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第九章 進化したジャスティスレッドブルマ

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第九章 進化したジャスティスレッドブルマ

①海魔王が環境研究所で死滅し、知的海魔は人間と共生している。単細胞海魔も人間に見つからないように、ひっそりと生きている。海野美咲は、変身をすることなく、陸上練習に励みながら、ブルーブルマ、ホワイトブルマと一緒に、それぞれの色のブルマを穿いて大好きな釣りを楽しんでいる。
 釣りに行っても海神やポセイドンの声は聞こえない。颯太先輩と浜崎君の声がうるさいだけだ。
「お~い、レッドブルマ、釣れたか?」
「美咲せんぱ~い、僕も釣りにきました~~」
 ブルーブルマは、ホワイトブルマを誘って違う釣り場に向かう。
「ねえ、どこ行くの?」
「二人のお目当てはレッドブルマだから、私たちは見えない所で釣りをするわ、楽しんでね」
「キスされてもいいから、じゃあね」
「ちょ、ちょっと~」
 二人の姿が見えなくなった頃、颯太先輩と浜崎君が来ててもいいはずなのにいない。「あれ、颯太先輩、浜崎君、忘れ物でもして引き返したのかな」
「助けて~化け物だ~わぁあああ・・ッ」
 レッドブルマが見ると、タコの海魔が二人を捕まえて空中で振り回されていた。二人は、ここに来ようとした時に捕まり、タコの海魔は這うようにして近づいてきたのだ。浜崎君は正体を知っているけど、颯太先輩には知られていない。
「久しぶりの変身をしたいけど・・・、あっ、二人とも気絶している」
 タコの海魔に襲われ、振り回されているうちに失神したのだ。
「マリンジャスティスレッドブルマーチェンジアップ!」
 変身してタコの海魔を見る前に自分の姿に驚いた。コスチュームが変わっていた。
 光沢レッドブルマのVラインのカットがきわどい、ヘルメットとバイザーだったのが赤いアイマスクに、髪の毛はサイドポニーで、右上で髪の毛を編んであって、コテで巻いたような髪の毛が風でひらひらなびいている。髪の毛は海藻で縛ってあり、七色に輝く丸い玉が付いている。右太もものレッグホルダーにある聖なる短剣は持つ柄に宝石が光っている。赤いレインブーツだったのが、赤いニーハイブーツに、そして、ピッタリスパッツのようなロング靴下がブーツよりも上に出ていて、色はやはり赤だ。ハイレグブルマからはみだした足は奇麗でバランスがとれている。
 マリンジャスティスレッドブルマは、そっとブルマの中を見た。やはり、ここだけは変わらずに、ヌルヌルワカメだった。
「いやぁ~ん」
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