ヤングケアラー美月恋愛編（一般作）

②

②エコにこだわった生活をしようと美月は考えた。

　パソコンで調べて見ると、色々な節約が見つかった。まず、節電である。今までも使わない電気は消していたが、コンセントも抜くことにした。スマホなどの充電は太陽光で充電し、さらに、他の器具でも充電できるものは使うようにした。エアコンの設定も、着ている服で調整して設定温度を考えた。

　水道代は、基本料金がかかっているので、そんなに節約はできないが、お風呂の残り湯だけでなく、洗い物や歯磨きなど、水道を一度止めるようにした。また、大きなペットボトルで飲料を買い、それを小さな容器に入れて飲むように変えた。

　詰め替え容器で使える物を調べ、シャンプーや洗剤も考えた。食べ物も冷凍でパックして置けば長持ちをするのだ。自分で育てた野菜や食べられる野草などを活用して調理を楽しむように生活改善を図った。

　美月の着た服を太陽君や星奈ちゃんにおさがりできるものは、美月が針仕事をして二人に合う用に工夫をした。このように、リサイクルできるものをネットで調べるだけでなく、太陽君や星奈ちゃんとも相談して、進めていった。

　小さな行動も多くすると、それなりに効果が出るものである。さらに、出来たことの小さな喜びも数が多くなると、生活に充実感が出てきた。

　毎日、行動しなければならないことが減ることはなかったが、それでも小さな幸せを美月は感じていた。