜崎君、ここから逃げてブルーブルマとホワイトブルマに知らせて！」
「僕も戦います！」
「早く、行って！」
「浜崎、二人だけにしてくれ！」
「危険な状態で、それどころじゃないでしょ、颯太先輩！」
「敵が現れたわ、浜崎君、お願い、早く！」
   浜崎君は、飛び出してブルーブルマとホワイトブルマのいる方向へ走りだした。
「マリンジャスティスレッドブルマ、キース、キース・・・」
   颯太先輩が唇に触れようとした瞬間、投網のような物に強い電流が流れた。少しぐらいだったらマリンジャスティスレッドブルマは平気だが、体が濡れているので全身がしびれた。颯太先輩は気絶している。
「マリンジャスティスレッドブルマ！　動けまい、捕まえたぞ！」
　颯太先輩は気絶しているのに、マリンジャスティスレッドブルマの胸の間に顔をうずめてすりすりしていた。
「颯太先輩、ぃやぁあ～ん」